JPS58158179A - サツカロミセス・セレビシエfty(fri−413) - Google Patents

サツカロミセス・セレビシエfty(fri−413)

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JPS58158179A
JPS58158179A JP4004482A JP4004482A JPS58158179A JP S58158179 A JPS58158179 A JP S58158179A JP 4004482 A JP4004482 A JP 4004482A JP 4004482 A JP4004482 A JP 4004482A JP S58158179 A JPS58158179 A JP S58158179A
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JP
Japan
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yeast
bread
fermentation
leaven
frozen
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JP4004482A
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JPS6015308B2 (ja
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Yasuo Tanaka
康夫 田中
Hiroyuki Takano
博幸 高野
Hiroshi Ito
寛 伊藤
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NORIN SUISANSYO SHOKUHIN SOGO KENKYUSHO
Original Assignee
NORIN SUISANSYO SHOKUHIN SOGO KENKYUSHO
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Publication date
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  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はサツカロミセス・セレビシェ(8aoohmr
o−myoes osrevisias) FT! (
71jニー413)に関するものである。さらに詳しく
は、本発明は冷凍生地製パン法において凍結障害を受け
ず、十分に**し、かつ品質のすぐれたパンを製造する
ために有用ナサツカaHセス・セレビシェ?TY (シ
Rニー41S)に関するものである。
パン生地の冷凍は、所望の時期に解凍して新鮮なパンを
製造することを目的として行なわれる。すなわち、混捏
したパン生地を発酵させたのち、必要に応じて分割、整
形したのち約−20℃の温度にて1〜4遍間程凍結貯蔵
しておき、所望の折に冷凍生地の必要量を解凍して焙炉
(ホ凍生地製パン法の導入によって消費者は新鮮なパン
を容易に入手できるようになり、また製パン業者は多品
種小量生産体制が解消できるばかシでなく、夜間や早朝
の作業を減らし健全な労務対策が講じられるなどの利点
が得られる。
しかし、パン生地に用いられる通常のパン酵母は凍結貯
蔵中に凍結障害を起こし、解凍後に膨張のために行なう
焙炉発酵が著しく遅延したυ、パンの品質低下が起こ)
やすいという欠点がある。
本発明者らは酵母の冷凍耐性を高めるための有効な手段
について種々検討して来たが、十分に満足し得る結果を
得ることが出来なかった。
そこで、酵母自体について凍結耐性を備えているものを
検索すべく、各種のパン用天然発酵種などを中心に検討
を重ねた。その結果、小麦粉ペーストを植物葉に包んで
自然発酵させ九種の中から、高い冷凍耐性を備えた酵母
を分離することができた。すなわち、小麦粉ペーストを
植物葉(バナナの葉)で包み、これを発酵させて自然発
酵種を作ってから、この種1tを生理食塩水100dに
溶かし、これttym寒天培地(麦芽エキスsfl+イ
ーストエキスsy、iリベプトンSf、ブドウ糖10)
を1tに溶かし、pH4,6として寒天20)を加えた
もの)上に流して50℃で72時間培養し、生じたコロ
ニーの中から釣菌し、これを扁平培養することによって
目的とする酵母を分離することができる。
このようにして本発明者らが分離した酵母の蘭学的性質
は次の通シである。
(11形態学的性質 麦聾汁寒天(Difao )斜面の一線培養、II!聾
汁(Difoo )培養およびポテトデキストローズ寒
天(日永製It)培地上でのスライドカルチャー、4〜
7日および20日後観察。
賑 形二円形また社卵形 す、 大きさs ls〜9X5〜11 11’c1’y
(2)  胞子の形成;あり ポテト・デキスFロース寒天斜面に培養し17〜50日
間にわたり胞子形成能の有無を観察した。
(3)  擾菌糸の形成:なし く4)増殖の形入寞出芽 俤)生化学的性状 眠 糖の発酵性 s襲酵母エキス(I)ifoo )溶液に糖を2%添加
し、ダルハム管を入れた中試験管に分注し、S日間間吠
減曹を行なった後、供試曹の大量を接種し、25℃で1
4日間にわたりガス発生の有無を観察した。
グルコースの発酵性 !あり ガラクトース  l   8あり シュクロース  I     lあ〉 マルトースの発酵性 :あり(極めて弱い)ラフィノー
ス  l    :あり メリビオース   l    工なし ラクトース  l   :なし h 糖の同化性 ロダー(Lo慧sr )のオーキサノグラ7(紅−xa
nograph )法により、5種の糖に対する同化性
を試験した。この試験における基礎培地の組成は硫酸ア
ンモニウム((Nζ)t!1Qll)15≦、酸性リン
酸カリ (KH,Pへ)α1L硫酸マグネシウム(Mg
J104・7HtO) (105襲、寒天2襲である。
この方法で結果が不明確な場合はディフコ(Difeo
 )のイー長ト・ナイトpジエンuベース(Yeast
 nitrogen base )を用い、ウイツケル
ハム(Wialc*rham )の方法で試験を行なっ
た。
グルコースの同化性 :あシ ガラクトース  I    lあり シエクp−ス  l   Iあり マルトース  l   Iあり ラクトースの同化性 :なし C硝酸塩の同化性 ;なし 糖の同化性と同様にして行なった。銅酸塩は硝酸力IJ
(KMo、)を用い、基礎培地の組成はグルコース2%
、酸性リン酸カリ(ta、to、 ) (H%、硫酸マ
グネシウム(Mg804・7H鵞0)005%寒天2%
である。
以上の結果は、本酵母がサツ力ロミ七ス、セレビシェ(
8aooharo (1@I 、o@r・マ1−11・
)であることを示すものである。
重曹をふつうのパン酵母(8acoharo (1@1
6@r・マisi&@) (以下、「市販酵母」と称す
る。)と同一条件で培養して収率、濾過性などを比較し
たとき全く退色なく、菌体の色も白く、溶解性も良好で
あることが認められた。重曹は製パンに使用した場合、
パンの7レーノ(−を改曽する作用があシ、ま九小麦粉
の抗酵母蛋白質(ビューofオ二ン)に対する抵抗性は
市販酵母よりはるかに高い。これらの性質は重曹をパン
酵母として製造、利用すみ際、極めて使いやすい有用な
菌であることを示すものであるOしかし、木酸の最大の
特性は一般の、<ン酵母にはみられない極めて優れた冷
凍耐性を備えている点にある。
次に、重曹と市販酵母の性質の差異について詳しく述べ
る。
(A)  マルトース発酵能と適応能 糖蜜培養した市販酵母と重曹のマルトース発酵能をマイ
セル法(マイセル発酵管を使用し、この容器に酸性リン
、酸カリおよび第2リン酸アンモニウム各α25%を含
む溶液1〇−とマルトース4tを含む蒸留水20−1酵
母1.5tを含む蒸留水201Ijを加え、S0℃で5
時間発酵させた後Oガス発生量を重量法で測定する。)
によって測定した結果を第1表に示す。また、マルトー
ス適応処理(窒素源を多く加え、マルトースとその1/
10量のダルコースを加えた完全合成培地で4時間縁と
り培養する。)に際してのマルトース適応能も第1表に
示した。
第  1  表 市販酵母    355     974本   薗 
       7         12表から明らか
なように、木酸のマルトース発酵能は市販酵母と比較し
て極めて微弱であり、またマルトース適応処理を施して
も&よとんど適応が起こらなかった0 (1)) ビューロチオニン感受性 小麦に含まれる抗酵母蛋白質ビューpチオニンへの感応
を発II(5%シミ糖溶液)への影響について調べた。
その結果、第1図に示したように、市販酵母はビニー田
チオニンの添加量が増大するに伴なって大きく発酵阻害
を受けるのに対し、木酸は何らの影響も受番すなかった
また、ビューロチオニン水溶液中に酵母を懸濁して一2
0℃に7日間凍結貯蔵後、解凍。
水洗9分離した酵母について残存発酵能を調べ、その結
果を第2図に示した。第2図から明らかなように、市販
酵母の活性化菌体(対数増殖期の菌−f)はビューロチ
オニンの1轡を強く受けたのに対し、木酸はこの場合も
はとんど影響が認められなかった。
(0)  凍結耐性 (C−1)凍結によるグルタチオンの漏洩糖蜜培養菌体
の蒸留水懸濁液を凍結貯蔵し、解凍後のグルタチオンの
漏洩量と菌体内残存量を測定し、その結果を第S図に示
し九。同時に菌体生残率も図示した。この結果から明ら
かなように、市販酵母の場合は2日後には過手数の酵母
が死滅して大部分のグルタチオンが外液中に漏洩するの
に対して重曹では死滅菌体の増大はあまJIIIEめら
れず、菌体内のグルタチオン含量が多いにもかかわらず
外液中への漏洩はほとんど起こらない。酵母細胞からの
漏洩グルタチオンはパン生地を弱化させる作用があるた
め、漏洩量の少ないことは製パン上、実用的に大きな利
点となる。
(o −2)冷凍生地耐性 食パン配合のパン生地を調製し、無発酵のものから15
0分まで発酵させた生地を一20°Cで7日間凍結貯蔵
し、解凍後Oa存発酵能を測定した。第4図はその結果
を示したものである。
冷凍生地は混捏してすぐに冷凍すれば酵母に凍結障害は
起こらず、発酵生地を凍結した場合にのみ強い凍結障害
が起こることが知らている。今回の実験結果は市販酵母
についてはその通りであることを示しており、発酵時第 間の増大に伴なって残存発酵能に顕著な低下認められた
。製パンにおいて、一般に発酵工程終了まで、または仕
上工程終了までの時間は120〜150分であるが、こ
の時点で凍結された冷凍生地では発酵能の80〜9o襲
が失われている。
これに対し重曹の場合は全く逆の傾向を示し、十分に発
酵させた後で凍結するほど解凍後の発酵能が高くなると
いう際立つfe、特徴を示して′いる。この結果はその
ままパンの品質にも現われる。すなわち、これらの冷凍
生地から焼上げたパンの断面を示したものが第5図であ
る。図から明らかなように、市販酵母を用いたものでは
60分発酵の冷凍生地でも酵母の発酵能低下と漏洩グル
タチオンによる生地の傷みのために、パンは漬れ、内相
も荒れており、この傾向は発酵時間の増大と共に著しく
なっている。これに対して本薗を使用したものについて
は、発酵時間の増大に伴なってパンは良く膨れ、品質の
良いものとなっている。
以上のように、本薗はマルトースに対する発酵能、適応
能が極端に低いこと、ビューロチオニンにほとんど不感
受性であること、対数増殖セレビシェに属せしめること
は適当でなく、その変異株とすべきであると考えられる
。そこで本発明者らは、重曹をサツカロミセス・セレビ
シェP’l’Y(fflN−413)と命名した。重曹
は工業技術院微生物工業技術研究所に7111M P−
6565として寄託されている。
重曹は冷凍パン生地に使用すると非常に有効であり、製
パン産業に与える影響は図シ知れないものがある。さら
に、重曹の上記した特性を利用することによって他の微
生物工業分野への活用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2WJは酵母のビューaチオニン感受性
について示したグラフ、第3図は酵母懸濁液の凍結貯蔵
中におけるグルタチオンの漏洩と生残率を示すグラフ、
第4図はパン生地の発酵時間と冷凍生地解凍後の酵母の
発酵能の関係を示すグラフ、第S図はパン生地の発酵時
間と冷凍生地パンの品質との関係を示すものであ夛、上
段は市歇酵母を用いた場合、下段は重曹を用い友場合を
示している。また、図の下に示した数字は上段がパンの
体積(00) 、下段が品質の得点(内相5項目、外観
5項目について採点する100点満点法による)、を示
している。 特許出願人  農林水産省食品総合研究所長(う4)j
し)1(翁 !−−−マ 0  1    Q   つ   0 へ    %−−0 (6イt−p/ムン ζYそ61L、、乙0    p
    8    起 にyut’oり)a’dtJi*’!d”+4Tt*第
5図 550      590          630
7f、9           775       
            B2ツ150     20
0 485        325

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ’rル)−2発11Nが弱<、ビューロチオニンにほと
    んど不感受性であシ、対数増殖期の菌が高い冷凍耐性を
    示すサツカロミセス・セレビシェ1丁Y(7!1l−4
    15)。
JP4004482A 1982-03-13 1982-03-13 サツカロミセス・セレビシエfty(fri−413) Expired JPS6015308B2 (ja)

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