JPS58156972A - 乾式現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真装置等に使用される乾式現像装置に関
するものである。

第１図に従来の乾式現像装置を示す。符号１は感光体ド
ラムを示し、複写に際しては示矢方向に回転させられる
。この感光体ドラム１０周面上、帯電チャージャー２と
転写チャージャー５との間の位置に該感光体ドラム１と
対向して設けられているのが乾式現像装置４である。そ
の構成について簡単に説明すると、感光体ドラム１に対
向して現像ローラ５が配設されている。この現像ローラ
５は対向部位が感光体ドラムｌと同一方向に移動する向
き、つまり示矢方向に回転される円筒状の現像スリーブ
５ａと、この現像スリーブ５ａの内側に不動状態に設け
られている磁石群５部等圧より構成されている。さらに
、この現像ローラ５に対向して、トナー供給用の汲み上
げローラ６が設けである。この汲み上げローラ６は多数
の放射状のブレードを有し、これらのブレード間にトナ
ーを汲み込んで示矢方向への回転とともに、現像ローラ
５ヘトナーを供給する。

これら、現像ロー２５及び汲み上げローラ６は。

感光体ドラム１どの対向部位が開口しているケーシング
７により覆われている。このケーシング７上であって、
汲み上げロー２６の右上方部にも開口が形成されていて
、この開口部に補給タンク８が接続されており、補給ロ
ーラ８ａの回転に応じて該補給タンク８より汲み上げロ
ーラ６にトナーＴが注がれる。

なお、補給タンク８へのトナーＴの補給はトナーホッパ
ー９よりなされるものであり、補給タンク８内のトナー
Ｔは常時、アジテータ１０により攪拌されている。

ケーシング７内において、汲み上げローラ６より現像ス
リーブ５ａに供給されたトナーＴは磁石群５ｂの磁気的
吸引力を受けて磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシが
該現像スリーブ５ａの回動とともに順次感光体ドラム１
へ向けて移動させられる。

その途中、現像スリーブ５ａ上のトナーは、基端部をケ
ーシング７に固着されているブレード１１により穂の高
さを整えられ、然る後現像に供される。

符号＋２はケーシング７内のトナーの流れを制御するセ
パレータを示す。

露光部１５は、当該乾式現像装置４と帯電チャージャー
２との間に位置し、露光光学系１４等を介して原稿光像
が照射されて、この時形成された静電潜像が該乾式現像
袋＠４によりトナー像として顕像化される。このトナー
像は途中、転写前露光ランプ１５による光の照射を受け
て感光体ドラム１との吸着力を転写に適するレベルまで
弱めさせられ、然る後、転写チャージャー５部を通過す
る間に１７紙に転ずされる。

ところで、上記従来技術には次の欠点艙ある。

それは、感光体ドラム１に対向して開口部を形成してい
るケーシング４の上方端部４ａと感光体ドラムｅとの間
の隙間からトナーの微粉が漏出飛散し。

露光光学系１４及び図示を省略した他の露光光学系等を
汚してしまい画質を低下させ、メンテナンスの頻度を高
めることである。

このような現象は主として２成分磁性トナーを使用する
場合に著しく生じ、現像に際してのトナーの様々な流動
過程でトナーとキャリアとの結合が解かれたときにトナ
ーの微粉が浮遊状態となることに起因する。ちなみに、
１成分磁性トナーの場合、現像ローラ５に吸着されるの
で殆んど問題は生じない。

本発明は上記従来技術における問題に着目してなされた
もので、ケーシングからのトナーの飛散を防止すること
のできる乾式現像装置を提供することを目的とする。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明に係る乾式現像装置は、現像ローラや汲み上げロ
ーラを収容している該乾式現像装置のケーシング上端部
と該感光体ドラムとの間に形成される隙間をシール材で
塞ぐとともに、該現像ローラ上のトナ一層の厚さを規制
するブレードについて、その基端部をケーシング面から
離間させて、トナー環流路を形成したことを特徴とする
０以下、本発明の詳細な説明する。

本発明の一実施例を第２図に示す。なお、図において、
従来技術と変わらない構成部材については第１図におけ
る符号と同一符号を付しである。

本発明では、先ず、上方端部４ａと感光体ドラムｌとの
間の隙間をシール材で塞ぎ、トナーが外部へ飛散しない
ようにした。このシール材としては、例えばフッ素樹脂
などの絶縁性繊維からなるブラシ１６を用いる。このブ
ラシ１６はケーシング７に固着された折曲板Ｉ７に基端
部を挾み込まれて止められている。ブラシ１６０線径は
５０〜２００μｍ程度とし、腰の柔らかいのがよい。線
密度はＩｃｍあたり２ｍ万本程度で感光体ドラムの全長
にわたり、撓み代を約１ｇに設定して用いる。材料特性
として絶縁性が要求されるのは静電潜像を乱さないため
である。

このように、シール材で出口を塞ぐことにより、露光光
学系に対するトナーの飛散は防止できるようになったが
反面、シール材の設定に伴なうケーシング内圧上昇のた
め、ケーシング下部等の隙間からのトナーの漏洩の問題
を生ずるに至った。というのは、ケーシング７の下方端
縁４ｂと感光体ドラム１との間は、せっかく感光体ドラ
ム１上に担持されたトナー像を損なってはいけないとい
う観点から、厳格なシール手段を介装することが不可能
であり、凹凸面を形成したウレタンゴム材を近接配置し
ているにすゼない。し艇しながら、下方端縁４ｂ部分の
隙間も、感光体ドラム１の軸長手方向での中央部分では
、トナーの漏洩は生じない。

門　何故ならば、該部分においては、第５図に符号Ｔ。

で示す如く、現像スリーブ５ａと感光体ドラム１とこの
磁気ブラシＴ、がシール効果を奏するからである。トナ
ーの漏洩の問題を生ずるのは、現像ローラ５の軸長手方
向両端部である。具体的には、第３図に符号ｔ４．ｔ２
で示す隙間である。隙間ｔ、の領域は、現像スリーブ５
ａと一体的に回転するフランジ１８に対応する部分に相
当し、膝部には磁石がないので磁気的吸引力が作用せず
、符号Ｔ１で示される如きトナーの穂が生じない。この
ため、該隙間から落下したトナーはそのまま感光体ドラ
ム１０局面を伝い、さらに、ケーシング７と感光体ドラ
ム１との間隙を落下して転写前露光ランプ１５の一部に
降りかかる。その結果、現像ローラ５の軸長手方向に長
さを有する上記転写前露光ランプ１５はその両端部につ
いて部分的に汚れてしまうので、該露光ランプはその長
手方向上、光の照射量にむらを生じ、このため転ずにお
いてもその長手方向上で不均衡を生じ画質にむらを生じ
てしまう。

さらに、上記落下トナーは、転ず部に配設されている転
写チャージャーや転写紙ガイド（図示されず）上にも落
下して付着し、転写チャージャーの作用をその長手方向
上で不均衡にするとともに転写紙にも付着して転ず紙を
汚してしまう。

なお、隙間ｔ２はフランジ＋８の側面とケーシング７の
側面との間の空間であり、膝部から落下したトナーも前
記隙間ｔ、から落下したトナーと同様の悪影響を与える
。

このような、隙間ｔ、　、　ｔ２部からのトナーの漏洩
は、ケーシング７、現像ローラ５、感光体ドラム１、ブ
ラシ１６等で形成される密閉状の空間の内圧が感光体ド
ラム１及び現像ローラ５の回転とともに上昇し、該密閉
状空間の唯一の出口ともいうべき前記隙間１１，１．、
等からの空気の吹き出しとともに生ずるものである。

そこで、本発明では、前記シール材を設けるとともに、
ブレードの基端部をケーシング７から切り離して符号目
０で示す如き１枚の独立した平板状の板でブレードを構
成し、その背部にトナーの環流路１０を形成したのであ
る。このブレード１１０は基端部を貫通する軸１１０Ｊ
によりケーシングの側板と一体的に取付けられている。

すなわち、環流路目１を形成することにより、それまで
、ケーシング７、現像ローラ５、感光体ドラム１、ブラ
シ１６等で形成されていた密閉空間の唯一の出口であっ
た前記隙間ｔ１．　ｔ２以外に、新たな開口を提供して
上記密閉空間の内圧を降下させ、以て隙間ｔ、　、　ｔ
２等からのトナーの漏洩を解消したのである。第２図中
の破線は環流路１１１を設けた後のトナーの流動径路を
示す。図示の如く。

トナーを含む気体は環流路１１１を通り外部へ抜けるこ
とができるので、しかも該環流路１１１での圧力損失は
前記隙間ｔ、、ｔ２部における圧力損失よりも小さく設
定されているので、該隙間ｔ１．ｔ２部からの漏洩は解
消されるのである。

第４図、第５図に本発明の他の実施例を示す。

図において明らかなように、この実施例におけるブレー
ド１１２は途中で折曲してその基端部が、ケーシング７
の面と平行に汲み上げローラ６上まで延出しており、こ
の延出した基端部上に開口部１１２ａが形成されている
。従って、環流路１０′はこの例の場合、ケーシング７
とブレード１１２の基端部とが対向している空間及び、
開口部１１２ａということになる。開口部１１２ａの開
口位置はトナーの攪拌に最も適した場所とし、所要の位
置に任意の大きさ、形状で形成すればよい。図の例では
、セパレータ１２の直上部に設けである。

このように、現像ローラ５から離れた位置にてトナーを
落下させることにより、次の如き副次的効果が得られる
。その１つは、もし、現像ローラ５の近傍にトナーを落
下させたとすると、そのトナーは疲労しているのでこの
ように疲労しているトナーが比較的大きな比率で再び使
用されることになるのであるがこの実施例では遠方に落
下されるので、そのトナーは疲労してないトナーと攪拌
されて結局、条件の良好なトナーが常時現像に供される
こととなる。他の効果は、もし、現像ローラ５の近傍に
トナーを落下させたとすると、この落下トナーが重力の
作用で大量に落下し、前記隙間ｔｌ　、　ｔ２から外部
へ洩れ出てしまう可能性があるが、この実施例では、そ
のような可能性はない。

又、各開口部の大きさ形状やピッチ等は、各々を適宜変
えた構成とすることにより、ケーシング内でのトナニパ
め分布状態を制御してやることができる。

さらに、一般に、ブレードは、強力な磁気的吸引力によ
り吸着形成されているトナーブラシをしごきなから層厚
を規制するものであるため１強い力を受け、さらに間隔
の精度も厳しさが要求されるため取付は手段が強固であ
ることを要するが、この実施例だと、前後各々２ケ所ず
つ合計４ケ所もの取付部位ｚ５．＋＋４．＋＋５．日６
を確保することができ強固にして精度の狂いも生じ楚い
取付けとなすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術に係る乾式現像装置の構成図、第２図
は本発明に係る乾式現像装置主要部の構成図、第５図は
現像ローラの側端部の断面図、第４図は本発明の他の実
施例を説明した乾式現像装置主要部の構成図、第５図は
同上図の主要部の斜視図である。− １・・・感光体ドラム、２・・・帯電チャージャー、５
・・・転ずチャージャー、６・・・汲み上げローラ、７
・・・ケーシング、Ｉ６・・・（シール材としての）ブ
ラシ。 １１１、目１′・・・環流路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　感光体ドラムの周囲であって露光部と転写部との
   間の位置にて、該感光体ドラムに対向させて設けられた
   乾式現像装置において、 現像ローラや汲み上げローラ等を収容している該乾式現
   像装置のケーシング上端部と該感光体ドラムとの間に形
   成される隙間をシール材で塞ぐとともに、該現像ローラ
   上のトナ一層の厚さを規制するブレードについて、その
   基端部なケージジグ面から離間させて、トナーの環流路
   を形成したことを特徴とす名乾式現像装置。 ２　特許請求範囲第１項記載の感光体ドラム及び現像ロ
   ーラは、相互の対向部位が同一方向に移動する様に回転
   方向が設定されていることを特徴とする乾式現像装置。 ６　特許請求の範囲第１項記載のシール材は、ケーシン
   グ上端部にその基端部を同種された５０〜２００μｍ径
   の絶縁性ブラシで構成されていることを特徴とする乾式
   現像装置。 ４、特許請求の範囲第１項記載のブレードは、その基端
   部がケーシング面と平行に汲み上げローラ上まで延出し
   ており、この延出した基端部上に開口部が形成されてい
   ることを特徴とする乾式現像装置。 ５、　特許請求の範囲第１項記載のブレードは１枚の平
   板状の板で構成されていることを特徴とする乾式現像装
   置。