JPS58156112A - 焼却炉の温度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は含水率の高い汚泥等の産業廃棄物を減容、焼却
する焼却プラン）Ｋ係ｐ１特に焼却炉からの排ガスを乾
燥用熱源として用いる焼却炉の温度制御装置に関するも
のであるＯ 産業廃棄物金始めとして各種廃棄物を焼却、処理する装
置として、例えば流動層式焼却炉が用いられている。

この流動層式焼却炉は、炉内に川砂などによるペラ下を
形成して炉内温度７００〜８００°ＣＫ均一に昇温させ
ることができるので、炉内での熱容量が大きく、この炉
内の川砂が保有する熱量が廃棄物との攪拌、混合によっ
て有効に利用できるので、含水率の高い汚泥や、電気集
塵機で捕集された灰（ＥＰ灰）、プラスチックなどの産
業廃棄物、或いはぼた山に野積された低品位炭であって
も、減容、焼却することができる。

ところが、プラスチック系廃棄物の発熱量は種類によっ
て本異なゐが、一般に５，０００〜１１，０００Ｋｃａ
ｊ／Ｋｇと廃棄物としては極めて高い発熱量を有するが
、下水汚泥の脱水ケーキは一般［６０〜８０チの高い含
水率を有し、発熱量は０〜３００Ｋｃａｌ／Ｋｇ　　と
非常に低く、そのために多量の補助燃料を用いて焼却さ
れているのが実情である。

そして、通常の形で下水汚泥の脱水ケーキが補助燃料な
しに自燃する発熱量は８００〜９００Ｋｃａｊ／Ｋｇで
あることからも、かなｐの補助燃料を必要とし、省エネ
ルギーの点からも、下水汚泥の脱水ケーキを焼却、処理
することは好ましくない。

そこで従来はこの補助燃料を節約するために、第１図に
示す如く、焼却炉の排ガスを乾燥機に導き、その排ガス
が保有する排熱によって廃棄物を予め乾燥することが行
なわれている。

以下、第１図を用いて焼却プラントの概要について説明
するが、焼却炉１として流動層式焼却炉を用いた場合を
例に説明する。

焼却炉１内には川砂などによって流動層２が形成され、
この焼却炉１には流動化用、燃焼用空気を供給するファ
ン３ａ、空気配管３ｂなどによる空気系統と、起動バー
ナ４ｍ、補助燃料バーナ４ｂ、燃料配管４ｃなどＫよる
燃料系統が付設されている。

５は焼却炉１の燃焼排ガスＣ排熱によって廃棄物を乾燥
させる乾燥機であり、この乾燥機５へは焼却炉１の燃焼
排ガスを排ガスダク）６ｍ、排気ダク）６ｂなどの排ガ
ス系統が設けられている。

一方、乾燥機５から焼却炉ｌへは廃棄物の供給系統が設
けられ、廃棄物は供給コンベア７ｍ、供給フィーダー７
ｂを経て乾燥機５へ供給され、乾燥した廃棄物は供給コ
ンベア７ｃ、７ｄを経て焼却炉１へ供給されていた。

そして、焼却炉１の燃焼温度の制御は、流動層２での燃
焼温度を熱電対などの温度検出手段８によって燃焼温度
を検出し、流動層２での燃焼温度が廃棄物の自燃領域よ
りも低い場合には、補助燃料バーナ４ｂの燃料配管４ｃ
Ｋ設けられた燃料調節弁９を調節器１０によって開いて
補助燃料量を増やし、燃焼温度を高めていた。

一方、補助燃料バーナ４ｂからの補助燃料量が増えて燃
焼温度が廃棄物の自燃領域に達すれば、調節器１０によ
って燃料調節弁９を閉じて補助燃料量を少なくして燃焼
温度を制御していた。

そして、この様に補助燃料量を制御しても燃焼温度が上
多すぎた場合に＃ｉ、調節器１０によって給水管１１の
スプレ調節弁１２を開いて、スプレノズル１３から水を
スプレして焼却炉ｌの燃焼温度を制御していた。

この様に焼却炉１の燃焼温度は補助燃料量、スプレ量を
制御しても、一方では廃棄物の燃焼特性によっても変化
するために、過渡的に高くな９すぎたり、或いは低くな
りすぎるものであり、この温度変化は乾燥機５で燃焼排
ガスを廃棄物の乾燥ｎ源として再利用するものには好ま
しくない。

つまり、供給コンベア７’ａＳ′供給フイーダー７ｂか
ら乾燥機５へ供給される廃棄物の含水率が常に変化す石
ためＫ、燃焼用排ガスの温度も変化し、乾燥機５での廃
棄物の乾燥度にも差異が生じ、これＫよって焼却炉１の
燃焼温度に４弯化を与え、燃焼温度が高すぎ石と乾燥機
５内では廃棄物が過乾燥となり、最悪の場合には廃−物
が乾燥機５内で着火現象を起こすことになる。

本発明はかかゐ従来の欠点を解消しようとするもので、
その目的とするところは、乾燥機を含めた焼却プラント
の燃焼温度を最適に制御できる焼却炉の温度制御装置を
提供するものである。

本発明は上記の目的を達成するために、乾燥機出口の排
ガス温度と乾燥機出口の乾燥された廃棄物の含水量を検
出して、乾燥機への水注入量を制御するようにしたもの
である。

以下本発明の実施例を第２図を用いて説明するが、図中
の符号１〜符号１３までは従来のものと同一であシ、今
仮に乾燥機５ｔ−回転式乾燥機を例にと９説明する。

１４は乾燥機５の回転ドラムを駆動するドラム駆動装置
、１５は乾燥機５内の攪拌装置１６を駆動する攪拌装置
、１７は乾燥機５出口の排気ダク）６ｍに設けられた排
ガス温度を検出する排ガス温度検出手段、１８は乾燥機
５から排出された乾燥された廃棄物中の水分を赤外線式
二色水分計などによって水分量を検出する水分量検出手
段、１９ｍは乾燥機５への注水配管、１９ｂはスプレー
調整弁、１９ｃはスプレーノズルで、これう注水配管１
９ａ１スプレー調整弁１９ｂ及びスプレーノズル１９ｃ
によって注水系統が構成されている。２０は排ガス温度
検出手段１７及び水分量検出手段１８によって検出され
た排ガス温度と水分量によってスプレー調整弁１９ｂを
開、閉して注水量を制御する注水量制御手段であゐ。

この様な構造において、乾燥機５出口における排気ダク
）６ｂ内の排ガス温度検出手段１７によって検出された
検出温度が高く、焼却炉１人口における供給コンベア７
ｄ上での水分量検出手段１８によって検出された廃棄物
中の水分が少ない場合は、乾燥機５内で廃棄物が過乾燥
、着火現象が発生するので、注水量制御手段２０によっ
てスプレー調整弁１９ｂを開き、注水ノズル１９ｃ　よ
り乾燥機５内へ注水するのである。

一方、排ガス温度検出手段１７によって検出され光排ガ
ス温度が低く、水分量検出手段１８によって検出された
廃棄物中の水分が多い場合には、今までとは逆に注水量
制御手段２０によってスプレー調整弁１９ｂを閉じて、
注水ノズル１９ｃから乾燥機５内への注水を中止するの
である。

この様に、乾燥機５出口での乾燥された廃棄物中の水分
を制御することＫよって、供給コンベア７ｄより焼却炉
ＩＫ投入される廃棄物中の水分は均一に１ｋｆｉ、焼却
炉１での燃焼温度もほぼ均一になゐのである。

第３図のものは第２図のものの他の実施例を示したもの
で、第２図の亀のと異る点は、燃焼排ガスダクト６１の
乾燥機５の入口に、排ガス温度を検出する入口排ガス温
度検出手段２１を設け、この入口ガス温度検出手段２１
によって検出された入口ガス温度が高い場合は、冷空気
配管２２のダンパ２３をダンパ操作器２４によって開き
、燃焼排ガスダク）６ｍへ冷却用空気を混入して、燃焼
排ガスダク）６ａ内の燃焼排ガス温度を制御するよう圧
した点である。これとは逆に燃焼排ガスダク）６ａ内の
排ガス温度が低い場合には、冷却空気量制御手段２５に
−よってダンパ操作器２４、ダンパ２３を閉じ石方向に
操作して、燃焼排ガスダクト６ａ内の排ガス温度を制御
するようにしたものである。

これｋよって、乾ｖｋ機５人口の排ガス温度はは埋均−
に制御され、廃棄物の乾燥度も均一化される０ 本発明は乾燥機出口の排ガス温度と乾燥機出口の乾燥さ
れた廃棄物の含水量を検出して、乾燥機への水注入量を
制御するようにしたので、焼却炉の燃焼温度が均一化さ
れ、しかも乾燥機内での廃棄物の過乾燥、着火現象も防
止することができる０

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の温度制御装置を示す図、第２図、第３図
は本発明の温度制御装置を示した図である。 １・・・・・・焼却炉、５・・・・・・乾燥機、６ａ・
・・・・・排気ダクト、７ｃ・・・・・・供給コンベア
、１７・・・・・・排ガス温度検出手段、１８・・・・
・・水分量検出手段、１９ｍ・・・・・・注水配管、１
９ｂ・・・・・・スプレー調整弁、１９ｃ・・・・・・
スプレーノズル、２０・・・・・・注水量制御手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 廃棄物を焼却する焼却炉と、この焼却炉から排出される
   排ガスによって廃棄物を乾燥する乾燥機とからなり、乾
   燥した廃棄物を焼却炉へ投入し廃棄物を焼却するものに
   おいて、前記乾燥機出口の排気ダクトと供給コンベアに
   排ガス温度を検出すｂ排ガス温度検出手段と、廃棄物中
   の水分量を検出する水分量検出手段を設け、前記乾燥機
   入口には乾燥機内へ注入する注水系統を設け、前記排ガ
   ス温度検出手段による排ガス温度と前記水分量検出手段
   による水分量を検出して、前記注水系統の注水量を制御
   する注水量制御手段によって構成したことを特徴とする
   焼却炉の温度制御装置。