JPS5815507Y2 - 紡機用トラベラ - Google Patents
紡機用トラベラInfo
- Publication number
- JPS5815507Y2 JPS5815507Y2 JP9187778U JP9187778U JPS5815507Y2 JP S5815507 Y2 JPS5815507 Y2 JP S5815507Y2 JP 9187778 U JP9187778 U JP 9187778U JP 9187778 U JP9187778 U JP 9187778U JP S5815507 Y2 JPS5815507 Y2 JP S5815507Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traveler
- plating
- nickel
- spinning machine
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は金属トラベラ表面にニッケルの光沢多重成層メ
ッキを施した紡機用トラベラに関するものであり、トラ
ベラの焼は並びに糸切れを減少し、寿命の延長と減摩効
果を得ることを目的とするものである。
ッキを施した紡機用トラベラに関するものであり、トラ
ベラの焼は並びに糸切れを減少し、寿命の延長と減摩効
果を得ることを目的とするものである。
従来、綿、スフ等の精紡、撚糸に使用するトラベラは、
リングフランジ面上を高速で回転摺動し、トラベラ−リ
ング間の摩擦と振動という過酷な条件では、トラベラの
焼損や摩耗による寿命が短かい為クローム、ニッケル等
の金属をトラベラの母材表面にメッキしている。
リングフランジ面上を高速で回転摺動し、トラベラ−リ
ング間の摩擦と振動という過酷な条件では、トラベラの
焼損や摩耗による寿命が短かい為クローム、ニッケル等
の金属をトラベラの母材表面にメッキしている。
然るにクロームメッキを施したものは表面硬度が高いた
めリングに嵌合する時に折損しやすく、又トラベラは容
易にリングに馴染まずメッキ被膜が走行中にはがれ易い
という欠点がある。
めリングに嵌合する時に折損しやすく、又トラベラは容
易にリングに馴染まずメッキ被膜が走行中にはがれ易い
という欠点がある。
更に通常のニッケルメッキでは被膜硬度は200〜30
0 Hvと非常に柔かい為、過酷な使用条件では被膜の
耐久時間が短かく、トラベラの寿命もメッキ、を施さな
いものに比べて効果はあるが、メッキ被膜の摩滅が早く
十分に満足しうるものが得られないという欠点がある。
0 Hvと非常に柔かい為、過酷な使用条件では被膜の
耐久時間が短かく、トラベラの寿命もメッキ、を施さな
いものに比べて効果はあるが、メッキ被膜の摩滅が早く
十分に満足しうるものが得られないという欠点がある。
本考案は上記欠点を除去するものであり、金属トラベラ
の母材表面にニッケルの光沢バレルメッキを施すことに
より、母材表面に形成されたニッケルメッキ被膜の表面
温度が高く、表面平滑で、且つメッキ被膜が多重成層状
で、トラベラサークルの内側よりも外側に若干厚く形成
した紡機用トラベラを提供するものである。
の母材表面にニッケルの光沢バレルメッキを施すことに
より、母材表面に形成されたニッケルメッキ被膜の表面
温度が高く、表面平滑で、且つメッキ被膜が多重成層状
で、トラベラサークルの内側よりも外側に若干厚く形成
した紡機用トラベラを提供するものである。
以下本考案の一実施例を図面により説明する。
第1図及び第2図に示す様に断面が薄肉半丸又はトラッ
ク形状或は円形の硬鋼線又は合金鋼線材より形成した横
形金属トラベラ1の母材表面にニッケルの光沢バレルメ
ッキを施して、トラベラサークルの内側メッキ被膜2が
厚さ3〜13μで外側メッキ被膜3の厚さ6〜16μよ
りも薄く付着させ被膜硬度が従来のニッケルメッキより
も高い400〜550 Hvの表面平滑な光沢メッキ被
膜を形成する。
ク形状或は円形の硬鋼線又は合金鋼線材より形成した横
形金属トラベラ1の母材表面にニッケルの光沢バレルメ
ッキを施して、トラベラサークルの内側メッキ被膜2が
厚さ3〜13μで外側メッキ被膜3の厚さ6〜16μよ
りも薄く付着させ被膜硬度が従来のニッケルメッキより
も高い400〜550 Hvの表面平滑な光沢メッキ被
膜を形成する。
光沢剤としては有機化合物のベンゼン、トルエン、サッ
カリン、トルイジン、ナアチルアミン、ギノリン、モノ
、ジ、トリのナフタリンスルフオン酸ナトリウム等を硫
酸ニッケル、塩化ニッケル等のメッキ浴に添加して使用
し、結晶が細かく、硬度の高いニッケル被膜を形成する
ことができる。
カリン、トルイジン、ナアチルアミン、ギノリン、モノ
、ジ、トリのナフタリンスルフオン酸ナトリウム等を硫
酸ニッケル、塩化ニッケル等のメッキ浴に添加して使用
し、結晶が細かく、硬度の高いニッケル被膜を形成する
ことができる。
父上記ニッケルの光沢バレルメッキ被膜は第2図のイ及
び口に示す様に薄肉半丸又はトラックの断面形状を有す
るトラベラ1の内側表面4及び外側表面5を取り囲む多
重の成層被膜6となして形成している。
び口に示す様に薄肉半丸又はトラックの断面形状を有す
るトラベラ1の内側表面4及び外側表面5を取り囲む多
重の成層被膜6となして形成している。
従って上記本考案の構成によれば、従来よりも硬度の高
いニッケルの多重成層メッキ被膜をトラベラ表面に形成
することにより、リング表面との摺滑作用中にメッキ層
が一層毎に剥離してリング表面に転移、溶着し、リング
表面に効果的な減摩層を形成し、トラベラに無理なく当
りがつけられて、寿命が従来の単層ニッケルメッキに比
べて約20〜30%延長される。
いニッケルの多重成層メッキ被膜をトラベラ表面に形成
することにより、リング表面との摺滑作用中にメッキ層
が一層毎に剥離してリング表面に転移、溶着し、リング
表面に効果的な減摩層を形成し、トラベラに無理なく当
りがつけられて、寿命が従来の単層ニッケルメッキに比
べて約20〜30%延長される。
又単層メッキの如く一度にメッキ被膜が剥離することが
なく、表面硬度も適度の硬さに形成しているのでトラベ
ラの走行が可成りの期間に渡りスムーズにおこなわれ、
高速走行も可能となり、糸切れ本数も減少する。
なく、表面硬度も適度の硬さに形成しているのでトラベ
ラの走行が可成りの期間に渡りスムーズにおこなわれ、
高速走行も可能となり、糸切れ本数も減少する。
更にトラベラ外側のメッキ被膜を厚く形成しているので
熱の放散効果が良好でトラベラの焼けが減少する。
熱の放散効果が良好でトラベラの焼けが減少する。
等の効果を有する実用的価値の大なる考案である。
第1図は本考案の1実施例を示す紡機用トラベラの一部
切欠き正面図、第2図イ9口は同メッキ被膜の形成状態
を示す一部切欠き拡大断面図である。 1・・・・・・トラベラ、2・・・・・・内側メッキ被
膜、3・・・・・・外側メッキ被膜、4・・・・・件う
ベラ内側表面、5・・・・・・トラベラ外側表面、6・
・・・・・多重成層被膜。
切欠き正面図、第2図イ9口は同メッキ被膜の形成状態
を示す一部切欠き拡大断面図である。 1・・・・・・トラベラ、2・・・・・・内側メッキ被
膜、3・・・・・・外側メッキ被膜、4・・・・・件う
ベラ内側表面、5・・・・・・トラベラ外側表面、6・
・・・・・多重成層被膜。
Claims (1)
- 金属トラベラにおけるトラベラサークルの内側に3〜1
3μ、外側に6〜16μの厚みの光沢ニッケルメッキの
多重成層被膜を形成してなる紡機用トラベラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9187778U JPS5815507Y2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 紡機用トラベラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9187778U JPS5815507Y2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 紡機用トラベラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS558680U JPS558680U (ja) | 1980-01-21 |
JPS5815507Y2 true JPS5815507Y2 (ja) | 1983-03-29 |
Family
ID=29021540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9187778U Expired JPS5815507Y2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 紡機用トラベラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5815507Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729617A (en) * | 1980-07-30 | 1982-02-17 | Kanai Hiroyuki | Traveler for spinning frame |
-
1978
- 1978-07-03 JP JP9187778U patent/JPS5815507Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS558680U (ja) | 1980-01-21 |
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