JP3114839B2 - 溶融メッキラインにおけるシンクロールの軸受け構造 - Google Patents

溶融メッキラインにおけるシンクロールの軸受け構造

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JP3114839B2
JP3114839B2 JP06087813A JP8781394A JP3114839B2 JP 3114839 B2 JP3114839 B2 JP 3114839B2 JP 06087813 A JP06087813 A JP 06087813A JP 8781394 A JP8781394 A JP 8781394A JP 3114839 B2 JP3114839 B2 JP 3114839B2
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弘毅 水本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続溶融金属メッキ浴
中に浸漬配置されるシンクロールの軸受け部の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】連続溶融メッキラインにおける溶融金属
メッキは、図1に示されるように溶融金属メッキ浴1中
に浸漬配置されたシンクロール2にメッキ母材たる鋼帯
板Aを巻き付けて浴中を通過させることによって行われ
る。シンクロール2は図4のようになっていた。図にお
いて、3はシンクロールの軸部であり、8,9は軸受け
部である。軸受け部8,9はホルダー6内に固定され、
クランプにより軸受け支持台に固定されている。
【0003】そして、シンクロールの軸部3は、メッキ
母材Aの張力により上向きの力を受け、半円形状の軸受
け部8,9の弧状摺動面に支持され、ロールの胴部に巻
き付いたメッキ母材の搬送を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シンク
ロール2の使用期間が経つにつれ、軸受け円周面のスリ
ーブ8とそれを支持している軸受け部9との摩耗が激し
くなる。
【0005】即ち、図4に示すようにスリーブ8が軸受
け部9より長いので、互いに摩耗が生じると、図5に示
すようにスリーブ8に溝が生じ、その深さが増すと同時
に溝側壁の面積も増す。このため、摺動面積が大きくな
り、それだけ摺動抵抗が増加し、シンクロールの回転不
良が起こり、製品にロール擦り疵が発生する。
【0006】また、これを未然防ぐには、ロールとその
軸受け部の交換頻度を増やすほかはなく、通常は亜鉛浴
で8〜10日,アルミ浴で5〜6日毎に交換せねばなら
ず、浴中メッキ機の寿命延長を妨げる要因となってい
た。
【0007】本発明は上記課題を解決し、スリーブと軸
受け部の摩耗による摺動面積を小さくし、出来る限り摺
動抵抗を抑え、製品表面の擦り疵発生を防止すると共に
浴中メッキ機の寿命延長を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、溶融金属
メッキ浴中にシンクロールが回転軸線を水平にして、両
端でスリーブ,軸受けおよび軸受けブラケットを介して
回転自在に支持され、前記シンクロールの下半円周部で
巻き付けられた帯板が前記シンクロールの回転駆動によ
り送られるようにした溶融メッキラインにおいて、前記
スリーブと前記軸受けとの接触部の軸方向長さが一致す
るように、前記スリーブと前記軸受けの軸方向両側に
は、それらの接触面側で軸方向長さが短くなるようなテ
ーパ面が設けられたことである。
【0009】
【作用】シンクロールの回転に伴ってスリーブと軸受と
の間に摩耗が生じれば、両者の接触部の軸方向長さが等
しいので、従来技術のような摩耗による溝は生じない。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。図1〜3において、溶融金属メ
ッキ浴1中にシンクロール2が回転軸線を水平にして両
端の軸3で、スリーブ4,軸受け5および軸受けブラケ
ット6を介して回転自在に支持される。軸受ブラケット
6は軸3の上側に位置する支持台6bと、下側に位置す
るホルダー6aおよびそれらを結合するクランプ6cか
らなる。そして、前記シンクロール2の下半円周部で巻
き付けられた帯板Aが前記シンクロール2の回転駆動に
より送られる。
【0011】ここで、前記スリーブ4と前記軸受け5と
の接触部の軸方向長さが一致するように、前記スリーブ
4と前記軸受け5の軸方向両側には、それらの接触面側
で軸方向長さが短くなるようなテーパ面4a,5aが設
けられている。
【0012】従って、シンクロール2の回転に伴ってス
リーブ4と軸受5との間に摩耗が生じれば、両者の接触
部の軸方向長さが等しいので、従来技術のような摩耗に
よる溝は生じない。
【0013】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0014】
【発明の効果】本発明の軸受け構造は、スリーブおよび
軸受け部の軸方向両側にテーパがあるため、メッキ母材
の張力によるスリーブと軸受けの接触摩耗による摺動面
積が小さくなる。従って、摺動抵抗が抑えられ、シンク
ロールの回転不良が防止され、ロール擦り疵のない良品
質な製品を生産することに大きな効果がある。また、同
時に浴中メッキ機の寿命延長もはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶融金属メッキ浴槽内のシンクロールによるメ
ッキ母材搬送の略示図である。
【図2】シンクロールの軸受け構造の例を示す正面図で
ある。
【図3】本発明のシンクロール軸受け部の断面図であ
る。
【図4】従来のシンクロール軸受け部の断面図である。
【図5】従来のスリーブと軸受け部との摩耗状態を示す
図である。
【符号の説明】
A…帯板 1…溶融金属メッキ浴 2…シンクロール 3…ロール
軸 4…スリーブ 5…軸受け 6…軸受ブラケット 6a…ホルダー 6b…支持台
6cクランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 朝広 兵庫県尼崎市西立花町4丁目15番23号 佐々木工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40 F16C 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属メッキ浴中にシンクロールが回
    転軸線を水平にして、両端でスリーブ,軸受けおよび軸
    受けブラケットを介して回転自在に支持され、前記シン
    クロールの下半円周部で巻き付けられた帯板が前記シン
    クロールの回転駆動により送られるようにした溶融メッ
    キラインにおいて、 前記スリーブと前記軸受けとの接触部の軸方向長さが一
    致するように、前記スリーブと前記軸受けの軸方向両側
    には、それらの接触面側で軸方向長さが短くなるような
    テーパ面が設けられたことを特徴とする溶融メッキライ
    ンにおけるシンクロールの軸受け構造。
JP06087813A 1994-03-31 1994-03-31 溶融メッキラインにおけるシンクロールの軸受け構造 Expired - Fee Related JP3114839B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06202221A (ja) * 1992-11-03 1994-07-22 Samsung Aerospace Ind Ltd カメラの特定文字挿入装置

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