JPS58152657A - 乳母車の座席部分 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は乳母車の座席部分に関し、特に、医学的な立
場から、座っている乳幼児の股関節脱臼防止のために考
慮された乳母車の座席部分に閤するものである。

股関節脱臼の発生は、新生児期のごく初期に乳幼児がど
のような環境で取扱われたかということと大きな関連を
もち、この時期に使用される育児器具の設計が膳費なＩ
ｌ！素となることについては、本件山−人と同じ出願人
による特願昭５５−１２２６９０号および特ｌｌｉ昭５
６−６１８１３号等において既に述べた。簡単に言えば
、股関節脱臼の大部分は、新生児期のごく初期に乳幼児
の脚の自由な運動を妨げ、画一を伸ばした状態で拘束す
ることにより発生することが判明した。したがって、産
まれた１憐から乳幼児の両脚の運動を妨げず、両脚をご
く自然な形に自由に拡げられる、すなわら股関節を「か
える」のように曲げて拡げた姿勢にしておくことが、股
関節脱臼の発生を櫃しく低下させた。このような自然な
生体、すなわち最も健康的で最も東な姿勢を積極的に保
証して自由な発育を妨げない環境を与える条件としては
、股を拡げたひざ頭の部分の外側の聞の暢すなわち股間
距離が所定値以上に保たれ自然間が維持されるようにす
ることがｉ＊＊である。このことは、特に生％１１６か
月までにおいて厳格に守られるべきである。

本願の発明者が完成させたデータによれば、生後３か月
で股間距離は２８〜３０Ｃ−，４か月で２８−３３ＣＩ
、５か月で２９〜３３ｃ＋ｅ、６か月ｒ３’ｌ〜３６ｃ
ｍの範囲でそれぞれ分布していることかわかった。なお
、６か月を越えて自刃で歩行がＣ♂るようになる１０か
月頃までの閑には、股閲鉋舗の大きな変化はあまり見ら
れない。

最近、青児ａ具の１つとしての乳母車においＣも、生後
２か月から使用できるものが提案され−（いる。しかし
ながら、上述のような股関節脱臼防止の観点から考慮さ
れたものは、残念ながら、はとんどないというのが現状
である。すなわら、最近は、折畳み機構をもつ乳ｆｆｉ
車が主力どなり、折畳んだ状態での携帯の便利ざを考慮
して、小型化される傾向が強まっており、自ずと乳母車
の座席も小型化されつつある。上述のデータから９れば
、この座席に対しては、股間距離の最大幅（゛ある３６
Ｃ−を許容できる構成とされていれば１分であることが
わかる。しかしながら、座席の幅が単に広ければ広いほ
ど良いということにはならず、座席内で乳幼児が安定的
に保たれなければ、ダなわら座席に座つている乳幼児が
幅方向にあちこちに動くことが防止されなければならな
い。したがｐて、乳幼児のひざ晴の部分では上述のよう
な寸法を保ら）″）、尻の部分では安定的に位置決めさ
れな番ノればならない。　　　。

それゆえに、この発明の主たる目的は、上述のような要
望を、乳母車の本体側のル−ム構造物から実現しようと
するものである。

この発明は、要約丈れば、乳母車の座席の座面が位Ｗさ
れる両側に存在する乳母車本体−のフレーム構造物が、
座面の比較的前方部におい（、座面の比較的前方部にお
けるよりも、より広い幅を周定するように、乳母車本体
側のフレーム構造物を改良し、かつ、座面は、その−７
ｉｌｌＫ８い“Ｃ１その６１１５部よりも、より狭い暢
とされ、この慢方部では、座席に乗せられる乳幼児の尻
の横り向の位置決めを行なうように本体−のフレーム−
逸物が暢を周側するようにした、乳母車の座席部分であ
る。

この発明のその他の目的と特徴は以下に＠ＩＩＩを参照
して行なう詳細な説明から一一明らかとなろう。

ｌ＠１図はこの発明の一実施例が適用された乳母車の全
体骨組を示す斜視図である。第２図は１１１１図の乳母
車の右側１１図である。＄８３．図μＩＩ図の乳母車の
座席部分の平面的位−関係を示す図解図である。

この第１の実施例において、乳母車の座席は、座１１ｉ
ｉ１および背もたれ面２を備える椅子型である。

座面１は、座面形成部ｖＪａ上に、座面１となるべきシ
ートを取付けることによって形成される。背もたれ面２
は、背もたれ卵形成部材４に適宜のシートを取付番ブる
ことによって形成される。なお、ここに示された乳母車
は、折畳み可能であり、座面形成部ｌＩ４３は、この折
畳みのための機構の一部をも兼ねてもごろ。背もたれ面
形成部４１４は、イの傾斜状態を調整することができ、
座面１と背もたれ面２とによって、この座席をベッド状
にまＣ拡げることができや。

第２図および第３図に、この実施例の特徴がＪ、く現わ
れている。すなわち、乳母車本体側のフレーム構造物と
しての前−５と後−〇とが互いに腫ね合わされた状態で
配置される。この麿ね合わせ状ｌで、前脚５が外側に位
置し、９１１１６が内側に位置している。そして、前脚
５が、座面１の比較的前方部の両側を通り、後脚６が座
面１の比較的後方部の両側を通る。したがって、第３図
に示されるように、座面１の後方部は、前方部より、後
脚６の少なくとも幅方向寸法分だけ狭い幅とされること
になる。座面１は、その平面形状が、はぼ台形であり、
ただ最も前方部だけが平行な端縁とされている。１対の
座面形成部材３は、平行に並べられているが、各画１１
１５１１の距離と各１１１６１１の距離との差を補うた
めに、ディスタントビ−スフが前１１５と座面形成部材
３との園に配ｌｌされる。

その他、座席に関連する構成として、１対の手摺８およ
び窮ガード９が設けられる。手１１８の形状は、上述し
た座面１の形状に対応して、その前方部においてより広
い幅Ｉｌｌ定するように、選ばれている。

１１４図はこの発明の第２の実施例が適用された乳母車
の要部斜視図である。前述の第１の実施例と興なる点は
、第１の実施例では、背もたれ面形成部材４が押し棒１
０の後方に位置して取付けられたが、この実施例では、
押し棒１０の内側に位置して取付けられているというこ
とである。その他の構成は、ｗｌｌの実施例と同様であ
り、相当の部分には同様の参照番号を付すことによって
、説明を省略する。

この第２の実施例によれば、座面１の比較的後方部の幅
方向寸法は、ｇ＆１１６だけでなく、背もたれ面形成部
材４の下端によってもｗ４Ｉ１１されることになる。す
なわち、座面１の侵方部の幅の規制は、座面１からやや
上方であってもよく、それによっても、乳幼児の尻の横
方向の位置決めを行なうには十分であることが理解され
る。

第５図はこの発明の第３の実施例が適用された乳母車の
全体骨組を示す斜視図である。第６図は第５図の乳母車
の座席部分の平面的位置関係を示す図解図である。

この発明の実施例が適用される乳母車の骨組構造は、特
にこの発明にとって任意的なものであるが、そのような
乳母率の骨組構造について言えば、前述の第１および第
２の実施例が適用された各乳母車は、幅方向への折畳み
動作を有しないものであったのに対し、第３の実施例が
適用された乳母車では、幅方向の折畳み動作を有してい
る。この点、俵で述べる第４の実施例が適用された乳母
率についても同様である。

この第３の実施例では、１対の座面形成部材３が、直線
状ではなく中間部において２つの屈曲が形成され、各前
脚５閣の距離と各後脚６１１の距離との差が吸収される
。したがって、ディスタンドピースは用いられない。背
もたれ面形成部材４は、押し棒１０の後方に位置して取
付けられる。座面１は、第６図に示されるように、前方
に拡がった台形に形成される。その他の構成は、第１の
実施例と実質的に同様であるので、相当の部分に同様の
参照番号を付し、それらの説明を省略する。

１１７図はこの発明の第４の実施例が適用された乳母車
の全体骨組を示す斜視図である。第８図は第７図の乳母
車の座席部分の平面的位置関係を示す図解図である。

第１ないし第３の実施例が適用された乳母車の前脚５お
よびＩ［ｌ１６は、第２図によく示されるように、別の
場所に位置するピン１１．１２によって手摺８に連結さ
れていたが、この第４の実施例が適用された乳母車では
、前脚５に優１Ｉ１６が直接連結されている。すなわち
、俊１Ｅ１６の上端は、筒形のスリーブ１３内に受入れ
られ、このスリーブ１３を通るビン１４を介して、各前
脚５の内側の一面に取付けられる。これによって、第８
図に示すような平面的な位置関係が実現される。座面形
成部材３は、ＩＩＪｌ１５と後１１６との６内−の側面
を連結するように取付けられる。この座面形成部材３は
直線状であるので、上述の連結状態において、それぞれ
の座面形成部材３は互いに前方に向かって拡がるような
配置状態を有している。１４８図では図示が省略されて
いるが、実際には、座面形成部材３の後方端は、１１１
６と押し棒１０とを連結する支持アングル１５を挾んだ
状態で倹脚６の内−のｍ＠上ｋｉｉ！Ｉｔされていて、
支持アングル１５ｉ、：ｌしてビン１６により取付けら
れるものであり、後ｍ６に対しては直接取付けられるも
のではない。

ＩＩ！１Ｔｉ１は、１対の座面形成部材３に沿って形成
され、全体として前方へ拡がる台形をなしている。

そして、！！面１の前り部は、ここの両側を通る１封の
前１ｉ１５によってその幅が規制され、座ｉ１１の後方
部は、ここの両−を通る１対の豐１１６（正確には支持
アングル１５）によってその帳が規制される。背もたれ
面形成部材４は、支持アングル１５に取付けられ、その
傾斜状態が調整可能なように構成される。

ｌ１１９図はこの発明の第５の実施例が適用された乳母
車の全体骨組を示す斜視図である。第１０図は１９図の
乳母率の座席部分の平面的位置関係を示を図解図である
。

この第５の実施例では、１対の前脚５の内側の側面にお
いて、連結プレート１７を介して１対の１１１１６が各
前脚５の内側に配ｌｌされる。各後脚と一方向の位置が
合わされて押し棒１０が、支持アングル１５を介して侵
１１６に取付けられる。！＆！面形成部材３は、前脚５
の内側の側面（正確には連結プレート１７の内側の側面
）と押し棒１０の内側の側面とを連結するように取付け
られる。前脚５の上端が、押し棒１０上にスライド可能
に設けられたスライダ１８の外−の側面上に配置されて
いることからもわかるように、押し棒１０の内側の側面
は、前１１５の内−の側面より、少なくともこの押し棒
１０の暢方内寸法分だけ内側に位置していることになる
。したがって、座面１が、座面形成部材３上に形成され
たとき、その後方部は、押し棒１０の少なくとも幅方向
寸法分だけ前方部より狭い幅とされる。背もたれ面形成
部材４は、押し棒１０の内側に取付けられたブラケット
１９を介して押し棒１０に取付けられる。この背もたれ
面形成１１１４もまた、傾斜状態が変更可能である。

第１１図はこの発明の第６の実施例が適用された乳母車
の全体骨組を示す斜視図である。第１２図はｌ４１１図
の乳母車の座席部分の平面的位置関係を示づ図解図であ
る。

Ｉ’ｌ１図に示プ乳母串は、その全体的な意匠が、第９
図のＩＬ母串に類似している。第１１図に示す乳Ｊｌａ
！Ｉは、前脚５と押し棒１０との幅す向の位置が合わさ
れ（いる。し゛たがつく、スライダ１８μ、押し棒１０
（ＪＪ前方においｔｌＥｉ脚５の−［端を保持する。こ
のようなことから、前１１５の内側の１１１１と押し棒
１０の内側の細面とは、幅り向におい【、同じ位−に並
ぶ。座面形成部材３は、このようなｔｂｌｎｂト押シ棒
ｌＯとの各内側）ＩｌｌＩＩｌｌＩＩｌヲ迦結するよう
に配置される。したがって、座面形成部材３自寿は、互
いに平行な状態で延びる。この第６の＊−例で６二、座
面形成部材３の比較的後方部２０ｋｌいτ−ｈ向寸払が
最大とされる。Ｍ！！薗１は、ｌ１１２図に示されるよ
うに、１対の！！山形成部材３の舶万端の外侮と後方部
２０の内側とを連結するようなはは台形の形状をもつ（
形成される。したかっＣ１最大暢方向寸法を為する後方
部２０とこのＩＩＩＪｌ形Ｊｆｃ部材３の比較的前方部
との暢り内寸法との少なくとも差分だ番プ座面１の後り
部がＩＴＪｈ部より狭い幅とされる。

以上述ｔ（た各東ｍ例において、座面１の比較的前方８
１！および比較的後方部に８３ける暢を規定するため乳
母車本体−のフレーム構ゐ物として、前脚５、憬ｍ６、
背もたれ面形成部材４、座面形成部材３などを例示した
が、乳母中の形式によって１よ他のフレーム構進物も利
用することが′Ｃきる。

以上のように、この発明によれば、１Ｌ母−の本体側の
フレーム構逸物を有利に利用して、乳幼児の股関節脱臼
を防止するのに適した乳母車の座席部分が得られる。ｊ
なわら、座席の前り部においては、乳幼児の股閲距ＩＩ
！１４股関節脱Ｅ］防止のために必要な所定値以上に保
つことｈ・でき、かつ座面の後方部に６いては乳幼児の
尻を安定１．ｌζ状態て。

位ＩＩ決めすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一′Ａ′論例が適用された乳母−の
全体１１ｔｈ組を示り斜視図Ｃある。第２図＋ｊ＃１図
の乳母車のｂｉｉ１ｗＪ図である。！＠３図番よ１１図
の乳母車の座席部分の平面的位置関係を示す図解図であ
る。 ＷＰ４４図はこの発明の第２の実施例が適用された乳母
車の要部斜視図である。 ｗ４５図はこの発明の第３の実施例が適用された乳母車
の全体骨組な承す斜′視図である。第６図はｍｂ図の乳
母車の座席部分の平面的位置関係を示す図解図である。 ＷＡ７図μこの発明の第４の実施例が適用された乳母車
の全体骨組を示す斜視図（゛ある。第８図は第７図の乳
母車の座席部分の平面内位１関係を示マ図解図【°ある
。 第９図はこの封明の第５の実施例が適用された乳母車の
全体骨組を示す斜視図である。第１０図＆！路９図の乳
ＨＪＩＩの座席部分の平面的位置関係を示す図解図であ
る。 第１１図はこの発明の１＠６の実施例が適用された乳母
車の全体骨組を示す斜視図である。１４１２図はｍｉｉ
図の乳母車の座席部分の平面的位置関係を示す図解図で
ある。 図において、１は座面、２は背もたれ面、３は座面形成
部材、４は背もたれ面形成部材、５も、！＾ら脚、６は
模脚である。 特許出願人　葛西株式会社 第６図 ｔｓ固 第１０　［１ ！７）２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　乳母率の座席の座面が位置される両−に存在す
   る乳母傘車体側のフレーム構造物が、座面の比較的前方
   部において、座面の比較的後方部におけるよりも、より
   広い幅を規定し、かつ前記座面は、その一方部において
   、その前方部よりも、より狭い機とされ、この一方部で
   は、この座席に乗せられる乳幼児の尻の一方向の位置決
   めを行なうように前記乳母傘車体側のフレーム構造物が
   −を＊ｍする、乳母車の座席部分。
2. （２）　前記フレーム構造物は、２対のフレーム−逸物
   を含み、この２対のフレーム構造物は左右で互いに−ね
   合わされた状１で配置され、この臘ね合わせ状態で、外
   侮に位置する第１のフレーム構造物が前記座面の比較的
   前方部の両側を通り、内−に位置する第２のフレーム構
   造物が前記座面の比較的一方部の両側を通り、前記第２
   の７レーム構造物の少なくとも幅方向寸法分だけ前記座
   面の快方部が前方部より狭い幅とされる、特許請求の範
   囲第１項記載の乳母車の座席部分。
3. （３）　前記第１のフレーム構造物は前脚′Ｃあり、前
   記第２のフレーム構造物はＩＩＩｔｌｉｌである、特許
   請求の範囲第２項記載の乳母車の座席部分。
4. （４）　前記フレーム構造物は、と右１的のフレーム構
   造物を含み、この各フレーム構造物は、その比較的後方
   部において幅方向寸法が最大とされ、この最大幅方向寸
   法とこのフレーム構造物の比較的前方部の幅方向寸法の
   少なくとも差分だけ前記座面の快方部が前方部より狭い
   暢とされる、特許請求の範囲第１項記載の乳母車の座席
   。