JPS6246390B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6246390B2 JPS6246390B2 JP57035667A JP3566782A JPS6246390B2 JP S6246390 B2 JPS6246390 B2 JP S6246390B2 JP 57035667 A JP57035667 A JP 57035667A JP 3566782 A JP3566782 A JP 3566782A JP S6246390 B2 JPS6246390 B2 JP S6246390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- backrest
- infant
- baby carriage
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 6
- 208000007446 Hip Dislocation Diseases 0.000 description 5
- 206010023204 Joint dislocation Diseases 0.000 description 4
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 3
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 3
- 210000004394 hip joint Anatomy 0.000 description 2
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 1
- 210000004013 groin Anatomy 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 210000004417 patella Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は乳母車の座席部分に関し、特に、医
学的な立場から、座つている乳幼児の股関節脱臼
防止のために考慮された乳母車の座席部分に関す
るものである。
学的な立場から、座つている乳幼児の股関節脱臼
防止のために考慮された乳母車の座席部分に関す
るものである。
股関節脱臼の発生は、新生児期のごく初期に乳
幼児がどのような環境で取扱われたということと
大きな関連を持ち、この時期に使用される育児器
具の設計が重要な要素となることについては、未
だ公開されていないが、本件出願人と同じ出願人
による特願昭55−122690号および特願昭56−
61813号等において既に述べた。簡単に言えば、
股関節脱臼の大部分は、新生児期のごく初期に乳
幼児の脚の自由な運動を妨げ、両脚を伸ばした状
態で拘束することにより発生することが判明し
た。したがつて、産まれた直後から乳幼児の両脚
の運動を妨げず、両脚をごく自然な形に自由に拡
げられる、すなわち股関節を「かえる」のように
曲げて拡げた姿勢にしておくことが、股関節脱臼
の発生を著しく低下させた。このような自然な生
体、すなわち最も健康的で最も楽な姿勢を積極的
に保証して自由な発育を妨げない環境を与える条
件としては、股を拡げたひざ頭の部分の外側の間
の幅すなわち股間距離が所定値以上に保たれ自然
態が維持されるようにすることが重要である。こ
のことは、特に生後6か月までにおいて厳格に守
られるべきである。本願の発明者が完成させたデ
ータによれば、生後3か月で股間距離は28〜30
cm、4か月で28〜33cm、5か月で29〜33cm、6か
月で31〜36cmの範囲でそれぞれ分布していること
がわかつた。なお、6か月を越えて自力は歩行が
できるようになる10か月頃までの間には、股間距
離の大きな変化はあまり見られない。
幼児がどのような環境で取扱われたということと
大きな関連を持ち、この時期に使用される育児器
具の設計が重要な要素となることについては、未
だ公開されていないが、本件出願人と同じ出願人
による特願昭55−122690号および特願昭56−
61813号等において既に述べた。簡単に言えば、
股関節脱臼の大部分は、新生児期のごく初期に乳
幼児の脚の自由な運動を妨げ、両脚を伸ばした状
態で拘束することにより発生することが判明し
た。したがつて、産まれた直後から乳幼児の両脚
の運動を妨げず、両脚をごく自然な形に自由に拡
げられる、すなわち股関節を「かえる」のように
曲げて拡げた姿勢にしておくことが、股関節脱臼
の発生を著しく低下させた。このような自然な生
体、すなわち最も健康的で最も楽な姿勢を積極的
に保証して自由な発育を妨げない環境を与える条
件としては、股を拡げたひざ頭の部分の外側の間
の幅すなわち股間距離が所定値以上に保たれ自然
態が維持されるようにすることが重要である。こ
のことは、特に生後6か月までにおいて厳格に守
られるべきである。本願の発明者が完成させたデ
ータによれば、生後3か月で股間距離は28〜30
cm、4か月で28〜33cm、5か月で29〜33cm、6か
月で31〜36cmの範囲でそれぞれ分布していること
がわかつた。なお、6か月を越えて自力は歩行が
できるようになる10か月頃までの間には、股間距
離の大きな変化はあまり見られない。
最近、育児器具の1つとしての乳母車において
も、生後2か月から使用できるものが提案されて
いる。しかしながら、上述のような股関節脱臼防
止の観点から考慮されたものは、残念ながら、ほ
とんどないというのが現状である。すなわち、最
近は、折畳み機構を持つ乳母車が主力となり、折
畳んだ状態での携帯の便利さを考慮して、小形化
される傾向が強まつており、自ずと乳母車の座席
も小形化されつつある。上述のデータからすれ
ば、この座席に対しては、股間距離の最大幅であ
る36cmを許容できる構成とされていれば十分であ
ることがわかる。しかしながら、座席の幅が単に
広ければ広いほど良いということにはならず、座
席内で乳幼児が安定的に保たれなければ、すなわ
ち座席に座つている乳幼児が幅方向にあちこちに
動くことが防止されなければならない。したがつ
て、乳幼児のひざ頭の部分では上述のような寸法
を保ちつつ、尻の部分では安定的に位置決めされ
なければならない。
も、生後2か月から使用できるものが提案されて
いる。しかしながら、上述のような股関節脱臼防
止の観点から考慮されたものは、残念ながら、ほ
とんどないというのが現状である。すなわち、最
近は、折畳み機構を持つ乳母車が主力となり、折
畳んだ状態での携帯の便利さを考慮して、小形化
される傾向が強まつており、自ずと乳母車の座席
も小形化されつつある。上述のデータからすれ
ば、この座席に対しては、股間距離の最大幅であ
る36cmを許容できる構成とされていれば十分であ
ることがわかる。しかしながら、座席の幅が単に
広ければ広いほど良いということにはならず、座
席内で乳幼児が安定的に保たれなければ、すなわ
ち座席に座つている乳幼児が幅方向にあちこちに
動くことが防止されなければならない。したがつ
て、乳幼児のひざ頭の部分では上述のような寸法
を保ちつつ、尻の部分では安定的に位置決めされ
なければならない。
他方、乳母車に取付けられる座席の背もたれ部
に注目すると、それは、通常、座席の後端縁の長
さとほぼ等しい幅をもつて形成される。また、多
くの背もたれ部には、乳幼児の着席状態を安定的
に支えるために、その両側縁から立ち上がつて1
対の側壁が形成される。ここで、前述した乳幼児
の最も健康的で最も楽な姿勢における特に上半身
について考察すると、乳幼児の両肘は、それぞれ
両側に張り出した状態となる。したがつて、乳幼
児が、その上半身を背もたれ部にもたれさせた姿
勢をとると、背もたれ部の両側縁から立ち上がつ
て形成された1対の側壁は、両肘を内方へ圧迫す
ることになり、乳幼児が自然な姿勢をとることを
困難にしてしまう。
に注目すると、それは、通常、座席の後端縁の長
さとほぼ等しい幅をもつて形成される。また、多
くの背もたれ部には、乳幼児の着席状態を安定的
に支えるために、その両側縁から立ち上がつて1
対の側壁が形成される。ここで、前述した乳幼児
の最も健康的で最も楽な姿勢における特に上半身
について考察すると、乳幼児の両肘は、それぞれ
両側に張り出した状態となる。したがつて、乳幼
児が、その上半身を背もたれ部にもたれさせた姿
勢をとると、背もたれ部の両側縁から立ち上がつ
て形成された1対の側壁は、両肘を内方へ圧迫す
ることになり、乳幼児が自然な姿勢をとることを
困難にしてしまう。
それゆえに、この発明の目的は、乳母車の大形
化を招くことなく、乳幼児の上半身および下半身
の双方において自然な姿勢を保証するのに適し
た、乳母車の座席部分を提供することである。
化を招くことなく、乳幼児の上半身および下半身
の双方において自然な姿勢を保証するのに適し
た、乳母車の座席部分を提供することである。
この発明は、座部と、この座部の後端縁に連結
される背もたれ部と、座部の上方かつ背もたれ部
の前方に形成される空間の両側面を規定する1対
の側部とを備える座席であつて、前記座部は、前
方に行くに従つて幅が広くされるとともに、前記
背もたれ部は、上方に行くに従つて幅が広くさ
れ、かつ前記座部と前記背もたれ部との連結部に
おける幅が、最も狭くされたことを特徴とするも
のである。
される背もたれ部と、座部の上方かつ背もたれ部
の前方に形成される空間の両側面を規定する1対
の側部とを備える座席であつて、前記座部は、前
方に行くに従つて幅が広くされるとともに、前記
背もたれ部は、上方に行くに従つて幅が広くさ
れ、かつ前記座部と前記背もたれ部との連結部に
おける幅が、最も狭くされたことを特徴とするも
のである。
このような構成において、この発明にかかる乳
母車の座席部分に乳幼児を乗せたとき、最も幅が
狭くされた座部と背もたれ部との連結部付近に尻
を安定した状態で位置決めしながら、座部の前方
部では股間距離を股関節脱臼防止のために必要な
所定値以上に保つとともに、背もたれ部の上方部
においては両肘に圧迫を与えないような寸法を与
えることを可能にする。
母車の座席部分に乳幼児を乗せたとき、最も幅が
狭くされた座部と背もたれ部との連結部付近に尻
を安定した状態で位置決めしながら、座部の前方
部では股間距離を股関節脱臼防止のために必要な
所定値以上に保つとともに、背もたれ部の上方部
においては両肘に圧迫を与えないような寸法を与
えることを可能にする。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
第1図はこの発明の一実施例が適用された乳母
車を示す斜視図である。第2図は第1図に座席部
分の平面図である。
車を示す斜視図である。第2図は第1図に座席部
分の平面図である。
ここに示された乳母車に取付けられる座席1
は、座部2と、この座部の後端縁に連結される背
もたれ部3と、座部2から背もたれ部3にかけて
延び座部2および背もたれ部3の各側端を連結す
る1対の側部4とを備える。これら座部2、背も
たれ部3および側部4は、それぞれ適宜のシート
材料から構成され、縫製されることによつて所望
の形状とされる。座部2および背もたれ部3に
は、適宜の芯材が入れられ、適当な腰が与えられ
るようにされる。座部2は、前方に拡がる台形状
であり、背もたれ部3は上方へ拡がる台形状であ
り、側部4は三角形である。
は、座部2と、この座部の後端縁に連結される背
もたれ部3と、座部2から背もたれ部3にかけて
延び座部2および背もたれ部3の各側端を連結す
る1対の側部4とを備える。これら座部2、背も
たれ部3および側部4は、それぞれ適宜のシート
材料から構成され、縫製されることによつて所望
の形状とされる。座部2および背もたれ部3に
は、適宜の芯材が入れられ、適当な腰が与えられ
るようにされる。座部2は、前方に拡がる台形状
であり、背もたれ部3は上方へ拡がる台形状であ
り、側部4は三角形である。
各側部4の自由端縁は、乳母車本体側のフレー
ムとしての座席保持棒5に巻付けられた状態で取
付けられる。このように座席1が取付けられたと
き、この座席1は全体として4面すなわち座部2
と背もたれ部3と2つの側部4との4つの面によ
つて形成された袋状の形となる。座席保持棒5
は、ピン6によつて押し棒7に対して回動可能に
取付けられ、この回動における角度の固定は調整
装置8によつて行なわれる。
ムとしての座席保持棒5に巻付けられた状態で取
付けられる。このように座席1が取付けられたと
き、この座席1は全体として4面すなわち座部2
と背もたれ部3と2つの側部4との4つの面によ
つて形成された袋状の形となる。座席保持棒5
は、ピン6によつて押し棒7に対して回動可能に
取付けられ、この回動における角度の固定は調整
装置8によつて行なわれる。
この実施例の特徴となる構成は、第2図によく
示されていて、座部2の前方端の寸法9が後方端
の寸法10より大きく、かつ後方端の寸法10が
座部2の幅方向の寸法のうち最も小さい寸法とな
ることである。また、背もたれ部3の上方端の寸
法も寸法9に等しく、かつ同じく下方端の寸法も
寸法10に等しい。したがつて、背もたれ部3に
おいては、上方に行くに従つて幅が広くされる。
示されていて、座部2の前方端の寸法9が後方端
の寸法10より大きく、かつ後方端の寸法10が
座部2の幅方向の寸法のうち最も小さい寸法とな
ることである。また、背もたれ部3の上方端の寸
法も寸法9に等しく、かつ同じく下方端の寸法も
寸法10に等しい。したがつて、背もたれ部3に
おいては、上方に行くに従つて幅が広くされる。
第3図はこの発明の他の実施例が適用された乳
母車を示す斜視図である。
母車を示す斜視図である。
前述の実施例において用いた参照番号を相当の
部分について用いて説明すると、座席1は、座部
2と、背もたれ部3と、2つの側部4とから構成
される。この実施例では、このような座席1を乳
母車本体に取付けるために、押し棒7と前後方向
に延びる前後連結棒11とが用いられる。すなわ
ち、側部4の自由端縁は、押し棒7に巻付けられ
た状態で取付けられる。それとともに、座部2の
両側縁は、前後連結棒11に巻付けられて取付け
られる。しかしながら、このような取付状態にお
いて、座席1は、全体として4面による袋状の形
状となるのは前述の実施例と同様である。ここ
で、この実施例においても、座部2の前方端の寸
法9は、後方端の寸法10より大きくされ、後方
端の寸法10が、この座部2の幅方向寸法のうち
で最も小さい寸法とされる。また、背もたれ部3
においても、前述の実施例と同様、上方に行くに
従つて幅が広くされている。
部分について用いて説明すると、座席1は、座部
2と、背もたれ部3と、2つの側部4とから構成
される。この実施例では、このような座席1を乳
母車本体に取付けるために、押し棒7と前後方向
に延びる前後連結棒11とが用いられる。すなわ
ち、側部4の自由端縁は、押し棒7に巻付けられ
た状態で取付けられる。それとともに、座部2の
両側縁は、前後連結棒11に巻付けられて取付け
られる。しかしながら、このような取付状態にお
いて、座席1は、全体として4面による袋状の形
状となるのは前述の実施例と同様である。ここ
で、この実施例においても、座部2の前方端の寸
法9は、後方端の寸法10より大きくされ、後方
端の寸法10が、この座部2の幅方向寸法のうち
で最も小さい寸法とされる。また、背もたれ部3
においても、前述の実施例と同様、上方に行くに
従つて幅が広くされている。
以上述べたように、この発明を、2つの実施例
について説明したが、乳母車本体側の構成は、さ
らに種々のものが既に提案されており、したがつ
て、この発明の座席部分は、このような乳母車本
体側の構成に応じて種々に変形されることにな
る。すなわち、座部および背もたれ部に対して、
既に述べたような特徴的な寸法関係を有している
以上、側部においては適当にその形状を変えるこ
とができ、このような形状の変更は、種々の形式
の乳母車に対してこの発明が適用されることを可
能にするものである。
について説明したが、乳母車本体側の構成は、さ
らに種々のものが既に提案されており、したがつ
て、この発明の座席部分は、このような乳母車本
体側の構成に応じて種々に変形されることにな
る。すなわち、座部および背もたれ部に対して、
既に述べたような特徴的な寸法関係を有している
以上、側部においては適当にその形状を変えるこ
とができ、このような形状の変更は、種々の形式
の乳母車に対してこの発明が適用されることを可
能にするものである。
以上のように、この発明によれば、乳母車の座
席において、その座部が前方に行くに従つて幅が
広くされるとともに、その背もたれ部が上方に行
くに従つて幅が広くされ、かつ座部と背もたれ部
との連結部における幅が最も狭くされている。し
たがつて、特に座部の前方部においては、乳幼児
の股間距離を股関節脱臼防止のために必要な所定
値以上に保つことができ、また、座部の後方部す
なわち座部と背もたれ部との連結部においては、
乳幼児の尻を安定した状態で位置決めすることが
でき、さらに、背もたれ部の上方部においては、
乳幼児の両肘を圧迫しない寸法を与えることがで
きる。このようにして、この発明に係る座席に乗
せられた乳幼児は、最も健康的で最も楽な姿勢を
保つことができる。
席において、その座部が前方に行くに従つて幅が
広くされるとともに、その背もたれ部が上方に行
くに従つて幅が広くされ、かつ座部と背もたれ部
との連結部における幅が最も狭くされている。し
たがつて、特に座部の前方部においては、乳幼児
の股間距離を股関節脱臼防止のために必要な所定
値以上に保つことができ、また、座部の後方部す
なわち座部と背もたれ部との連結部においては、
乳幼児の尻を安定した状態で位置決めすることが
でき、さらに、背もたれ部の上方部においては、
乳幼児の両肘を圧迫しない寸法を与えることがで
きる。このようにして、この発明に係る座席に乗
せられた乳幼児は、最も健康的で最も楽な姿勢を
保つことができる。
なお、さらに言うならば、座部と背もたれ部と
の連結部において規定された最も狭い幅は、乳幼
児の上半身の背もたれ部に対する位置決め、およ
び下半身の座部に対する位置決めの双方の作用を
果たしている。すなわち、乳幼児の上半身にあつ
ては、背もたれ部の幅方向のほぼ中心に積極的に
位置決めされるとともに、下半身にあつては、座
部の幅方向のほぼ中心に積極的に位置決めされ
る。これらのことは、背もたれ部および座部に限
られた幅を、有効に利用して、乳幼児の身体の両
側にそれぞれ確実にゆとりを形成するのに役立つ
ている。もし、座部と背もたれ部との連結部にお
ける幅が絞られない場合には、乳幼児の身体が背
もたれ部および座部の片側に寄せられた状態で位
置することもあり、この場合には、乳幼児の肘お
よび膝がそれぞれ位置する領域において、座席の
幅がたとえば広くされていたとしても、いずれか
一方の肘および膝は、それら肘および膝がある側
の側部によつて圧迫を受けることになる。このよ
うなことから、この発明にかかる背もたれ部およ
び座部に与えられる寸法的な特徴は、その幅が最
も狭くされた座部と背もたれ部との連結部におい
て規定される寸法と密接に関連して、効果を発揮
しているといえるものである。
の連結部において規定された最も狭い幅は、乳幼
児の上半身の背もたれ部に対する位置決め、およ
び下半身の座部に対する位置決めの双方の作用を
果たしている。すなわち、乳幼児の上半身にあつ
ては、背もたれ部の幅方向のほぼ中心に積極的に
位置決めされるとともに、下半身にあつては、座
部の幅方向のほぼ中心に積極的に位置決めされ
る。これらのことは、背もたれ部および座部に限
られた幅を、有効に利用して、乳幼児の身体の両
側にそれぞれ確実にゆとりを形成するのに役立つ
ている。もし、座部と背もたれ部との連結部にお
ける幅が絞られない場合には、乳幼児の身体が背
もたれ部および座部の片側に寄せられた状態で位
置することもあり、この場合には、乳幼児の肘お
よび膝がそれぞれ位置する領域において、座席の
幅がたとえば広くされていたとしても、いずれか
一方の肘および膝は、それら肘および膝がある側
の側部によつて圧迫を受けることになる。このよ
うなことから、この発明にかかる背もたれ部およ
び座部に与えられる寸法的な特徴は、その幅が最
も狭くされた座部と背もたれ部との連結部におい
て規定される寸法と密接に関連して、効果を発揮
しているといえるものである。
また、各部分の寸法関係を上述のように選んだ
座席は、自然な体型にある乳幼児を、最小限の寸
法によつて最も効率良く保持できる形状を有して
いる。したがつて、この発明にかかる座席部分を
乳母車に適用するに際し、乳母車の大形化を招か
ず、より小形であることが望まれる乳母車にとつ
て有利である。
座席は、自然な体型にある乳幼児を、最小限の寸
法によつて最も効率良く保持できる形状を有して
いる。したがつて、この発明にかかる座席部分を
乳母車に適用するに際し、乳母車の大形化を招か
ず、より小形であることが望まれる乳母車にとつ
て有利である。
第1図はこの発明の一実施例が適用された乳母
車を示す斜視図である。第2図は第1図の座席部
分の平面図である。第3図はこの発明の他の実施
例が適用された乳母車を示す斜視図である。 図において、1は座席、2は座部、3は背もた
れ部、4は側部、5は座席保持棒、7は押し棒、
11は前後連結棒である。
車を示す斜視図である。第2図は第1図の座席部
分の平面図である。第3図はこの発明の他の実施
例が適用された乳母車を示す斜視図である。 図において、1は座席、2は座部、3は背もた
れ部、4は側部、5は座席保持棒、7は押し棒、
11は前後連結棒である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 座部と、この座部の後端縁に連結される背も
たれ部と、座部の上方かつ背もたれ部の前方に形
成される空間の両側面を規定する1対の側部とを
備える座席を形成する、乳母車の座席部分におい
て、 前記座部は、前方に行くに従つて幅が広くされ
るとともに、前記背もたれ部は、上方に行くに従
つて幅が広くされ、かつ前記座部と前記背もたれ
部との連結部における幅が、最も狭くされたこと
を特徴とする、乳母車の座席部分。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3566782A JPS58152659A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | 乳母車の座席部分 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3566782A JPS58152659A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | 乳母車の座席部分 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58152659A JPS58152659A (ja) | 1983-09-10 |
JPS6246390B2 true JPS6246390B2 (ja) | 1987-10-01 |
Family
ID=12448220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3566782A Granted JPS58152659A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | 乳母車の座席部分 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58152659A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0346812U (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-30 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61201968U (ja) * | 1985-06-10 | 1986-12-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5493960U (ja) * | 1977-12-15 | 1979-07-03 |
-
1982
- 1982-03-04 JP JP3566782A patent/JPS58152659A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0346812U (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58152659A (ja) | 1983-09-10 |
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