JPS58149791A - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脱水兼用洗濯機に関するもので、詳しくは、脱
水と洗濯の切換えクラッチ、ブレーキ。

排水用のコックの三者を制御する小形モーター使用の制
御手段の改良に係るものである。

そして、本発明は、小形モーターの捲線より発生する熱
が、他の構成部品に悪影響を与えない様にし、動作上の
信頼性を高めたものである。

小形モーターを利用して、切換えクラッチ、ブレーキ、
コック等の開閉を行うものはすでに提案されており、具
体的には、コックの弁を回動ドラムにて素状体の巻き取
りをする為の小形モーター、歯車列２巻き取り時のラチ
ェット機構、およびその係合解除体、さらには、主モー
ターへの通電を制御するスイッチ等を具備する。

上記従来のものは、弁の開閉をンレノイドの吸引動作に
よって行う場合における電磁石の鉄芯とプランジャーと
の衝突音の発生を阻止するものとしては効果的であるが
、上記のように、小形モーター、素状体とその巻き取り
ドラム、歯車列、ラチェット機構とその保合解除体、小
形モーターの断電位置検出用のスイッチ等を具備する必
要があり、構造の複雑さに加えて、価格が高くなり、実
用化するには解決すべき課題が多い。

本発明は、小形モーターを含む小形モーター装置の構造
の簡略化と、機能の安定化を図るものであシ、以下、そ
の実施例を添付図面を参照して説明する。

回圧おいて、１は外枠で、その内部には防振具２を介し
て水槽３を垂下防振支持している。水槽３は、近年多用
されるに至ったポリプロピレン等の合成樹脂にて製作さ
れており、その内部には、底部中央に衣類攪拌用のパル
セータ−４を回転自在に配した脱水兼洗濯槽６を脱水回
転可能に支承している。

水槽３の外底部には、前記パルセータ−４による洗濯、
すすぎ行程、脱水兼洗濯槽６の回転による脱水行程を行
わせる主モータ−６、脱水兼洗濯槽６の回転を制御する
ブレーキ装置（図示せず）および前記脱水と洗濯の切換
えクラッチ７′ｆｆ：組込んだ機構部８等を固着した基
板９を配する。

また、水槽３の底部には、排水口１ｏを形成しており、
これは、水槽３内の水を排出させるために開閉動作する
コック１１に連通ずる。

１２は小形モーター装置であり、操作環１３により、前
述のコック１１の開閉、切換えクラッチ７のクラッチ片
１４を介しての切換わシ及び機構部８内のブレーキの開
閉等を行わせるべく、これらに連係しているものである
。

前記小形モーター装置１２は、大別して、小形モータ一
部１６．減速歯車群１６．補助スイッチ１７からなり、
これらは１つのケース１８内に収容しである。ケース１
８はその下方開口に積設したカバー板１９を有し、この
カバー板１９を貫通し下方に突出した出力軸２ｏには、
ジヨイント２１が固着しである。そして、このジヨイン
ト２１には前述の操作環１３が連動するように連係しで
ある。

ケース１８は、電気絶縁性を有しかつ、若干の耐熱性能
を考慮した熱可塑性合成樹脂等の成形材料にてなる。も
ちろん熱硬化性樹脂を用いてもよいが、生産性を考える
と、熱可塑性であることが好ましく、例えば、ガラス強
化ポリプロピレン等が代春的な成形材料としてあげられ
る。

ケース１８には、一体に取付ヒンジ部２２が形成してあ
り、水槽３の底部に一体形成したボス２３と取付ヒレジ
部２２とは、タッピンネジ２４にて固着しており、これ
により、小形モーター装置１２は、水槽３外底部に取付
けられる。なお、本実施例では、水槽３外底部に小形モ
ーター装置１２を取付けた場合を示したが、例えば、第
１図の基板９にケース１８を取付けても良いことは言う
までもない。

次に、上記小形モータ一部１６の部分について説明する
。小形モーク一部１６は、コイル２６を捲装したボビン
２６、中央にモーター軸２７を軸方向摺動可能にかつ回
転自在に支承した鉄芯２８゜鉄芯２８の上端に固着した
主補極部２９、前記モーター軸２７上端に配し、周囲に
ヒステリシスリングを有するとともに略中夫に吸着板３
ｏを一体ニ固着シタローター３１．モーターフレーム３
２の外周部を上方に屈曲して設けた磁極周囲に捲装した
隅取シ３３等からなる。

モーター軸２７は圧縮コイルバネ３４によってたえず上
方に付勢されており、下端にはビニオン３６を圧入固着
している。このビニオン３６の下方には、前述の減速歯
車群１６が配しである。

前記コイル２６に通電すると、ローター３１が回転し、
この回転と共に発生した磁力によって吸着板３０が吸引
され、モーター軸２７は圧縮コイルバネ３４の力に抗し
てコイル２６側に摺動移動し、ビニオン３５は、減速歯
車群１６の第１ギアー３６に係合する。これによシ、ロ
ーター３１の回転は、ビニオン３６．第１ギアー３６．
減速歯車群１６の各回転により出力軸２０に伝達される
。

補助スイッチ１７は、出力軸２ｏに固設したカム体３７
およびこのカム体３７によって操作される接片３８を内
装し、前記接片３８の接離で洗濯機の主モータ−６への
通電を断続する。

上記した小形モータ一部１６における小形モーターは、
いわゆるヒステリシスモーターであり、コイルインピー
ダンスを大きく設定し、ローター３１の回転時と、この
回転を拘束した時とでは電流差を少なくしている。この
特性を利用して、前記コンク１１．ブレーキ、クラッチ
７等に対し所定の吸引動作を行った後は、そのまま通電
状態を持続させる。即ち、ローター３１の拘束状態を継
続させる。

以上述べたとおり、小形モーター装置１２は特異な構成
を有するものであるが、更に詳述すると、減速歯車群１
６は、大半の歯車を、合成樹脂にて構成する。これは、
回転の際に生じる騒音を小さくすることと、歯車の成形
加工の生産性を向上させることにねらいがある。

ここで、小形モーター装置１２を動作させるのは、コッ
ク１１の開放を行わせる排水時、及び前記ブレーキの開
放を行わせる脱水時等であるが、いずれも極端に長い時
間連続して使用することは少ない。しかし、洗濯機を何
回も連続して使用することは多々あり、小形モーターの
動作が間欠的にかつ連続してなされることが多い。この
場合、小形モーターのコイル２６の温度上昇が顕著で、
かなシ高い熱の発生を生じる。

そこで、第２図の様に、１つのケース１８内に、減速歯
車群１６や補助スイッチ１７を一体的に構成した場合、
コイル２６で発生した熱が、歯車群やスイッチの接点部
分に与える影響を少なくしなければならない。

本実施例によれば、コイル２６を上方に配しその下方に
減速歯車群１６を、更にこの歯車群１６の下方に補助ス
イッチ１７を配することにより、コイル２６よ多発生し
た熱が周囲の空気を熱したとしても、その熱気は上方に
移行し、減速歯車群１６や補助スイッチ１７に悪影響を
与える可能性はきわめて少ない。

ローター３１．圧縮コイルバネ３４．吸着板３０等はい
ずれも金属製であり、熱による悪影響は比較的少ない。

熱の影響を受けやすい合成樹脂製の歯車群や補助スイッ
チ１７内のカム体３７等は熱的影響をきわめて受は難い
。

以上のように本発明によれば、コック、ブレーキ、切換
えクラッチ等を作動する小形モーター装置において、小
形モーターから発生する熱による減速歯車群、補助スイ
ッチへの悪影響をきわめて少なくすることができて動作
上の信頼性が高まり、かつ、ケース内に、小形モーター
、減速歯車群。

補助スイッチ等を全て収納することが可能となシ、組立
工数の削減と構造の簡略化に貢献できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における脱水兼用洗濯機の縦断
面図、第２図はその要部断面図である。 ３・・・・・・水槽、６・・・・・・脱水兼洗濯槽、６
・・・・・・主モータ−、γ・・・・・・クラッチ、８
・・・・・・機構部、１１・・・・・コック、１２・・
・・・・小形モーター装置、１６・・・・・・７ノ・形
モータ一部、１６・・・・・・減速歯車群、１７・・・
・・・補助スイッチ、１８・・・・・・ケース、２ｏ・
・・・・・出力軸。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 脱水兼洗濯槽と、この脱水兼洗濯槽を収容した水槽と、
   小形モーター、この小形モーターの回転出力を受ける減
   速歯車群、この減速歯車群の出力にて駆動される出力軸
   を具備する小形モーター装置とを備え、前記出力軸の回
   転出力を受け、洗濯と脱水の切換えクラッチ、前記水槽
   の排水経路を開閉するコック、前記脱水兼洗濯槽の制動
   およびその解除を制御するブレーキの三者を制御するよ
   うに構成し、前記小形モーター、減速歯車群および洗濯
   、脱水を実行する主モーターへの通電を制御する補助ス
   イッチを、電気絶縁性材料よりなるケース内に収設し、
   前記水槽の外底部またはこの外底部に固設した基板に前
   記ケースを取付け、前記小形モーターを前記ケース内上
   方に位置させるとともに前記減速歯車群および補助スイ
   ッチを前゛記ケース内下方に配し、前記出力軸を前記ケ
   ース外に下方に向は延出して、前記切換えクラッチ。 コックおよびブレーキに連係した脱水兼用洗濯機。