JPS60132594A

JPS60132594A - 電気洗濯機

Info

Publication number: JPS60132594A
Application number: JP58242431A
Authority: JP
Inventors: 中村　禎之; 入山　卓二
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1983-12-22
Filing date: 1983-12-22
Publication date: 1985-07-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、排水弁あるいはブレーキ装置等を直流ソレノ
イドにより操作する電気洗濯機に関するものである。

従来例の構成とその問題点従来、一槽式遠心脱水洗濯機においては、第１図に示す
ような構造を採っており、１は洗濯水を受ける外槽、２
は外槽１内部に設けた洗濯兼脱水槽で、底部にパルセー
タ３を、側壁には水抜き用の多数の小穴４を設けている
。５はメカケースで、洗濯時にはパルセータ３のみを、
脱水竺には、洗濯兼脱水槽２を回転するようにモーター
６の駆動力を伝達する機構を有している。また、モータ
ー６はベルト了およびプーリー８によりメカケース５に
駆動力を伝達している。

９は外槽１の排水弁、１ｏはブレーキアーム、１１は排
水弁９およびブレーキアーム１○を引っ張るソレノイド
、１２は支持板で、外槽１、モーター６、メカケース６
等が配設されており、これらはロッド１３により外槽１
４に釣支されている。

１６は洗濯兼脱水槽上部に設けられたバランサー、１６
は排水ホースである。

さらに第２図を用いて、ソレノイド１１の動作を説明す
る。ソレノイド１１は連結部材１７を介して排水弁９に
接続されている。メカケース５の内部にはブレーキホイ
ール１８やブレーキバンド１９があシ、ブレーキバンド
１９は、ブレーキホイール１８に対して圧接、離脱自在
で、制動作用を行なう。ブレーキホイール１８の回転は
、洗濯兼脱水槽２の回転力として伝達されている。すな
わち、ブレーキバンド１９が圧接した場合、ブレーキホ
イール１８は回転せず、洗濯兼脱水槽２も回転しない。

洗濯時は、ルノイド１１には通電しないので、排水弁９
は内蔵されたスプリング（図示していない）およびブレ
ーキスプリング２○の力で閉じている。壕だ、ブレーキ
ホイール１８はブレーキバンド１９に圧接されて回転し
ないので、洗濯兼脱水槽２は回転せず、パル七−タ３の
み回転を行ない洗濯ができる。排水および脱水時には、
ソレノイド１１が通電され、ソレノイドのプランジャ１
１ｂが吸着される。これに接続されている連結部材１７
は矢印人の方向へ動くことになる。したがって、排水弁
９が開くとともにブレーキアーム１０が回転し、ブレー
キバンド１９がブレーキホイール１８から離脱し、脱水
動作となる。

以上のようにブレーキ装置および排水弁の開閉操作にソ
レノイドが使用されているが、以下、ソレノイドの動作
について述べる。

第３図および第４図において、２１はメインスイッチ、
２２ａはプランジャ吸引用のコイル、２２ｂはプランジ
ャ保持用のコイルであり、吸引用のコイル２２ａの抵抗
値は保持用のコイル２２ｂのそれに比して小さい。２３
はプランジャの吸引時と保持時とで開閉動作する切換え
スイッチである。

吸引用コイル２２ａは線径の太い低抵抗の銅線を用いて
、低抵抗値のコイルとし、短時間に大電流を流し起磁力
を大きくして所定の吸引力を確保する。ここで、このよ
うな仕様の吸引用コイル２２ａのみを長時間通電の保持
に用いると、電力値が大きく、とても温度上昇をおさえ
ることができず、焼損にいたる。

一方、保持用コイル２２ｂは線径の細い、高抵抗な銅線
を用いて高抵抗値のコイルとしている。

したがって、電圧印加時の電流は非常に小さく、電力も
１０ワット程度と低く連続通電にも十分耐えることがで
きる。また、保持の場合はストロークが０繭なので非常
に小さな起磁力でも、吸引力は大きく、保持が可能であ
る。

上記切換えスイッチ２３を使用し、両コイル２２ａ、２
２ｂを吸引時と保持時で切換えて使用することにより、
吸引時には大きな吸引力で負荷を引き、保持時には低電
力で負荷を保持している。

ここで、回路構成については保持用コイル２２ｂには並
列に常閉型の切換えスイッチ２３を接続し、この並列回
路に直列に吸引用コイル２２ａを接続しているＯそして
、メインスイッチ２１により直流ソレノイドへの電源を
開閉している・切換えスイッチ２３はプランジャ１１ｂ
の動きで切換わる。すなわち通電時にはプランジャ１１
ｂと同時に移動する補助板２４が、切換えスイッチ２３
と連動するアクチェータ２６を押し、切換えスイッチ２
３は切換わり、開いた状態となる。１だ、通電を止める
とプランジャ１１ｂは負荷により戻り、アクチェータ２
６も戻り、切換えスイッチ２３は閉じた状態となる。な
お、第３図の２６は緩衝材である。

上記構成において、吸引時においては切換えスイッチ２
３は閉じた状態で、保持用コイル２２ｂは短絡状態とな
るので、電圧が印加されるのは吸引用コイル２２ａのみ
となる。

次に、保持時においては吸引後切換スイッチ２３は開い
た状態となるので、直列接続の吸引用コイル２２＆と保
持用コイル２２ｂの両端に電圧が印加され保持状態とな
る。

上記の構成により、切換スイッチ２３はその開閉により
、ソレノイド１１の吸引−保持の位置検知としての働き
をしている。その結果、電源の瞬間停止があり、一時的
に電源が切れた状態となり、シランジャ１１ｂが戻υ、
吸引されてない状態になれば、切換スイッチ２３は閉じ
た状態となシ、次に、電源が入った時には、まず吸引コ
イル２２＆に′電流が流れ、吸引後、保持コイルに切換
ることになり、特に問題は生じない。しかしながら、こ
のような構造ではソレノイド１１の内部に切換スイッチ
２３、アクチェータ２６が必要であり、構造的に複雑で
あり、また、部品点数も多く、コスト的にも高いもので
ある。また、切換スイッチ２３の接点２３ａ、２３ｂ間
に異物が入り込めば、その動作が不良となり、吸引から
保持へ切換わらなくなり、吸引電流が流れ続け、ソレノ
イド１１の焼損につながる。

発明の目的本発明は、従来見られる欠点を解消するものであり、ソ
レノイドの構造を簡単にし、コスト的にも安く、また、
電源の瞬間停止があっても焼損の恐れのないものを提供
するものである。

発明の構成本発明は、ソレノイドの吸引と保持との切換えを製品の
制御部で行ない、かつその切換えを時間的に制御して行
なわせるものである。

実施例の説明以下、本発明の実施例について説明する。

ソレノイド２７を第６図、第７図に示す。この構造は従
来のソレノイド１１から切換スイッチ１１、アクチェー
タ２６を取りはらった構造である。吸引コイル２８ａと
保持コイル２８ｂを直列に配列し、吸引時には第８図の
イ間に、また保持時には口開に電流を流す。この制御に
ついては製品全体の制御部、特に最近見られるマイコン
による制御で行なう。ここで、ソレノイド２７に通電さ
せる工程としては洗濯サイクル中、排水と脱水工程であ
り、特に脱水工程において、ソレノイドが吸引しないで
モータに通電させると、第２図で説明したように、ブレ
ーキがかかった状態での通電となり、モータロックの状
態となり、モータの焼損、ブレーキの摩耗等につながる
。ここで、第９図に示すように、ソレノイドの通電時に
おいて当初吸引コイルにｔ１時間通電しプランジャ２９
を吸引させ、保持コイルに切換えて保持させる。

この保持中に、ある時間Ｔ１後、再び吸引コイルに時間
ｔ２通電させる。この動作をソレノイドの通電時、少な
くとも１回以上行なわせる。このようにすれば、フレノ
イド通電中、電源の瞬間停止により、プランジャ２９が
戻ってもソレノイド通電途中に吸引電流を流すことによ
り、プランジャ２９が吸引され、ブレーキがかかった状
態でのモータロックは解除される。ここで、保持中に吸
引電流を流す時間Ｔ１を、適当に決めてモータロックし
ても影響のない時間内にＴ１を設定すれば良い。このよ
うな構成にすることにより、従来見られた切換えスイッ
チ等をなくすことができ、ソレノイドの構造が簡単とな
り、コスト的にも安く、また、機械的接点の故障による
動作不良もなくなるＯ発明の効果上記実施例でも明らかなように、ソレノイドの吸引と保
持の切換えを製品の制御部で時間的に行ない、また、保
持時に少なくとも１回以上、吸引電流を流すことにより
、電源が瞬間的に停止してもモータロックによるモータ
の焼損、ブレーキの異常等を防ぐことができ、ソレノイ
ドの構造が簡単になり、コスト的にも安く、また、機械
的接点の故障もなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な一槽式遠心脱水洗濯機の断面図、第２
図は同洗濯機のソレノイド動作部の上面図、第３図は従
来のソレノイドの斜視図、第４図は同回路図、第５図は
同断面図、第６図は本発明の一実施例を示すソレノイド
の斜視図、第７図は同断面図、第８図は同回路図、第９
図は同回路の信号波形図である。２・・・・・・洗濯槽、９・・・・・・排水弁、２７・
・・・・・直流ソレノイド、２８ａ・・・・・・吸引コ
イル、２８ｂ・・・・・・保持コイル、２９・・・・・
・プランジャ。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図第２図６第４図？Ｉ第５図３ｂ

Claims

【特許請求の範囲】

洗濯槽に連通した排水弁の開閉操作等を行なう直流ソレ
ノイドを有し、前記ソレノイドは、通電時に吸引・保持
されるプランジャと、吸引時に選定される吸引コイルと
、保持時に選定される保持丑イルとの抵抗値の異なる複
数のコイルを備え、吸引コイルへ通電した後、連続して
保持コイルへ通電し、この保持コイルへの通電以降、少
なくとも１回以上、吸引コイルへの通電を行なわせるタ
イマーシーケンスを有する電気洗濯機。