JPS5814849Y2 - コンバイン利用の稲藁集合装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案ハコンバインに取付けて使用する稲藁集合装置に
関するものである。

従来のコンバイン（稲刈り脱穀機）は、刈取った稲藁を
細断して田に撒散らしているので、その１渣耕耘すると
、稲藁が地中で発酵して水田の状態を悪くする。

し力・し、秋に刈取りが終った後すぐ細断した稲藁を集
めることは落雷のある地帯では手不足の関係もあって非
常に困難で、春に雪がとけてから行なっているところが
非常に多い。

しかるに、雪の重量で藁は水田に張りついて集めるのに
困難で集草機（フォーク）等では水田の土に爪が少し入
っていｉければ集草はできず、土に爪が入りすぎると藁
より土が入ってし１い集草作業ができない。

このため近時種々な構成の稲藁集合装置が開発されてい
るが、軽い力で能率よく稲藁を集藁しうる稲藁集合装置
ば存在しない。

たとえば、特開昭５２−９８１２１号（特願昭５１−１
２７９２号）公報に開示されているわら等の回収装置に
あっては、藁を回収する集わら器１４は、側面円弧状に
彎曲させた支杆１５をこの円弧状の内側曲面を機体１１
の進行方向の前面に向けた構成である。

ために少ない藁の回収にあっては作業に支障はないが、
相当量の藁を回収すると、との支杆１５中央部の内側曲
面にのみ藁が集１す、抵抗が犬となり能率的な作業がで
きない欠点が生ずる。

普た、との支杆１５は前記のように側面円弧状であると
ともに先端部を取付杆１８に固定しであるため、その脚
片１６の下口が若干地中に入ると、土の大きな抵抗を受
け、しかも藁の回収量に応じて漸増する抵抗により、藁
の回収に大きな力を必要とする欠点がある。

本考案はこのような観点に鑑み、稲刈装置を取外した後
のコンバインに取付けうる藁集装置に関し、極めて能率
的な力を必要としない簡易な稲藁集合装置を提供せんと
するものである。

以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。

第１図乃至第４図に示す第１実施例において、１はコン
バインで、２は刈取装置を取外してその後に取付けた集
藁装置である。

その構造を説明すると、４は上端を取付パイプ３に適当
間隔で、かつ略垂直に取付けた複数本の爪で、冬瓜の下
端は前側のものを次第に高くなるように設けである。

取付パイプ３は平面から見て分るように両側に長く伸び
ており、両端は若干前方に折曲げている。

９はその上端を取付パイプ３に取付けている支持アーム
で、下端と上方部は軸１２．１２を介して上下の平行リ
ンク５，５の先端で枢支している。

上下平行リンク５，５は刈取装置を取付ける場合にも使
用するもので、その基端は支軸１１．１１でコンバイン
１の先端に枢支しである。

６は支持アーム９を動作させる油圧シリンダで、その下
端は支軸１３でコンバイン先端の取付金具８［枢支して
いるとともに、その作動ロッド１４の先端は取付リンク
７を介して支持アーム９に連係している。

１９は油圧調節・・ンドルテアル。捷た、１０は支持ア
ーム９の下部に取付けられている支持棒で、コンバイン
１が前進しながら集藁する際、爪４１Ｃ多くの藁が集め
られて爪４が後方に彎曲するのを防止するものである。

前記構成において、集藁に際してはコンバイン１を運転
しながら前進走行する。

このとき、油圧調節ハンドル１４で爪４を適当な高さに
加減しておくもので、始めは爪４の先が地面ＶＩ−ささ
る位にしておき、藁が多く集められると少し爪４を地面
より上げても藁は抜は落ちることはない。

なお、爪４は取付パイプ３の上端に直接取付けないで、
第５図のように取付板１５の下端に取付けてもよい。

第６図、第７図は第２実施例を示し、これは集藁装置２
の取付けをコンバイン１の先端に直接取付けないで、コ
ンバイン１の下端から立上っている取付腕１６に平行リ
ンク５，５を介して取付ける点及び油圧シリンダ６の取
付位置が第１実施例と異なっていて、動作板１７やステ
ー１８を介して支持アーム９に連係されているもので、
他の構成は第１実施例と同じであり、集藁の作用効果も
同じである。

しかして、本考案は上記のように構成したので、コンバ
インの刈取装置を取除いた後に、との集藁装置２を支持
アーム９の先端部に取付は油圧シリンダの・・ンドル操
作によって、集藁装置２の爪４゜４、・・・を地表向に
対し、適当な高さに保持して作業を開始すると、本考案
の爪４，４、・・・は略垂直に配設し、且つこの爪４，
４、・・・は上端を取付はパイプ３［取付けた構成であ
るから、地面あるいは藁の抵抗を受け、この爪４，４、
・・・の下端部は振動し、このため爪４，４、・・・に
集１つている藁は、爪４，４、・・・の振動と新たに集
普る藁によって押上げられ順次爪４，４、・・・の上端
側に平均的に集藁される。

さらに、略垂直に配設しである爪４，４、・・・は、上
記のように地面あるいは藁の抵抗を受けると振動し、そ
の抵抗を吸収するため集藁装置２の受ける抵抗は極めて
少なくなり、一度に大量の集藁作業ができ、しかも爪の
振動により土、小石等を排除できるため藁のみを集藁可
能である等構成簡易な稲藁集合装置を提供するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本装置を取付けたコンバインの斜視図、第２図
は側面図、第３図は平面図、第４図は正面図である。 第５図は爪の他の実施例の馴視図、第６図はさらに他の
実施例の平面図、第７図は第６図の側面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンバイン１の先端部に直接あるいは別に設けた取付腕
   １６に上下平行リンク５，５の一端部を枢支し、この平
   行リンク５，５の他端部に支持アーム９．９を枢支し、
   さらにこの支持アーム９゜９の上端部に取付けた取付パ
   イプ３に地面に対し略垂直状態になるように爪４，４．
   ・・・を配設し、前記支持アーム９にはコンバイン１側
   に設はり油圧シリンダ６の作動ロッド１４の先端部を連
   動するよ構成してなるコンバイン利用の稲藁集合装置。