JPS5814719Y2 - 直巻電動機の速度制御装置 - Google Patents

直巻電動機の速度制御装置

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JPS5814719Y2
JPS5814719Y2 JP1976129743U JP12974376U JPS5814719Y2 JP S5814719 Y2 JPS5814719 Y2 JP S5814719Y2 JP 1976129743 U JP1976129743 U JP 1976129743U JP 12974376 U JP12974376 U JP 12974376U JP S5814719 Y2 JPS5814719 Y2 JP S5814719Y2
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JP
Japan
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motor
capacitor
semiconductor element
resistor
transistor
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JP1976129743U
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JPS53117926U (ja
Inventor
隆文 滝口
勝二 添田
Original Assignee
山本電気工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は直巻電動機の速度制御装置の改良に関するもの
である。
従来この種制御電極付半導体素子を2ケ使用した全波位
相制御の速度制御装置に於ては、該半導体素子を2ケ使
用する事によりコストが高くなり増産にあまり好ましく
ないものであり、又低速回転時に回転ムラを生じると共
にフィードバックがあまり有効的ではないという欠点が
ある。
本考案は上記の様な欠点を解消するためになしたもので
、制御電極付半導体素子(以下サイリスタと称す)1ケ
により全波位相制御を行うと共にトルクの変動に対する
回転速度の変動をなくシ、低速回転時によるフィードバ
ックを更に増大せしめた直巻電動機を提供するものであ
る。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に於て1は電源のメインスイッチ、2,3゜4.
5はダイオードで、交流電源の全波整流を行なうもので
ある。
6は電動機の界磁コイルFと並列に接続されている整流
素子で、サイリスタの遮断後に界磁コイルFに保有され
ていた磁気エネルギーを還流させて大きな回転起電力を
発生させる様にしたものである。
7はフラッシュ電圧(電源電圧の向きと逆)が電源電圧
に影響しない様働く整流素子、8はフィードバック作用
を行なうトランジスタ、9はトランジスタ、10はサイ
リスタ13にゲート信号を送るためのトリガ信号発生用
のダイアック、11はコンデンサ15の残留電荷を効果
的に消滅させるための整流素子、12は電動機の両端に
生ずる電圧のうち電源電圧を定電圧にスライスし、且つ
、回転起電力の変化を検出してトランジスタ8のB(ベ
ース)、E(エミッタ)間に送る定電圧素子ツェナーダ
イオード、13は本回路の主制御素子サイリスタ、14
はサイリスタ13のゲート電極に印加されるトリガ電圧
波形を整形すると共に雑音によるサイリスタ13の誤動
作を防止するためのコンデンサ、15はダイアック10
にトリガ信号を発生させるための電荷を蓄積するコンデ
ンサ、16はサイリスタ13が遮断時に放電を行ない、
この放電電流でトランジスタ9をON状態となし、トリ
ガ発生用コンテ゛ンサ15に充電電荷が半周期毎に残る
のを放電させるためのコンデンサ、17は回転起電力が
整流子より刷子を経て取り出されるためのノイズが含ま
れ、これによってトランジスタ8が誤動作しない様ノイ
ズを吸収するコンデンサ、18はダイアック10のトリ
ガ発生の位相角を任意に変化させる可変抵抗器、19は
可変抵抗器18の抵抗値が最大の時にサイリスタ13が
通電直前になる様調整するための半固定抵抗器、20は
フィードバック感度調整用半固定抵抗器、21はダイア
ック10及びサイリスタ13の保護抵抗、22は電源電
圧を分圧しコンデンサ16に適当な電圧を加えるための
抵抗、23は半固定抵抗器20の抵抗値が零の時にトラ
ンジスタ8のC(コレクタ)に過電流が流れない様にす
るための保護抵抗、24はトランジスタ8の動作点を決
めるベース抵抗、25はサイリスタ13のノイズによる
誤動作を防止するための抵抗をそれぞれ示すものである
次に回路の動作について説明する。
第1図に於て電源メインスイッチ1を入れ、可変抵抗器
18の微操作により整流素子2,3,4.5のブリッジ
回路によって交流から全波整流されて脈流となった電源
電圧は、整流素子2,3の接続点aから抵抗21〜可変
抵抗器18〜半固定抵抗器19の並列回路を経てコンデ
ンサ15を充電する。
しかしこの時の充電々圧は、ダイアック10のブレーク
オーバー電圧の直前になる様半固定抵抗器19で調整さ
れているので、サイリスタ13は遮断状態であり電動機
Mは回転を行なわない。
次に可変抵抗器18の抵抗値を次第に減少していくと、
コンテ゛ンサ15への充電電流が増加しコンデンサ15
の両端の電圧がダイアック10のブレークオーバー電圧
に達すると、ダイアック10は導通しコンデンサ15は
放電を行なう。
即ち、サイリスタ13のゲートにトリガ信号を送りサイ
リスタ13のアノード・カソード間を導通させると電動
機Mは起動し、電流は電源端子の一端E1よりサイリス
タを経て電動機Mに流れ電源の他端E2に戻る。
更に可変抵抗器18の抵抗値を減少して行くと、コンデ
ンサ15への充電電流が増加するからダイアック10の
ブレークオーバー電圧に達する時期が早まり、サイリス
タ13の通電位相角が進み電動機Mの回転速度は早くな
る。
電動機Mが回転時の両端の波形を第2図で示す。
図で示すC,Dはサイリスタ13の通電時期に相当しB
−Cは電動機Mの界磁コイルFと並列に整流素子6を入
れた事による回転起電力である。
ここで回転起電力について説明を加えるに、もし整流素
子6がない時は回転子は電源電圧の制御部分A−Cでは
界磁の残留磁気のみによる磁界中で回転するから、回転
起電力は小さいが界磁コイルFの両端は整流素子6を並
列に入れ、サイリスタ13の通電時C−Dに界磁コイル
に貯えられた磁気エネルギーをサイリスタ13の通電遮
断時A−Cに整流素子6を通して電流を流してやると、
回転子はこの電流による磁界の中で回転する部分A−C
では電動機Mは直流発電機の働きを威し、電動機Mの両
端には整流素子6を入れない時よりも相当大きな回転数
に比例した電圧(回転起電力)が誘起される。
この回転起電力を含む電動機Mの両端電圧のうち電源電
圧C−Dはツェナーダイオード12により回転起電力が
検出されやすいようある値(最高回転起電力より大)で
スライスされ、トランジスタ8のB(ベース)、E(エ
ミッタ)間に加えられる。
この時ベース抵抗24は低速時の負荷トルク変化による
回転起電力の変化を増幅する様選定されており、これが
フィードバック信号として働く事になるので整流素子を
入れない時よりフィードバック作用は相当大きく、低速
回転時のトルクの改善に大きな働きとなる。
次にフィードバック作用について説明を行なう。
今、ある一定の負荷トルク回転速度で電動機Mが運転し
ている時、負荷トルクが増加すると回転速度が減少する
からこれに比例して生じる回転起電力も減少し、トラン
ジスタ8のベース電流は減少する。
従って半固定抵抗器19と可変抵抗器18の並列回路か
ら、抵抗23、半固定抵抗器20、トランジスタ8のC
(コレクタ)、E(エミッタ)間の回路に流れる電流も
減少し、この減少分は反対にコンデンサ15の充電電荷
の増加分となり、ダイアック10のトリガ発生の位相角
(サイリスタ通電位相角)を進め、電動機Mへの通電電
力量を増加し、回転速度を速める様になる。
又反対に負荷トルクが減少すると電動機Mの回転速度は
増加し回転起電力も増加する。
従ってトランジスタ8のC(コレクタ)からE(エミッ
タ)に流れる電流も増加し、コンテ゛ンサ15に流れる
電流は減少しダイアック10のブレークオーバー電圧(
トリガ発生電圧)に達するのを遅らせるので、サイリス
タ13の通電位相角は遅れる。
故に電動機Mへの通電電力量は減少し、回転速度は減少
する事になる。
この様に負荷トルクの変化を回転起電力で検出し、負荷
トルクが一定となる様フィードバックが行なわれるので
ある。
又電動機Mの低速回転時を有効にする放電回路を設けた
もので、第3図に示すものはコンデンサ15がダイアッ
ク10のブレークオーバー電圧に達する直前のコンデン
サ15.16の電圧波形で、前記コンデンサ15の波形
はa−1)が電源電圧の上昇と共に抵抗21.半固定抵
抗器19、可変抵抗器18の並列回路を通って充電され
、1)−cはダイアック10をブレークオーバーさせな
くとも充電電荷が放電され零電位になる。
又コンテ゛ンサ16はコンデンサ15と同時期に充放電
を繰り返し行なわれている。
即ち、コンデンサ16の働きは1)−cの放電々流〔コ
ンデンサ16〜抵抗27〜トランジスタB(ベース)、
E(エミッタ)〜コンデンサ16〕でトランジスタ9を
バイアスし、〔この時トランジスタ9はC(コレクタ)
、E(エミッタ)間を導通するから〕コンテ゛ンサ15
の両端は閉路となり、トランジスタ9のC(コレクタ)
、E(エミッタ)整流素子11に残留する電荷を放電さ
せる。
尚整流素子11により短時間でコンテ゛ンサ15の残留
電荷を放電させる。
又コンデンサ16の放電々流が直接トランジスタ9のB
(ベース)に流れるのでコンデンサ16の放電と同時に
該トランジスタ9をオンとし確実な残留電荷の放電が行
なわれるのである。
次に第4図は他の実施例を示すもので、動作及び原理は
第1図のものと全く同じである。
本考案は以上説明した実施例から明らかなように、サイ
リスタの出力電流を電動機に誘起する誘起電圧に基づい
てこれを制御すべくした速度制御回路において、トリガ
発生用のコンデンサの残留電荷による間欠トリガ電圧の
発生を防止するための放電回路を構成した事によって、
サイリスタ1ケによる余波位相制御を可能とし低速回転
をスムーズに制御出来る等種々なる実用的効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基づく直巻電動機の速度制御装置の一
実施例を示す回路図、第2図は電動機の両端に発生する
波形図、第3図はコンデンサの両端に発生する電圧波形
図、第4図は他の実施例を示す直巻電動機の速度制御装
置の回路図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流電源からメインスイッチと制御電極付半導体素子と
    を介して電動機に電動機電流を供給する位相制御手段と
    、電動機の直巻界磁巻線に並列に挿入した整流素子によ
    る励磁手段とを備え、前記半導体素子の位相制御手段は
    電動機の回転起電力が減少すると半導体素子の位相が進
    み、前記電動機の回転起電力が増加すると半導体素子の
    位相を遅らせるように作用する電動機の速度制御装置に
    おいて、トリガ発生用のコンデンサ15の残留電荷によ
    る間欠トリガ電圧の発生を防止するための放電装置とし
    てトランジスタ9のC(コレクタ)をダイアック10の
    アノードに、E(エミッタ)はコンデンサ16に接続し
    、該コンデ゛ンサ16は抵抗22と抵抗27との接続点
    とトランジスタ9のE(エミッタ)との間に接続すると
    共に抵抗27の他端を制御電極付半導体素子13のカソ
    ードに接続し、前記トランジスタ9のB(ベース)を制
    御電極付半導体素子13のカソードに接続し、コンデン
    サ15の残留電荷を効果的に消滅させる整流素子11を
    前記トランジスタ9のE(エミッタ)と制御電極付半導
    体素子13のカソード間に接続して成る事を特徴とする
    直巻電動機の速度制御装置。
JP1976129743U 1976-09-27 1976-09-27 直巻電動機の速度制御装置 Expired JPS5814719Y2 (ja)

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JPS53117926U JPS53117926U (ja) 1978-09-19
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