JPS5814586Y2 - 油入電器のタンク - Google Patents

油入電器のタンク

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JPS5814586Y2
JPS5814586Y2 JP1978072387U JP7238778U JPS5814586Y2 JP S5814586 Y2 JPS5814586 Y2 JP S5814586Y2 JP 1978072387 U JP1978072387 U JP 1978072387U JP 7238778 U JP7238778 U JP 7238778U JP S5814586 Y2 JPS5814586 Y2 JP S5814586Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
side plate
seat
tank
base
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978072387U
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English (en)
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JPS54173918U (ja
Inventor
良夫 阿部
辰雄 伊藤
誠二 沢田
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油入電器のタンクに係り、特にタンクの振動に
対する機械的強度の改良に関する。
アンローダ−、リクレーマ−等荷役運搬機械に搭載され
る油入電器例えば変圧器はその運搬機械の運転中に、ま
た輸送中や地震時に振動加速度が変圧器取付ベースより
加わる。
変圧器取付部を含めた系としての固有振動数に近い振動
周波数帯域を有する振動加速度が変圧器に伝達されると
共振現象が生じ下部入力速度に対し変圧器上部の加速度
応答倍率は数倍ないし十数倍となり、この振動による加
振モーメントの大きさに比例した応力が変圧器ベース部
に発生し、また繰返し回数が大きい場合には比較的小さ
な振動応力で疲労破壊に至りタンクの破壊を生じる。
一般に変圧器中身を収納するタンクは第1図及び第2図
に示すように長辺側板1、短辺側板2、底板3、補強梁
4、カバーを取付けるためのトップバンド5、ベース6
より構成され、変圧器はベース6に設けられた孔7によ
りボルト等で図示しない基礎に埋込まれた基盤に定着さ
れており、加振力が変圧器に加わったとき底板との結合
部近傍の側板のX方向加振に対する応力分布は第3図に
示す分布8aのようになり、Y方向加振に対しては第4
図に示す分布8bのようになり最大応力は夫々σX、σ
Yとなる。
このように第3図及び第4図に示した応力分布図の最大
応力σX、σYは変圧器に生じた加振モーメントの大き
さに比例し、長辺側板1に直交するように配設され底板
3に溶接して固着されたベース6の幅方向寸法および長
辺側板1の板厚に略反比例して発生する。
そのために変圧器入力加速度が小さくてもその振動数と
変圧器取付部を含めた系の固有振動数と共振する場合や
繰返し回数が大となるとき、あるいは変圧器入力加速度
が太きく加振モーメントが大きいときなどは、側板の発
生最大応力を許容応力以下となるように制限しなければ
ならない。
またタンクの破損を防止するために側板や底板の板厚を
厚くしなければならず材料費がかさみ、またタンク重量
が増加する等の改良すべき問題点があった。
本考案は上記の点を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、油入電器の振動により生じるタンク基
部の応力を大幅に低減し得る機械的強度が大きく、軽量
な油入電器のタンクを提供することにある。
以下、本考案の一実施例の油入電器のタンクを図面を参
照して説明する。
第1図ないし第4図と同一部分は同符号を付している。
第5図及び第6図に示すようにタンクは互に平行な長辺
側板1と、互に平行な短辺側板2とによって囲われた下
側の開口をほぼ直交するように底板3を固着して形成す
る。
またタンク側面に水平方向に沿った補強梁4を固着し、
長辺側板1と短辺側板2によって囲われた上側の開口の
周辺にカバーを取付けるためのトップバンド5を取付け
る。
さらに底板3に例えば1対のU形鋼からなるベース6を
底板3と短辺側板2に固着された両側のそれぞれの付近
に長辺側板1にほぼ直交するとともに、長辺側板1側に
ベース6の端を夫々突出させて固着する。
そしてベース6はU形鋼の一方の側面を底板3に固着す
るとともに、底板3から突出したベース6の他方の側面
に固定用孔7をあけ、図示しない基礎に埋込まれた基盤
に固定用孔7を通して取付ボルトによって取付は固定す
る。
長辺側板1のベース6の上側に、はぼ四角形の左右上部
に丸みをつけた板状の座9の周辺を溶接によって固着す
る。
そしてこの座9の取付けは、座9の短辺側板1側の側縁
9aはベース6より短辺側板1側になるように配設する
さらにこの座9の上にこの座9より小さい板状の補強板
10を重ねる。
この補強部材10は座9に当接する座固着部10aとベ
ース6の上側側面とベース6の底面に当接する突出固着
部10 bとから形成される。
この補強板10の座固着部10 aの周辺、及び突出固
着部10 bのベース6周辺と当接する部分を溶接によ
って固着する。
なお第9図に示すように座9と溶接部11は長辺側板1
上になめらかな断面形状をもつように形威されている。
このタンクはベース6の突出部に設けた孔7に挿通した
固定ボルト等によって図示しない基礎に埋込まれた基板
に定着されているが、変圧器の振動による加振モーメン
トによってこの固定ボルト部に反力が生じ、この反力は
ベース6より底板3、補強板10および座9を介し長辺
側板1に伝達される。
これらの応力分布図は第7図及び第8図に示すもので、
第7図はX方向加振により生じる座9との結合部近傍の
側板の応力分布11 aを示し、第8図はY方向加振に
対する側板の応力分布11bを示し、最大応力は夫々σ
X/、σY′となり応力分布8 a 、8 bは従来の
例の分布を示している。
このように変圧器加振モーメントに対抗するものとして
は側板応力σi、力伝達面積Ai及び反力作用点間距離
liの相乗積の和すなわちΣσ1Ailiとなる。
そのため長辺側板1に力が分散して伝達され側板応力σ
iが小さくなるように広い座9及び広い補強板10を長
辺側板1に固着して夫々の力伝達面積Aiを大きくする
また反力作用点間距離liを大きくするために、座9及
び補強板10の幅寸法はベース6の幅寸法より大きく形
威し、かつ補強板10のX方向外側、すなわち側面10
aの位置は変圧器中心位置からの距離が大となるように
形成する。
すなわち第5図のベース6より外方、すなわち短辺側板
2側となるように形成する。
また補強板10と長辺側板1間に介在し、溶接部11に
よって固定された座9はX方向側寸法を補強板10より
さらに外方に位置するようにして、反力作用点間距離l
iを大きくする。
また左右上方の角部に丸みをもたせ第9図に示すように
溶接部11と座9は断面形状の変化をゆるやかにして形
成することにより応力集中の緩和を計ることなどによっ
て前述の最大応力σX/、σY′はσX、σYに比し数
分の一以下に大幅に低減できる。
なお、第9図に示すように底板3が長辺側板1の外側に
座9の厚さと同じ寸法だけ突出した実施例について説明
したが、座9の厚さは少なくとも底板3の突出した寸法
である。
すなわち突出した寸法が座9の厚さより小さくてもよい
また、長辺側板1がそのま・伸びて底板3をはめ込むよ
うな場合には、特に座9の厚さは任意に選定できる。
以上、本考案のように油入電気のタンクを構成すれば、
加えられた振動加速度によって大きな加振モーメントが
生じてもタンク底部との結合部近傍の側板の応力を従来
のものに比し大幅に低減でき、また側板及び底板の板厚
の減少による材料費の大幅な縮減およびタンク重量の軽
減ができる油入電器のタンクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々従来のタンクを示す正面図及び
側面図、第3図及び第4図は夫々従来のタンクの側板の
X方向加振による応力分布図及びY方向加振による応力
分布図、第5図及び第6図は夫々本考案の油入電器のタ
ンクを示す正面図及び側面図、第7図及び第8図は夫々
本考案のタンクの側面のX方向加振による応力分布図及
びY方向加振による応力分布図、第9図は第5図のIX
−■線矢視断面図である。 1・・・・・・長辺側板、2・・・・・・短辺側板、3
・・・・・・底板、4・・・・・・補強梁、6・・・・
・・ベース、9・・・・・・座、9a・・・・・・側縁
、10・・・・・・補強板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互に平行に対向した1対の長辺側板と、互に平行に対向
    した1対の短辺側板とこれらの側板の下縁に直角に固着
    した底板とからなるタンクにおいて、前記底板の前記短
    辺側板に固着された両側のそれぞれの附近において前記
    側板と直交しかつ前記底板から外方に突出するように1
    対のベースを設け、各ベースの上方において左右上方の
    角部に丸みを形成した板状の座を前記長辺側板に固着し
    、前記座はその1つの側縁が前記ベースより短辺側板の
    方向に偏っているようにその位置を設定し、前記座の上
    縁部と前記長辺側板との溶接部は滑らかな断面形状に形
    成し、前記ベースと前記座とを補強板を介して固着して
    連結したことを特徴とする油入電器のタンク。
JP1978072387U 1978-05-30 1978-05-30 油入電器のタンク Expired JPS5814586Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54173918U JPS54173918U (ja) 1979-12-08
JPS5814586Y2 true JPS5814586Y2 (ja) 1983-03-23

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