JPS58145679A

JPS58145679A - 吸音・吸振材の製造方法

Info

Publication number: JPS58145679A
Application number: JP2557482A
Authority: JP
Inventors: 彰一樋口
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-02-19
Filing date: 1982-02-19
Publication date: 1983-08-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は吸音、吸振に顕著な威力を発揮する吸音、吸
振材の製造方法に関する。

従来、吸音、吸振に優九た効果を有するものとされてい
る吸音、吸振材として、ネズミ鋳鉄の細片を多孔質状に
成型したものがある。この吸音、吸振材によれば、多孔
質状に焼結した構造により振動減衰係数が大きく、又犬
さな表面積を持つため中、高域に対し優れた吸音効果を
発揮する。更に多孔質の空胴内部が共鳴吸音器として働
き、この孔の中に音を閉じ込めて共鳴させ音のエネルギ
ーを熱に変換して消してしまい、この共鳴吸音効果は特
に低域に対して大きな効果がある。これらの働きにより
低域から高域までの広い帯域を効果的に吸音する。

このようにネズミ鋳鉄の細片を多孔質状に成型した吸音
、吸振材は優れた吸音、吸振効果を発揮するものである
が、反面その製造が面倒であり、非常に高価であるため
安易に使用することができないといった欠点がある。

この発明は上記点に鑑み、ネズミ鋳鉄よりなる吸音、吸
振材に代わる吸音、吸振材として、製造が容易であり安
価に得ることがでな、しかも吸音、吸振効果はネズミ鋳
鉄よりなる吸音、吸振材に優るとも劣らない吸音、吸振
材のａＪ造方法を提供するものである。

以下この発明の一実施例を詳細に説明する。

先ず粘土に小片の可熱性物を投入し均一に混練する。粘
土にあっては特に限定されるものではない。

又可熱性物はコーヒー滓、籾穀、藁、木屑９発泡スチロ
ール、その他意燃性のものであればよい０可熱性物の大
きさは、コーヒー滓、籾穀などはその１１使用するが通
常１（ｍ〜２（ｍ位の小片に裁断して使用する０次に可燃性物を混入した粘土を適宜大きさの板状に成型
して乾燥させた後、高火度焼成する。

このようにして焼成された板体には、その焼成過程で粘
土に混入した可燃性物が燃焼し、この部分に空間が形成
される。即ち焼成された板体は多孔質状に成型される。

図面はこの発明により製造されｆｃ吸音、吸振材を示す
ものであり、１は吸音、吸振材、２は吸音、ｅ。

振材１に空間全形成する孔である。

従って、この発明により製造された吸音、吸振材は多孔
質状の構造となっているため振動減衰係数が大きく、又
大きな表面積を持つため中、高域に対し優れた吸音効果
全発揮する。そして多孔質の空胴内部が共鳴吸音器とし
て働き、この孔の中に音を閉じ込めて共鳴させ音のエネ
ルギーを熱に変換して消してし１い、Ｃの共鳴吸音効果
は特に低域に対して大きな効果がある。こｒしらの働き
により低域から高域までの広い帯域を効果的（・ζ吸音
する。

次に」：記実施例に基づき製造した吸音、吸振材の吸音
、吸振試験の結果を説明する。

この試験に用いた吸晋、吸振材は、粘土（益子陶ＸＭＩ
Ｍｋ’ｆｉＪｔ７４ｊｆＨ９０，５ｋｐ　、　　１ｃｍ
　〜２　ｃｍニ裁断り。

た藁０．２　ｋｇを混練してから、−辺の長さ２２２ｍ
ｍ。

厚さ３０龍の正方形の板体に成型し、これを乾燥させた
後１２８０℃（通常の陶器製造温度）で焼成したものケ
使用した。

上記板体に成型した吸音、吸振材を音響装置のランクの
下方に４枚挿入し、前方に同じく４枚配置して出力音圧
周波数特性の測定をしたところ可聴帯域２０　Ｈ７，〜
２　Ｄ　ＫＨｚ）全域に亘って減衰効果が見られ、特に
低域（５０Ｉ（ｚ〜６０Ｈｚ付近）における減衰も顕著
に表われた。又聴感上製かで引き締った低音再生が得ら
れた。

次にプレイヤーとスピーカーとを接近させて設置し、プ
レイヤーの下部に上記板体４４枚挿入したところハウリ
ングがおこらず、聴感上明確な効果が得られた。

上記効果は板体を増やせば更によい効果が得られること
を確認した。

以上のようにこの発明によれば吸音、吸振に顕著（６）な威力全発揮するものであるから、オーディオ用音響材
料として、例えばプレイヤーやスピーカーのインシュレ
ーターとして、スピーカー内部に挿入して音圧調整に、
その他音場補正用のパーチージョンとして用いることに
より優れた効果全発揮し、又建築用材料として、例えば
防音、防振、吸音材として床用素材、壁用素材に用いる
ことにより、更には防音。

防振を必要とする場所に用いることにより優れた効果を
発揮する。又釉薬を掛けることにより、特に建築物の装
飾用をも兼ねることができる。

更にこの発明によれば吸音、吸振材の製造が容易であり
、しかも素材が粘土と可熱性物であるからネズミ鋳鉄に
よる吸音、吸振材に比較し、はるかに安価に得ることが
できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明により製造した吸音、吸振材の一例を示
す斜視図である。１・・・吸音、ｒＪ＆、振材　、２・・・孔（４）手続補正書（自発）特許庁長官　若杉和夫　殿１、事件の表示昭和５７年特許願第２５５７４　　弓３、　補正をする者事件との関係　　出願人住　所　　栃木県芳賀都茂木町飯２０７５−２５　８　
　　樋　　　　口　　　　彰　　　　−４、代　理　人７、補正の対象（１）明　細　書８、補正の内容別紙のとおり。補正の内容願書番号　　特願昭５７−２５５７４号１、　明細書中
特許請求の範囲を次の通り補正する。「特許請求の範囲粘土に小片の可！性物を混入し、次に板状に成型して乾
燥させた後、高火度焼成することを特徴とする吸音・吸
振材の製造方法。」２　明細書中第２頁第１４行目［・・・小片の可熱性物
を・・・」とあるのを「・・・小片の可燃性物を・・・
」と補正する。五　同書中同頁第１６行目「又可熱性物は・・・」とあ
るのを「又可燃性物は・・・」と補正する。４、同書中間頁第１７行目〜第１８行目「・・・可熱性
物の・・・」とあるのを「・−・可燃性物の・・・」と
補正する。＆　同書中第５頁第１２行目「・・・粘土と可熱性物で
ある・・・」とあるの全１・・・粘土と可燃性物である
・・・」と補正する。以上

Claims

【特許請求の範囲】

粘土に小片の可熱性物を混入し、次に板状に成型して乾
燥させた後、高火度焼成することを特徴とする吸音、吸
振材の製造方法。