JPS5814421Y2 - 磁気ヘッド取付装置 - Google Patents

磁気ヘッド取付装置

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JPS5814421Y2
JPS5814421Y2 JP1976007799U JP779976U JPS5814421Y2 JP S5814421 Y2 JPS5814421 Y2 JP S5814421Y2 JP 1976007799 U JP1976007799 U JP 1976007799U JP 779976 U JP779976 U JP 779976U JP S5814421 Y2 JPS5814421 Y2 JP S5814421Y2
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head
cassette
magnetic head
tape
reel
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JP1976007799U
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JPS52100723U (ja
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井上善久
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ティアック株式会社
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は改良された磁気ヘッド取付装置に関するもので
ある。
従来、テープレコーダ等に於いて、磁気ヘッドは調整機
構を設けないで固定的に取付けられているか、又はネジ
とコイルスプリング等を使用し、ネジの進退によって磁
気ヘッドの高さの調整及び磁気ヘッドの磁気テープ角方
向に関する傾斜の是正即ちアジマス調整が可能なように
取付けられている。
しかし、前者の取付構造には、各部品の工作精度を非常
に高いものにする必要があり、高価となることが免れな
いという欠点があり、しかも、磁気ヘッドの高さに関し
ては工作精度を高めることによって所期の目的をある程
度達成されても、アジマスに関しては可能な工作精度の
みでは解消出来ない微妙な問題があり、例えば2トラツ
クを使用するステレオ再生等の場合に、トラック間で位
相ずれが生じるという欠点があった。
また後者の取付構造には、磁気ヘッドの高さ及びアジマ
スの調整が可能であっても、これ等の調整に熟練を要す
ると共に、調整のための時間的ロスが太き(・という欠
点があった。
本考案は上述の如き欠点を除去した磁気ヘッド取付装置
の提供を目的とするものである。
上記目的を達成するための本考案は、理解を容易にする
ために実施例を示す図面の符号を参照して説明すると、
磁気ヘッド44と該磁気ヘッド44が固着されたヘッド
取付板78とから成るヘッド組立体を記録又は再生装置
の例えば実施例のヘッド基板70のようなヘッド装着部
に鋼球な介して取付ける磁気ヘッド取付装置に於いて、
前記鋼球として複数個の鋼球82.83を前記磁気ヘッ
ド44に当接する磁気テープの長手方向に直交する磁気
ヘッド中心線上に配して複数箇所で前記ヘッド組立体を
支持し、前記ヘッド取付板78の前記中心線を基準にし
て前記長手方向の一方の側に突出する部分に皿モミ孔7
7を設け、該皿モミ孔77に皿ネジ84を嵌合させた状
態で前記皿ネジ84を前記ヘッド装着部のネジ孔85に
螺合させ、前記ヘッド取付板78の前記中心線を基準に
して前記長手方向の他方の側に突出する部分に皿モミ孔
76を設げ、該皿モミ孔76に円錐台状部材88を変位
自在に嵌合させ、例えば実施例のネジ86のように頭部
を有する軸を前記円錐台状部材88の孔に挿通させた状
態で前記ヘッド装着部に植立させ、前記頭部と前記円錐
台状部材88との間に前記ヘッド取付板78を前記ヘッ
ド装着部の方向に偏倚するためのコイルスプリング87
を配し、前記皿ネジ84の進退でアジマス調整を行うよ
うに構成したことを特徴とする磁気ヘッド取付装置に係
わるものである。
上記考案によれば、ヘッド中心線上に複数の鋼球82.
83を配すので、ヘッド調整をアジマス調整のみに限定
すること力;可能になる。
また、皿ネジ84と円錐台状部材88とを使用してヘッ
ド44のテープ長手方向及びこれに直交する中心線方向
の位置決めを行うので、これ等の方向の位置決めを容易
に達成することが可能になり、且つこれ等の方向のガタ
を除去することが可能になる。
これを更に詳しく説明すると、皿ネジ84によってヘッ
ド位置がほぼ決定されるが皿ネジ84を中心としたヘッ
ド取付板780回動を阻止することは不可能である。
そこで、本考案ではもう一方の皿モミ孔76に円錐台状
部材88が変位可能に嵌合されている。
このため、アジマス調整時に円錐台状部材88を変位さ
せることも可能になり、円錐台状部材88とここに挿通
されている軸との隙間即ちクリアランスを小さくするこ
とが出来る。
従って、隙間に基づくヘッド取付板780回動方向のガ
タが少なくなる。
以下、図面を参照してl実施例に付いて述べる。
第1図〜第3図には本実施例のカセット式テープレコー
ダに使用するテープカセット1が示されている。
このテープカセット1はケース2の中に一対のリール3
,4と磁気テープ5とを収容したものである。
一方のり−ル3から他方のリール4に至る磁気テープ5
はガイドピン6.7及び第2図の左右両上端に配設され
たガイドローラを介すことによってカセットの前面8に
沿うように配置されている。
カセットケース2の上下両主面にはリール軸挿入用の開
口9.10の他に、カセット位置決めピン挿入用開口1
1.12、テープ引き出し用のU字状切欠部13.14
、予備の開口15゜16、及び予備の切欠部17.18
が設けられている。
左右のテープ引き出し用のU字状切欠部13゜14の出
口即ちテープ引き出し口13a、14aを隠蔽する蓋1
9.20は鎖線で示す位置まで回動するように軸21.
22で枢支されている。
尚、図示はされていないが蓋19.20は軸21.22
に巻き付けられた捩りバネによってその閉方向に常にバ
ネ付勢されている。
23.24はリール回転止めアームであって、その先端
がリール3,4の上端に設けられたラック25.26に
噛合して不使用時に於けるリールの不用意な回転を阻止
するためのものである。
このアーム23.24は軸27.28を中心に回動自在
であり、軸27.28に装着された捩りバネ(図示せず
)によってリールの回転を阻止する方向にバネ付勢され
ている。
アーム23.24の一端23a 、24aはケースの背
面29に露出し、第3図に示すリール回転止メ解除レバ
ー30の一端30aで押圧されるようになっている。
第4図及び第5図はテープカセット1を使用して記録再
生を行うためのテープレコーダの主要部分を示す正面図
及び側面図である。
第4図のほぼ中央にはテープカセット1内の一対ぬリー
ル3.4に係合する一対のリール軸31.32が配設さ
れ、夫々のリール軸31.32には駆動用の直流モータ
33.34及びブレーキドラム35.36が直結されて
いる。
リールモータ33.34はモータ制御回路によって制御
駆動され、左のリールモータ33は第4図で反時計方向
に回転するように付勢され、右のり一ルモータ34は第
4図で時計方向に回転するように付勢される。
この実施例ではプレイ状態に於いて右リールモータ34
に120mA、左リールモータ33に40mAの電流が
夫々流されて、テープが左リール3から右リール4に向
って走行するようになっている。
又、停止状態に於いても電源がオフにならない限り左右
のり−ルモータ33.34に60mAの電流が夫々流さ
れるようになっている。
シャーシ即ち金属基板37に設けられた凹部38には、
一対のキャプスタン39.40、一対のピンチローラ4
1.42、再生磁気ヘッド43、記録磁気ヘッド44、
消去磁気ヘッド45等が配設されている。
一対のキャプスタン39.40には第5図及び第16図
のキャプスタン駆動部の背面図から明らかなようにフラ
イホイール効果を有するプーリ46゜47及びブーIJ
48 、49が夫々直結され、これ等が基板37に固
着された軸受50.51によって軸支されている。
第16図に示す如くキャプスタンモータ52に直結され
たモータプーリ53とキャプスタンに直結されたプーリ
48.49とに第1のベルト54が掛げられ、またプー
リ46と4Tとに第2のベルト55が掛けられている。
従って、一対のキャプスタン39.40h!一台のキャ
プスタンモータ52によって同一方向に安定的に回転す
る。
キャプスタンモータ52は第5図から明らかなように基
板37との間にスペーサ56を介して配設された取付板
57に固定されている。
一対のピンチローラ41.42は支軸58.59を中心
に回動自在なピンチローラアーム60.61に回転自在
に夫々装着されている。
尚ピンチローラアーム60.61にはピンチローラ41
.42に隣接してテープ引き出し兼ガイドピン62・6
3が植設されている。
64.65はストッパであって、ピンチローラアーム6
0の反時計方向の回動位置とピンチローラアーム610
時計方向の回動位置とを規制するものである。
66.67はカセット位置決めピンであって、カセット
の水平方向の位置決めをすると共にフランジ部68の段
部によってカセットの高さ方向の位置決めをするもので
ある。
第4図で鎖線で示す磁気ヘッド43.44.45は第5
図及び第6図に示す如く基板37上にスペーサ69を介
して固着されたヘッド基板70上に夫々装着されている
尚ヘッド基板70は軸受51の延長突出部71によって
も支持されている。
第1T図及び第18図はヘッド基板70に対する記録磁
気ヘッド44の装着を具体的に示すものである。
この実施例に於いては磁気ヘッド44の底面に基準面7
2が設けられ、この基準面72を基準にしてギャップ位
置が決定されている。
またヘッド基板70上にも基準面73が設けられ、この
基準面73が走行するテープの高さに対して所定の高さ
とするように調整されている。
基準面72を有する磁気ヘッド44は孔74.75.7
6及び77を有する取付板78に孔74.75が基準面
T2に対応するように皿ネジ79で取付けられている。
開孔76.77には皿モミ80.81が施しである。
磁気ヘッド44の底部の基準面72とヘッド基板70の
基準面73との間には孔74゜75で横方向の位置規制
がされた状態で鋼球82゜83がグリース等の粘性物質
の助けをかりて配されている。
この鋼球82,83はボールベアリング等に使用するた
めに市販されているものであって、□クロン単位の精度
を有しているにも拘わらず極めて安価なものである。
基準面γ2と73との間にミクロン単位の精度を有する
鋼球82.83を配しているために、高さ調整をしなく
ともヘッド44は所定の高さとなる。
ヘッド基板70に対する取付板78の装着は皿ネジ84
を孔77を介してヘッド基板TOのネジ孔85にねじ込
むこと及びネジ86をコイルスプリング87、円錐台状
部材88及び孔76を貫通させてヘッド基板70のネジ
孔89にねじ込むことによって行われている。
尚、円錐台状部材88のテーパ一部88aは皿モミ80
に嵌合し、又皿ネジ84のテーパ一部84aは皿モミ8
1に嵌合しており、これにより、ヘッド基板70に対す
る磁気ヘッド44の位置を正確に保持している。
このように装着された磁気ヘッド44の高さ調整は不要
であるが、アジマス調整は必要である。
アジマス調整は皿ネジ84を進退させることによって鋼
球82.83を支点として磁気ヘッド44が固着された
取付板7Bを回動させることによってなす。
この際、スプリング87で保持されているネジ86の部
分に於いて取付板78は変位可能であり、皿ネジ84を
進退させるのみで、アジマス調整が達成され、この調整
は極めて容易である。
また、アジマス調整によってヘッドの高さが変化するこ
とがない。
更にこの実施例のように構成すれば運搬中に磁気ヘッド
がずれたりすることがなくなる。
今、記録ヘッド44の装着に付いて述べたが再生ヘッド
43も同様に装着されている。
磁気ヘッド43.44.45は第4.6図から明らかな
ように一直線上に配置されずに、湾曲して配置され、記
録磁気ヘッド44のギャップ面が最も突出している。
第4図から明らかなように基板37上には蓋開放ピン9
0.91が夫々植設された蓋開放アーム92.93が支
軸94.95を中心に回動自在に夫々配設されている。
尚アーム92.93の基板37に対する高さは第5図に
示す如(スペーサ96によって決定されている。
ピンチローラ41,42、テープ引き出し兼ガイドピン
62.63、及び蓋開放ピン90.91は、操作釦を押
す前にはカセットのU字状切欠部13.14内に位置し
ている。
第4図に於ける97.98はブレーキアームであって、
支軸99.100を中心に回動し、制動時にブレーキシ
ュー101.102がブレーキドラム35.36に圧接
されるように配設されている。
ピンチローラアーム60.61、蓋開放アーム92゜9
3及びブレーキアーム97.98を回動させる機構は追
って説明する。
デツキ前面には第4図の右側に示す如くプレイ操作釦1
03、録音操作釦104、早送り操作釦105、巻戻し
操作釦106、ポーズ(一時停止)操作釦107、キュ
ー(高速再生)操作釦108及び停止操作釦109が設
げられ、更にカセットイジェクト(排出)レバー110
が設げられている。
第4図に於いて、リール軸31.32等の手前にはカセ
ット案内装置としてのカセットホルダ111が設げられ
ている。
第4図では内部を示すために切欠されて実線ではホルダ
111の一部のみしか示されていないが、鎖線で示す如
くカセットにほぼ対応した大きさに形成されている。
このカセットホルダ111はここにカセット1を保持し
てテープ走行位置まで導くためのものであって、この実
施例では左右両端に結合されたX字形リンク機構112
a、112bによって移動するようになっている。
リンク機構112aと112bとは実質的に同一構成で
あるので、第7図〜第9図の側面図によって一方のリン
ク機構112aについて詳細に述べ、他方のリンク機構
112bの共通部分にはサフィックスbの符号を付して
その説jを省略する。
基板37に固定されたL字形リンク支持部材113aに
第1のリンク部材114aの一端115aが軸116a
で枢着されている。
第1のリンク部材114aの他端117aには突起11
8aが設げられており、この突起118aがカセットホ
ルダ111の側面板119aに形成されている略り字状
孔120内に移動可能に係合している。
略り字状孔120はカセットを装填した状態で基板37
と平行に伸びているカセットホルダ昇降ガイド孔部12
1と、第2のリンク部材122aの一端123aをカセ
ットホルダ側面板119aに枢着する軸124aを中心
にしてのカセットホルダ1110回動を可能にするため
のカセットホルダ回動用孔部125とから成る。
回動用孔部125は円弧状に形成されているがこの形状
に限ることなくホルダ1110回動を阻止しない形状で
あればどのような形状でもよい。
第1のリンク部材114aと略同長に形成された第2の
リンク部材122aの他端126aには突起127aが
形成され、この突起127aがリンク支持部材113a
と一体に形成されているガイド部128aの長孔に移動
可能に挿入されている。
長孔129は第7図から明らかなように基板37に平行
に延びている。
第1のリンク部材114aと第2のリンク部材122a
とはこれ等の中央部で軸130aによって枢着されてい
る。
また引張コイルバネ131aの一端が突起127aに係
止され、その他端が支持部材113aに係止されている
このバネ131aは第1及び第2のリンク部材114a
、122aからなるX字状リンクを開く方向にバネ付勢
するものである。
第2のリンク部材122aをホルダ側面板119aに枢
着する軸124aには捩りバネ132aが装着され、そ
の一端でホルダ111が常に第7図で反時計方向にバネ
付勢されている。
第4図から明らかなように第1のリンク部材114aと
114bとの下端は連結部材137によって一体化され
、左右のリンク機構112a、112bが同一状態で昇
降及び回動するようになっている。
ホルダ111には第8図に示す如く折曲げによって形成
されたロック部133が設けられ、カセット装填位置に
ホルダ111を移動すると鎖線で示すロック片134の
傾斜面135がロック部133で押圧されてこれが反時
計方向に回動し、鉤部136にロック部133がロック
されるようになっている。
ロック機構に付いては追って詳述する。
第7図の状態でカセットホルダ111に第1図〜第3図
に示すカセット1を挿入し、カセットホルダ111の上
面を押せば、カセットホルダ111は第7図で軸124
aを中心に時計方向に捩りバネ132aを抗して回動す
る。
第8図に示す如く突起118aが回動用孔部125の左
端に至るとホルダ111の回動が不可能となる。
カセットホルダの上面の押圧を更に続ければ、コイルバ
ネ131aに抗してX字状リンク機構112aが第9図
に示す如く閉じられる。
この時第1のリンク部材の突起118aは昇降ガイド孔
部121に沿って移動し、第2のリンク部材の突起12
7aは長孔129に沿って移動する。
第9図の状態になるとロック部133がロック片の鉤部
136に係合してロックされると共に、ホルダ111の
底面板138によって、第3図に示す如くリール回転止
解除機構139が作動し、カセット1のリール回転止め
アーム23.24が解除状態となる。
ロック片134によるホルダ111のロックが解除され
た時の動作はカセット装填時と逆の動作になり、バネ1
31aによってX字リンク機構が開いて、ホルダ111
が基板37に平行に上昇し、上昇停止後にはバネ132
aによって第7図に示す位置まで回動する。
カセットホルダ機構を上述の如く構成すれば、リール軸
にカセットのリールが係合したり、リール軸からカセッ
トのリールが離脱する際のカセットの移動方向が直線的
であるため、即ち基板37に対して平行に上昇したり下
降したりするため、カセットの着脱を円滑に達成するこ
とが出来る。
又、リール軸係合孔とリール軸との間の隙間を小さくす
ることが可能であるので、リール軸の直径等を大きくす
ることが出来る。
又、ホルダがX字状リンクによって上昇した後に回動す
るようになっているので、ホルダに於けるカセットの着
脱が容易となる。
リール回転止解除機構139は、第4図、第5図及び第
10図に示す如く被押圧部140と押圧部141とを備
えた回動レバー142を固定軸143に装着し、且つ第
10図で反時計方向にバネ付勢するバネ144を設ける
ことによって構成している。
尚この解除機構139は被押圧部140がカセットホル
ダ111の底面板138によって押圧されて第10図で
レバー142が時計方向に回動し、カセット装填位置で
第3図に示す如くレバー142の抑圧部141がカセッ
ト1のリール回転止めアームの一端23a 、24aを
押圧し、リール回転止めを解除するようになっている。
145はストッパ部であって、これが基板37に当るこ
とによってレバー142の反時計方向への回動を阻止す
るためのものである。
この実施例ではカセットホルダの底面板138によって
レバー142を回動させているが、カセット1で行って
も差支エナイ。
又、レバー142はホルダ111の移動に関連して作動
出来る場所であればどこでもよい。
第4図、第5図及び第10図に示す如くカセットホルダ
ロック片134及び蓋19.20の開放機構のロックレ
バ−146が固定軸143で回動自在に夫々支持されて
いる。
第10図から明らかな如くカセットホルダロック片13
4は全体として略コ字状に形成され、この一端にロック
解除用被抑圧部147を備えている。
この被抑圧部147はロックレバ−146に設げられた
押圧部148によって押圧される部分であって、抑圧部
148との間に間隙Wが生じる°ように形成されている
尚ロック片134にはバネ149が係止され、ロック片
134が第10図で時計方向に常にバネ付勢されている
ロック片1340時計方向への回動位置はロック片13
4が基板37に当った所で規制すれている。
ロックレバ−146にはロック解除用の被抑圧部150
が設けられており、イジェクトレバー110の先端の突
起151によって押し上げられるようになっている。
尚ロックレバ−146にはバネ152が係止されており
、ロックレバ−146は常に第10図で時計方向にバネ
付勢されている。
またロックレバ−1460時計方向への回動位置はこれ
が基板3Tに当った所で規制されている。
イジェクトレバー110は軸153に枢着され、且つバ
ネ154によって第10図で時計方向にバネ付勢されて
いる。
ロックレバ−146には垂直に延びるロック部155が
あり、・ロック部155は傾斜面156と鉤部157と
を備えている。
鉤部157は第4図、第5図及び第11図に示されてい
る蓋開放機構158の軸159に係合する。
蓋開放機構158は固定軸160に回動自在に支持され
たレバー161と、レバー161を回動するための電磁
プランジャ162と、レバー161と蓋開放アーム92
.93と結ぶ連接杆163 、164とから成る。
軸160及びレバー161は第4図に示す如く左右に伸
びており、レバー1610回動によって両方の蓋開放ア
ーム92.93が同時に回動するようになっている。
連接杆163.164はピン165.166によってレ
バー161に連結され、またピン167゜168によっ
てアーム92.93に連結されている。
カセット1を装填して、プレイ操作釦103、早送り操
作釦105、巻戻し操作釦106、ポーズ操作釦107
、キュー操作釦108から選択された一つを押圧すると
電磁プランジャ162が直ちに付勢されて、プランジャ
169が吸引され、突起170による押圧でレバー16
1が第5図及び第11図で反時計方向に回動し、軸15
9がロックレバ−146の傾斜面156を押圧し、ロッ
クレバ−146がバネ152に抗して反時計方向に回動
し、鉤部157に軸159が入り込んだ位置で蓋開放機
構158がロックされる。
このロック状態はカセット1をイジェクトするまで保た
れる。
即ちモード転換のために停止操作釦109を途中で押し
て電磁プランジャ162を非付勢としてもロックは解除
されない。
上述のように電磁プランジャ162の付勢でレバー16
1が反時計方向に回動すると、連接杆163.164が
第4図、第5図及び第11図で下方に移動し、蓋開放ア
ーム92.93が支軸94.95を中心に回動する。
即ち一方のアーム92が第4図で反時計方向に回動し、
且つ他方のアーム93が第4図で時計方向に回動する。
これにより、第6図に示す如く蓋19゜20が開く。
カセットイジェクトレバー110を第5図及び第10図
で反時計方向に回動させると、突起151によってロッ
クレバ−の被抑圧部150が押圧され、バネ152に抗
して反時計方向に回動し、鉤部157が軸159から抜
げ出て蓋開放機構158のロックが解除され、蓋190
時計方向への回動及び蓋200反時計方向への回動に伴
なってピン90.91は第4図に示す元の位置に戻る。
イジェクトレバー110を更に回動させると、ロックレ
バ−146の押圧部148がカセットホルダロック片1
34の被押圧部147を押圧し、ホルダロック片134
を第5図、第7図及び第10図で反時計方向に回動させ
る。
これによりロック片134の鉤部136がホルダのロッ
ク部133から抜は出てホルダ111は第9図に示す状
態から第7図に示す状態に移動する。
ホルダ111の移動はカセット1の蓋19.20が閉じ
た後に行われるので、蓋19.20がイジェクトの際に
装置本体の化粧パネルに当ったりすることがなくなる。
第4図に示すブレーキドラム97.98は第5図及び第
12図に示す如く電磁プランジャ162に関連して回動
するようになっている。
即ち蓋19゜20の開放とブレーキの解除とが同一の電
磁プランジャ162によって行われる。
プランジャ169には突起170の延長部171によっ
てブレーキ用レバー172が連結されている。
このレバー172は軸160を中心にして回動自在であ
り、その先端173は基板37の開口174を介して基
板3T上のスライド板175の折曲下端176に係合し
ている。
スライド板175は第5図に示すスペーサ177.17
8上をスライドする。
スライド板175には第4図に示す如くガイド孔179
.180が設けられており、ここにスペーサ177.1
78上に設げられたガイドピン181.182が挿通さ
れている。
スライド板175上に植設された固定ピン183とガイ
ドピン181との間にバネ184が夫々係止され、スラ
イド板175は第4図及び第12図に於いて上方にバネ
付勢されている。
スライド板175には第4図に示す如く突起185゜1
86があり、スライド板175が下方に移動した時にブ
レーキアーム97,9Bを押圧し、ブレーキアーム97
をこれに係止されたバネ187に抗して時計方向に回動
させ、またブレーキアーム98をこれに係止されたバネ
188に抗して反時計方向に回動するようになっている
このように構成されているため、プレイ操作釦103等
の操作で電磁プランジャ162が付勢されると、まずレ
バー172が反時計方向に回動し、次にスライド板17
5が下方に移動してブレーキアーム97゜98が回動し
、ブレーキドラム35.36からブレーキシュー101
.102が離間する。
又、停止操作釦109を押すと一定遅延時間後に電磁プ
ランジャ162が非付勢となり、制動状態となる。
プランジャ162が非付勢となっても前述から明らかな
ように蓋開放機構158はロック状態に保たれる。
第4図に示すピンチローラアーム60.61は、第5図
、第13図、第14図及び第15図に示す如く2つの電
磁プランジャ189.190に関連づけられている。
即ち、電磁プランジャ189゜190のプランジャ19
1.192には第15図に示す如く連結板193.19
4が結合され、この連結板193.194に第14図に
示すような路上の字状の回動杆195が連結されている
回動杆195は第1の水平軸部196、第2の水平軸部
19T1第3の水平軸部198、第1の連結部199、
及び第2の連結部200から成り、第2の水平軸部19
7の両端部201.202で基板37から突出して(・
る固定アーム203,204に枢着されている。
従って第2の水平軸部197を中心に回動する。
第1の水平軸部196の両端の突出軸205.206は
連結板193.194の孔207.208に挿通されて
いる。
第15図で孔207は軸205にほぼ一致した円形であ
るが、孔208は軸206の上下移動が可能な長孔とな
っている。
又、第15図で右側のプランジャ192はストッパ20
9で位置規制され、これが引き込まれない状態でその先
端210が左側のプランジャ191の先端211より、
も長さLだけ突出している。
従ってポーズ状態にするために左側の電磁プランジャ1
89を非付勢とし、右側の電磁プランジャ190のみを
付勢すると、軸196は右側のプランジャ192の最終
的吸引位置となり、プレイ時の高さより低くなる。
プレイにするために再び左側の電磁プランジャ189も
付勢するとプランジャ191が最終位置まで吸引され、
軸196がポーズ時より高くなる。
この時プランジャ192の変位は不可能であるが、長孔
208を軸206が上昇することによって水平軸196
の水平状態は保たれる。
電磁プランジャ189゜190によって回動される回動
杆195の第3の水平軸部198は第4図及び第13図
に示す移動板212のコ字状下端部213に連結されて
いる。
移動板212は第13図に示す如く基板37上のスペー
サ214上を上下動する。
第4図に示す如く移動板212にはガイド孔215が設
けられており、スペーサ214上に植設されたガイドピ
ン216がここに挿通されている。
又、移動板212上にはピン217,218,219が
植設されており、ピン217と固定されたガイドピン2
16とにはバネ220が夫々係止され、移動板212が
このバネ220によって第4図で上方向にバネ付勢され
ている。
ピン218と219とは左右の連接板221.222に
設けられた長孔223.224に夫々挿通されている。
連接板221.222はアーム60.61の夫々の一端
に軸225.226で連結されている。
また軸225.226とピン218.219とにバネ2
27.228が夫々係止されている。
従って移動板212とアーム60゜61とは連接板22
1.222とバネ227,228との両方で連結されて
いる。
このピンチローラ機構に於いて、移動板212が下方に
移動すると、これにバネ227.228と連接板221
.222とで連結されているアーム60.61が回動す
る。
即ちアーム60は時計方向に回動し、アーム61は反時
計方向に回動する。
プレイ時に於ける、アーム60.610回動はキャプス
タン39.40にピンチローラ41.42が圧接される
までなされる。
ピンチローラ41.42がキャプスタン39゜40に圧
接された状態では、移動板212が充分に下方に変位す
るのでバネ221がアーム60を時計方向にバネ付勢し
、バネ222がアーム61を反時計方向にバネ付勢して
いる状態となる。
第4図に於げる229はキュr用電磁プランジャであっ
て、高速再生による記録部分又は未記録部分の頭出し等
のためにキュー操作釦108を押したときに付勢される
ものである。
電磁プランジャ229のプランジャ230には回動レバ
ー231が連結されている。
回動レバー231は支軸232を中心に回動し、その先
端233に植設されたピン234によって移動板212
の上端235が押圧される。
移動板212は3段階に移動するようになっており、キ
ューイングの時にはアーム60゜61が第21図の状態
となり、ポーズ時には電磁プランジャ190のみが付勢
されて第20図の状態となり、プレイ時には電磁プラン
ジャ189と190との両方が付勢されて第19図の状
態となる。
第4図ではその図示が省略されているが、第5図及び第
6図に示す如(ヘッド基板70には2本のガイドピン2
36.237が植設されており、これにより磁気ヘッド
43.44.45に対するテープ位置が決められる。
第22図はこの装置の電気回路を説明的に示すものであ
る。
この回路で、プレイ操作釦103の操作によってフリッ
プフロップから成る信号記憶回路23Bに例えば正のプ
レイ信号を与えれば、これが記憶されて、操作釦103
をオフにしても記憶回路238からプレイ信号が送出さ
れ続けられる。
プレイ信号はプレイ制御回路239とプレ−キ及び蓋開
放制御回路240との両方に付与されるが、プレイ制御
回路239にはコンデンサを含む遅延回路241を通し
て付与されるので、この回路はブレーキ及び蓋開放制御
回路240より遅れて付勢される。
242はANDゲートであって、記憶回路238と遅延
回路241との両方から高レベル信号が得られた時のみ
高レベル出力信号を送出するものである。
241はORゲートであって、記憶回路238から付与
されるプレイ信号と遅延回路245を介して付与される
プレイ信号との両方をブレーキ及び蓋開放制御回路24
0に与えるための回路である。
例えば第23図のtlでプレイ操作釦103がオンにさ
れるとプレイ信号が直ちにブレーキ及び蓋開放制御回路
240に付与され、これにより電磁プランジャ162が
付勢されて、蓋開放アーム92.93及びブレーキアー
ム97.9Bが回動する。
次に、遅延回路241で定まる時間T1後のt2でプレ
イ用の電磁プランジャ189.190が付勢されてピン
チローラアーム60.61が回動する。
又、モータ制御回路246にプレイ信号がtlて付与さ
れてモータ33゜34がプレイモードの制御となる。
時点t3で停止操作釦109をオンにすれば、記憶回路
238の出力が反転して低レベル信号(停止信号)とな
る。
この停止信号はモータ制御回路245に付与され、モー
タ33.34は停止モードの付勢状態即ち夫夫が60m
Aの付勢状態となる。
ORゲート243の一方の入力がt3で低レベルとなっ
ても、他方の入力は遅延回路244のコンデンサの放電
電圧によって高レベルに保たれているので、時間Tz後
のt4までは高レベル出力を送出し続け、電磁プランジ
ャ162はt4まで付勢される。
他方、ANDゲート242に於いては、一方の入力が遅
延回路241の出力で高レベルであっても、他方の入力
がt3で直ちに低レベルになるので、その出力はt3で
直ちに低レベルとなり、電磁プランジャ189.190
は直ちにオフになり、ピンチローラアーム60゜61は
第4図の位置に戻る。
t3で停止操作がされても、t4まではリール軸31.
32が匍]動されず且つリールモータ33.34が停止
モードの付勢状態にあるので、夫々のリール3.4によ
ってテープ5が巻取られるか又はリールに対するテープ
の巻量の少ない方のリールが主として巻取りをなしてカ
セット1から引き出されていたテープがカセット内に戻
される。
t4になってリール軸に機械的制動が加えられると、リ
ールの回転は停止し、装置は完全な停止状態となる。
t4になっても前述から明らかなように蓋19.20は
ロックされているので開いたままである。
第22図にはプレイに関係する回路のみが示されている
が、ブレーキ及び蓋開放制御回路240は、録音、早送
り、巻戻し、及びキューの時にも同様に作動し、これら
のモードから停止モードになる時にも同様に作動する。
次に、本装置の取扱い方法及び代表的モードの動作に付
いて述べる。
マス第7図に示すようにカセットホルダ111を開いた
状態で、ここにカセット1を挿入し、第9図の状態とす
る。
これにより、ホルダ111はロック片134でロックさ
れる。
またカセットのリール回転止解除機構139がホルダ1
11に関係して作動し、回転止めアーム23.24の回
動でリール3,4の回転が可能となる。
又、図示はされていないが、カセット1の所定位置への
装填を検出するスイッチが設けられており、このスイッ
チの作動により電源スィッチ(図示せず)をオンにした
ときにリールモータ33 、34 M止モードであって
も停止モードの電流で付勢される回路が形成される。
上述のテープ走行準備完了状態で、プレイ操作釦103
をオンにすると、まず、ブレーキ及び蓋開放用の電磁プ
ランジャ162が付勢されて、第19図に示す如く蓋1
9.20が開き、且つブレーキドラム35.36からブ
レーキシュー101.102が離間する。
蓋19.20は一旦開放するとイジェクト操作をするま
でロック状態に保たれる。
即ち電磁プランジャ162のオン・オフに無関係に蓋1
9.20は開いたままとなる。
蓋19.20の開放後又はピンチローラ41.42及び
ピン62.63の回動を蓋19゜20が邪魔しない状態
となった第23図のt3で電磁プランジャ189.19
0が付勢されて第6図に示す如くカセット内に位置して
いるピンチローラアーム60.61が回動し、ピン62
.63がテープ5をカセット1から引き出す。
ピン62゜63及びピンチローラ41.42は最終的に
第19図に示す位置となり、キャプスタン39.40に
ピンチローラ41.42が圧接され、また磁気ヘッド4
3.44.45にテープ5が摺接した状態となる。
テープ5の引き出しに利用されたピン62゜63はテー
プガイドの働きをすると共に、テープのピンチローラ4
1.42への巻付きを防止する。
このプレイ状態に於いては、テープ5が極めて安定した
定速走行状態となり、再生磁気ヘッド43で再生が行わ
れる。
録音状態はプレイ操作釦103と録音操作釦104との
両方を操作することにより得ることが出来、再生時と同
様なテープ走行となる。
プレイ状態で停止操作釦109を押すと、直ちに電磁プ
ランジャ189.190が非付勢となって、ピンチロー
ラ41.42及びピン62.63は第6図の状態に戻る
この時、ブレーキ用の電磁プランジャ162は直ちに非
付勢とならず、遅延時間T2後に非付勢となってリール
軸に制動が加わる。
リールモータ33.34は直ちに停止モードとなるが、
この実施例では停止モード中でもモータ33,34が同
一レベルで付勢されているので、夫々のリールがテープ
5を巻取る方向に回転して引き出されているテープを巻
取るか、又はテープの巻径の小さいリールが主としてテ
ープ50巻取りを行ってカセットから引き出されている
テープをカセット内に引き込む。
テープがカセット内に戻ると電磁プランジャ162が非
付勢となってリール軸に制動がかかる。
再生又は録音状態中にポーズ操作釦107を押すと、電
磁プランジャ189がl附勢となり、電磁プランジャ1
90のみが付勢状態となる。
このため電磁プランジャ189と190との吸引ストロ
ークの差りに相当する量だけ、移動板212が上昇し、
アーム60.61は第20図に示す位置まで後退し、テ
ープ5は磁気ヘッド43.44゜45に接しているが、
キャプスタン39.40にはピンチローラ41.42が
接していない再生又は録音待機状態となる。
ポーズ状態を解除すれば、電磁プランジャ189と19
0との両方が付勢状態となり、再び第19図のプレイ状
態となる。
停止状態に於いてキュー操作釦108を押せば、電磁プ
ランジャ162が直ちに作動してリール軸のブレーキが
解除される。
停止状態に於いて蓋19゜20が既にロックされていれ
ば、蓋開放機構は作動しない。
もし、蓋が閉じていれば、プレイ時で説明したと同じよ
うに蓋19.20が開放され且つロックされる。
電磁プランジャ162の付勢よりいくらか遅延してキュ
ー用電磁プランジャ229が付勢され、ピン234によ
って移動板212が所定長さだけ押し下げられる。
これにより、アーム60.61は最終的に第21図の位
置になる。
これと共にテープはリール駆動で高速走行状態となる。
このキュー状態に於いては、第21図から明らかなよう
に、ピン62.63と記録磁気ヘッド44の前面とがほ
ぼ一直線上に配列され、テープ5は記録磁気ヘッド44
に摺接又は近接した状態となる。
この時、記録磁気ヘッド44は再生回路に接続されて再
生ヘッドとして使用される。
これにより、高速再生音を得ることが出来、記録されて
いる情報の頭出しが容易に達成される。
このキュ一時には湾曲配置された磁気ヘッド43.44
゜45のうちの最も突出した一つにテープが摺接するの
みであるので、残りの磁気ヘッドの耐用年数を長くする
ことが出来る。
又、直線的に走行するテープ5に磁気ヘッド44が接す
るので、ヘッド近傍の繁雑さが解消され、且つ磁気テー
プの走行抵抗が小さくなる。
上述のキューイング状態に停止操作をすれば、プレイか
らの停止操作時と同じように、まず、キュー制御回路が
停止状態となって電磁プランジャ229が非付勢となり
、アーム60.61が停止位置に戻る。
ブレーキ用の電磁プランジャ162の非付勢への転換は
プレイ時と同じように少し遅延してなされ、リール軸が
制動される前に停止モードのリール駆動で引き出された
テープ5が元の位置に戻る。
種々のモードでのテープ走行が終了した後の第6図に示
す停止状態で、イジェクトレバー110を操作すれば、
蓋開放のロックが解除されて、蓋19.20が閉まり、
次に、カセットホルダ111のロックが解除されて、カ
セットホルダ111が第7図に示す状態となり、カセッ
ト1の着脱が可能となる。
上述の実施例から明らかなように、本実施例の如く磁気
ヘッド44を取付ければ、キャップに対する基準面72
とテープに対する基準面73とを設け、この間に安価な
市販の鋼球82.83を配するのみで、磁気ヘッドの高
さが決定されるので、ヘッドの高さの精度が高くなるの
みならず、ヘッド装置が安価になる。
又、鋼球82.83を支点としてアジマス調整がされる
ので、アジマス調整によってヘッドの高さが変化せず、
調整が極めて容易となる。
又、この実施例のように磁気ヘッドを取付ければ、運搬
中に磁気ヘッドがずれたりする心配がなくなる。
又、実施例では、孔74.75を設は更にグリースのよ
うな粘性物質を鋼球82.83に付げているので、鋼球
の位置ずれ、及び離脱等が防止され、極めて取付は易く
なっている。
又、一方をコイルスプリング87とネジ86とで保持し
、他方をネジ84で止め、基板70に螺合したネジ84
の進退でアジマス調整をするようになっているので、ア
ジマス調整が容易であるばかりはなく、高い精度の調整
が可能である。
以上本考案の1実施例に付いて述べたが、本考案は上述
の実施例に限定されるものではな(更に変形可能なもの
である。
例えば、鋼球82.83を2個とせずに増減しても差支
えない。
又、カセット式テープレコーダに限ることな(、オープ
ンリール式テープレコーダ等の他の装置の磁気ヘッドの
取付けにも適用可能である。
又、基準面72はヘッドと一体の取付板78に設けても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第23図はl実施例を示すものであって、第1
図はテープカセットの正面図、第2図はテープカセット
の平面図、第3図はリール回転止解除機構とテープカセ
ットとの関係を示す側面図第4図は本実施例のテープレ
コーダの1部切欠正面図、第5図は第4図のテープレコ
ーダの1部切欠側函図、第6図は第4図のテープレコー
ダにカセットを装填し且つテープ保護蓋を開放した状態
(停止状態)を示す1部切欠正面図、第7図、第8図及
び第9図はカセットホルダの各状態を示す側面図、第1
0図はリール回転止解除機構、カセットホルダロック機
構及び蓋ロツク機構を示す斜視図、第11図は蓋開放機
構の側面図、第12図はブレーキ解除機構の概略側面図
、第13図はピンチローラアーム回動機構の概略側面図
、第14図は回動杆の平面図、第15図はプランジャ機
構部の背面図、第16図はキャプスタン駆動部の背面図
、第17図は磁気ヘッドの装着状態を示す正面図、第1
8図は磁気ヘッドの装着状態を示す分解斜視図、第19
図はプレイ状態を示す1部切欠正面図、第20図はポー
ズ状態を示す1部切欠正面図、第21図はキュー状態を
示す1部切欠正面図、第22図は電気回路を説明的に示
す回路図、第23図は第22図の回路の動作を示す波形
図である。 尚図面に用いられている符号に於いて、TOはヘッド基
板、72.73は基準面、74.75は孔、78は取付
板、82.83は鋼球、84は皿ネジ、86はネジ、8
7はコイルスプリングチする。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気ヘッド44と該磁気ヘッド44が固着されたヘッド
    取付板78とから成るヘッド組立体を記録又は再生装置
    のヘッド装着部に鋼球を介して取付ける磁気ヘッド取付
    装置に於いて、 前記鋼球として複数個の鋼球82.83を前記磁気ヘッ
    ド44に当接する磁気テープの長手方向に直交する磁気
    ヘッド中心線上に配して複数箇所で前記ヘッド組立体を
    支持し、前記ヘッド取付板78の前記中心線を基準にし
    て前記長手方向の一方の側に突出する部分に皿モミ孔7
    7を設け、該皿モミ孔77に皿ネジ84を嵌合させた状
    態で前記皿ネジ84を前記ヘッド装着部のネジ孔85に
    螺合させ、前記ヘッド取付板7Bの前記中心線を基準に
    して前記長手方向の他方の側に突出する部分に皿モミ孔
    76を設け、該皿モミ孔76に円錐台状部材88を変位
    自在に嵌合させ、頭部を有する軸を前記円錐台状部材8
    8の孔に挿通させた状態で前記ヘッド装着部に植立させ
    、前記頭部と前記円錐台状部材88との間に前記ヘッド
    取付板78を前記ヘッド装着部の方向に偏倚するための
    コイルスプリング87を配し、前記皿ネジ84の進退で
    アジマス調整を行うように構成したことを特徴とする磁
    気ヘッド取付装置。
JP1976007799U 1976-01-26 1976-01-26 磁気ヘッド取付装置 Expired JPS5814421Y2 (ja)

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