JPS5814386Y2 - グラフイツクヒヨウジソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は計算機を用いたプロセス制御装置に備えられる
グラフィック表示装置に関するものである。

計算機を用いたプロセス制御装置にはオペレータトのマ
ン・マシン・コミュニケーションヲ容易にするためにＣ
ＲＴグラフィック・ディスプレイ付のオペレータ操作装
置が備えられる。

ＣＲＴグラフィック・ディスプレイに描き出される画面
の様式は、マン・マシン・コミュニケーションを遠く正
しく行うのに便利なように工夫される。

そのような画面の１つにアナログ調節計の指示計を模擬
して表示するようにしたものがある。

この画面にに表示される指示計は実際に指針が動いて測
定値を示すので、制御対象の状態を直観的に把握するの
に便利である。

本考案はこのような画面に改良を加えて、プロセス制御
のためのマン・マシン・コミュニケーションをさらに便
利にしたものである。

本考案の目的は、制御対象が現在どの制御モードの下に
あるかを直観的理解が容易な形式で表示するグラフィッ
ク表示装置を提供することにある。

以下図面によって本考案を説明する。

第１図は本考案が適用されるプロセス制御装置の概念的
構成図である。

第１図において、１は計算機制御装置、２はオペレータ
操作装置、３は制御対象のプロセスである。

計算制御装置１は計算機と各種インタフェイスからなり
、制御対象のプロセス３とは計装配線４を通じて信号の
授受を行う。

オペレータ操作装置２は床下配線されたデータ伝送線に
よって計算機に連結され、かラーＣＲＴ２１とキーボー
ド２２．２３を通じてオペレータと計算機とのコミュニ
ケーションが行えるようになっている。

ＣＲＴ２１上に描かれる画面の一例を第２図に示す。

これらの画面は制御対象の各点の状態をアナログ指示計
を模擬して表示したもので、各目盛帯がそれぞれ１つの
指示計であり、測定値はバーグラフで示される。

１画面には８箇所の状態が表示されている。

これら８個の指示計は互いに関連する測定値を示す。

各指示計の下に付されている記号１ゴタグナンバーであ
る。

８１固の指示計のうち、タグナンバーＦ４０１ 、Ｌ４
０２、およびＬ４１０の指示計はアナログ調節計の指示
計を模擬した複合指示計であって、バーグラフで入力信
号（プロセス測定値）ＰＶを示し、右側の三角形のポイ
ンタ（設定値ポインタ）で設定値Ｓ■を示し、左側の三
角形のポインタ（出力ポインタ）で調節出力信号Ｍ■を
示す。

目盛帯に付された数字は人力信号ＰＶと設定値Ｓ■を読
取るための数値になっている。

出力信号ＭＶの値を読取るときは、この目盛帯をＯ〜１
００饅目盛と見なし、それに対する出力ポインタの位置
をφで読取る。

その他の指示計は単なる測定値指示計であり、バーグラ
フで測定値ＰＶを示す。

バーグラフが現れないのは測定値が零または最低目盛値
であることを示す。

指示計の指示値は数字によっても表示される。

それら数値とその工業単位は各指示計の上のスペースに
表示される。

表示順序は上から工業単位、人力信号ＰＶ、設定値Ｓ■
、出力信号ＭＶＩである。

これらによって各信号の値を精密に知ることができる。

出力信号ＭＶの値は計算機による演算に従って自動的に
変化するが、キーボードの操作によってオペレータが手
動で変化させることもできる。

自動モードと手動モードの間の切換えと、出力信号ＭＶ
および設定値Ｓ■の操作はＣＲＴ画面の下に指示計と対
をなして設けられたキーボード２２によって個々の調節
計ごとに行える。

これを１つの調節計について抜出し第３図に示す。

キー２２１は、これを押すとそのたびに自動モードと手
動モードが交代するものである。

キー２２２は、これを押すと操作値が連続的に増加し、
キー２２２′は、これを押すと操作値が連続的に減少す
るものである。

自動モードの状態では設定値ポインタが目立つ色（列え
ば赤）で、出力ポインタが落着いた色（例えば黄）にな
っていて、この状態でキー２２２または２２２′を押す
と設定値Ｓ■が変化して設定値ポインタが動く。

設定値Ｓ■が変化すると、それに応じて計算機の演算に
つれて出力が変わり出力ポインタが動く。

手動モードに切換えると、設定値ポインタの色と出力ポ
インタの色が交代して、設定値ポインタが落着いた色に
なり、出力ポインタが目立つ色になる。

この状態でキー２２２または２２２′を押すと、出力Ｍ
■が変化して出力ポインタが動く。

その他のカスケード制御モード、バックアップモード、
人力オープン中、キャリブレーション中、上位コンピュ
ータ設定のモード等の状態にあるときは、設定値ポイン
タ、出力ポインタともに落着いた色になり、キー２２２
，２２２’では操作はできないようにしている。

すなわち自動モード、手動モードであれば制御モードを
切換えるたびに設定値ポインタと出力ポインタの色が交
代して制御モードが切換わったことが示され、かつオペ
レータが操作できる信号が目立つ色で示される。

目立つ色をしているのが設定ｆ直ポインタなら自動モー
ドであり、出力ポインタならば手動モードである。

両方が落着いた色ならば、設定値ポインタ、出力ポイン
タともオペレータが操作できないことを示す。

これによって現在働いている制御モードと操作可能な信
号を容易に認識できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の適用例の概念的構成図、第２図および
第３図は本考案実施例のディスプレイ画面である。 １・・・・・・計算制御装置、２・・・・・・オペレー
タ操作装置、３・・・・・・プロセス、４・・・・・・
計装配線、ＰＶ・・・・・・人力信号、Ｓ■・・・・・
・設定値、ＭＹ・・・・・・出力信号。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 計算機を用いたプロセス匍脚装置のためのオペレータ操
   作装置に付属するカラー・グラフィック表示装置におい
   て、プロセスの制御状態を表示するためにアナログ調節
   計の指示計部分を模擬して設定値と測定値と出力値とを
   アナログ表示する画面を有し、この模擬調節計につき現
   在の動作モードにおいてオペレータが操作可能な値を表
   わす時定の色を定め、自動制御モードにおいては設定値
   指示素子を上記特定色で発色させ、手動制御モードにお
   いては出力指示素子を上記特定色で発色させるようにし
   たことを特徴とするグラフィック表示装置。