JPS5814333Y2

JPS5814333Y2 - スタンド式ル−ペ

Info

Publication number: JPS5814333Y2
Application number: JP1980058494U
Authority: JP
Inventors: 高橋千代治; 白石恵子
Original assignee: 株式会社ニコン
Priority date: 1980-04-28
Filing date: 1980-04-28
Publication date: 1983-03-22
Also published as: JPS56159307U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はスタンド式ルーペに関するものである。

従来、スタンド式ルーペはレンズ枠、スタンドとも各々
決められた大きさ、形状に製作され組立てられて使用す
るようになっていた。

このため対象に合った観察倍率を決めることができず、
捷た保管時にかさばる等携帯性にも不便なものであった
。

そこで簡単に組立て、折りたたみが可能で、２種および
３種の変倍が可能なものが考案されている〔例えば、実
開昭５２−１６０３４４、実、開昭５３−３５０４２）
。

しかし、これらの方法に３いても組立てた状態ではレン
ズの高さが一定となり手持ち式のように対象に合せて倍
率を変えることができなかった。

すなわち、従来のスタンド式ルーペは他の手持ち式ルー
ペに比べ、長時間使用するときに楽であるというメリッ
トをもちながら、観察対象からレンズ斗での高さが一定
のため観察倍率を自由に変えられないことや、保管時の
煩わしさ、携帯性がないという不便さがあった。

そこで本考案は、スタンド式でありながら自由にし／ズ
ｅ高さを変え適当な倍率で観察できるようにし、更に保
管時はスタンドがレンズを保護することができ携帯性に
も優れた組立てスタンド式ルーペを得ることを目的とす
る。

以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を説明する
。

第１図乃至第４図は本考案の第１実施例であり、第４図
は第１実施例のスタンドの斜視図である。

レンズ１を保持するレンズ枠２ば、対向する側面に案内
溝２ａ、２ｂを有する。

透明なプラスチックで形成された左右のスタンド３，３
′は同形状をして釦す、斜視図（部分）を第４図に示す
が。

収納時にレンズ枠２を共働して挟持する如く（第３図参
照）断面形状がコ字状を成している。

第３図より明らかなように、スタンド３，３′には、収
納時にレンズ枠２の案内溝２ａ、２ｂを案内する案内用
突起３ａ、３ｂ、３ａ’ｖ３ｂ’が設けられてい
る。

この案内用突起３ａ、３ｂｔ３ａ’ｔ３ｂ’は、レンズ
枠２の挿入方向（第３図で紙面に垂直な方向）に所定間
隔毎に設けられている。

この案内用突起３ａｔ３ｂｊ３ａ’ｔ３ｂ’は
、第１図、第２図からもわかるように、組立時にレンズ
枠２の溝２ａ、２ｂに夫々嵌合し、し／ズ枠２を保持す
る如く戒っている。

本実施例の場合、第３図の如き収納時にはスタンド３，
３′の夫々対峙する突起３ａ、３ａ’、及び３ｂ、
３ｂ’７＞Ｋ夫々重なり合ってレンズ枠２の溝２ａ
、２ｂＫ嵌合するようになっている。

そして、突起３ａ、３ｂｓ３ａ’ｔ３ｂ’は、
第４図すに示す如く幅を溝２ａ、２ｂの約半分、高さを
溝２ａ、２ｂに丁度嵌合する大きさに設定することによ
り観察、収納時にレンズ枠２がガタつかないようになっ
ている。

また、第１図より明らかな如く突起３ａ、３ｂ。

３ａ’ｙ３ｂ’を多段に設けて耘くことにより、観察対
象からレンズ１斗での高さを変えることができるので、
変倍が可能となる。

すなわち、机上に新聞等を拡げ、その上に、組立てたス
タンド式ルーペを載置する。

ルーペの倍率は、新聞表面からレンズ捷での高さにより
定するので、レンズ枠２の溝２ａ、２ｂが嵌合するスタ
ンドの突起３ａｓ３ｂ＋３ａ’、３ｂ’を選択すれば、
変倍が可能となるわけである。

なち・、以上の第１実施例は、し／ズ伜２の溝２ａ、２
ｂが、組立時にはスタンド３１，３の突起３ａ、３ｂ、
３．ａ、３ｂ’に嵌合するものであったが、本考案のも
のはこのものに限られず、例えば、第５図に示した如く
、レンズ枠２の下面がスタンド３，３′の突起３ａｔ
３ｂｔ３ａ’、３ｂ’−ヒに載置される如く成しても
良い。

特にこの場合、組立時のガタつきを無す為に、突起の上
下の間隔ｔを、レンズ枠２の高さに等しくしてトくと良
い。

尚、この場合にはレンズ枠２の溝２ａ、２ｂは収納時に
のみ用を足すことになる。

さらに、第１実施例では、第３図からもわかるように、
収納時には、レンズ枠２の溝２ａ、２ｂに、スタン
ド３，３′の突起３ａｔ３ａ’及び３ｂ。

３ｂ’が夫々重なって嵌合する如く構成されていたが
、第６図に示した如く、レンズ枠２の溝の幅を犬きくし
てお−けば、収納時にスタンド３，３′の突起３ａ
、３ａ’及び３ｂ、３ｂ’は夫々重なり合う如く威す
必要はない。

以−ヒのように本考案によれば使用者の眼の状態あ−よ
び対象に合せた倍率を簡単に決めて使用できるばかりで
なく、収納時はスタンドがケースの役割りを果すためレ
ンズに傷をつけることもなく携帯性のよいものとなる。

更にレンズの屈折力の異なるレンズ枠を用意することが
できるのでそれによって一層幅広い使用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は組立時にトける本考案の第１実施例の断面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ矢視断面図、第３図は収納時に
むける第２図と同様な断面図、第４図は第１実施例のス
タンドの部分の斜視図、第５図は第２実施例の第４図と
同様な斜視図、第６図は第３実施例の第３図と同様な断
面図である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】格納時のレンズ保護を兼用した同形状の左右のスタンド
を有する組立てスタンド式ルーペにかいて、レンズ枠の対向する側面に案内溝を設け、左右のスタン
ドを重ねた状態で、該両スタンドの間に前記レンズ枠が
挿入される如く、該両スタンドの断面形状をコ字状に成
すと共に、該両スタンドの内側に前記溝の案内用突起を
前記レンズ枠の挿入方向に所定間隔毎に設け、観察時に
は前記突起が前記レンズ枠の保持部となる如く構成した
ことを特徴とするスタンド式ルーペ