JPH0442814Y2 - - Google Patents

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JPH0442814Y2
JPH0442814Y2 JP1987160174U JP16017487U JPH0442814Y2 JP H0442814 Y2 JPH0442814 Y2 JP H0442814Y2 JP 1987160174 U JP1987160174 U JP 1987160174U JP 16017487 U JP16017487 U JP 16017487U JP H0442814 Y2 JPH0442814 Y2 JP H0442814Y2
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lens
eyepiece
hole
lens barrel
binoculars
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JP1987160174U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は眼幅を固定した構造の双眼鏡、特に、
一般の人の標準眼幅に対応させるために、接眼レ
ンズ筒が鏡筒内部の外寄りに位置するように、プ
リズムを組み込み設置すると共に人間の目の周囲
を形成する眼窟を広く覆う面積を有し且つ目の周
囲の骨格、即ち、眼窟の周囲の骨格にフイツトす
る形状の見口を形成設置し、目の周囲を広く覆う
と同時に見口への光の侵入を完全に遮断して良好
な「見え」を確保できるように構成したものであ
る。
[従来の技術・考案が解決するための問題点] 従来、眼幅を固定した構造体に成る双眼鏡は、
オペラグラス等の倍率の小さいものに採用されて
いるが、倍率が7倍、8倍の双眼鏡は中折れによ
り眼幅調整自在な構造体として形成され、接眼レ
ンズ筒は上蓋に突出設置され、この接眼レンズ筒
は、眼幅調整の便宜から、左右鏡筒の連結枠側寄
りに位置するようにプリズムが組み込み設置して
おり、見口は接眼レンズ筒と略同径の大きさとし
て直接に設置しているのが普通一般であつた。
しかしながら、この種従来眼幅調整自在な構造
の双眼鏡において、左右鏡筒の連結側寄りに位置
させて組み込まれた接眼筒は眼幅調整に便利であ
るとしても、接眼レンズ筒に直接に設置された見
口の口径は接眼レンズ筒の外径とほぼ同径に形成
され、それ故に見口が小さくなり、このような小
さい見口の場合、見口で瞼まぶたを押えてしまう
ために視力を減退させる原因となるばかりでなく
光が入つて見憎くなるために双眼鏡本来の機能を
充分に働かせることができず、双眼鏡を扱い慣れ
ていない人にとつて、見憎い、使い憎いものにな
つてしまう等の欠点があつた。
また、接眼レンズ筒に直接に設置された見口を
ラツパ状にしても、多少は広げられても限界があ
り、見口で瞼を押さえてしまう点では前記と同様
で、見憎い等の欠点を解消するには至らないもの
である。
更に又、見口の形状は顔の目の周囲の骨格にフ
イツトさせるような形状の広い口径に形成するの
が人間工学から考察して理想であるが、眼幅調整
に際し、左右の見口の間隔を広げたり、狭くした
りする変更に対応させて、目の周囲の骨格にフイ
ツトさせる形状の見口を形成することは不可能で
もあつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされもので、左右
鏡筒を一体に有する固定眼幅構造の鏡体は光軸を
案内する貫通穴を穿設した各壁を有してプリズム
を設置すると共にそれぞれ接眼レンズ筒及び対物
レンズ筒が組み込み設置され、接眼側蓋板は上面
に左右鏡筒に対応する位置に菱形の台面部を形成
し、この台面部の一角に接眼レンズ筒を突出させ
る貫通穴を穿設せしめて形成し、前記台面部に菱
形の見口を設置し、前記見口は表面を凹面として
その一角に前記台面部の貫通穴に重合貫通するレ
ンズ穴を穿設し、前記レンズ穴の側の縁部を高く
して、レンズ穴の対角線角部へ低くなるように傾
斜させて形成した双眼鏡を提供し、接眼レンズ
が、一般の人の標準の眼幅を有する位置に設定で
きるようにプリズムを組み込み設置する構造に形
成し、同時に、接眼側蓋板には眼の周囲の骨格に
対応してフイツトする口径の広い見口の形成設置
を可能とし、レンズと目との間の一定の間隔を保
持すると同時に見口への光の侵入を阻止し、見口
が瞼を押えることによつて生じる視力の減退を解
消し、光が入つて見憎くなる原因を排除して、双
眼鏡を扱い慣れていない人にとつて見易く且使い
易くなるように構成したものである。
[問題点を解決するための手段] 以下図面によつて本考案実施の一例を説明する
と、鏡体1は左右の鏡筒を一体に有して前面中央
にノブ2を設置する凹溝部3を有する構造に形成
され、前記鏡体1は左右鏡筒の光軸を案内するそ
れぞれ3個の貫通穴5,6,7を穿設した隔壁4
は、接眼レンズ筒10が鏡筒内部の外寄り且つ背
面寄りとなる角部位置に設置し、対物レンズ筒1
2が鏡筒内部の内寄り、即ち、鏡体の接続側寄り
に設置するように、プリズム8,9の光軸を設定
して貫通穴5,6,7を配置して組立て設置さ
れ、前記隔壁2の上方側の接眼レンズの光軸の通
過する鏡筒内部の外寄り且つ背面寄りとなる位置
に接眼レンズ筒10を設置する半円筒枠11が前
記貫通穴5を囲んで鏡体1に一体に形成され、前
記隔壁4の下方側の対物レンズの光軸の通過する
位置に対物レンズ筒12を設置する2枚で一対と
する円弧枠13,13′が前記貫通穴7を囲んで
鏡体1に一体に形成され、これらの半縁筒枠11
及び円弧枠13,13′にそれぞれの接眼レンズ
筒10及び対物レンズ筒12が設置されて鏡体1
に一体に組み込まれ、第10図に示すように、前
記プリズム8,9は、光軸が接眼レンズ筒10か
ら貫通穴5を通過してプリズム9に入つて屈折
し、貫通穴6からプリズム8に入つて屈折し、貫
通穴7から対物レンズ筒12へ通過するように組
み込まれ、前記鏡体1の対物側蓋板14は前記円
弧枠13,13′に接続されて連通する筒部15
を有して形成され、前記鏡体1の接眼側蓋板16
は上面に左右鏡筒に対応して菱形の台面部17を
形成し、この台面部17の外寄り且つ背面寄りと
なる一角に接眼レンズ筒10を突出させるレンズ
穴18を穿設せしめて形成し、前記接眼側蓋板1
6の台面部17に見口19を設置せしめ、この見
口19は、接眼側蓋板16全体を覆う大きさ形状
に形成し、人間の目の周囲を広く覆うようにし、
即ち、人間の目の周囲を形成する眼窟を広く覆う
面積を有する大きさ形状に形成し、この見口19
は表面を凹面20にすると共に前記台面部17の
レンズ穴18に重合貫通するレンズ穴21を穿設
し、外周枠の形状を人間の目の周囲の骨格に対応
する高低を設けて形成し、即ち、見口19のレン
ズ穴21の外側の縁部20を高くして、鏡体1の
中央側となるレンズ穴21の対角線の反対側の角
部へ低くなるように傾斜させて形成し、見口19
の縁部全体が、人間の顔の目の眼窟の周囲の骨格
に添つて密接に接するように形成せしめて構成す
る。
尚、前記接眼レンズ筒10は視度調整を不要と
して見口19のレンズ穴21より内部に位置せし
めて設置する。
[作用] 本考案は上記のような構成であるから、左右の
鏡筒を一体に有する構造に形成した鏡体1は眼幅
が固定され、前記接眼レンズ筒10は見口19の
レンズ穴21より内部に位置せしめて設置され、
視度調整を不要としているので、ノブ2によつて
遠近のみの焦点調整するだけで被写体を容易にと
らえることができ、そして、接眼レンズ筒10は
接眼側蓋板16の台面部17に設けられた見口1
9に囲まれ、接眼レンズが瞼を圧迫することな
く、また、見口19の外周縁部が眼の周囲の骨格
に対応して高低を有して形成されているために、
顔に当て際に、見口全体が目の周囲の骨格にフイ
ツトし、光が接眼レンズへ侵入するのを完全に防
止することができ、更には、接眼レンズ筒10及
び対物レンズ筒12は鏡体1に一体に組み込み設
置する構造に形成してあるために、外部からの衝
撃による悪影響を受け難く、例えば、砂地で10メ
ートル、芝地で7メートルの高さから落下させて
も光軸に狂いを生じることがない。
[考案の効果] 従つて本考案は、左右鏡筒を一体に有した固定
眼幅構造の双眼鏡を提供し、接眼レンズ側の蓋板
に設けた見口により人間の眼球部分の骨格に対応
して密着させ、見口と目との間の一定の間隔を保
持して見口が瞼を押えることによつて生じる視力
の減退を解消すると同時に見口への光の侵入を阻
止して光が入つて見憎くなる原因を排除して、被
写体を容易に捕らえることができ、しかも、視度
調整を不要とする構造に形成されているので、双
眼鏡の扱いに不慣れな人でも非常に見易く、使い
易く、更にまた、接眼レンズ筒及び対物レンズ筒
が鏡体1に一体に組み込み設置する構造に形成し
てあるために、外部からの衝撃による悪影響を受
け難くいばかりでなく部品点数も少なくコンパク
トで軽量であり、長時間使用しても疲れを感じさ
せない等の利点がある。
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係るもので、第1図は正面図、第
2図は背面図、第3は平面図、第4図は底面図、
第5図は左側面図、第6図は分解して示す第3図
のA−A線断面図、第7図は鏡体を中央線で分け
て示す左側底面図および右側平面図、第8図は組
立て示す第3図のA−A線断面図、第9図は組立
て示す第3図のB−B線断面図、第10図は光軸
が鏡筒の外寄りに設置する接眼レンズから対物筒
へ進行するプリズムの組み立て状態を示す斜視図
である。 1……鏡体、4……隔壁、5,6,7……貫通
穴、8,9……プリズム、10……接眼レンズ
筒、12……対物レンズ筒、16……接眼側蓋
板、17……台面部、18……レンズ穴、19…
…見口、20……凹面、21……レンズ穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鏡体は左右鏡筒を一体に有する固定眼幅構造に
    形成され、隔壁は接眼レンズ筒が鏡筒内部の外側
    寄り且つ背面寄りに位置するように光軸を案内す
    る貫通穴を穿設配置してプリズムを組み込み設置
    すると共にそれぞれ接眼レンズ筒及び対物レンズ
    筒が組み込み設置され、接眼側蓋板は上面に左右
    鏡筒に対応して菱形の台面部を形成し、この台面
    部の外寄り且つ背面寄りの一角に接眼レンズ筒を
    突出させるレンズ穴が穿設され、前記台面部にこ
    の台面部と略同じ大きさの菱形の見口を設置し、
    前記見口は表面を凹面として外寄り且つ背面より
    の一角に前記台面部のレンズ穴に重合貫通するレ
    ンズ穴を穿設し、前記見口のレンズ穴の側の縁部
    を高くし、レンズ穴の対角線角部へ低くなるよう
    に傾斜させて形成したこと特徴とする双眼鏡。
JP1987160174U 1987-10-20 1987-10-20 Expired JPH0442814Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987160174U JPH0442814Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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JP1987160174U JPH0442814Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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Publication Number Publication Date
JPH0164610U JPH0164610U (ja) 1989-04-25
JPH0442814Y2 true JPH0442814Y2 (ja) 1992-10-09

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ID=31442007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987160174U Expired JPH0442814Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137951B2 (ja) * 1973-08-13 1976-10-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137951B2 (ja) * 1973-08-13 1976-10-19

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JPH0164610U (ja) 1989-04-25

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