JP2607196Y2 - 正映鏡 - Google Patents
正映鏡Info
- Publication number
- JP2607196Y2 JP2607196Y2 JP1992064205U JP6420592U JP2607196Y2 JP 2607196 Y2 JP2607196 Y2 JP 2607196Y2 JP 1992064205 U JP1992064205 U JP 1992064205U JP 6420592 U JP6420592 U JP 6420592U JP 2607196 Y2 JP2607196 Y2 JP 2607196Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- water
- see
- looking
- correctly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
Description
【産業上の利用分野】本案は左右を正しく見ることので
きる鏡である。
きる鏡である。
【従来の技術】従来の鏡は右と左が逆に映る。そのため
鏡をとおして自分の髪型とか服装を直すとき、対面者が
見るのと同じ状態で見えない不便さがある。また、右投
手が鏡の前で自分の動作(フォーム)を見ると左投手の
状態で映る欠点がある。
鏡をとおして自分の髪型とか服装を直すとき、対面者が
見るのと同じ状態で見えない不便さがある。また、右投
手が鏡の前で自分の動作(フォーム)を見ると左投手の
状態で映る欠点がある。
【考案が解決しようとする課題】本案は上記の欠点であ
る左右が逆に映る点を解消し、そして直角に曲がってい
るため見にくくなっている所を直し、左右が正しく映る
一枚の鏡として違和感無く使用できることを課題として
います。
る左右が逆に映る点を解消し、そして直角に曲がってい
るため見にくくなっている所を直し、左右が正しく映る
一枚の鏡として違和感無く使用できることを課題として
います。
【課題を解決する手段】いまその手段を第1図によって
説明すると、直角に曲がった、くの字形の枠体(4)内
に左右を正しく見るために二枚の鏡(1)を内接、固定
し、水(3)を利用するために前面にガラス(透明)
(2)を取付け三角柱の状態にし、そして底板(5)を
設ける。最後に直角に曲がっているために見にくくなっ
ている所を平面に近い状態で見ることができるように、
その中を水で満たした形、構造にする。
説明すると、直角に曲がった、くの字形の枠体(4)内
に左右を正しく見るために二枚の鏡(1)を内接、固定
し、水(3)を利用するために前面にガラス(透明)
(2)を取付け三角柱の状態にし、そして底板(5)を
設ける。最後に直角に曲がっているために見にくくなっ
ている所を平面に近い状態で見ることができるように、
その中を水で満たした形、構造にする。
【作用】このようにすると、鏡をとおして見る物は全て
左右が逆に見えるが、一枚の鏡に映った物をさらにもう
一枚の鏡をとおして見ることになり、その結果逆の逆と
なり左右を正しく見ることができる。〔第3図で説明〕
なお、水を使用することにより、その屈折効果を利用す
ることができ、直角に曲がっている鏡が平面に近い状態
で見える。〔第2図、第3図で説明〕その上、左右が正
しく見える鏡の幅が大きく見える結果となる。 〔第2
図、第4図で説明〕
左右が逆に見えるが、一枚の鏡に映った物をさらにもう
一枚の鏡をとおして見ることになり、その結果逆の逆と
なり左右を正しく見ることができる。〔第3図で説明〕
なお、水を使用することにより、その屈折効果を利用す
ることができ、直角に曲がっている鏡が平面に近い状態
で見える。〔第2図、第3図で説明〕その上、左右が正
しく見える鏡の幅が大きく見える結果となる。 〔第2
図、第4図で説明〕
【実施例】実施に当たっては次のことが考えられる。 1.水の漏れない構造にする。 2.底板には水抜き用の穴を開けても良い。 3.水がこぼれ無いよう上蓋を取付ける。 4.上蓋を固定する場合は注水用の穴を開ける。 5.当鏡の安定を計るため台を設ける。
【考案の効果】この鏡をとおして見ると、対面者が見る
のと同じ状態の自分を見ることができ、美容室の鏡、姿
見等に使用できます。また、いろいろなスポーツの動作
(フォーム)のチェックとか舞踊の振り付けをするとき
等に役立ちます。
のと同じ状態の自分を見ることができ、美容室の鏡、姿
見等に使用できます。また、いろいろなスポーツの動作
(フォーム)のチェックとか舞踊の振り付けをするとき
等に役立ちます。
【第1図】本案を上から見た図と斜視図
【第2図】波説による屈折の説明図人の目は、光線の折
れ曲がりに気付かないから、視線方向に見ている物があ
ると思い込む。まず、光を波だとする。図を見てわかる
ように空気中を伝わってきて、水面に達した波面は傾い
ている。このため、波の一部が境界面上の点Aに達した
とき、他の部分はまだ空気中のA′点にある。遅れた部
分が、境界面B′に達したときには、進んだ部分はすで
に水中をB点まで伝わっている。これ以降、波面BB′
は水中をともに進んでいくことになる。図に示した二つ
の三角形AB′A′とB′ABにおいてsini=A′
B′/AB′ sinr=AB/AB′ が成り立つ。また、入射角iと屈折角rとの間には、ス
ネルの法則が適用できるので、空気および水の屈折率を
n1,n2とすると、 n2/n1=sini/sinr=A′B′/AB が導かれる。ここで、空気の屈折率を1とすると、水の
屈折率は1.33だから、n2/n1>1となりA′
B′/AB>1、従ってA′B′>ABという結論にな
る。
れ曲がりに気付かないから、視線方向に見ている物があ
ると思い込む。まず、光を波だとする。図を見てわかる
ように空気中を伝わってきて、水面に達した波面は傾い
ている。このため、波の一部が境界面上の点Aに達した
とき、他の部分はまだ空気中のA′点にある。遅れた部
分が、境界面B′に達したときには、進んだ部分はすで
に水中をB点まで伝わっている。これ以降、波面BB′
は水中をともに進んでいくことになる。図に示した二つ
の三角形AB′A′とB′ABにおいてsini=A′
B′/AB′ sinr=AB/AB′ が成り立つ。また、入射角iと屈折角rとの間には、ス
ネルの法則が適用できるので、空気および水の屈折率を
n1,n2とすると、 n2/n1=sini/sinr=A′B′/AB が導かれる。ここで、空気の屈折率を1とすると、水の
屈折率は1.33だから、n2/n1>1となりA′
B′/AB>1、従ってA′B′>ABという結論にな
る。
【第3図】中に水が入っていない場合と中に水が入って
いる場合の反射、屈折状態を示す図第2図で説明したよ
うに、スネルの法則により水の深さに比例して近くに物
が見える結果になる。従って第3図に示すように直角に
曲がっている所が平面に近い状態に見える。第3図の説
明をすると、第2図でA′B′>ABという結論を得て
いる。同様に右にある物を見る場合第3図ではa′b′
>ab、b′c′>bc、c′d′>cdという結論に
なる。即ちa′b′+b′c′+c′d′>ab+bc
+cdとなり、その小さい分だけ近くに見える結果にな
る。左にある物を見る場合のe′f′、f′g′、g′
h′とef、fg、ghとの関係も同じことが言える。
水を利用することによって左右が正しく映る鏡の位置が
′からへ変わり、そしてC、D、Eの虚像がそれぞ
れC′、D′、E′の位置に変わる。
いる場合の反射、屈折状態を示す図第2図で説明したよ
うに、スネルの法則により水の深さに比例して近くに物
が見える結果になる。従って第3図に示すように直角に
曲がっている所が平面に近い状態に見える。第3図の説
明をすると、第2図でA′B′>ABという結論を得て
いる。同様に右にある物を見る場合第3図ではa′b′
>ab、b′c′>bc、c′d′>cdという結論に
なる。即ちa′b′+b′c′+c′d′>ab+bc
+cdとなり、その小さい分だけ近くに見える結果にな
る。左にある物を見る場合のe′f′、f′g′、g′
h′とef、fg、ghとの関係も同じことが言える。
水を利用することによって左右が正しく映る鏡の位置が
′からへ変わり、そしてC、D、Eの虚像がそれぞ
れC′、D′、E′の位置に変わる。
【第4図】左右が正しく映る鏡の幅の変化を示す図 水が入っていない場合は入射角iと反射角jは等しくな
るのでC点より鏡を見ると(b)点が、左右が正しく映
る鏡の臨界点ということになる。水が入っている場合に
この臨界点(b)を見ようとすると、第2図で説明した
ように屈折率が異なるため(a)点を見れば(b)点が
見える結果になる。従って、(a)(a)′の幅の分だ
け左右が正しく映る鏡の幅が大きくなる。第4図で示せ
ば>′′ということになる。
るのでC点より鏡を見ると(b)点が、左右が正しく映
る鏡の臨界点ということになる。水が入っている場合に
この臨界点(b)を見ようとすると、第2図で説明した
ように屈折率が異なるため(a)点を見れば(b)点が
見える結果になる。従って、(a)(a)′の幅の分だ
け左右が正しく映る鏡の幅が大きくなる。第4図で示せ
ば>′′ということになる。
(1)は鏡 (2)は透明ガラス (3)は水 (4)は枠体 (5)は底板 Cは鏡を見ている人 Dは左にある物 Eは右にある物 C′は鏡を見ている人の虚像 D′は左にある物の虚像 E′は右にある物の虚像 は左右が正しく映る鏡があるように見える所 (中に水が入っている場合) ′は左右が正しく映る鏡があるように見える所 (中に水が入っていない場合) a、b、c、dは右にある物を見る時の視線の屈折、反
射状態を示す (中に水が入っている場合) e、f、g、hは左にある物を見る時の視線の屈折、反
射状態を示す (中に水が入っている場合) a′、b′、c′、d′は右にある物を見る時の視線の
反射状態を示す (中に水が入っていない場合) e′、f′、g′、h′は左にある物を見る時の視線の
反射状態を示す (中に水が入っていない場合) (a)′、(b)、(c)は水が入っていない場合の視
線の反射状態を示す ((c)点は鏡の端) 、は水が入っている場合の左右が正しく映る鏡の幅 ′、′は水が入っていない場合の左右が正しく映る
鏡の幅
射状態を示す (中に水が入っている場合) e、f、g、hは左にある物を見る時の視線の屈折、反
射状態を示す (中に水が入っている場合) a′、b′、c′、d′は右にある物を見る時の視線の
反射状態を示す (中に水が入っていない場合) e′、f′、g′、h′は左にある物を見る時の視線の
反射状態を示す (中に水が入っていない場合) (a)′、(b)、(c)は水が入っていない場合の視
線の反射状態を示す ((c)点は鏡の端) 、は水が入っている場合の左右が正しく映る鏡の幅 ′、′は水が入っていない場合の左右が正しく映る
鏡の幅
Claims (1)
- 【請求項1】内角が直角になっている、くの字形の枠体
(4)に二枚の鏡(1)を内接、固定し、三角柱の形を
成すよう、透明ガラス(2)を前面に取付け、そして底
板(5)を設け、その中を水(3)で満たした鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064205U JP2607196Y2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 正映鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064205U JP2607196Y2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 正映鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654002U JPH0654002U (ja) | 1994-07-22 |
JP2607196Y2 true JP2607196Y2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=13251343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992064205U Expired - Fee Related JP2607196Y2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 正映鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607196Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5648946B2 (ja) * | 1972-03-14 | 1981-11-18 | ||
US4454983A (en) * | 1982-02-04 | 1984-06-19 | Tarvis Jr Robert J | Temperature controlled valve |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP1992064205U patent/JP2607196Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654002U (ja) | 1994-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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