JPS5814257Y2 - 自動車用内燃機関のフライホイ−ル - Google Patents
自動車用内燃機関のフライホイ−ルInfo
- Publication number
- JPS5814257Y2 JPS5814257Y2 JP1976013429U JP1342976U JPS5814257Y2 JP S5814257 Y2 JPS5814257 Y2 JP S5814257Y2 JP 1976013429 U JP1976013429 U JP 1976013429U JP 1342976 U JP1342976 U JP 1342976U JP S5814257 Y2 JPS5814257 Y2 JP S5814257Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flywheel
- crankshaft
- bending
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はクランク軸系の曲げ共振点を曲げ振動による騒
音等の不具合発生速度域から外すことを目的とした自動
車用内燃機関のフライホイールに関するものである。
音等の不具合発生速度域から外すことを目的とした自動
車用内燃機関のフライホイールに関するものである。
一般に自動車用内燃機関のクランク軸にはトルク変動を
低減し、スムーズな回転を得るために剛体のフライホイ
ールが固着されているが、このフライホイールを含むク
ランク軸回転系の力学特性、すなわち、質量、慣性モー
メント及びねじり剛性に起因するねじり振動、速度変動
率及び始動性等の特性が最適なものとなるようにフライ
ホイールの形状を設定した場合、多くの自動車は運転頻
度の高いエンジン回転数4000 rpm付近すなわち
、車速にして100Knl//h付近でクランク軸系の
曲げ振動によるねじのゆるみ等が原因が生じる部品破壊
等の不具合が発生する。
低減し、スムーズな回転を得るために剛体のフライホイ
ールが固着されているが、このフライホイールを含むク
ランク軸回転系の力学特性、すなわち、質量、慣性モー
メント及びねじり剛性に起因するねじり振動、速度変動
率及び始動性等の特性が最適なものとなるようにフライ
ホイールの形状を設定した場合、多くの自動車は運転頻
度の高いエンジン回転数4000 rpm付近すなわち
、車速にして100Knl//h付近でクランク軸系の
曲げ振動によるねじのゆるみ等が原因が生じる部品破壊
等の不具合が発生する。
これら不具合の発生は、クランク軸系の固有曲げ振動数
が約130 c/s付近にあって、車体構造の特性から
定する車体側の一つの固有振動数と略等しくなるためで
、上記クランク軸系の固有曲げ振動数をクランク軸回転
系の力学特性を変えることなく車体側の共振を呼びおこ
す速度域即ち不具合発生速度域から外せば、クランク軸
系の曲げ及びねじり振動による不快な騒音等を低減する
ことができる。
が約130 c/s付近にあって、車体構造の特性から
定する車体側の一つの固有振動数と略等しくなるためで
、上記クランク軸系の固有曲げ振動数をクランク軸回転
系の力学特性を変えることなく車体側の共振を呼びおこ
す速度域即ち不具合発生速度域から外せば、クランク軸
系の曲げ及びねじり振動による不快な騒音等を低減する
ことができる。
本考案は上記に鑑みて提案されたものであって、クラン
クシャフトに固着され一側面がクラッチと接続する摩擦
面となっているフライホイールの他側面に回転方向の捩
り剛性が犬で軸方向の曲げ剛性が非常に小さい弾性板を
介してウェイトを取付け、上記クランクシャフト系の曲
げ共振点を不具合発生回転速度域より外させたことを特
徴とする自動車用内燃機関のフライホイールの構成であ
って、フライホイールとウェイトとの合計の質量及び慣
性モーメントを従来の剛結合されたフライホイール単体
の質量及び慣性モーメントと略一致させれば、ねじり剛
性の低下もないため、ねじり振動、速度変動率、始動性
等のねじり回転系の力学特性については従来のものから
何等悪化を招くことなく、捷たウェイトを含むクランク
軸係の曲げ共振点が二つに分かれ、その一方の共振点は
従来のクランク軸系の共振点より振動数が大きなものに
、他方の共振点は従来のクランク軸系の共振点より振動
数が小さなものに夫々変化するが、その変化量はそれぞ
れフライホイールとウェイトが分担する質量及び慣性モ
ーメント及び弾性板のはね定数により決定されるので、
この変化量を夫々適当に設定することにより、上記曲げ
共振点を不具合発生程度の高い回転速度域より外すこと
ができるものである。
クシャフトに固着され一側面がクラッチと接続する摩擦
面となっているフライホイールの他側面に回転方向の捩
り剛性が犬で軸方向の曲げ剛性が非常に小さい弾性板を
介してウェイトを取付け、上記クランクシャフト系の曲
げ共振点を不具合発生回転速度域より外させたことを特
徴とする自動車用内燃機関のフライホイールの構成であ
って、フライホイールとウェイトとの合計の質量及び慣
性モーメントを従来の剛結合されたフライホイール単体
の質量及び慣性モーメントと略一致させれば、ねじり剛
性の低下もないため、ねじり振動、速度変動率、始動性
等のねじり回転系の力学特性については従来のものから
何等悪化を招くことなく、捷たウェイトを含むクランク
軸係の曲げ共振点が二つに分かれ、その一方の共振点は
従来のクランク軸系の共振点より振動数が大きなものに
、他方の共振点は従来のクランク軸系の共振点より振動
数が小さなものに夫々変化するが、その変化量はそれぞ
れフライホイールとウェイトが分担する質量及び慣性モ
ーメント及び弾性板のはね定数により決定されるので、
この変化量を夫々適当に設定することにより、上記曲げ
共振点を不具合発生程度の高い回転速度域より外すこと
ができるものである。
次に、本考案の一実施例を図面により説明すると、クラ
ンク軸1の軸端面にボルト2により固着されたフライホ
イール3は、充分に減肉されるとともに図示していない
クラッチの押し付は力及びクラッチオフ時の操作力によ
る曲げモーメントに対して十分対抗し得る強度を保持さ
せるために図示していないクラッチ接続側とは反対側の
減肉部4にリブ5が設けられ、また、上記フライホイー
ル3の・・ブ部にはボルト6により有孔の弾性円板Iが
固着され、同弾性円板7の外方突出部の上記減肉部4に
対向する部分にはウェイトリング8が固着されている。
ンク軸1の軸端面にボルト2により固着されたフライホ
イール3は、充分に減肉されるとともに図示していない
クラッチの押し付は力及びクラッチオフ時の操作力によ
る曲げモーメントに対して十分対抗し得る強度を保持さ
せるために図示していないクラッチ接続側とは反対側の
減肉部4にリブ5が設けられ、また、上記フライホイー
ル3の・・ブ部にはボルト6により有孔の弾性円板Iが
固着され、同弾性円板7の外方突出部の上記減肉部4に
対向する部分にはウェイトリング8が固着されている。
上記弾性円板Tの軸方向曲げ剛性は非常に小さく設定さ
れるとともに、フライホイール3とウェイトリング80
合計の質量及び慣性モーメントは、ねじり振動、速度変
動率及び始動性等の特性が最適なものとなるように設定
されている。
れるとともに、フライホイール3とウェイトリング80
合計の質量及び慣性モーメントは、ねじり振動、速度変
動率及び始動性等の特性が最適なものとなるように設定
されている。
なお、9はクランク軸1の軸受、10はクラッチ軸、1
1はパイロットベアリング、12は始動リングギヤであ
る。
1はパイロットベアリング、12は始動リングギヤであ
る。
上記構成によれば、フライホイール3、ウェイトリング
8を含むクランク軸1系のねじり回転系に生じる力学特
性が悪化されることなく、ウェイトリング8とクランク
軸1とを曲げ剛性が小の弾性円板7により連結し、しか
も、フライホイール3の質量を充分低減したことにより
、上記クランク軸系の曲げ振動特性が大きく変化し、同
系の曲げ共振点はエフに分かれるとともに不具合発生程
度の高い回転速度域例えば4000 rpmにおける曲
げ振動数13OCAより外れて、一方の共振点は240
Orpm における曲げ振動数80%程度に大きく低
下され、他方の共振点は大きく上昇され曲げ振動による
騒音等の不具合も低減される。
8を含むクランク軸1系のねじり回転系に生じる力学特
性が悪化されることなく、ウェイトリング8とクランク
軸1とを曲げ剛性が小の弾性円板7により連結し、しか
も、フライホイール3の質量を充分低減したことにより
、上記クランク軸系の曲げ振動特性が大きく変化し、同
系の曲げ共振点はエフに分かれるとともに不具合発生程
度の高い回転速度域例えば4000 rpmにおける曲
げ振動数13OCAより外れて、一方の共振点は240
Orpm における曲げ振動数80%程度に大きく低
下され、他方の共振点は大きく上昇され曲げ振動による
騒音等の不具合も低減される。
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。
1・・・・・・クランク軸、3・・・・・・フライホイ
ール、4・・・・・・減肉部、5・・・・・・リブ、6
・・・−・・ボルト、7・・・・・・弾性円板、8・・
・・・・ウェイトリング。
ール、4・・・・・・減肉部、5・・・・・・リブ、6
・・・−・・ボルト、7・・・・・・弾性円板、8・・
・・・・ウェイトリング。
Claims (1)
- クランクシャフトに固着され一側面がクラッチと接続す
る摩擦面となっているフライホイールの他側面に回転方
向の捩り剛性が犬で軸方向の曲げ剛性が非常に小さい弾
性板を介してウェイトを取付け、上記クランクシャフト
系の曲げ共振点を不具合発生回転速度域より外させたこ
とを特徴とする自動車用内燃機関のフライホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976013429U JPS5814257Y2 (ja) | 1976-02-06 | 1976-02-06 | 自動車用内燃機関のフライホイ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976013429U JPS5814257Y2 (ja) | 1976-02-06 | 1976-02-06 | 自動車用内燃機関のフライホイ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52105602U JPS52105602U (ja) | 1977-08-11 |
JPS5814257Y2 true JPS5814257Y2 (ja) | 1983-03-22 |
Family
ID=28473720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976013429U Expired JPS5814257Y2 (ja) | 1976-02-06 | 1976-02-06 | 自動車用内燃機関のフライホイ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814257Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014203527A1 (de) | 2013-03-19 | 2014-09-25 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Schwingisolationsvorrichtung |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS424712Y1 (ja) * | 1966-06-07 | 1967-03-13 |
-
1976
- 1976-02-06 JP JP1976013429U patent/JPS5814257Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS424712Y1 (ja) * | 1966-06-07 | 1967-03-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52105602U (ja) | 1977-08-11 |
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