JPS58142479A - 電子翻訳装置 - Google Patents

電子翻訳装置

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JPS58142479A
JPS58142479A JP57025454A JP2545482A JPS58142479A JP S58142479 A JPS58142479 A JP S58142479A JP 57025454 A JP57025454 A JP 57025454A JP 2545482 A JP2545482 A JP 2545482A JP S58142479 A JPS58142479 A JP S58142479A
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circuit
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signal
electronic
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数種の翻訳が可能な電子翻訳装置に関する
ものであり、入力音声の声質により翻訳の種類を自動選
択しうる電子翻訳装置を提供することを目的とする。
なお、本明細書において、翻訳とは、(1)ある国の言
語を他の国の言語に直すこと、(2)同一国内の言語で
あっても、例えば略語と原文との相互変換、標準語と方
言との相互変換、文字と言葉(音声)との相互変換、言
葉とその解説との変換などを行なうこと、(3)演算(
計算全般および“π”を印加して“3.14……”の数
値を得ること)などをいう。
元言語とは、翻訳前の言語、数値、式などをいい、翻訳
言語とは、翻訳後の原語、数値、式などをいう。例えば
日本語を英語に翻 訳するようにセットした電子翻訳装置において、“おは
よう”は元言語であり、“グッドモーニング”は翻訳言
語である。
以後、複数種の翻訳が可能な電子翻訳装置の代表例とし
て、日本語から英語への翻訳(以下、和英とする)と、
英語から日本語への翻訳(以下、英和という)とが可能
な電子翻訳装置について説明するが、本発明はこれのみ
に限られるものではない。
第一図は従来の電子翻訳装置のブロック図である。
図中1は、入力アンプ2を介して不特定話者用若しくは
特定話者用にセットされた音声認識回路3に接続された
マイク、4は印加された元言語をスイッチsw1の操作
により和英に、またスイッチsw2の操作により英和に
それぞれ翻訳する電子翻訳回路であり、電子翻訳回路4
は音声合成回路5と出力アンプ6とを介して1とスピー
カ7に接続されている。8は、電子翻訳回路4に接続さ
れ、元言語および翻訳言語の文字表示を行なうためのド
ットマトリクス型液晶による文字表示部である。
次に、この装置の動作を説明する。
マイク1を介して入力アンプ2に印加された、例えば、
“おはよう”からなる元言語の音声信号は、入力アンプ
2で音声認識可能なレベルにまで増幅された後、音声認
識回路3に印加され、“オハヨウ”なる元言語の文字信
号に変換され電子翻訳回路4内のメモリに一時記憶され
る。
次に、スイッチsw1を導通させることにより、翻訳支
持パルスが電子翻訳回路4に印加されるため、電子翻訳
回路4は、先程自身のメモリに記憶した“オハヨウ”な
る元言語の文字信号を読み出し、この文字信号を“GO
OD MORNING”なる翻訳言語の文字信号に翻訳
し音声合成回路5に送出する。音声翻訳回路5は、この
“GOOD MORNING”なる翻訳言語の文字信号
を“グッドモーニング”なる翻訳原語の音声信号に変換
して出力アンプ6を介してスピーカ7に送出する。また
、マイクを介して入力アンプ2に、例えば“ハウ アー
 ユー”なる元言語の音声信号が印加されると、入力ア
ンプ2で増幅されたこの音声信号は、音声認識回路3で
“HOW ARE YOU?”なる元言語の文字信号に
変換され、電子翻訳回路4のメモリに一時記憶される。
次に、スイッチsw2を導通させることにより翻訳支持
パルスが電子翻訳回路4に印加されるため、電子翻訳回
路4は先程自身のメモリに記憶した“HOW ARE 
YOU?”なる文字信号を読み出し、この文字信号を“
ゴキゲンイカガデスカ”なる翻訳言語の文字信号に翻訳
し、音声合成回路5に送出する。
音声合成回路5は、この文字信号を“ごきげんいかがで
すか”なる翻訳言語の音声信号に変換し、出力アンプ6
を介してスピーカ7に送出する。
このように従来の電子翻訳装置には、翻訳の種類数と同
じ数だけ翻訳の種類を選択し、翻訳指示を行なうための
スイッチがあり、翻訳の種類に応じて、それらのスイッ
チの中から一つのスイッチを適切に選択し操作しなけれ
ばならず繁雑になるため操作ミスが多発し、翻訳による
自然な会話を行なうことが困難であるという欠点が合っ
た。
本発明はこのような欠点を除去したものであり、入力音
声の声質により翻訳の種類を自動選択し得る電子翻訳装
置を提供するものである。
以下、本発明の一実施例を第2図を用いて説明する。
図中1は、入力アンプ2を介して不特定話者用音声認識
回路(以下、不特定−SA回路という)10、特定話者
用音声認識回路(以下、特定−SA回路という)11お
よび音声動作制御回路(以下、VOX回路という)15
に接続されたマイクである。13は、不特定−SA回路
10および特定−SA回路11の音声認識状態を比較し
、その比較出力に応じて切換回路12、16のスイッチ
sw3、sw4を第1表に示すように切替えるとともに
不特定−SA回路10および特定−SA回路11が共に
音声認識することができないとき、警報回路14を作動
させて警報(音、光など)を発生させる翻訳選択回路で
ある。4は、和英、英和の両翻訳が可能な電子翻訳回路
であり、スイッチsw4の接点aに翻訳指示パルスが印
加されれば英和に、またスイッチsw4の接点bに翻訳
指示パルスが印加されれば和英に切換わるように構成さ
れている。また、電子翻訳回路4は、音声合成回路5と
出力アンプ6を介してスピーカ88に接続されている。
VOX回路15は本発明者が既に特許昭55−1762
96号において提案しているように、マイク1を介して
印加される元言語の音声信号に1秒間以上の空白(無音
)状態(一定レベル以下の状態をいう)が存在した場合
に作動し、翻訳指示回路17のスイッチsw5を導通さ
せ翻訳指示パルスを切換回路16を介して電子翻訳回路
4に印加し、電子翻訳回路4に翻訳動作を行なわせるよ
うに構成されている。またVOX回路15には、70〜
2700Hzの音声信号だけを通過させる帯域通過型フ
ィルタが設けてあり、周囲の騒音により、VOX回路1
5が誤動作するのを低減させている。
さらに、無音状態が1秒間以上継続した場合に限りVO
X回路15を作動させるように調整したのは、日常会話
においては、一つの会話中には0.25〜0.5秒くら
いの空白時間は常に存在し、又このような空白時間長は
個人差が大きく、ある程度余裕を持たせておくことが必
要であるため、1秒とした。このようにすることにより
、一つの会話文を例えば“私はトムです”を“私は”と
“トムです”との2文として翻訳し、“I(アイ)”、
“TOM IS(トムイズ)”と出力するなどの誤翻訳
を防止することができた。
本実施例の電子翻訳装置において、電子翻訳回路4は切
換回路12、16のスイッチsw3、w4がそれぞれ接
点aに導通したとき英和に、また接点bに導通したとき
和英に翻訳するようにセットされており、また、スイッ
チsw3、sw4が接点cに導通したとき翻訳不能にな
る。この時、第1表に示すように警報回路14が作動し
、再度マイク1に元言語の音声を印加するように警告す
る。
第1表 第1表中“A”は、音声認識できたことを示し、“B”
は音声認識できなかったことを示す。
すなわち、翻訳選択回路13は特定−SA回路11が入
力音声を認識したときは、不特定−SA回路10の認識
の可否にかかわらずスイッチsw3、sw4を接a点に
切換え、、不特定−SA回路10だけが入力音声を認識
できたときにはスイッチsw3、sw4を接点bに切換
え、また両SA回路10、11が共に入力音声を認識で
きなかったときだけスイッチsw3、sw4を接点Cに
切換える。勿論両SA回路10、11からの文字信号出
力は、スイッチsw3、sw4が各接点a、b、cに切
換った後、電子翻訳回路4に送出されるようにタイミン
グがとられている。また、スイッチsw3、sw4は連
動し、常時は接点aに導通している。
ここで、、不特定−SA回路10と、特定−SA回路1
1とが共に認識できたとき、元言語の文字信号として、
特定−SA回路11の出力を用い、電子翻訳回路4に印
加するのは、本発明者が特許昭56−185054号に
おいて既に提案しているとおり、不特定−SA回路に比
べ特定−SA回路の方が認識率が高く、より正確な翻訳
が可能となるためである。
なお、本装置の特定−SA回路11には、予め所持者(
日本人)の声が登録されている。
次のこの装置の動作を説明する。
いま、所持者が本装置を用いて外国品(米国品)と英会
話をする場合を考える。
まず、所持者は、マイク1に向って“はじめまして”と
言うとマイク1および入力アンプとを介して“はじめま
して”なる元言語の音声信号は不特定−SA回路10、
特定−SA回路11およびVOX回路15に印加される
。今、不特定−SA回路10と特定−SA回路11の両
者により、この音声信号が認識されたならば、両SA回
路10、11から翻訳選択回路13に認識できた旨の情
報が印加される。これにより翻訳選択回路13は第1表
に示すように切換回路12、16のスイッチsw3、s
w4を接点bに切換え、特定−SA回路11の出力であ
る“ハジメマシテ”なる元言語の文字信号を切換回路1
2を介して電子翻訳回路4のメモリに一時記憶させる。
そして、文字表示部8はこの“ハジメマシテ”を文字表
示する。
次にマイク1から印加された“はじめまして”の音声信
号の後、無音状態が1秒間以上継続するとVOX回路1
5が作動し、翻訳指示回路17のスイッチsw5を導通
し、翻訳指示パルスをスイッチsw4の接点bを介して
電子翻訳回路4に印加し、電子翻訳回路4のメモリに先
程記憶した“ハジメマシテ”なる元言語の文字信号を読
み出し、和英して“HOW DO YOU DO?”な
る翻訳言語の文字信号を音声合成回路5に印加すると共
に文字表示部8に“HOW DO YOU DO?”な
る文字を表示する。この後、翻訳選択回路13は、スイ
ッチsw3、sw4を元の状態、すなわち接点aの位置
に復旧させる。
そして、音声合成回路5は、この文字信号を“ハウドゥ
 ユー ドゥ”なる翻訳言語の音声信号に変化して、出
力アンプ6を介してスピーカ7に送出する。
これを聞いた外国人は“アイ アム トム”とマイク1
に向って言うと、この元言語の音声信号は、入力アンプ
2を介して不特定−SA回路10、特定−SA回路11
およびVOX回路15に印加される。この外国人の声は
特定−SA回路11には登録されていないので特定−S
A回路11では認識されず不特定−SA回路10によっ
てだけ認識される。
この認識情報は、翻訳選択回路13に印加されるが、こ
の場合、第1表に示すようにスイッチsw3、sw4は
接点aに導通させられるのであるが、スイッチsw3、
sw4は常時、接点aに導通しているため、スイッチs
w3、sw4の可動設片は動かない。
したがって、不特定−SA回路10の出力である“I 
AM TOM”なる元言語の文字信号は、電子翻訳回路
4のメモリに記憶される。
その外国人が“アイアムトム”と言った後、1秒以上何
も言わなければ、VOX回路15は作動し、スイッチs
w5を導通し、翻訳指示パルスをスイッチsw4の接点
aを介して電子翻訳回路4に印加し、電子翻訳回路4に
“I AM TOM”と英和するように指示する。これ
による、電子翻訳回路4は、“ワタシワトムデス”なる
翻訳言語の文字信号を音声合成回路5に送出し、音声合
成回路5で“わたしはトムです”なる翻訳言語の音声信
号に変換させ、出力アンプ6を介してスピーカ7に送出
する。
以下同様の動作をくり返す。
また、外国人の声が不特定−SA回路10および特定−
SA回路11のいずれにおいても認識されないときは、
翻訳選択回路13はスイッチsw3、sw4を接点cに
切換える。そのため、両SA回路10、11の出力(こ
の場合、不完全な変換出力となっている)はいずれも電
子翻訳回路4には印加されず、またVOX回路15の動
作により、スイッチsw3が導通常体になっても、翻訳
指示パルスは、スイッチsw4が開状態のため電子翻訳
回路4には印加されない。したがって不完全な、又は誤
った翻訳出力を送出することはない。
このように本実施例によれば、予め特定−SA回路11
に自分の声を登録しておくだけで、後は全く手操作を要
することなく双方向の自動翻訳を行なうことができ、自
然な会話を楽しむことができる。
本実施例では、英和、和英の翻訳例を示したが、これに
限る必要はなく、LSI翻訳モジュールの変換などによ
り容易に翻訳の種類を変更することができる。
また本実施例では、VOX回路15を用い翻訳指示を行
なう装置の例を示したが、スイッチsw5を手動操作す
るようにしてもよい。この場合にも、翻訳の種類は自動
選択されるので、一つのスイッチを操作するだけでよく
操作性が大巾に向上する。
次に、本発明の他の実施例を第3図を用いて説明する。
第3図は、本発明の他の実施例である電子翻訳装置のブ
ロック図である。
図中1は、入力アンプ2を介して第1の特定−SA回路
21、第2の特定−SA回路28およびVOX回路25
に接続されたマイクである。第1の特定−SA回路21
は和英翻訳を行なうようにセットされた電子翻訳回路2
2と音声合成回路23を介して出力アンプ6に接続され
ている。第2の特定−SA回路28は英和にセットされ
た電子翻訳回路29と音声合成回路30とを介して出力
アンプ6に接続されている。7は出力アンプ6に接続さ
れたスピーカであり、24、31は、それぞれ電子翻訳
回路22、29に接続され、元言語および翻訳言語の文
字表示を行なう文字表示部である。
26は、第1の特定−SA回路21、第2の特定−SA
回路28およびVOX回路25とに接続された翻訳選択
回路であり、翻訳選択回路26は第1の特定−SA回路
21および第2の特定−SA回路28が入力音声を音声
認識できたか否かの情報を得、第2表に示すように、翻
訳指示回路27のスイッチsw6を接点a、bのいずれ
かの導通させる。
なお、第2表において、“A”は入力音声を音声認識で
きたことを示し、“B”は入力音声を音声認識できなか
ったことを示す。
第2表 スイッチsw6は常時は接点cに導通している。また、
スイッチsw6が接点aに導通したとき翻訳指示パルス
が電子翻訳回路22に印加され、電子翻訳回路22は和
英翻訳を実行し、スイッチsw6が接点bに導通したと
き翻訳指示パルスは電子翻訳回路29に印加され、電子
翻訳回路29は英和翻訳を実行する。またスイッチsw
6が接点cに導通していれば、電子翻訳回路28、29
はいずれも翻訳動作を行なうことはない。
すなわち、翻訳選択回路26は、第1の特定−SA回路
21と第2の特定−SA回路28との音声認識状態を比
較し、スイッチsw6を接点a、b、cのいずれに導通
させるべきかを判断するとともにVOX回路25により
元言語の音声信号中に0.8秒以上(VOX回路25の
時定数回路を調整することにより0.8秒以上にも以下
にも調整できる)の無信号時間があると、それを検出し
て翻訳選択回路26は初めて、スイッチsw6を接点a
、b、cのいずれかに切換える(なお、接点cに導通さ
せる場合、スイッチsw6は動作せず、接点cに導通し
た状態を維持するだけである)。
なお、第1の特定−SA回路21にはM氏(日本人)の
声が予め登録されており、また第2の特定−SA回路2
8にはN氏(米国人)の声が予め登録されている。
次にこの装置の動作を説明する。
まず、M氏がマイク1に向って“おはよう”と言えば、
この音声信号はマイク1、入力アンプ2を介して第1の
特定−SA回路21、第2の特定−SA回路28および
VOX回路25に印加される。
この“おはよう”なる元言語の音声信号は第1の特定−
SA回路21においては認識されるが、第2の特定−S
A回路28には認識されない。そしてこの両特定−SA
回路21、28の認識状態の情報や翻訳選択回路26に 印加されるとともに第1の特定−SA回路21からは“
オハヨウ”なる元言語の文字信号が電子翻訳回路22の
メモリに記憶され、かつ文字表示部24に表示される。
また、第2の特定−SA回路28の出力(不完全な文字
信号又は出力無し)は電子翻訳回路29のメモリに記憶
され、かつ文字表示部31に表示される。翻訳選択回路
26は両特定−SA回路21、28からの認識状態情報
に基づき、VOX回路25からの指示があればスイッチ
sw6を接点aに切換えるようにセットされる。
次に“おはよう”なる元言語の音声信号の後0.8秒以
上の無音状態が続くとVOX回路25が作動し、翻訳選
択回路26にスイッチsw6を切換えるように指示する
これにより翻訳選択回路26はスイッチsw6を接点a
に導通させ、翻訳指示パルス信号を電子翻訳回路22に
印加する。これによって電子翻訳回路22は“オハヨウ
”を“GOOD MORNING”なる翻訳言語の文字
信号に翻訳し、この文字信号を音声合成回路23に印加
して、“グッドモーニング”なる翻訳言語の音声信号に
変換させ、出力アンプ6を介してスピーカ7にこの音声
信号を出力する。
次に、N氏がマイク1に向って“グッドモーニング”と
いえば、入力アンプ2を介してこの元言語の音声信号は
第1の特定−SA回路21、第2の特定−SA回路28
およびVOX回路25に印加される。しかし、この音声
信号は第2の特定−SA回路28にだけ認識され、第1
の特定−SA回路21では認識されない。この入力音声
信号に対する音声認識状態の情報は翻訳選択回路26に
送られ、これにより翻訳選択回路26はVOX回路25
からの指示があればスイッチsw6を接点bに切換えら
れるようにセットされる。
第1の特定−SA回路21の出力(不完全な出力又は出
力無し)は電子翻訳回路22内のメモリに記憶され、ま
た第2の特定−SA回路28の出力である“GOOD 
MORNING”なる元言語の文字信号は電子翻訳回路
29のメモリーに一時記憶される。次に、この“グッド
モーニング”なる音声信号の後に0.8秒以上の無音状
態が続くとVOX回路25は作動し、翻訳選択回路26
を介してスイッチsw6を接点bに導通させ、電子翻訳
回路29に翻訳指示パルスを印加し、電子翻訳回路29
に“GOOD MORNING”を“オハヨウ”なる翻
訳言語の文字信号に翻訳させ、この文字信号を音声合成
回路30に印加させる。音声合成回路30はこの文字信
号を“おはよう”なる翻訳言語の音声信号に変換し、こ
の音声信号を出力アンプ6を介してスピーカ7に送出す
る。この後スイッチsw6の可動接片は接点cに復旧し
、元の状態に戻る。
以下同様の動作をくり返す。
また、M氏、N氏以外、すなわち、第1および第2の特
定−SA回路21、28に登録されていない人がマイク
1に向って話しても両特定−SA回路21、28は音声
認識できないので、VOX回路25が作動しても翻訳選
択回路2はスイッチsw6を切換えることなく、接点c
に導通した状態を維持するため、翻訳は実行されない。
さらに第1および第2の特定−SA回路21、28の両
−SA回路で音声認識された場合(両−SA回路21、
28に予め登録されていない限り、このようなことは起
こらない)も上記同様にスイッチsw6は切換らず接点
cに導通した状態を維持し、翻訳動作は実行されない。
このように、本実施例によれば2つの音声認識回路の両
方に特定話者用音声認識回路を用いたので周囲の騒音な
どによっても認識率が低下することなく高い認識率と正
確な翻訳とを得ることができる。
なお、本実施例では、翻訳の種類を和英、英和の相互翻
訳に限定したが、これは説明を容易にするためであり、
これに限るものではない。例えば、他外国語間の相互翻
訳、演算などにおいても容易に実施できる。
次に本発明の他の実施例を第4図を用いて説明する。
第4図は本発明の他の実施例である電子翻訳装置のブロ
ック図である。
図中1は、入力アンプ2を介して不特定−SA回路10
、特定−SA回路11およびVOX回路32に接続され
たマイク、22は音声合成回路23を介して電圧制御増
幅器(以下、VCA回路という)36に接続された電子
翻訳回路であり、和英にセットされている。29は、音
声合成回路30を介してVCA回路37に接続された電
子翻訳回路であり、英和にセットされている。
VCA回路36、37は共にスピーカ7に接続されてい
る。不特定−SA回路10および特定−SA回路11は
翻訳選択回路34に接続されている。
また、翻訳選択回路34はVCA回路36、37に接続
されているとともに警報音発生用の発振器35を介して
スピーカ7に接続されている。
VOX回路32は翻訳選択回路34および、スイッチs
w7、sw8を有する翻訳指示回路33に接続されてい
る。スイッチsw7、sw8の固定接点はそれぞれ電子
翻訳回路22、29に接続されている。
スイッチsw7、sw8は連動し、同じように導通又は
遮断状態に切換る。
電子翻訳回路22、29はスイッチsw7、sw8が導
通することによる翻訳指示パルスが印加され、翻訳動作
を実行するように構成されている。
VCA回路36、37は翻訳選択回路34からの指示に
より、作動又は停止の2状態をとるように構成されてい
る。
翻訳選択回路34は、両−SA回路10、11の認識状
態により、VCA回路36、37および発振器35を第
3表に示すように制御するよう予め設定されている。
第3表 第3表において、“A”は、認識できたことを、“B”
は認識できなかったことを示し“○”は作動状態を、ま
た“×”は停止状態を示す。
予め、特定−SA回路11にはP氏(米国人)の声が登
録されている。
次にこの装置の動作を説明する。
まず、P氏が“ハウ アー ユー”とマイク1に向って
言うと入力アンプ2を介してこの元言語の音声信号が両
−SA回路10、11およびVOX回路32に印加され
る。この音声信号は特定−SA回路11および不特定−
SA回路10の両方で認識され、共に“HOW ARE
 YOU?”なる元言語の文字信号に変換されて電子翻
訳回路22、29のメモリにそれぞれ記憶される。一方
、両−SA回路10、11で入力音声が認識できた旨の
情報は、翻訳選択回路34に送られる。これによりVO
X回路32からの解除指示があるまでの間翻訳選択回路
34は第3表に示すようにVCA回路37を作動状態に
させ、他方VCA回路36を停止状態に保持する。次に
、“ハウ アー ユー”なる音声信号の後に、1.0秒
間の無音状態が続くとVOX回路32は作動し、翻訳指
示回路33のスイッチsw7、sw8を同時に導通させ
翻訳指示パルスを電子翻訳回路22、29に印加し、両
回路22、29に翻訳動作を実行させる。この時、電子
翻訳回路22は入力信号が英語であるため、翻訳不能と
なり出力を送出しないか又は全く関係のない出力を音声
合成回路23に印加する。
そのため、音声合成回路23からも全く元言語とは関係
のない音声信号がVCA回路36に印加されるがVCA
回路36は既に翻訳選択回路34により停止状態に保持
されているため、スピーカ7からは全く関係のない音が
発生されるという不都合は生じない。
一方、電子翻訳回路29からは“ゴキゲンイカガデスカ
”なる翻訳言語の文字信号が音声合成回路30に印加さ
れ、さらに音声合成回路30で“ごきげんいかがですか
”なる音声信号に変換され、作動状態にあるVCA回路
37で増幅された後、スピーカ7に送出される。
これに応答して相手(特定−SA回路11には登録され
ていない人)が“わたしはげんきです”とマイク1に向
って言うと、まず、VOX回路32は翻訳選択回路34
を介してVCA回路36、37を共に停止状態に変えて
、保持する。また、この音声信号は特定−SA回路11
では、認識されず、不特定−SA回路10でだけ認識さ
れる。この音声認識状態の情報は翻訳 選択回路34に送られ、これにより、翻訳選択回路34
はVCA回路36を作動させ、VCA回路37を停止状
態にして保持する。一方、不特定−SA回路10は“ワ
タシワゲンキデス”なる文字信号を電子翻訳回路22の
メモリに記憶させる。この時、特定−SA回路11から
は、文字信号は電子翻訳回路29に送出されない。
次に、“わたしはげんきです”なる音声信号の後、1秒
間の無音状態が続くとVOX回路32は作動し、スイッ
チsw7、sw8を共に導通させ、電子翻訳回路22、
29に翻訳動作を実行させる。電子翻訳回路22は“I
 AMFINE.”なる翻訳言語の文字信号に翻訳し、
音声合成回路23に印加し、“アイアムトム”なる音声
信号に変換させ、VCA回路36に印加するが、一方、
電子翻訳回路29は翻訳すべき元言語を記憶していない
ので、音声合成回路30、VCA回路37に印加すべき
翻訳出力を送出しない。また、第3表に示すように翻訳
選択回路34はVCA回路37を停止状態に保持し、V
CA回路36を作動状態に保持しているため、VCA回
路36に印加された音声信号は増幅され、スピーカ7に
送出される。
次に、新たな次の音声がマイク1に印加されるとVOX
回路32は作動し、翻訳選択回路34を介して、VCA
回路36、37を共に停止状態に切換えて保持する。
以下、同様の動作をくり返す。
また、両SA回路10、11が共に認識できないような
音声がマイク1に印加された場合、VOX回路32の作
動の有無に拘わらず、第3表に示すように翻訳選択回路
34により、VCA回路36、37は共に停止状態に保
持されるとともに、発振器35を作動し、スピーカ7か
ら警報信号音を送出する。
本実施例では発振器35を用いたが、別個の音声合成回
路を用い、又は音声合成回路23、30のいずれかを兼
用して、音ではなく、例えば“ホンヤクデキマセン モ
ウイチド ユックリト ハッキリ ハナシテクダサイ”
などの合成音声をスピーカを介して発声させるようにし
てもよい。
なお、本実施例では、VCA回路36、37の作動状態
を、次の音声の入来時まで保持するようにし、語尾切れ
を防止するように構成したが、VOX回路32による入
力音声の終端検出後一定時間だけ作動状態を保持するよ
うにしても同様に翻訳音声の語尾切れなどを防止できる
また、本実施例では、VCA回路36、37のON、O
FFを用いて、翻訳の種類を選択したが、VCA回路の
代りにスイッチングトランジスタ、ホトカプラなどのス
イッチ回路を用いてもよい。この場合、出力アンプが必
要になる。また、スイッチsw7、sw8を手動式のス
イッチにしてもよい。
次の本発明の他の実施例を第5図を用いて説明する。
第5図は本発明の他の実施例である電子翻訳装置のブロ
ック図である。
図中1は、入力アンプ2を介して不特定−SA回路10
、特定−SA回路11に接続されたマイクである。
不特定−SA回路10は、英和にセットされた電子翻訳
回路22を介してスイッチsw12の可動接片に接続さ
れている。スイッチsw12の固定接点bは音声合成回
路53と出力アンプ54を介してイヤホン55に接続さ
れている。また特定−SA回路11は、和英にセットさ
れた電子翻訳回路29を介してスイッチsw12の固定
接点aと音声合成回路5とに接続されてる。24、31
はそれぞれ電子翻訳回路22、29に接続された文字表
示部である。40は両−SA回路10、11の音声認識
状態を比較し、第4表に示すようにVOX回路41、4
2および警報回路43を選択的に作動させる翻訳選択回
路である。
第4表 第4表において、“A”は、認識できたことを、また“
B”は認識できなかったことを示し“○”は作動状態を
、また“×”は停止状態を示す。
44、45は、それぞれスイッチsw9、sw10を有
する翻訳指示回路であり、VOX回路41、42により
、スイッチsw9、sw10のいずれかを導通させ、翻
訳指示パルスを電子翻訳機路22、29のいずれか一方
に送出する。なお、VOX回路41、42は、不特定−
SA回路10、又は特定−SA回路11からの文字信号
送出終了後、一定時間経過したときに、スイッチsw9
、sw10を導通させるように構成されており、さらに
、いずれのVOX回路41、42を作動させるかは、第
4表に示すように翻訳選択回路40の指示に従うように
構成されている。
また、50は、テレホンピックアップであり、電話など
の音声をも翻訳し得るようになっている。51は外部入
力端子であり、この外部入力端子51に、例えば、ラジ
オなどの音声出力を印加することにより、ラジオ放送を
翻訳することができる。sw11は外部入力端子51、
又はテレホンピックアップ50からの入力音声を翻訳さ
せる場合に導通状態に切換えるスイッチである。52は
、スイッチsw11に接続された入力アンプである。
なお、Q氏(日本人)の声を予め特定−SA回路11に
登録しておく。
次に、この装置の動作を説明する。
まず、マイク1からの入力音声を翻訳させるため、スイ
ッチsw11を開成にしておく。
今、Q氏がマイク1に向って“あなたはだれですか”と
言うと、この音声信号はマイク1、入力アンプ2を介し
て両−SA回路10、11に印加され、両−SA回路1
0、11からは、入力音声を認識できた旨の情報が翻訳
選択回路40に印加されるとともに両−SA回路10、
11から各電子翻訳回路22、29のメモリに“アナタ
ワダレデスカ”なる元言語の文字信号が印加され記憶さ
れる。
また、一方翻訳選択回路40は、第4表に示すように、
特定−SA回路11の出力だけで翻訳させるため、VO
X回路42だけを作動させるように設定し、他方VOX
回路41を停止状態に保持させる。次に、VOX回路4
2は、特定−SA回路11からの文字信号出力の終端を
検出し、スイッチsw10を導通にし、電子翻訳回路2
9に翻訳動作を実行させる。これにより、電子翻訳回路
29からは、“WHO ARE YOU?”なる翻訳言
語の文字信号が音声合成回路5に印加され、音声合成回
路5で“フウ アー ユー”なる音声信号に変換された
後、出力アンプ6を介してスピーカ7に送出される。こ
の時、VOX回路41は停止状態にあるため、電子翻訳
回路22は翻訳動作を実行できない。
次に、相手の人(特定−SA回路11には登録されてい
ない米国人)が、これに応答してマイク1に向って“ア
イ アム トム”と言うと、上記同様に両−SA回路1
0、11に、この音声信号は印加されるが、特定−SA
回路11では認識されず、不特定−SA回路10にだけ
認識される。そのため翻訳選択回路40は、第4表に示
すように先程とは逆にVOX回路41だけを作動させ、
VOX回路42を停止させる。したがって、VOX回路
41は不特定−SA回路10からの“I AM TOM
”なる文字信号の終端を検出し、スイッチsw9を導通
させ、電子翻訳回路22に翻訳を実行させる。これによ
り電子翻訳回路22は、“ワタシワトムデス”なる文字
信号を、スイッチsw12(固定接点aに導通)を介し
て音声回路5に印加氏、“わたしはトムです”なる音声
信号に変換させ、出力アンプ6を介して、この音声信号
をスピーカ7に送出させる。
以下、同様の動作をくり返す。
また、相手の人の声が両−SA回路10、11のいずれ
においても認識できないときは、第4表に示すように、
両VOX回路41、42ともに作動させず翻訳選択回路
40は、警報回路43を作動させ、入力音声を認識する
ことができない旨を相手に知らせる。
次に、この装置を用いて電話をかける場合を説明する。
まず、スイッチsw11を開成し、スイッチsw12を
固定接点bに導通させ、電話機の送受話器(図示せず)
の送話部をスピーカ7に当接させ、受話部をテレホンピ
ックアップ50に当接させておく。
なお、電話からの声はフィルタにより300〜3400
Hzに制限されているため、特定−SA回路11に予め
登録した人の声でも電話回線を通した場合、音声認識で
きないので不特定−SA回路10によってのみ認識され
ることになる。
今、Q氏がマイク1に向って“ジョーンズさんをお願い
します”と言うと、マイク1、入力アンプ2、特定−S
A回路11、電子翻訳回路29、音声合成回路5および
出力アンプ6を介してスピーカ7からは、“MAY I
 SPEAK TO MR. JONES?”なる音声
が発音され、電話を通して相手方に伝えられる。相手方
がジョーンズ氏であれば、受話器からテレホンピックア
ップ50に“SPEAKING”なる音声信号が印加さ
れ、外部入力端子51、スイッチsw11、入力アンプ
52、不特定−SA回路10、電子翻訳回路20、スイ
ッチsw12、音声合成回路53および出力アンプ54
を介して、Q氏は装着しているイヤホン55から“はい
 そうです”なる音声を聞くことができる。
以下、同様の動作を繰り返す。
また、外部入力端子51を用いて、ラジオ、テレビなど
の音声を翻訳する場合も同様である。
この場合、入力アンプ2を停止状態に保持し、マイク1
から音声が装置に印加されないようにするとよい。
本実施例では、スピーカ7とテレホンピックアップ50
とを装置本体の筺体の同一面側に設け、送受話器と、ス
ピーカ7およびテレホンピックアップ50とが一致し当
接するように、すなわち、電話ファクシミリなどに用い
られている音響カプラと同一形状にしたが、テレホンピ
ックアップだけをコードで延長自在にしてもよい。
本実施例では、VOX回路41、42により音声認識回
路10、11の文字信号送出後の無信号継続時間が予め
定められた設定時間以上か否か比較し、以上ならば文字
信号の送出が終了したものとみなし翻訳動作を実行させ
る例を示したが、これに限るものではなく、音声認識回
路から文字信号が送出されたとき、文字信号の終端に送
出終了を示すエンドマーク信号を付与して送出するタイ
プの音声認識回路においては、んそのエンドマーク信号
を検出し、翻訳指示回路を作動させるようにしてもよい
本発明の実施例として、言語翻訳の例を示したが、これ
に限るものではなく、演算、解説などの翻訳についても
実施し得ることは上記のとおりである。
また、実施例において、音声認識回路として、音声信号
をスペクトラム分析し、音声認識するとともに音声信号
に対応した文字信号を送出し、かつ、認識状態情報を送
出する例を示したが、音声認識と音声判別の2つの機能
を分割し、音声信号を文字信号に変換する音声認識回路
とは別に、特定人の声を予め登録しておき、入力音声が
特定人の声であるか否かだけを判別する音声判別回路を
設け、その出力により翻訳選択回路を作動し、翻訳の種
類を自動選択させるようにすることもできる。
さらに、実施例としては音声認識回路を2ツ有する例を
示したが、さらに多くの音声認識回路を設け、それらの
認識状態に応じて翻訳の種類をより多く選択できるよう
にすることも容易である。
本発明の実施例において用いた切換回路、翻訳選択回路
、VOX回路、翻訳指示回路、およびVCA回路を音声
認識回路、電子翻訳回路および音声合成回路などと共に
1チップLSIで構成してもよく、また音声認識回路、
電子翻訳回路のマイクロコンピュータを用いて認識状態
の判別、翻訳の種類の選択といった一連の動作を判別す
ることもできる。
以上のように本発明によれば、入力音声の声質に応じて
翻訳の種類を自動的に選択させることができるので、操
作性に優れ、より自然な翻訳が可能な電子翻訳装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子翻訳装置のブロック図、第2図は本
発明の一実施例である電子翻訳装置のブロック図、第3
図ないし第5図は本発明の他の実施例である電子翻訳装
置のブロック図である。 1……マイク、2.52……入力アンプ、3……音声認
識回路、4.22.29……電子翻訳回路、5.23.
30.53……音声合成回路、6.54……出力アンプ
、7……スピーカ、8.24.31……文字表示部、1
0……不特定話者用の音声認識回路、11.21.22
……特定話者用の音声認識回路、15.25.32.4
1.42……VOX回路、17.27.33.45.4
4……翻訳指示回路、36.37……VCA回路、55
……イヤホン、50……テレホンピックアップ、sw1
〜sw12……スイッチ。 特許出願人の氏名 池上徳子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数の音声認識回路と、前記音声認識 回路に接続され、複数種の翻訳を行ない得る電子翻訳回
    路と、前記複数の音声認識回路の入力音声に対する音声
    認識状態を比較し、予め前記複数の音声認識回路の音声
    認識状態に応じて定められた種類の翻訳を前記電子翻訳
    回路に行なわせるように構成した翻訳選択回路とを備え
    てなる電子翻訳装置。
JP57025454A 1982-02-18 1982-02-18 電子翻訳装置 Granted JPS58142479A (ja)

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