JPS5814049B2 - ハイコウセイシヨウケツタイジセイザイリヨウノセイゾウホウ - Google Patents

ハイコウセイシヨウケツタイジセイザイリヨウノセイゾウホウ

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JPS5814049B2
JPS5814049B2 JP48052406A JP5240673A JPS5814049B2 JP S5814049 B2 JPS5814049 B2 JP S5814049B2 JP 48052406 A JP48052406 A JP 48052406A JP 5240673 A JP5240673 A JP 5240673A JP S5814049 B2 JPS5814049 B2 JP S5814049B2
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ferrite
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degree
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広田栄一
寺田幸男
池田昭雄
釘宮公一
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スピネル型結晶構造をもち、かつ単結晶的性
質を有する配向性焼結体磁性材料の製造法に関するもの
で、その目的とするところは焼結体磁性材料の主要面(
111)面をより高度に配向させることにある。
スピネル型結晶構造を有する磁性材料には、鉄族酸化物
からなるフエライトがよく知られており、単結晶または
多結晶(焼結体)の形で利用されている。
この単結晶フエライトの結晶構造は立方対称性のもので
あって、物理的諸性質が等方的である。
特に多結晶のものにおいては当然のように物理的諸性質
が等方的である。
ところが、このような単結晶フエライトは、磁気ヘッド
として摩耗試験をした場合に、方位によって摩耗の異方
性を示す。
これは、スピネル型結晶構造をもつMn−Znフエライ
トの(100)面、(110)面、(111)面の各主
要面での耐摩耗性を比較すると、(110)面が最もよ
く、(111)は他の二面に対して著しく劣っているこ
とが判明している。
近年、磁気記録媒体として研摩力の大きいCrO2テー
プが実用化され、かつセンダストヤパーマロイに比べて
格段に耐摩耗性の優れたホットプレス焼結したフエライ
トからなる磁気ヘッドが実用化されている。
ところが、研摩力の大きめCrO2テープに対してはホ
ットプレス焼結したフエライトヘッドですら十分な耐摩
耗性を備えていないことが問題になっている。
このような耐摩耗性の改善には、摩耗の異方性を有する
フエライトを用いることが有効であると考えられるが、
耐摩耗性の優れた主要面をより高度に配向させることの
できる方法はまだ見出されていない。
従来、摩耗の異方性を有するフエライトについては、針
状のα−Fe00Hと針状のγ−Mn00Hとを組合わ
せることによって、(111)面を配向させ得ることが
知られている。
しかしながら、この方法は使用されるα−FeOOHが
単なる針状のものではなく、分枝をもった特殊な形状の
ものでなければ出発原料として使用できないという欠点
がある。
このような特殊な形状のα−FeOOHを合成する件は
、現在のところ詳細に研究されておらず、同一条件で生
成しても形状が微妙に変化して、効率よく合成できない
ものである。
しだがって、電子顕微鏡で観察したところ同一形状にみ
えるようなa−FeOOHとr−MnOOHとを組合わ
せて焼成し、生成した焼結体磁性材料は、低度な(11
1)面の配向しか認められないという再現性の悪いもの
であった。
また、この両者の組合せにおいては、磁性体としての特
性を高めるだめに、他の元素たとえばZnOを添加する
と、その配向度が大巾に低下するものであった。
特に、ZnO量がMn−Znフエライトとして有用であ
る15〜25%での配向度は50%以下となり、摩耗の
異方性がなくなるという欠点がある。
また,原材料のオキシ水酸化は見掛け比重が0.1〜0
.2ときわめて小さく、最終の焼結体磁性材料の容積に
比べて原材料の体積が大きいために、取扱いが容易でな
く、また成形性もよくないという欠点があった。
本発明は、上述の欠点を除去する方法にかかり特にある
特定の形状のα−Fe203と、ある特定の形状のγ−
MnOOHもしくはその脱水物とを少なくとも主たる原
材料として用い、この原料混合物を成形、焼成して特に
(111)面がより高度に配向した摩耗の異方性を有す
る焼結体磁性材料を提供するものである。
本発明にかかる配向性焼結体磁性材料の製造法は、板状
もしくは鱗片状をしたγ−Fe2O3と針状もしくは短
冊状をしだγ−Mn00Hまだはその脱水分を主たる出
発材料としていることである。
したがって、従来の方法での欠点を皆無とし、ZnOを
はじめとする他の添加元素の量が約1/3に及んでも、
95%以上の配向度を確実に維持できるという特徴をも
っている。
そして、空孔の著しく少ない配向性焼結体磁性材料を生
成でき、抗磁力が低く、透磁率の高いものを得ることが
できる。
また、従来の方法に比べて、最終的に得られる配向性焼
結体磁性材料の一定量を得るに必要な出発材料の体積が
はるかに少なく、取扱いが容易であり、また成形性がよ
いという特徴を有している。
さらに、(111)面がより高度に配向した配向性焼結
体磁性材料を得られることを特徴としている。
また、原料混合物を一軸性の圧力で成形し、加圧方向と
成形圧力方向とを一致させてホットプレスすることによ
って、(111)面をより高度に配向させることができ
る。
一般に、焼結体磁性材料は、それを構成する結晶粒子が
無秩序に配列されて等方的な性質を有している。
ところが、本発明にがかる配向性焼結体磁性材料は、そ
れを構成する結晶粒子の(111)面が高度に一方向に
整っているので、これと直角な面に(110)面を多く
出現して、耐摩耗性を著しく改善したものとなっている
そして、この(111)面に直角な面を磁気テープと接
触するトラック面とし、さらに整列した(111)面に
直角な方向を磁気テープ走行方向とした場合に、さらに
耐摩耗性を向上させることができる。
原材料として使用される板状もしくは鱗片状のα−Fe
203は次のようにして合成される。
すなわち、銀、白金、金などのアルカリに強いビーカに
0.03規定以上のアルカリ溶液たとえばNaOHやK
OH,LiOHなどの溶液と、微粉のゲータイト(α−
FeOOH)をアルカリ溶液に対して40〜50容量係
まで加えて攪拌混合する。
その後、鉄またはステンレス鋼製のオートクレープに、
上述の溶液とゲータイトとを入れたビーカを入れて、閉
蓋し、電気炉中に設定する。
設定後、30℃/時以上の昇温速度で加熱し、250〜
400℃の範囲内の温度で任意時間保持し、放冷する。
このようにして、純度98%以上の紫色または黒紫色の
第1図に示すような六角板状のα−Fe203が得られ
る。
ここで、アルカリ溶液は0.5〜6Nの濃度範囲のもの
がよく、それが12N以上になるとアルカリフエライト
を生成するおそれがある。
保持温度が450℃以上になると、マグネタイトまたは
アルカリフエライトを生成し、200℃以下になると無
定形のアルファ酸化鉄が混入する。
昇温速度が30°C/時以下になるとアルカリフエライ
トが生成して、所望のα−Fe203微粒子に混入して
くる。
最終的に得られる六角板状α−Fe203の粒径および
形状は、出発原料のゲータイトの形状と保持温度、保持
時間、アルカリ濃度に依存する。
特にα−FeOOHの形状依存度が高く、たとえば形状
のそろっている針状性の原料ほど、よくそろった六角板
状単結晶を生成し、出発原料の形状の乱れたものほど形
状が乱れてくる。
また、粒子径は出発原料の大きさに比例する。
たとえば長さ0.2〜0.3μから2μ単結晶、0.5
〜1μから5〜10μ単結晶、1〜1.5μから10〜
15μ単結晶というように、原料粒径によって生成する
α−Fe203の大きさも変わる。
また保持温度、保持時間は粒形および粒子径に影響を及
ぼす。
一般に、保持温度が高く、保持時間が長いほど、粒形と
粒子径のそろった六角板状のα一Fe20sが得られる
これは粒径を1〜40μと広範囲に調整でき、板厚と粒
径の比を1:10から1二15程度とすることができる
第1図に示す六角板状結晶α−Fe203の主平面1は
c面であって、スピネル型結晶構造のフエライトへ移行
しタ際の(111)面に相当している。
原材料としての針状または短冊状のγ一 Mn00Hは次のように合成される。
すなわち、0.5規定以下の硫酸マンガン溶液を作り、
これにほぼ当量の0.5NのNu40H溶液を加えてゲ
ル状の水酸化物を生成させ、さらにMnに対して20%
当量以上の過酸化水素水を加えることにより、針状のγ
−Mn00Hが得られる。
これを水洗し、110℃以下の温度で乾燥させてから、
粉砕することによって、フエライトの原料に供する長さ
1μ、巾0.05μ、厚さ0.01μ以下のものが得ら
れる。
ここで、Mn溶液はMnを含む溶液であれば何でもよく
、たとえばMn(No3),MnCl2,Mn(CH3
COO)2,Mn3(PO4)2などである。
添加するアルカリ溶液はアルカリであれば何でもよく、
たとえばNaOH,KOH,LtOHsCsOH,NH
40Hなどである。
Mn溶液は0.5N以下が望ましい。
0.5N以上になると無定形のMn304を生成し、純
粋な7−Mn00Hが得られない。
γ一Mn00Kの粒子径は、アルカリ添加時の温度、過
酸化水素添加時の温度およびγ一MnOOH生成後の熱
成温度により大きくすることができる。
また、原材料のγ−Mn00Hは、硫酸マンガンをアル
カリでいわゆる水酸化物として沈降させ、さらに緩酸化
、熟成することによって、第2図の短冊状の微結晶を安
定して得られる。
このようにして得られた、第2図に示すようなγ−Mn
00Hの短冊状微結晶の主平面2は(100)面にあた
っており、成形体を焼結してスピネル構造のフエライト
へ移行した場合の(111)面に相当している。
このγ−MnOOHの原材料の粒径は合成条件により0
.2〜3μに調整できる。
そして適当な雰囲気中で焼成することにより、脱水して
酸化物となすことができる。
この際、結晶粒子の形状を壊すことのないように数10
0℃程度の低い温度で短時間焼成すれば、形状を保った
ままで、主平面がスピネル構造のフエライトへ移行した
場合の(111)面に相当する微粒子を得られる。
これらの原料と他の原料、たとえばN10,ZnOなど
を所望のフエライト組成と、なるように通常の方法で混
合する。
このような混合物を一軸性の圧力でもって成型する。
ここで加圧力に垂直な方向にα−Fe203のC一面お
よびγ−MnOOHの(100)面がそろう傾向がある
これら二つの面は、前記のようにスピネル型構造のフエ
ライトへ移行した際に、(111)面となるものである
上述の成型の際に外部より適当な振動を加えることは、
スピネル型構造のフエライトの(111)面の整列度合
(配向度)をさらに向上させることができる、上記の鉄
、マンガン以外の元素を加える場合には、原料の粒子径
が小さいこと、特に0.2μ以下であることが好ましい
さらに、これら原料の粒子が板状もしくは短冊状であっ
て、その主平面がスピネル型構造のフエライトへ移行し
た際に(111)面に対応していることが望ましい。
本発明の製造法では、添加物としてのZnOに不定形の
微粒子を用い、添加量をほほ1/4量として、焼結体の
結晶粒子をほぼ60μ程度に成長させることによって、
配向性焼結体磁性材料の(111)面の配向度を100
係にすることができる。
さらに、ZnO添加量を多くしてほぽ1/3景としても
、配向度を95%以上に維持することができる。
これに対し、板状のα−Fe203と不定形のMnC0
3を原料として焼成したフエライト、例えばa−Fe2
03130gとMnCO370gを原料とし、粒径50
μmに及ぶまでホットプレス焼結したフエライトの(1
11)面の配向度は約60係にすぎない。
これにZnOなどを加えて実用的なフエライト組成にし
だものでは配向度は急速に減り、通常必要とするZnO
量20〜25%を加えた場合、配向度は30%前後に低
下した。
このフエライトの摩耗異方性は、(111)面の配向し
ている面とそれと直角の面で摩耗量が各々約25μm、
約20μmであり、ほとんど差がなかった。
一方、球状もしくは立方状のα−Fe203と針状のγ
−MnOOHを主原料として、上述した場合とほぼ同様
の組成、条件で焼成したフエライトはさらに配向度が低
く、ZnOなどの添加物がない状態で約20%であり、
ZnOなどの添加に従って配向度がさらに低下した。
これらのものの摩耗異方性はほとんどなかった。
なお、摩耗異方性の測定は後掲の実施例2の方法によっ
た。
以上のように、板状のα−Fe20sおよび針状もしく
は短冊状のγ−Mn00Hを基本原料とすることによっ
て、はじめて高度な配向度を得ることができるのである
本発明における配向性焼結体磁性材料の配向度は、それ
を構成する結晶粒子の大きさ、原料粒子の大きさに大き
く左右されるが、一般に原料粒子がある程度小さく、ま
た、焼結体の平均粒径の大きいほど高い配向度のものが
得られる。
原料である板状α−Fe203の粒径は小さいほど好ま
しいが、添加物の粒径に比較して、かなり大きなもので
あってもよい。
これは配向度や生成する焼結体の物性よりみて、0.5
〜20μ程度であることが?ましい。
同様にγ−Mn00Hの粒径は0.3μ以上であること
が望ましい。
この種の実験では、粒径を均一にそろえることは非常に
困難であり、そのため、同一条件で焼成しても配向度、
粒径にはかなりのばらつきがある。
本発明でいう配向度は、数個の試料の平均値であり、粒
径については20%、配向度については低い配向度のも
のでは5%程度のばらつきがみられる。
なお、配向度は、特性X一線FeKαを用いてX一線回
折を行い、次式を用いて算出された。
matotal−IWtota1 ■ 配向度= RR 1−Immm/Itotal ここでImmmは(mmm)面による回折線の積分強度
の総和に対応し、添字Rは配向していないホットプレス
焼結フエライトの因子を示し、添字Aは配向しているホ
ットプレス焼結フエライトの因子を表わす。
なお、回折線はプラッグ角が85°以下のものを使用し
た。
第3図aに(111)面の配向した面、およびbにその
直角面のX線回折図を示してある。
この試料で(111)面の配向度は100%である。
上記の方法で得られた配向度100%のMn・Znフエ
ライトより、配向した(111)面と直角な面を、磁気
テープが接触するトラック面とし、さらに磁気テープ走
行方向が配向した<111>軸と直角な方向であるよう
にし、トラック巾170μ、トラック長さ2mmの凝似
磁気ヘッドを作り、1/2インチ巾の二酸化クロム磁気
テープを相対速度12m/秒で走らせる耐摩耗試験を行
なった。
これは、第4図にみられるように本ヘッド(曲線a)1
00時間当りの摩耗量は7μであるのに対して、普通の
ホットプレスフエライト(曲線b)では同一条件、同一
形状で18μであり、耐摩耗性は3倍近く改善されてい
るといえる。
整列した(111)面をトラック面とした同一形状の凝
似ヘッド(曲線C)は80μ以上の摩耗量を示し、極端
に耐摩耗性の悪いことが示されている。
単結晶のスピネル型構造のフエライトより一定方位の磁
気ヘッドを作製する際、単結晶の方位をX線回折などで
決定し、基準面を切出さなければならないという不便さ
があるのに対して、本発明の方法により得られるフエラ
イトは、整列した(111)面が成形時のプレス面に一
致しているため、簡単に(111)面を基準面に設定す
ることができる。
上述のように(111)面のそろっている異方性フエラ
イトは種々の利点を備えており、本発明による製造法は
、このような(111)面の高度にそろっている異方性
フエライトを製造するのに有用な方法である。
以下、本発明の実施例をあげる。
実施例 1 板状のα−Fe203を129gと、短冊状のγ一Mn
OOH71gとを混合し、400c.cの水を加えて1
6時間ボールミルで混合したのちに、成形した成形圧力
は500kg/cr2であった。
かかる成形品を1320℃で3時間ホットプレスしたの
は、平均粒径120μであり、配向度100%であった
実施例 2 板状のa−Fe203を129g、短冊状のγ一Mn0
0Hを35.5g、および粒径が約1μの微粒子よりな
るZnOを32.9g秤量し、400c.cの水を添加
し、実施例1と同様に処理した。
得られた異方性ホットプレスフエライトは、配向度99
%以上を示し、平均粒径70μ、空隙率0.5%以下で
あった。
かかるMn−Znフエライトより、整列した(111)
面が磁気ヘッドのトラック面となるようにしたトラック
巾170μ、トラック長2mmの磁気ヘッドと、トラッ
ク面が整列した(111)面に直角であり、磁気テープ
走行方向が(111)軸に直角となるように形成した同
じ形状の磁気ヘッドとを作り、1/2インチ巾のCr0
2テープを用いて、相対速度12m/秒で耐摩耗試験を
行ったところ、100時間後の前者の摩耗量は約85μ
であり、後者のものは約8μであった。
比較のだめ、同時に摩耗試験を行なった普通のホットプ
レスフエライトからなる同一形状の磁気ヘッドの摩耗量
は、約20μであった。
実施例 3 板状のa−Fe203を129S’,短冊状のγ一Mn
00Hを56.8g, 0.1μ以下の微粒子よりなる
2CoC03・3Co(OH)2を13、4gに水40
0uを添加し、実施例1と同様に処理した。
ホットプレスは温度1370℃で2時間行なった。
生成した異方性フエライトは、配向度が約90%、平均
粒径が約50μであった。
このフエライトより、前記の形状の磁気ヘッドをトラッ
ク面が整列した(111)面と直角であり、磁気テープ
の走行方向が(111)軸と直角になるように作製し、
前述の方法で耐摩耗試験を行なったところ、摩耗量は、
100時間あたり4μであり、Mn−Znフエライトに
比較しても非常に小さい値を示した。
実施例 4 板状のα−Fe203を1291、短冊状のγ−MnO
OH56.8g、約0.2μの平均粒径をもつMgOを
6.5gに水400c.cを加え、さらに微量のCaO
を加えて実施例1と同様に処理した。
得られた異方性フエライトは配向度約85%、平均粒径
約40μであった。
実施例 5 実施例1におけるα−Fe203に伐えて、α−Fe0
0Hを用いて同様の条件で焼結体を作った。
実施例1での収縮率が約30%であるのに対して、この
実施例では80%以上にも達し、成型したものに比ヘて
焼結体は約1/5に収縮している。
この収縮率は非常に大きな値である。
【図面の簡単な説明】
第1図は板状もしくは鱗片状のα−Fe203粒子の形
状の一構成図、第2図は短冊状のγ一Mn00H粒子の
形状の一構成図、第3図は本発明による配向性フエライ
ト焼結体の各主要面でのX線回折線図、第4図は同焼結
体の各主要面での摩耗曲線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも板状もしくは鱗片状のα−Fe203と
    、針状もしくは短冊状のγ−Mn00Hあるいはその脱
    水物を主たる原材料とし、前記原材料混合物を成形、焼
    成して、スピネル型結晶構造を有する焼結体磁性材料の
    (111)面を配向させることを特徴とする配向性焼結
    体磁性材料の製造法。
JP48052406A 1973-05-10 1973-05-10 ハイコウセイシヨウケツタイジセイザイリヨウノセイゾウホウ Expired JPS5814049B2 (ja)

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JPS4853295A (ja) * 1971-11-09 1973-07-26

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