JPS58139777A - 焼却炉集塵ダストの固化方法 - Google Patents
焼却炉集塵ダストの固化方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、都市ごみ、産業廃粂物その他の各種廃棄物を
焼却処理したときに発生する集塵ダストを無公害化する
ため（固化する方法の改良に関するものである。
焼却処理したときに発生する集塵ダストを無公害化する
ため（固化する方法の改良に関するものである。
廃棄物の焼却施設の普及に伴なって焼却炉から発生する
大量の焼却残渣は取扱いが厄介であり、運搬途中や埋立
地において飛散、流出が著しく１％に集塵ダスト中に多
く含まれる重金属等の有害物質の溶出により環境汚染が
生じていた。
大量の焼却残渣は取扱いが厄介であり、運搬途中や埋立
地において飛散、流出が著しく１％に集塵ダスト中に多
く含まれる重金属等の有害物質の溶出により環境汚染が
生じていた。
従来、これら焼却残渣の取扱いを容易にし重金属等の溶
出を防止するために、各種の固化技術が提案され、加熱
溶融したのち冷却固化する方法や、セメント等の水硬性
結合剤を添加する方法などがあった。これらのうち、溶
融固化法は著しく減容され１重金属等の有害物質を封じ
込めることができるが、高温を必要としエネルギーを大
量に消費する点で難がある。また、水硬性結合剤を添加
する方法では、特に集塵ダストのような水溶性塩類の含
有量の高いものでは十分な強度を有する固化物を得るた
めには大量の結合剤を必要とするしその結果物も雨乃至
水にさらされると有害重金属類が溶出、拡散し無害化減
量化技術とはいい難く問題であった。
出を防止するために、各種の固化技術が提案され、加熱
溶融したのち冷却固化する方法や、セメント等の水硬性
結合剤を添加する方法などがあった。これらのうち、溶
融固化法は著しく減容され１重金属等の有害物質を封じ
込めることができるが、高温を必要としエネルギーを大
量に消費する点で難がある。また、水硬性結合剤を添加
する方法では、特に集塵ダストのような水溶性塩類の含
有量の高いものでは十分な強度を有する固化物を得るた
めには大量の結合剤を必要とするしその結果物も雨乃至
水にさらされると有害重金属類が溶出、拡散し無害化減
量化技術とはいい難く問題であった。
本発明は、このような廃棄物の焼却処理によって生じた
焼却残渣を省エネルギー的で結合剤の添加＠ｂ９なく、
シかも重金属等の有害物質の溶出を的確に防止する有効
な方法を提供することを目的とするものである。
焼却残渣を省エネルギー的で結合剤の添加＠ｂ９なく、
シかも重金属等の有害物質の溶出を的確に防止する有効
な方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、焼却炉焼却残渣のうち少なくとも集塵ダス）
Ｋ水硬性結合剤と水を混練して小粒形状物に成型し、こ
の成型物を少なくとも水硬性結合剤と水の混線物中に封
入固化することを特徴とするものである。
Ｋ水硬性結合剤と水を混練して小粒形状物に成型し、こ
の成型物を少なくとも水硬性結合剤と水の混線物中に封
入固化することを特徴とするものである。
すなわち本発明では、焼却炉の焼却残渣のうち集塵ダス
トを混線様に投入し、セメント、石こう等の水硬性結合
剤と水を添加、混練して圧縮又は押し出し成型機により
一定の形状に成型し、養生する。このセメント添加量は
集塵ダストの０．０５倍量以上、好ましくは０．１倍量
以上とするのがよい。また、この場合の成型物の大きさ
は、あまり大きすぎると運搬やさらに後続する成型工程
における供給、成型が困難になるから１通常５〜３０ｍ
ｍ、好ましくは１０〜２゜側径程度の球形２円筒形、立
方形もしくはこれらに類似した小粒形状物にすることが
望ましい。
トを混線様に投入し、セメント、石こう等の水硬性結合
剤と水を添加、混練して圧縮又は押し出し成型機により
一定の形状に成型し、養生する。このセメント添加量は
集塵ダストの０．０５倍量以上、好ましくは０．１倍量
以上とするのがよい。また、この場合の成型物の大きさ
は、あまり大きすぎると運搬やさらに後続する成型工程
における供給、成型が困難になるから１通常５〜３０ｍ
ｍ、好ましくは１０〜２゜側径程度の球形２円筒形、立
方形もしくはこれらに類似した小粒形状物にすることが
望ましい。
なお、この小粒形状物に成型する対象は集塵ダストであ
るが、焼却灰を混入させてもよいっ次に、別途に水硬性
結合剤と水とを混線様で混練し、この混線物中に上記の
小粒形状成型物が封入されるように成型機などで成型し
、さらにこれを養生、固化したのちに処分地へ搬出投棄
する。この後段の封入成型に使用する水硬性結合剤は、
それ単独に水を混練させてもよいが砂などの骨材を加え
たりするもよく、また骨材として焼却灰を加えれば焼却
灰も同時に同化処理することができて有利である。
るが、焼却灰を混入させてもよいっ次に、別途に水硬性
結合剤と水とを混線様で混練し、この混線物中に上記の
小粒形状成型物が封入されるように成型機などで成型し
、さらにこれを養生、固化したのちに処分地へ搬出投棄
する。この後段の封入成型に使用する水硬性結合剤は、
それ単独に水を混練させてもよいが砂などの骨材を加え
たりするもよく、また骨材として焼却灰を加えれば焼却
灰も同時に同化処理することができて有利である。
このようにして得られた最終生成固化物は。
圧壊強度が大で取扱い容易であり、水に濡れても崩壊す
ることなく、有害金属類の流出もないから安心して処分
地に投棄することができる。
ることなく、有害金属類の流出もないから安心して処分
地に投棄することができる。
また、焼却灰は集塵ダストよりも水溶性塩類が少なく、
固化する際の骨材としての助剤作用があって圧壊強度を
高める性質も持っている。
固化する際の骨材としての助剤作用があって圧壊強度を
高める性質も持っている。
したがって、焼却灰と集塵ダストを併合処理する場合に
は、従来の一括してこれらを混合処理する方式に比して
単位焼却残渣当りの水硬性結合剤使用量を大幅に節減で
き、著しく経済的に処理できるし処分すべき成型固化物
の量も左程増えないので、処分地を有効に活用すること
ができるし処理作業も煩雑な操作が必要でなく簡便で安
価に処分できる利益がある。
は、従来の一括してこれらを混合処理する方式に比して
単位焼却残渣当りの水硬性結合剤使用量を大幅に節減で
き、著しく経済的に処理できるし処分すべき成型固化物
の量も左程増えないので、処分地を有効に活用すること
ができるし処理作業も煩雑な操作が必要でなく簡便で安
価に処分できる利益がある。
次に実施例を示す。
実施例 ｌ
都市ごみ焼却施設の電気集塵機より排出される集塵ダス
ト中には、酸化物として５４Ｃｈ ５．５％。
ト中には、酸化物として５４Ｃｈ ５．５％。
Ａｔ２０ｇ １．５９１ｒ 、 ＣａＯ３，０％が、ア
ルカリ金属塩としてＮａ０１２３．５ ％ 、 ＫＯ２
９，５％、 ＮＢ、ｔｓｏａｌｌ、０チー Ｋ２ＳＯ４
ろ６．０％が含まれ、その他重金属塩としてＺｎ化合物
２１％、Ｐｂ化合物０．５Ｔｏ、Ｃｕ化合物０２％、ｃ
ｄ化合物０．０５％が含まれていた。
ルカリ金属塩としてＮａ０１２３．５ ％ 、 ＫＯ２
９，５％、 ＮＢ、ｔｓｏａｌｌ、０チー Ｋ２ＳＯ４
ろ６．０％が含まれ、その他重金属塩としてＺｎ化合物
２１％、Ｐｂ化合物０．５Ｔｏ、Ｃｕ化合物０２％、ｃ
ｄ化合物０．０５％が含まれていた。
この集塵ダストに対し０１５倍量のポルトランドセメン
トと０．２５倍量の水を加えてニーグーで５分間混練し
１次いで押出し成型機により径が約１０ｍの短棹状成型
物を得た。さらにこれを１日養生したものを２倍量のセ
メントと１゜１倍量の水を混練したものに静かに流し込
むように封入し、１５０°×３００ の円柱状に成型し
た。この成型物を７日間養生したのちの一軸圧縮強度は
４０ ｋｇ’／ｃｒ／ｉで、成型物の１０倍量の水に２
４時間浸漬したが崩壊はみられず１重金属の溶出もなか
った。
トと０．２５倍量の水を加えてニーグーで５分間混練し
１次いで押出し成型機により径が約１０ｍの短棹状成型
物を得た。さらにこれを１日養生したものを２倍量のセ
メントと１゜１倍量の水を混練したものに静かに流し込
むように封入し、１５０°×３００ の円柱状に成型し
た。この成型物を７日間養生したのちの一軸圧縮強度は
４０ ｋｇ’／ｃｒ／ｉで、成型物の１０倍量の水に２
４時間浸漬したが崩壊はみられず１重金属の溶出もなか
った。
比較例 ｌ
実施例１と同様の集塵ダストに対し０．１５倍量のポル
トランドセメントと０．２倍量の水を加えてニーグーで
５分間混練し、１５ｏρ′Ｘ３０ＯＬの円柱状に成型し
た。この成型物を大気中に７日間放置して養生を行なっ
た結果、−軸圧縮強度ｉ、 ｏ ｋｇｉ７−であった。
トランドセメントと０．２倍量の水を加えてニーグーで
５分間混練し、１５ｏρ′Ｘ３０ＯＬの円柱状に成型し
た。この成型物を大気中に７日間放置して養生を行なっ
た結果、−軸圧縮強度ｉ、 ｏ ｋｇｉ７−であった。
また、成型物の１０倍量の水に２４時間浸漬したところ
成型物は崩壊り、 液カラ（３ｄ １０〜α、Ｐｂ４”
ｌ？αが析出された。
成型物は崩壊り、 液カラ（３ｄ １０〜α、Ｐｂ４”
ｌ？αが析出された。
また、同様の集塵ダストに対し５倍量のポルトランドセ
メントを添加して同様に成型養生したものは、−軸圧縮
強度１５ ｋｇｆ／ｃｄであり、水に浸漬しても崩壊せ
ず１重金属の溶出もみられなかった。
メントを添加して同様に成型養生したものは、−軸圧縮
強度１５ ｋｇｆ／ｃｄであり、水に浸漬しても崩壊せ
ず１重金属の溶出もみられなかった。
実施例 ２
実施例１と同様の集塵ダストに対しポルトランドセメン
） ０．１５倍量、水０．２倍量を加え。
） ０．１５倍量、水０．２倍量を加え。
実施例１と同様の方法で径約１０ｍの短棒状成型物をつ
くり、１日養生した。これを、焼却灰１０倍量、セメン
ト２倍量および水３．５倍量を混練したものに静かに流
し込むように封入し１５０ρＸ ３００ の円柱状に
成型した。この成型物を７日間養生したのちの一軸圧縮
強度は３０ 呻ｆ、−で、実施例１と同様の方法で水圧
浸漬しても崩壊せず１重金属の溶出もなかった１゜比較
例 ２ 実施例１と同様の集塵ダストに対し１０倍量の焼却灰（
１０Ｈのスクリーンで粗大物を篩分したもの）と、１，
０倍量のセメントおよび０．３倍量の水を１５０ρ×５
０ＯＬの円柱状に混練成型したところ、７日間養生後の
一軸圧縮強度は１、２ ｋｇｆ／ｃｒ／Ｉであった。ま
た、実施例１と同様に水に浸漬したところ成型物は崩壊
し、ｃｄ５ｗｔ、Ｐｌ） １．２ ＦｎＶｔが溶出した
。
くり、１日養生した。これを、焼却灰１０倍量、セメン
ト２倍量および水３．５倍量を混練したものに静かに流
し込むように封入し１５０ρＸ ３００ の円柱状に
成型した。この成型物を７日間養生したのちの一軸圧縮
強度は３０ 呻ｆ、−で、実施例１と同様の方法で水圧
浸漬しても崩壊せず１重金属の溶出もなかった１゜比較
例 ２ 実施例１と同様の集塵ダストに対し１０倍量の焼却灰（
１０Ｈのスクリーンで粗大物を篩分したもの）と、１，
０倍量のセメントおよび０．３倍量の水を１５０ρ×５
０ＯＬの円柱状に混練成型したところ、７日間養生後の
一軸圧縮強度は１、２ ｋｇｆ／ｃｒ／Ｉであった。ま
た、実施例１と同様に水に浸漬したところ成型物は崩壊
し、ｃｄ５ｗｔ、Ｐｌ） １．２ ＦｎＶｔが溶出した
。
また、セメントの添加率を７倍蓋に増加した成型物では
一軸圧縮強度は２０ ｋｇｆ／ａ／ｌになり。
一軸圧縮強度は２０ ｋｇｆ／ａ／ｌになり。
水に浸漬しても崩雛せず１重金属の溶出もなかった。
実施例 ３
実施例１と同様の集塵ダス）Ｋ対し１ｏ倍量の焼却灰（
１０肋のスクリーンで粗大物を篩分したもの）と、これ
らの１．０倍量のセメントおよび０．３倍量の水を加え
、実施例・ｌと同様の方法で径約１０１ＮＲの短棒状成
型物をつくり、１日養生じた。これを、焼却灰１０倍量
、セメント２倍量および水６．５倍量を混練したものに
静かに流し込むように封入し１５０１”ｘｉｏＬの円柱
状に成型した。この成型物を７日間養生したσ）ちの−
軸圧縮強度は５０ ｋｆｆ７ａｉで、実施例１と同様の
方法で水圧浸漬しても崩壊せず１重金属の溶出もなかっ
た。
１０肋のスクリーンで粗大物を篩分したもの）と、これ
らの１．０倍量のセメントおよび０．３倍量の水を加え
、実施例・ｌと同様の方法で径約１０１ＮＲの短棒状成
型物をつくり、１日養生じた。これを、焼却灰１０倍量
、セメント２倍量および水６．５倍量を混練したものに
静かに流し込むように封入し１５０１”ｘｉｏＬの円柱
状に成型した。この成型物を７日間養生したσ）ちの−
軸圧縮強度は５０ ｋｆｆ７ａｉで、実施例１と同様の
方法で水圧浸漬しても崩壊せず１重金属の溶出もなかっ
た。
特許出願人 荏原インフィルコ株式会社代理人弁理
士 端 山 五 −同 弁理士 千 １
） 稔
士 端 山 五 −同 弁理士 千 １
） 稔
Claims (3)
- （１）焼却炉焼却残渣のうち少なくとも集塵ダストに水
硬性結合剤と水を混練して小粒形状物に成型し、この成
型物を少なくとも水硬性結合剤と水の混線物中に封入固
化することを特徴とする焼却炉集塵ダストの同化方法。 - （２）前記成型小粒形状物として５〜３０１１１ＩＩ＋
径程度の球形１円筒形、立方形もしくはこれらに類似し
た形状物に形成して処理するものである特許請求の範囲
第１項記載の固化方法。 - （３）前記封入同化処理が、前記成型小粒形状物を水硬
性結合剤と焼却灰および水の混線物中に封入固化するも
のである特許請求の範囲第１項又は第２項記載の固化方
法。 るものである特許請求の範囲第１項又は第２項記載の同
化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57019816A JPS58139777A (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | 焼却炉集塵ダストの固化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57019816A JPS58139777A (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | 焼却炉集塵ダストの固化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58139777A true JPS58139777A (ja) | 1983-08-19 |
Family
ID=12009841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57019816A Pending JPS58139777A (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | 焼却炉集塵ダストの固化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58139777A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07100820A (ja) * | 1993-10-01 | 1995-04-18 | Nippon Tetorapotsuto Kk | ゴミ廃棄物を利用したコンクリートブロック |
| JP2001259596A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-25 | Hitachi Zosen Corp | 焼却飛灰の無害化処理方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS575591A (en) * | 1980-06-14 | 1982-01-12 | Toshiba Corp | Compressor |
-
1982
- 1982-02-12 JP JP57019816A patent/JPS58139777A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS575591A (en) * | 1980-06-14 | 1982-01-12 | Toshiba Corp | Compressor |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07100820A (ja) * | 1993-10-01 | 1995-04-18 | Nippon Tetorapotsuto Kk | ゴミ廃棄物を利用したコンクリートブロック |
| JP2001259596A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-25 | Hitachi Zosen Corp | 焼却飛灰の無害化処理方法 |
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