JPS58138350A - 脂溶性ビタミン含有ゼリ−の製造方法 - Google Patents

脂溶性ビタミン含有ゼリ−の製造方法

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JPS58138350A
JPS58138350A JP57021098A JP2109882A JPS58138350A JP S58138350 A JPS58138350 A JP S58138350A JP 57021098 A JP57021098 A JP 57021098A JP 2109882 A JP2109882 A JP 2109882A JP S58138350 A JPS58138350 A JP S58138350A
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JP
Japan
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jelly
vitamin
honey
fat
soluble
Prior art date
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Pending
Application number
JP57021098A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiko Maruyama
丸山 哲彦
Takeshi Niikubo
新久保 健
Yoshiro Yamamoto
山本 良郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Dairies Corp
Original Assignee
Meiji Milk Products Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meiji Milk Products Co Ltd filed Critical Meiji Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 有し、長期保存に適するゼリーの製法に関するものであ
る。
従来より、ゼリーの製法に際し各種ビタミンを含有せし
め、その栄v価を嶋めんとする方法は知られている。一
般にビタミン類は果実等の天然物中では互に混在して長
期間の保存に耐えるものが多いが、これを単体として分
離し食品中に添加すると、互に安定条件を異にすること
が原因し、失活を早めることが知られている。このため
特公昭33−10188号では、寒天を水飴中で加熱浴
解し、凝固前にビタミン油を加え冷却して所望の形態と
なし、次いでオレンジ油にビタミンD全溶解したものと
アルコールにビタミンBを混和したものを混合し、これ
を白糖等に注加して浸潤せしめ、ゼリーとする方法が採
用されている。又、特公昭40−17305号には、脂
溶性ビタミンをゼラチン、寒天と水飴の溶液で温時乳化
し、PH5、0〜6.5に修正後成形・冷却して表面に
仮膜を形成せしめ、これとは別にビタミンB1,  ビ
タミンC等の水溶性ビタミン類をゼラチン、寒天等の溶
液に温時溶解し、前記脂溶性ビタミン成形物の上に掛け
て乾燥する方法が採用されている。
このように、ゼリー中で脂溶性ビタミンを安定化するた
めには、保存条件の相似たビタミン類を1つのグループ
となし、これと異るグループの間には被膜を設けて互に
相混らざる如くするのが常道で、このため、アルコール
、水飴、オレンジ油等の副資材を多く必要とし、ゼリー
に異味がつくとか、途中に被膜形成工程を必要とするの
で、工程が複雑となり実施の面で著しい制約を受け、実
用的なゼリーの製造方法とはなシ得ない欠点がある。
本考案者らは、従来の脂溶性ビタミン類含有ゼリーの製
造方法を改良し、実用的な製造方法を開拓せんと長年研
究を進めた結果、蜂蜜が各種ビタミン類を多量に分散さ
せ、保存する力の強いことに着目し、脂溶性ビタミンを
蜂蜜中に分散させ、得られた脂溶性ビタミン含有蜂蜜を
ゼリー原料含有濃厚糖液と温時混合し、必要に応じ水溶
性ビタミンを含有せしめてゼリーとすることにより解決
したのである。
本発明に使用する脂溶性ビタミンとは、ビタミンE1ビ
タミンD1ビタミンAの如く動、植物性油脂には溶解す
るが、水には溶解しないビタミンであって、これらは単
体であってもよく、或は油状溶液としたものであっても
よい。脂溶性ビタミンは、日常、食物から少量摂取され
、体内で1袂な生理作用に関係することが知られており
、特にビタミンEは不妊症に有効な外、末しよう部の血
行を促進し、生体の異常酸化を防止し過酸化現象による
害を防ぐ効果が認められて、最近では成人病の予防、老
化防止に脚光をあびている。然し、前記効果を奏するた
めには1日数十ミIJグラムからlOOミリグラム以上
の大量摂取が必要とするので、このような大蓋摂取はビ
タミンEをカプセルに封入し、飲用する方法しか構じら
れていない。
又、前記したように、ビタミンE等をゼリーに含有せし
めることも知られているが、前記方法は実用的でない外
、ビタミンE等の脂溶性ビタミン類は分散性が極めて悪
く、前記水飴等に添加しても均一に分散さすことは極め
て困難である。然し、本発明者らの研究によると、蜂蜜
中では良く分散し任意の割合で混合するもので、これは
蜂蜜の特性によるものと認められ、このような蜂蜜の乳
化作用的効果は本発明者により初めて確認されたもので
ある。
本発明に使用する蜂蜜は、なたねみつ、れんげみつ、し
なみつ等1通常の蜂蜜は何れも使用することができ、こ
れらの蜂蜜は、果糖、ぶどう糖を主要糖分とし、これに
蔗糖、糊精、粗蛋白及びビタミン類、ミネラルを少量含
有してなるものである。これらの蜂蜜は上記のように油
溶性ビタミンの分散性が極めて良好な外、ビタミン類を
長期保存する力を有し、その強い粘性により空気中の酸
素によるビタミン類の破壊を防止する。本発明で脂溶性
ビタミン類を蜂蜜中に分散さす場合は、通常蜂蜜を40
〜80℃に加温し、これに脂溶性ビタミンを0.Oll
チル15チ添加し攪拌するだけでよい。脂溶性ビタミン
を更に大1m加することも可能であるが、余り大量添加
すると分散が不良となり、保存性が低下するので気をつ
ける必要がある。
上記脂溶性ビタミン含有蜂蜜と混合するゼリー原料とし
ては、ハイオキシ、ローオキシペクチンは勿論のことゼ
ラチンの外、寒天、アルギン酸塩、カラギーナン、タマ
リンド株子多糖類、ローカストガム、キサンタンガムの
如きものも使用可能で、常法により温水中に分散使用す
る。又、前記ペクチン溶液に添加する糖類としては、ぶ
どう糖、蔗糖、水飴、粉糖、異性化糖、転化糖等の糖類
を使用することができる。
実施に際しては、水に対し5〜10チのペクチン等と上
記糖類の一部を加え、80℃〜too’cに加温して均
一に溶解させる。次いで残部の糖類を加え攪拌加熱を続
け、糖濃度60〜90%まで濃縮する。濃縮程度が低い
と後の工程で再濃縮を必要とし、折角添加したビタミン
類の損失を伴うのでできるだけ前記濃度に調製するのが
よい。濃縮は常圧下で行ってもよく減圧下で行ってもよ
いものである。
上記ゼリー原料含有濃厚糖液とは別に本発明では脂溶性
ビタミン類を含有した蜂W!を調製するが、この調製は
蜂蜜を30°C〜50℃に加温し、ケ−キミキサー等で
攪拌しなから脂溶性ビタミンを注加して行くとよい。攪
拌により脂溶性ビタミンは蜂蜜中に均一に分散し、乳化
物となる。前記ゼリー原料含有濃厚糖液と、前記脂溶性
ビタミン含有蜂蜜の混合は、前記濃厚糖液の製造に引続
き加温時に添加するもので、必要に応じ更に濃縮し糖濃
度の調節を計ってもよいものである。通常ゼリー化物含
有濃厚糖液と脂溶性ビタミン含有蜂蜜の混合割合は前者
100重量部に対し、後者15重量部〜25重量部であ
るが、この割合は、含有する脂溶性ビタミン類の量及び
希望するゼリーのビタミン量によって適宜変更して差支
えないものである。又、ビタミンEh、ビタミンCの如
き水溶性ビタミンを添加する場合は、そのま\、或はこ
れを少量の温湯に溶解し、脂溶性ビタミン含有蜂蜜を添
加後ゼリー化の直前に行うのが好ましい。
このようにして得た混合物は、そのま\冷却するか或は
酸等を添加し冷却すると、ゲルを形成しゼリーとなるも
のである。通常ゲル化に際しては小型の容器を使用し、
その中に前記混合物を分注し、一定の形態を整えるもの
である。
上記方法により得た脂溶性ビタミン含有ゼIJ −は、
蜂蜜を媒体としたことにより分散性が極めて良好で、大
量の脂沼性ビタミンを含有さすことができ、佳良な味を
有し、しかも長期室温に保持してもビタミン類の失活を
伴わないものである。今、本発明の方法と、従来のよう
に蜂蜜を使用せず、水飴を使用しゼリー1個中したもの
について、40℃の温度で30日間保存した場合のゼリ
ー中のビタミン類の残存率を第1表に示す。
第   1   表 上表より判明する如く、本発明の方法によると、40℃
という高温でもビタミン類の損失は極めて少量で、ビタ
ミンAs DK6りては殆んど失活することなく、ビタ
ミンEにおりては多少の損失は認められるが、従来法に
くらべ顕著な差が認められ、更に水溶性ビタミンである
ビタミンCにおいても約2倍の失活防止効果を有するも
のである。
以上の如く、本発明は蜂蜜を媒体とし、これをゼリー止
剤含有糖液に添加しゼリーとすることにより、蜂蜜のビ
タミン類安定化作用と粘性及び乳化的作用により大量の
脂溶性ビタミンをゼリー中に含有させることができ、し
かも長期間にわたり失活を防止しながら保存することが
できるのである。又、従来のように安定条件の近似する
もののグループと別のグループを別々に被膜を設けて隔
離し保存するという方法にくらべ極めて簡単な方法÷保
存力を向上さすことができるのであるから実用上の価値
は極めて大きく、近年のビタミンEの大量摂取をも可能
としたもので工業上柱する所犬である。
以下実施例により説明する。
実施例1 に水飴30kgを加え、攪拌しながら加熱し、糖濃度が
約80%迄濃縮する。これとは別にビタミンEを360
を蜂蜜8kl?に添加し、45℃で均一に混合する。こ
の混合物を前記濃厚糖液に加温状態で添加し、攪拌後更
にビタミンC4009を温水2に9に溶解して添加し直
にクエン酸2601を温水2kgに溶解して加え均一に
混合し、直に型に充填した。充填後約5分間室温で冷却
しs  li固7fのゼリー約40kgを得た。このゼ
リー1個中には平均ビタミンE25■、ビタミン075
mgを含有していた。
上記ゼリーは20℃、30℃、40℃の恒温器内で14
日及び30日間保存してビタミンの残存率を調べた結果
第2表に示すように長期両温保存しても高い残存率を示
した。
第   2  表 又、上記ゼリーは異味異臭は全くなく、各ゼリー間のビ
タミンのばらずきは認められなかった。
実施例2 実施例1のビタミンEをピタミ/A240万IU。
ビタミイD12万IUに代え、ビタミンCを省略し、そ
の他の条件は実施例1と同様にして1個72平均のビタ
ミンA、D含有ゼリー約40kgを得た。このゼリー1
個中にはビタミンAが約400IU、ビタミンDが約2
0IU含まれていた。とのゼIJ−4−40℃で14日
及び30日間保存した結果、第3表に示すように高い残
存率を示した。
第  3  表 実施例3 スチームジャケット付き平釜に水10’に9、ぶどう糖
4kg、寒天540 f、 カラキーf:y780 f
を加え加温溶解する。次に水あめ26.5 kgを加え
攪拌加熱を続は濃縮し、糖度を約70%まで上げ、次に
ビタミンE360f、 ビタミンC58(lを混合した
蜂蜜8に9を添加し、更に加熱濃縮し糖度を約75俤ま
で上げる。直ちに型に充填、冷却し1 個7 fo−t
/IJ−約40kgを得た。このゼリー1個中に平均ビ
タミンE25■、ビタミンcl o。
ダを含有していた。
上記製品は長期室温で保存してもビタミン類の失活は極
めて少なかった。
特許出願人  明治乳業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (+)  脂溶性ビタミンを蜂蜜に分散し、得られた脂
    溶性ビタミン含有蜂蜜をゼリー原料含有濃厚糖液と温時
    混合することを特徴とする脂溶性ビタミン含有ゼリーの
    製造方法。 (2)ゼリー原料含有濃厚糖液が糖濃度60〜90チで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項の脂溶性ビ
    タミン含有ゼリーの製造方法。 (3)脂溶性ビタミン含有蜂蜜とゼリー原料含有濃厚糖
    液の混合時に水溶性ビタミンを添加することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項の脂溶性ビタミン含有ゼリーの
    製造方法。
JP57021098A 1982-02-15 1982-02-15 脂溶性ビタミン含有ゼリ−の製造方法 Pending JPS58138350A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02312559A (ja) * 1989-05-29 1990-12-27 Suehiro Shokuhin Kogyo Kk グルコマンナンゼリーの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02312559A (ja) * 1989-05-29 1990-12-27 Suehiro Shokuhin Kogyo Kk グルコマンナンゼリーの製造方法

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