JPS5813820Y2 - シスイソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、排水口取付金具の栓嵌合孔に止水栓を嵌合せ
る止水装置に係るものであり、その目的とするところは
上方向への力を加えない限り抜けることがない止水装置
を提供することができる。

以下本考案を図面と共に説明する。

第１図及び第２図に示すのは本考案による止水装置の一
実施例で、排水口取付金具１の栓嵌合孔２の下方内周面
に螺入部３を設け、止水栓４の下面中央に凹所５を設け
、この凹所５内に螺合杆６を出し入れ自在に納装し、他
方止水栓４の中央部に上下に貫通すると共に内面に突起
７を形成せる案内孔８を形成し、該案内孔８に外周面に
沿う螺線状の溝９を形成せる摺動杆１０を、溝９を案内
孔８の突起７に嵌合せしめて上下摺動自在に挿通せしめ
、該摺動杆１０の下端に螺合杆６の上端部中央を取着し
、前記栓嵌合孔２に止水栓４を嵌合し、前記螺入部３に
螺合杆６を螺合して成るものである。

排水口取付金具１は浴槽のような槽体１１の排水口１２
に朴周に螺施したねじ１３にて取り付けるものであり、
上下に透通した排水孔１４を有する。

この排水孔１４は上部が漏斗状になっており、この漏斗
状の部分を栓嵌合孔２としている。

止水栓４はゴム栓で、漏斗状になっており、中央に上下
方向に摺動杆１０を挿通しである。

この摺動杆１０は上端に鎖１５が連結してあり、この鎖
１５の他端はヒートン（図示せず）に連結しである。

凹所５は円筒状に穿設したものである。

摺動杆１０を上方に引上げるとき螺合杆６が凹所５に係
止するようになっている。

摺動杆１０の外周面に沿って螺線状に形成されている溝
９は案内孔８内面に形成されている突起７に嵌合してい
るので、摺動杆１０の上端をもって上下に押し引きする
と、摺動杆１０は突起７によって回転をおこしつつ案内
孔８内を上下に摺動する。

而して摺動杆１０の上下方向への摺動により摺動杆１０
の下端に取着されている螺合杆６が回転する。

斜上の如き構成であるので、止水栓４を排水口取付金具
１に嵌め込んで止水するに際しては、まず止水栓４を栓
嵌合孔２に嵌め込み、摺動杆１０の上端を押圧して案内
孔８に押し込む。

この際摺動杆１０は突起７によって回転を生ずるので螺
合杆６は回転して排水口取付金具１の螺入部３に螺合す
る。

又止水栓４を引き抜くには、鎖１５もしくは摺動杆１０
の上端を上方に引張れば、摺動杆１０が逆回転を生じ、
螺合杆６の螺入部３に対する係合が外れ、続いて止水栓
４が栓嵌合孔２から引抜かれるのである。

上記の如く本考案による止水装置は、止水栓４の栓嵌合
孔２への嵌合のみならず、止水栓４に挿通せる摺動杆１
０の下端に取着した螺合杆６が排水口取付金具１の螺入
部３に螺合するので、止水栓４による止水が確実に行な
わるのである。

螺合杆６の螺合もしくは保合の外れは摺動杆１０の上下
方向への摺動による螺合杆６の回転以外によっては生じ
ないから、止水栓４に対して横方向がら加わる力によっ
ては容易に外れることがないのである。

従って槽体１１が浴槽、流し槽などであって、手足で止
水栓４を引かけ易いものであっても、このような主とし
て横方向への動作にては外れにくいのである。

尚、上記例においては案内孔の内面に突起を形威し、摺
動杆の外面に螺線状の溝を形成しているが、この逆に案
内孔の内面に螺線状の溝を形成し、摺動杆の外面に突起
を形威し、該溝に突起が嵌合するようにしても上記例と
同等の効果を奏することはいうまでもない。

上記のように本考案による止水装置は、排水口取付金具
の栓嵌合孔の下方内周面に螺入部を設け、止水栓の下面
中央に凹所を設け、この凹所内に螺合杆を出し入れ自在
に綿製し、他方、止水栓の中央部に上下に貫通すると共
に内面に突起もしくは内周面に沿う螺線状の溝を形成せ
る案内孔を形成し、該案内孔に外面に突起もしくは外周
面に沿う螺線状の溝を形成せる摺動杆を、溝もしくは突
起を案内孔の溝もしくは突起に嵌合せしめて上下摺動自
在に挿通せしめ、該摺動杆の下端に螺合杆の上端部中央
を取着し、前記栓杆合孔に止水栓を嵌合し、前記螺入部
に螺合杆を螺合して戒るものであって排水口取付金具の
栓嵌合孔に止水栓を嵌合するのみでなく、螺入部に螺合
杆を螺合して止水するものであるから止水が確実に行な
えるものであり、螺合杆の回転は、摺動杆の上下方向へ
の摺動によってのみ生ずるものであるから、止水栓は上
方向への力を加えない限り抜けることがないのである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。 １・・・・・・排水口取付金具、２・・・・・・栓嵌合
孔、３・・・・・・螺入部、４・・・・・・止水栓、５
・・・・・・凹所、６・・・・・・螺合杆、７・・・・
・・突起、８・・・・・・案内孔、９・・・・・・溝、
１０・・・・・・摺動杆、１１・・・・・・槽体、１２
・・・・・・排水口、１３・・・・・・ねじ、１４・・
・・・・排水孔、１５・・・・・・鎖。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 排水口取付金具の栓嵌合孔の下方内周面に螺入部を設け
   、止水栓の下面中に凹所を設け、この凹所内に螺合杆を
   出し入れ自在に納装し、他方、止水栓の中央部に上下に
   貫通すると共に内面に突起もしくは内周面に沿う螺線状
   の溝を形成せる案内孔を形成し、該案内孔に外面に突起
   もしくは外周面に沿う螺線状の溝を形成せる摺動杆を、
   溝もしくは突起を案内孔の溝もしくは突起に嵌合ししめ
   て上下摺動自在に挿通せしめ、該摺動杆の下端に螺合杆
   の上端部中央を取着し、前記栓嵌合孔に止水栓を嵌合し
   、前記螺入部に螺合杆を螺合して成る止水装置。