JPH08289854A - 節水型シャワー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 使用しない時は自動的に止水できるハンドシ
ャワー及び専用のシャワーハンガーを提供する。 【構成】 ハンドシャワー１の把手管２中ほどの内部流
水路３の内壁周部に浅い係止縁４を設けて弁穴５を形成
し、その弁穴もしくは係止縁にパッキング６を施し、シ
ャワー元栓側に、半球状の弁体７を位置させ、次に把手
管２外部には、操作ボタン８のシャワー元栓側がヒンジ
連結１１されてシャワーヘッド１２側が上下に動くよう
に形成され、さらに弁体７は、係止縁４部位のシャワー
ヘッド１２側に設けたパッキング付き軸穴１３に、円弧
状の作動軸棒１４にバネ１５を介在させ弁穴５を通して
弁体７に連結固定させてハンドシャワー１を構成し、基
台１９の前部両側より、適宜の長さに突設した２本のＬ
字型の押し棒体２０、２０を対向させ、ハンドシャワー
１の把手管２が出し入れ自在にできる幅とし、さらにそ
の押し棒体２０端部には回転体２１、２１を設けたシャ
ワーハンガー２２を形成し、ハンドシャワー１と組み合
わせて本シャワー装置を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】この発明は浴用シャワー装置に於
いて、使用しない時は自動的に止水できるハンドシャワ
ー及び専用のシャワーハンガーに関する。 【０００１】 【従来の技術】従来、浴室の備品としてシャワー装置が
あるが、その構成品であるハンドシャワーに於いて放水
される湯水の量の調節がハンドシャワーの把手に設けら
れた操作ボタンにより送水、止水ができる技術がある。
その構成は様々なタイプがあるが、その一つを図６に示
して説明すると、ハンドシャワーの把手の中ほどを細く
して供給通路を設け、その供給通路を把手本体一側面か
ら横切る支承穴を設け、それに出入りして湯水の調節弁
を成す操作ボタンの役目を果たす通過孔を有する制御ブ
ロック体を前記の支承穴にバネを底部に納めて調節弁機
構を施したハンドシャワーの技術がある。このハンドシ
ャワーに於ては、操作ボタンとなる制御ブロック体は通
常はバネにより突出していることで供給通路を塞ぐ弁機
能を果たし、押すと通過孔が供給通路に合うことで開口
して湯水がシャワーノズル側に送水され、離すとバネ力
により復元して止水される仕組みとしている。この外に
も構成技術が多少異なるものとしていくつかの技術があ
るが、基本的には流通路内の弁に連設した操作ボタンや
レバーの操作軸体にバネ材やパッキングを介在させて形
成した技術である。 【０００２】 【発明が解決しょうとする課題】現在、一般的に多用さ
れているシャワー装置に於て、ハンドシャワーに連結さ
れているホースは湯水それぞれに独立したコックを有す
る混合元栓に連結されており、使用時には適宜に湯水の
コックを調節してハンドシャワーに流れる湯温の調節を
行なう方式が一般的に広く使われているが、通常、体を
洗うに当たり体や髪の毛、その他各部分に分けて順次石
鹸やシャンプーで洗浄、シャワー洗い流しを交互に行う
方法が一般的であり、その都度シャワーの湯水それぞれ
の元栓コックの開閉を行なえば使わない時に無駄に流れ
ている湯水の流失は防げるが、実際のところは一々その
都度元栓を止めることははなく一時シャワーを使わない
時でもどうせすぐに洗い流すことと、一旦止めるとまた
湯温の調節が面倒であるために、ほとんどの人は石鹸等
で洗浄している時でももったいないと思いながら、シャ
ワーから無駄な湯水を流しているのが現状である。 【０００３】ちなみに、一人が一回の入浴の際にシャワ
ーから流している無駄水の量を実測試算してみると、少
なく見積もっても５０ｌ以上は無駄に流していることに
なり、これが家族全体、さらに年間となると膨大な水が
無駄に使われていることとなるため大いに考える必要が
ある。加えて近年は天候の不順等で水不足の現状は避け
られず、よって資源の無駄を防ぐ意味からも前述したよ
うな省資源型のシヤワー装置も提供されているが、しか
しこれらの技術に於ては次のような欠点等があり未だ具
体化されていない。 【０００４】従来の節水型シャワーの技術に於ては、前
述のものを含めて色々あるが、いずれもシャワーの把手
内に納めた弁を作動させる手段は、外部に位置する操作
ボタンやレバーに連動して把手の内部に設けた弁の開閉
を行なう技術は必然であるが、しかし、一般に水道管に
流れている水圧はｃｍ^２当たり２〜３キロと極めて高い
圧力が加わっていることを考えると、図示した技術に於
ては供給通路を塞ぐ弁部と把手外部の操作ボタンとの連
結軸棒が納まり上下にスライドする部位は、シャワーヘ
ッド側及びシャワー元栓側いずれにもまたがって形成さ
れているために、操作ボタンを押して供給通路を閉した
時の弁部を境にして元栓側に加わる水圧は極めて高くな
る結果、その部位に位置して外部の操作ボタンに通じる
連結軸棒と把手本体との隙間を通じて外部に激しく漏水
飛散する結果となることは容易に推察できるにもかかわ
らず、なんらそれに対応した技術が施されていないため
到底実用に供せる技術とは言えないものであった。 【０００５】通常、高い水圧が加わる水回り関係の器機
に於ては、構成部材が動く部位や組み合わせ部にはパッ
キングを施すことは常識のところであるが、それにして
も前述のものに於ては、このパッキングすら施されてお
らず漏水欠点が容易に提起されるものであり、仮にパツ
キングを設けたとしても、漏水を防ぐには強いパッキン
グを施さなければならないが、一方、強いパッキングを
施すと漏水は止められるが今度は作動軸との摩擦度が高
くなるため、例えバネを介在させても作動軸が動きにく
く操作ボタンを押すにも強い力を必要とするため実用と
は成らず、また動き易い程度に緩いパッキングでは役に
たたないという相反する作用を呈するために、いずれに
しても従来の技術では対応できず、よって基本的には少
なくとも内部から外部に通じる作動軸部位は、シャワー
元栓側の水圧が加わらないような構成しなければ解決で
きないことが明確にである。 【０００６】ここに図示したもの以外にも把手外部に設
けたボタンやレバーに連動して内部の弁開閉操作で水量
調節ができるものは多々あるが、いずれも内部の弁と外
部の操作ボタンに連結される作動軸棒の構成方法は、弁
部を境にしてシャワーヘッド及びシャワー元栓側いずれ
にも関わって形成されているために、一応、構成上では
流水路の開閉は成される仕組みであるが、いずれも前述
と同様の結果で技術的にも決定的な無理があった。加え
て、ハンドシャワーを掛け留めするシャワーハンガーに
於ては、これらの節水型に対応したものがないために、
従来一般型に用いられるようなＣ字状のホルダーを設け
たハンガーに掛け留めすることになるが、この場合シャ
ワーハンガーに掛け留めただけでは操作ボタンを作動し
て放水することは構成上できないため極めて不便であ
り、したがってハンガーに掛け留めた状態でハンドシャ
ワーで湯水を便いたい時は、やむをえず操作ボタンを片
手で押しながらシャワーを浴びるという不自然で面倒な
ものであつた。 【０００７】 【課題を解決するための手段】この発明は、以上のよう
な従来の大きな欠点を解消して実用に供せる技術とする
ために発明したもので次のような構成としている。ま
ず、ハンドシャワー１の把手管２の中ほど内部に係止縁
４を設け、その部位に係合して開閉する弁体７と把手外
部に位置した操作ボタン８とが把手管２の軸穴１３を通
して弁体７に通結する作動軸棒１４部が、前記、係止縁
４のシャワーヘッド１２側から弁体７に連結して形成
し、少なくとも弁穴５を塞いだ時に作動軸棒１４が納ま
る把手管２及び軸穴１３部位にシャワー元栓側からの高
い水圧が加わらない構成とした水量調節型ハンドシャワ
ー１を構成し、さらに、このハンドシャワー専用のシャ
ワーハンガー２２として、通常に掛け留めた時はハンド
シャワー１の放水はなく、必要な時はわずかに下方にス
ライドさせるだけで掛け留めたハンドシャワー１の操作
ボタン８が、シャワーハンガー２２の押し棒体２０によ
り押されて放水でき、元に戻すと自動的に止水できるシ
ャワーハンガー２２を組み合わせて本発明のシャワー装
置を構成している。 【０００８】 【作用】本実施例はこのように構成されているため、ま
ず手にしたハンドシャワー１の操作ボタン８を指で押す
と作動軸棒１４は把手管２内に押し込まれ、その端部に
取り付けられた弁体７は係止縁４の弁穴５部位から離れ
てシャワー元栓側にスライドするため弁穴７か開口さ
れ、湯水はシャワーヘッド１２側へ流れて放水される。
さらに操作ボタン８から手を離すと作動軸棒１４に介在
したバネ１５力により操作ボタン８は復元し、かつ弁体
７は弁穴５口に接して塞がれることでシャワーヘッド１
２側への湯水の流れを止めることになる。この時、弁体
７は介在バネ１５力で弁穴５を塞ぐが、加えて弁体７自
体にも弁穴５が閉じられた際にシャワー元栓側に加わる
高い水圧に押されるようにして弁体７が弁穴５に押しつ
けられる相乗効果を得て一層効果的に止水作用を得るこ
とができる。 【０００９】一方、操作ボタン８を押して弁穴５を開口
させると係止縁４の弁穴５よりシャワーヘッド１２側に
湯水は流れて、作動軸棒１４及び軸穴１３にも水圧が加
わるが、しかしこの場合はシャワーヘッド１２より放水
されることとなるので極めて低い水圧レベルであるため
に、軸穴１３に設けるパッキング６は緩いものであつて
も漏水の心配は全くない。加えて専用シャワーハンガー
２２に普通に掛け留めた時は、押し棒体２０部位にハン
ドシャワー１の操作ボタン８の根元部位が係止して保持
されるが、ハンドシャワー１の下部ないしホースを握っ
てわずかに下方に引き下げれば、操作ボタン８は押し棒
体２０及び回転体２１に圧接されながらスライドして押
し込まれることで、弁穴５が開口して湯水がシヤワーヘ
ッド１２口より放水される。さらに、第３実施例に示す
シャワーハンガー２２には、後部に設けた係合軸２６を
既存のシャワーハンガー２２に差し込んだ上で締付けボ
ルト２８で固定するだけで容易に取り付けられ、この節
水型ハンドシャワーが機能的に使える。 【００１０】 【実施例】 第１実施例 この発明の第１実施例を図１に示す一部欠損斜視図と図
２に示すハンドシャワー断面図並びに図３に示すハンガ
ー組み合わせ作動図を参照にして説明する。まず、ハン
ドシャワー１の把手管２中ほどの内部流水路３の内壁周
部に浅い係止縁４を設けて弁穴５を形成し、その弁穴５
部もしくは係止縁４のシャワー元栓側にパッキング６を
施したシャワー元栓側に、弁穴５より一回り大きい半球
状の弁体７を位置させ、次にこの係止縁４部位の把手管
２外部には、操作ボタン８のシャワー元栓側がヒンジ機
構により把手管２の係止部９付き基部１０にヒンジ連結
１１されてシャワーヘッド１２側か上下に動くように形
成され、さらにこの操作ボタン８の前部と、前記の弁穴
５部に位置させた弁体７は、係止縁４部位のシャワーヘ
ッド１２側に設けたパッキング６付き軸穴１３に、円弧
状の作動軸棒１４にバネ１５を介在させて納めたのち弁
穴５を通じて弁体７に連結固定させて形成される節水型
のハンドシャワー１を構成している。 【００１１】次に、このハンドシャワー１に対応する専
用のシャワーハンガー２２として、中央部に留めネジ穴
１６を有する浅いホルダー溝１７を設け、その下部にス
トッパー１８、１８を突設させた基台１９の前部両側よ
り、適宜の長さに突設した２本のＬ字型の押し棒体２
０、２０を対向させ、かつその両端部中央の間隔はハン
ドシャワー１の把手管２が出し入れ自在にできる幅と
し、さらにその押し棒体２０端部には小さな車輪ないし
ローラーで成る回転体２１、２１を設けたシャワーハン
ガー２２を形成し、前記のハンドシャワー１と組み合わ
せて本発明のシャワー装置を構成している。 【００１２】以上のように構成されたシャワー装置であ
るが、操作ボタン８の幅は把手管２と同じ幅とし、さら
に作動軸棒１４に介在させたバネ１５は操作ボタン８の
動きを助けるものであるが、作動軸棒１４ではなく把手
管２と操作ボタン８との間に位置させてもよく、さらに
弁穴５部位に施したパッキング６は設けずに弁体７自体
を硬質のゴム材で形成しても差し支えない。また、シャ
ワーハンガー２２に於ても、突設させた押し棒体２０、
２０両端部の回転体２１、２１は掛け留めたシャワー使
用時にスライドさせる際、ハンドシャワー１の操作ボタ
ン８をスムーズにさせる機構であるため取り付けられて
いると好ましいが、設け無くても特に支障なく作動でき
るものである。 【００１３】本実施例はこのように構成されているた
め、まず手にしたハンドシャワー１の操作ボタン８を指
で押すと作動軸棒１４は把手管２内に押し込まれ、その
端部に取り付けられた弁体７は弁穴５部位からシャワー
元栓側に移動して弁穴５が開口して湯水はシャワーヘッ
ド１２側方向へ流れて放水され、操作ボタン８から手を
離すと作動軸棒１４に介在したバネ１５力により操作ボ
タン８は復元し、かつ弁体７は弁穴５口に接して塞ぎ、
よって湯水の流れを止めることとなる。 【００１４】加えて専用のシャワーハンガー２２に普通
に掛け留めた時は、押し棒体２０、２０部位にハンドシ
ャワー１の操作ボタン８の係止部９に係止して保持され
るが、ハンドシャワー１の下部ないしホースを握ってわ
ずかに下方に引き下げれば、操作ボタン８は押し棒体２
０、２０及び回転体２１、２１に圧接されながらスライ
ドして押し込まれることで弁体７は移動して弁穴５が開
口して湯水がシヤワーヘッド１２側より放水される仕組
みである。尚、この時引き下げられたハンドシャワー１
の基部１０の係止部９はシャワーハンガー２２のストッ
パー１８により保持されて安全に留められる。 【００１５】第２実施例 この発明の第２実施例を図４に示す断面図を参照にして
説明する。第２実施例では、シャワー装置に於けるハン
ドシャワーを第１実施例と異なる別のタイプを説明す
る。まず、ハンドシャワー１のシャワーヘッド１２側の
把手管２部に設けた操作ボタン８部位の内部に設ける係
止縁４は、把手管２に対して数度の傾斜を成すものと
し、そのシヤワー元栓側に位置させる弁体７は舌片状と
して、その一部が係止縁４に可動運結されている。尚、
傾斜された係止縁４のシャワー元栓側にはパツキング６
が施され、かつ、係止縁４は操作ボタン８側がシャワー
元栓側に、対向部位がシャワーヘッド１２側に傾斜させ
たもので、その対向部位の係止縁４に舌片状の弁体８一
端がヒンジ連結１１されて取り付けられている。さら
に、この弁体７のシャワーヘッド１２側に、前記、操作
ボタン８に連結されてバネ１５を介在させてパッキング
６を設けた把手管２の軸穴１３に納めた作動軸棒１４端
部には弁体７に押し突部２３を設けて形成される節水型
ハンドシャワー１を構成して、第１実施例に示したシャ
ワーハンガーに組み合わされるシャワー装置である。 【００１６】第３実施例 第３実施例を図５に示すシャワーハンガー斜視図を参照
にして説明する。第３実施例に於ては、シャワーハンガ
ーの別の実施例を示すもので、まずこのシャワーハンガ
ーは従来、一般的に見られるＣ字型を成した既存のホル
ダーに簡易に取り付けて、前記の節水型ハンドシャワー
が有効に使えるものである。その構成は、基台１９前部
にホルダー溝１７を設け、さらに 下部にストッパー１
８を上部に回転体２１付き押し棒体２０をそれぞれ２個
形成した基台１９後部の上端部より基盤２４を突設さ
せ、その下部よりテーパを成して中央にネジ穴２５付き
の係合軸２６を設け、さらに係合軸２６のネジ穴２５に
締付け棒２７を介在させて締付けボルト２８を組み合わ
せて簡易型シャワーハンガー２２を構成したものに、前
記の節水型ハンドシャワー１と組み合わされて成るシャ
ワー装置である。このシャワーハンガー２２を既存のシ
ャワーハンガーに取り付ける時は、基台１９背部の係合
軸２６を差し込んだ上で締付けボルト２８を締付けると
締付け棒２７により容易に既存のシャワーハンガーに強
固に取り付けられて、前記の節水型ハンドシャワー１が
有効に使える便利なものである。 【００１７】 【発明の効果】この発明は以上のような構成としている
ので次のような効果や特長を有する節水型シャワー装置
である。ハンドシャワーの操作ボタン及び作動軸棒に連
動して開閉作動する弁体は、弁穴を有する係止縁のシャ
ワーヘッド寄り把手管に設けられた軸穴に納められた作
動軸棒により弁が開閉される仕組みとしているので、高
い水圧が加わる条件下に於ても作動軸棒部や他の部位か
らの漏水防止が実効的に達成されるために、従来の技術
に見られる欠点を完全に解消して実用に供される節水型
ハンドシャワーであり、加えてシャワーハンガーに於て
も掛け留めたままでは止水されるが、把手かホースを持
ってわずかに下方に引き下げるだけで簡単に通常のシャ
ワーのように放水でき、元に戻せば即止められるシャワ
ースタンドが組み合わされる機能的なシャワー装置であ
る。しかも、係合軸が設けられたシャワーハンガーのタ
イプは、既存のシャワーハンガーでも簡単にボルトネジ
で一本で取り付けられ、一般的なシャワー装置にも対応
できる機能的なハンドシャワーであるが、その構成は極
めてシンプルであるので技術的にもコスト高要因を成す
ものでなく安価に提供できるシャワー装置とすることが
できるものである。

【図面の簡単な説明】 【図１】この発明の第１実施例を示す斜視図。 【図２】第１実施例のハンドシャワー断面図。 【図３】第１実施例のハンドシャワーの組み合わせ作動
図。 【図４】この発明の第２実施例を示すハンドシャワー断
面図。 【図５】この発明の第３実施例を示すシャワーハンガー
斜視図。 【図６】従来の節水型ハンドシャワー例図。 【符号の説明】 １・・・ハンドシャワー ７・・・弁体
４・・・・係止縁 ５・・・弁穴 ８・・・操作ボタン
１１・・・ヒンジ連結 １４・・作動軸棒 １５・・バネ
１９・・・基台 ２０・・押し棒体 ２２・・シャワーハンガー
２６・・係合軸 ２８・・締付けボルト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項Ｉ】 浴室の備品として構成されるシャワー装
   置に於けるハンドシャワーは、把手管の中ほど内壁に係
   止縁を設けて弁穴を形成し、その弁穴のシャワー元栓側
   に弁体を位置させ、かつ、その弁体に連結して開閉作動
   させる作動軸棒は係止縁部より、シャワーヘッド側寄り
   の把手管に設けた軸穴を経て、把手管の外面に設けたバ
   ネ介在の操作ボタンに連結されて形成される構成とした
   ハンドシヤワーに、基台のホルダー部両側より、適宜の
   長さで突設されたＬ字型の押し棒体を設けて形成された
   シャワーハンガーが組み合わされて構成される節水型シ
   ャワー装置。 【請求項２】 ハンドシャワーの弁穴を有する係止縁は
   傾斜され、そのシャワー元栓側の一部にヒンジ連結した
   弁体を、作動軸棒の端部に設けた押し突部により弁穴が
   開閉される構成とした請求項１記載の節水型シャワー装
   置。 【請求項３】 シャワーハンガーに設けた押し棒体の端
   部に回転体を設けて構成される請求項１又は２項に記載
   の節水型シヤワー装置。