JPS58132630A - 鉛直面照度の速算盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は様々な照明器具の配光および配置に対して、任
意の被照面の位置における鉛直面照度を算出する速算盤
に関するものである。

現在、照明レベルの基準は、作業面での水平面照度で定
められているが、事務所などの屋内照明施設では在室者
の顔も重要な視対象物となり、照明設計や照明施設の評
価などを行なう場合、鉛直−面照血を求めることが必要
である。

従来、ある被照面の鉛直面照度を求める場合。

照明器具の取付は位置と被照面の空間的な位置関係（水
平方向、鉛直方向）を算出し、空間的位置。

関係（水平方向、鉛直方向）に対応した照明器具の配光
表から被照面に向かう光度工を補間法で算出すると同時
に、得ようとする鉛直面照度の方向（水平方向）をも照
明器具の取付は位置と被照面の位置関係から求めなけれ
ばならないなど複離な計算を要し、実用的な精度をもっ
て、鉛直面照度を簡易に求めることはできなかりた。

本発明はこのような問題に留意し、簡易に鉛直面照度を
算出できるようにするものである。以下その詳細を図面
を参照して説明する。

第１図に示すようにＩ−ｙ平面上の点Ｐ（！。

ｙ）上のＨの高さにある光源Ｓによって点０（０゜０）
に与えられる鉛直面照度ＩＥｖｓ　（ｘ　、　ｙ　）は
、次式で与えられる。

Ｅｖ８（ｘ、ｙ）　＝　ＲｖａＣθ、ψ）・・・・・・
・・・　　（１） ただし、θ、ψは極座標であり、座標軸のとり方は第１
図に示す通りである。

今、光源の光度がＩ（θ、ψ）＝１（ｃｄ）（一定）で
あるような光源ＳＯを（ｘ、ｙ）座標上の点ｐ（ｘ、ｙ
）上高さ１〔ｍ〕　の位置に取り付けたときの点０にお
ける鉛直面照度ＩＥｖｏｇｏ（Ｘ、　りは。

Ｅｖｏｓｏ（Ｘ、　Ｙ）　＝　ｓｉｎθ’　Ｃ０８２θ
−ｃｏｓ　ｔｐ　　　−−・＝　　（２）ただし。

）　　　　　・・・・・・・・・（３）ψ＝　Ｔａｎ　
’　（Ｙ／Ｘ　） で与えられる。

したがって、光度がＩ（θ、ψ）＝１　（ｃｄ）　（一
定）であるような光源を点Ｐ’（ｘ、ｙ）上高さＨ（ｍ
〕の位置に取り付けたときの原点Ｏにおける鉛直面照度
Ｅ　ｖ　ｓ　（ｘ　＊　３’　）はＩＥｖｇ（ｘ、ｙ）
　＝　Ｒｖｏｇｏ（Ｘ、Ｙ）　／Ｈ２−−−（４）ただ
し。

Ｘ＝ｘ／Ｈ、Ｙ　＝　ｙ／Ｈ−−−・・−・−（ｓ）し
たがって一般に、光源の配光が工（θ、ψ）で表わされ
る光源を１点Ｐ（！、７）上、　Ｈ（ｍ〕の高さに取り
付けたとき、原点０における鉛直面照度Ｒｖ　ｓ　（ｘ
　＋　ｙ　）は で与えられる。

ここで、　ＩＥｖｏｓｏ（Ｘ、Ｙ）の分布を表わす等鉛
直面照度盤と、照明器具の配光工（θ、ψ）から座標変
換して求めたｒ（ｘ、ｙ）の分布を表わす等光度盤とを
あらかじめ作成しておくと、任意の照明器具の取り付は
位置座標（Ｘ、りに対するＫｖ０８０（Ｘ、Ｙ）とＩ（
Ｘ、Ｙ）をこれらの図から読みとり、（６）式に代入し
て被照面（第１図の点Ｏ）の鉛直面照度を求めることが
できる。

等鉛直面照度盤と等光度盤は次のようにして作成するこ
とができる。

（１）等鉛直面照度盤 第１図の点Ｐ（！、７）上、高さＨ＝１ｍの位置に取り
付けた光源Ｓ（配光Ｉ（θ、ψ）−１ｃｄ（一定））に
よりて点０に与えられる鉛直面照度Ｅｖ□　ｇ　ｏ　（
Ｘ　＋　”　）の値を、第２図に示すよ　・うに点Ｐの
上に記す。この場合、計算点Ｐとしては、たとえば第２
図に示すようにＸ軸に垂直なｉ線ｚ＝Ｊｘ−ｔ　（ｉ＝
１．２．３−）とＸ軸に垂直な直線Ｙ＝Δ！・ｊ　（ｊ
＝１．２．３・・・・・・）との交点（Ｘｉ、Ｙｊ）を
選べばよい。このようにして選んだ各格子点における鉛
直面照度Ｋｖ□ｓ□（Ｘｉ　、Ｙｊ　）の数値をもとに
等鉛直面照度盤を作成する。第３図は上述の方法で求め
た等鉛直面照度盤である。

（１１）等光度盤 第１図の（ｘ、ｙ）座標上点Ｐ（Ｘ、り上。

高さＨ＝１　ｍの位置に取り付けた光源Ｓ（配光Ｉ（θ
、ψ））から点Ｏに向かう光度Ｉ（Ｘ、りの値を、第４
図に示すように点Ｐの上に記す。

この場合、計算点Ｐとしては、たとえば図４に示すよう
にＸ軸に垂直な直線Ｘ＝ΔＸ−１（ｉ＝１．２．３・・
・・・・）とＸ軸に垂直な直線Ｙ＝ｉＹ−ｊ（１＝　１
　、”２　、３−−−）とノ交点（ｘｔ、Ｙｌ）を選べ
ばよい。このようにして選んだ各格子点における光度Ｉ
　（Ｘｉ　、　Ｙｊ　）の数値をもとに等光度盤を作成
する。第６図は上述の方法で求めた等光度盤である。

なお、第３図と第５図のｘ、ｙ軸は同一スケールとする
。

具体的な計算例 照明器具を第１図に示すように、点Ｐ　Ｃｘ、ｙ）上、
高さＨｍの位置に取り付けた場合、この照明器具Ｓによ
る原点０における鉛直面照度ＥｖＢ（ｘ、ｙ）は次のよ
うにして求められる。

まず、照明器具の取り付は位置座標（ｘ、ｙ）をＸ＝ｘ
／Ｈ、Ｙ＝ｙ／Ｈから求める。次に、第３図の上に透明
なフィルムシートに描いた使用する照明器具の等光度盤
（第５図）を両方の盤の座標軸を一致させて重ね１点（
ｘ、ｙ）に対応するＫｖ（Ｉｓ□（Ｘ、Ｙ）およびＩ（
Ｘ、Ｙ）（７）値を読みとり、”この２つの値を（６）
式に代入して鉛直面照度ｇｖ、　（ｘ＊　ｙ　）を算出
する。

一般の照明施設では、同じ配光を有する照明器具が多数
取り付けられている。この場合、照明施設内のある被照
面でめ鉛直面照度は、その被照面の位置を原点と一致さ
せて第３図と第６図とを重ね合わせ、前述の計算例のよ
うに、照明器具のそれぞれの取り付は位置座標に対する
Ｅｖ□ｇ□（Ｘ、Ｙ）とＩ（Ｘ、Ｙ）の値を読みとり、
これらから各照明器具による鉛直面照度を求め、それら
の和を計りすれば求められる。

本発明は１次のような効果を有する。

０）照明器具の取付は位置と被照面との空間的な位置関
係（水平方向、鉛直方向）を算出することなく、照明器
具から被照面に向かう光度工が複雑な計算をせずに直読
することができる。

＠）得ようとする鉛直面照度の方向（水平方向）を照明
器具の取付は位置と被照面の位置関係から複雑な計算を
せずに、単位光度当りの鉛直面照度が直読できる。

（３）上述した２つの値を（１）式に代入すれば、簡易
に任意の被照面の鉛直面照度を求めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は光源（照明器具）と鉛直面照度を求めようとす
る被照面の位置関係を示す図、第２図は等鉛直面照度盤
を作成するだめの鉛直面照度の計算点を示す図、第３図
は本発明による等鉛直面照度盤の一例である。第４図は
等光度盤を作成するだめの光度の計算点を示す図、第６
図は本発明に’Ｊ６照明器具の等光度の一例である。 Ｓ・・・・・・光源の位置、Ｐ・・・・・−Ｘ７平面上
の光源の直下の点、０・・・・・・被照面の位置でかつ
ｘｙ座標の原点、Ｈ・・・・・・被照面を含む水平面か
ら光源までの高す、ＩＣｖ・・・・・・被照面での鉛直
面照度。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名−１
： Ｉｓ１図 第２図 第　３　図 ′ｒ′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昧唾 １４０−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）（Ｘ、Ｙ）座標から成って、Ｘ、Ｙ軸は同一スケ
   ールとした等光度盤と単位光度当りの等鉛直面照度盤と
   から、照明器具の取付は位置座標（ｘ、ｙ）に対する光
   度Ｉと単位光度当りの鉛直面照度ＩＥｖｏを読みとり、
   鉛直面照度を求めようとする被照面の位置から照明器具
   の取付は位置までの高さＨを下式に代入して、 Ｅｖ　＝　Ｉ　ｘ　ＩＥｖ□　／）ｉ２被照面の鉛直面
   照度ＥＶを算出するよグにしてなる鉛直面照度の速算盤
   。 （２、特許請求の範囲第１項において、等光度盤および
   等鉛直面照度盤のいずれか一方を透明フィルムシートと
   し、他方を不透明のシートとし。 不透明シート上に透明フィルムシートラ重ね合わせ、照
   明器具の取付は位置座標（ｘ、ｙ）における光度工と単
   位光度当りの鉛直面照度ＥＶＯの値から前述の式の計算
   を行ない、被照面の鉛直面照度を求めることを特徴とす
   る鉛直面照度の速算盤。