JPS5813244B2 - 連続圧延機の張力制御方法 - Google Patents

連続圧延機の張力制御方法

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JPS5813244B2
JPS5813244B2 JP54066422A JP6642279A JPS5813244B2 JP S5813244 B2 JPS5813244 B2 JP S5813244B2 JP 54066422 A JP54066422 A JP 54066422A JP 6642279 A JP6642279 A JP 6642279A JP S5813244 B2 JPS5813244 B2 JP S5813244B2
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rolling
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stands
torque
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諸岡泰男
谷藤真也
田沼正也
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/48Tension control; Compression control
    • B21B37/52Tension control; Compression control by drive motor control

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続圧延機における定張力制御に関するもので
ある。
従来、連続圧延機における定張力制御たとえば無張力制
御として、連続圧延機の各圧延スタンドにおける駆動装
置の負荷電流あるいは圧延荷重、あるいは圧延トルクと
圧延荷重の比をかみ込み時に検出し、該検出値を指令値
として圧延中も一定に保持する如く駆動装置に対して速
度変更指令を出力することが行なわれていた。
例えば、2台の圧延スタンドからなる連続圧延機におい
ては、第1図に示すように第1スタンドの圧延トルクを
検出するトルク検出器29と圧延荷重を検出する圧延荷
重検出器14を設置し、且つトルク検出器29の出力信
号と圧延荷重検出器14の出力信号との比を演算する演
算装置15、その演算装置15の圧延材かみ込み時の値
を記憶する記憶装置16を設け、圧延中演算装置30の
出力信号と記憶装置16の出力信号の差分を零とするよ
う速度制御装置13に速度変更指令を出力する如く制御
されていた。
しかしながら、このような従来の制御は、圧延中の圧延
材温度降下、スキツドマーク、母材厚変化、その他の外
乱が発生した場合、張力あるいは圧縮力を発生してしま
う欠点がある。
つまり、第1図の実施例をみれば明らかなように、単に
各スタンドを独立に制御するため、特に時間が経つにつ
れ無視できなくなる様な外乱(例えば圧延材の温度変化
になる種々の外乱など)に対しては補償できない欠点を
有する。
本発明は上記欠点をなくすためになされたもので、その
目的は、精度の高い連続圧延機の張力制御方法を提供す
ることである。
本発明の特徴は、従来の技術が第(i−1)、第iスタ
ンド間張力を制御するに際し、第(i−1)スタンドの
状態量Ai−1 (例えばAi=Gi−1/Pi−1)
を用いて制御していたのに対し、2つのスタンドにおけ
る状態量Ai−1とAiとの差を利用していることであ
る。
本発明の理解を助けるため、まず本発明の原理を理論式
を用いて説明する。
尚、本発明は以下の説明から明らかなように2台以上の
圧延スタンドを有する連続圧延機に適用するものである
が、説明を簡単にするため、第2図に示す様な2台のス
タンドから構成されている圧延スタンドについて述べる
まず、第1スタンド入側厚みをH、出側の厚みをhm、
第2スタンド出側の厚みをh、第1スタンドにおける圧
延トルノと圧延荷重の検出値及びワークロールの半径を
夫々G1,P1,R1,第2スタンドのそれをG2,P
2,R2,スタンド間張力をTとすると、これらの間に
は(1),(2)式の関係が成立する。
G1=2λ1・P1・A,−R1T ・・・(
1)G2=2λ2・P2・l2+R2T ・・・
(2)ただし、l1,l2は夫々スタンド1及び2の接
触弧長、λ1はトルクアーム係数である。
そして、積λ1,l1はトルクアームと呼ばれる。
この(1),(2)式を変形すると、圧延中の任意の時
間に(3)式が成立することが分かる。
上式の右辺第1項は両スタンドの接触弧長の関数として
表わされている。
接触弧長l1,l2それ自体は圧下量の関数で圧延材の
温度降下により減少するが、両スタンドの接触弧長の温
度による変化は同程度の変化を示すので、右辺第1項で
は温度による変化がキャンセルされる。
換言すれば、圧延中右辺第1項の時間的変化は接触弧長
自身の変化よりずっと小さい。
従って、右辺の第1項をあるタイミングで決定すれば、
それ以降の圧延中における圧延材の温度変化による張力
への影響を無視できる。
本発明はこのように、第(i−1)スタンドおよび第i
スタンドの状態量を用いる。
次に、右辺第1項の値の決定方法を説明する。
前記の(1)式で圧延材が第2スタンドにかみ込まれる
以前にはスタンド間の張力は零だからそのときの状態を
添字0を付けて表わすと、第1スタンドでのトルクアー
ムλ10・l10は、トルク検出信号G10と圧延荷重
信号P10とを用いて(4)式のように表わすことがで
きる。
又、圧延材が第2スタンドにかみ込まれた直後の張力発
生状態を、添字bを付けて示すと、(5),(6)式の
関係となる。
G1b=2・λ,b・P1b・l1b−R1・Tb・・
・(5)G2b=2・λ2b・P2b・l2b+R2・
Tb・・・(6)この2式より、Tbを消去すると、第
2スタントてのトルクアームλ2b・l2bは(7)式
を満足する。
ここで、第1スタンドのトルクアームλ10・l10を
圧延材が第2スタンドに咬み込む直前に演算すれば、咬
み込み直後のトルクアームλ1b・l1bはλ10・l
10にほぼ等しくなる。
すなわち、2λlb・l1b■2λ10・lto一(G
1/P1)oが成立する。
このとき、(7)式を(G2/P2)0と定義すると、
(G2/P2)O≡2λ2b・l2b 前述のように、圧延中の両スタンドの接触弧長の変化が
等しいとすれば、前記(3)式の右辺第1項のトルクア
ームの差分は次のように表わされる。
以上の結果をまとめると(3)式は次式の(9)式のよ
うに表わすことができる。
ここで(G1/P1)0は、第2スタンドのかみ込前の
第1スタンドの圧延トルクと圧延荷重の比の値で、(G
2/P2)0は(10)式で与えられる。
上記の(9)式において、2つのスタンドにおける圧延
トルクと圧延荷重の比の差分(G1/P1)−(G2/
P2)を(G1/P1)0一(G2/P1)0に等しく
なるように制御すれば、張力零の一定制御を実現できる
すなわち、(9)式の右辺は張力Tに対応しているので
、この値を零にするように圧延スタンドの駆動モーター
速度を修正することにより張力零の一定制御になる。
この右辺の値を予め定められた目標張力になるようにモ
ーター速度を制御すればいわゆる定張力制御が実現でき
る。
本発明の特徴を更に明らかにするために、これまで述べ
た定張力制御の制御原理を3台の圧延スタンドを持つ連
続圧延機に適用した場合について述べる。
第3図は3台のスタンドを概略的に示したものである。
尚、図中G,P,Rは各々圧延トルク、圧延荷重、ロー
ル半径を示し、その添字は対応するスタンドに付けた番
号と一致する。
まず、第1スタンドと第2スタンドの間には張力T1が
、第2スタンドと第3スタンドの間には帳力T2が働い
ている場合、(11),(12),(13)式が成立す
る。
ここで、前述した2スタンドの場合と同様にして圧延材
が第1スタンドにかみ込んだ後の2λ1・l1の値を(
Gl/P1)0と定義し、さらに(14),(15)式
の如く定義する。
ここで、()(i)は第iスタンドかみ込直後の実測値
であることを示す。
なお、(G1/P1)。は、見かけの無張力状態におけ
るトルクアームに相当する。
厳密には、第iスタンドにおける見かけの無張力状態に
おけるトルクアームの2倍の値((4)式参照)となる
このとき、式(11)〜(13)から(2λ1・l1−
2λ2・l2)と(2λ2・l2−2λ3・l3)を求
め、それを2スタンドの場合と同様にして消去すると(
16),(17)式が立つ。
ここでx,yはそれぞれ(18),(19)式で示され
る。
(16),(17)両式より、スタンド間張力T1・T
2を零にするには、x,yを同時に零とすればよい。
すなわち、張力零の定張力制御を行なうには、式(18
),(19)から相隣るスタンドのトルクアームの差(
Gi/Pi)−(Gi+1/Pi+1)を(Gi/Pi
)0−(Gi+1/Pi+1)0と常に等しくするよう
に相隣るスタンドの速度を修正すればよい。
以上により第iスタンドの速度変更量(ΔN/N)1
は、第2スタンドをキースタンドとする場合には、 ここでα,βは次元変更のゲインである。
一般に、定張力制御を行なうには相隣るスタンドのトル
クアーム差を目標i力に見合った値に制御する。
第4図は本発明の張力制御を説明する制御ブロック図で
、各スタンドは圧延荷重Pを検出するためのロードセル
LCを持ち、圧延ロールは速度自動制御ASR系を持つ
モータと運動している。
相隣るスタンドの圧延荷重とモータの負荷トルクの検出
値がそれぞれ制御系HTFCに送られ、前述の式(14
)〜(19)からスタンド間の張力を零とするような指
令値をASR系に出力する。
以下、制御装置の具体的構成を第5図を用いて説明する
第5図において、1,2,3は圧延方向にかぞえたスタ
ンドにつけた番号、4はサイリスタ装置で、図に表われ
ていない交流電源の交番電圧と直流電圧に変換する。
5は各圧延スタンドの圧延ローラー駆動用電動機、6は
駆動用電動機5の回転数を検出する速度発電機、7は電
動機5を流れる主回路電流を検出する電流検出器、8は
界磁電流IPを検出する界磁電流検出器、9は界磁電流
検出器8の出力IFを入力し、界磁の強さψを出力する
関数発生器、10は関数発生器9の出力と電流検出器7
の出力との積を演算する乗算器、11は電流検出器6の
出力の時間微分を行い加速度を出力する微分器、12は
微分器11の出力を入力し、加速トルクに変換する変換
ゲイン装置で、この出力を乗算器10の出力から引くと
圧延トルクGが得られる。
13は駆動用電動機5の速度制御を行なうためのサイリ
スク装置4に点弧角指今を出力する速度制御装置、14
は各スタンドの圧延荷重を検出するロードセル、15は
圧延トルクと圧延荷重の比(G/P)を演算する害り算
器、16aは第1スタンドかみ込後の割算器15の出力
を記憶する記憶装置、16bは第2スタンドかみこみ直
後に式(14)によって計算された見かけ上の無張力状
態の圧延トルクの圧延荷重に対する比を記憶する記憶装
置、16cは第3スタンドかみ込み直後に式(15)に
よって計算された無張力状態の圧延トルクの圧延荷重に
対する比を記障する記憶装置、17aは第2スタンドか
み込前に切換えられるワンショットリレー、17bは圧
延材が第2スタンドにかみ込まれた直後に働くワンショ
ットリレー、18は第3スタンドかみ込直後に働くワン
ショットリレーである。
19は相隣るスタンドの圧延荷重の比をとる割算器、2
0は割算器19の出力にそれと同じスタンド対のロール
径の比を乗算するゲイン装置、21はかみ込直後とかみ
込前の圧延トルクの圧延荷重の比G/Pの差とゲイン装
置20の出力との積を演算する乗算器、22は前述の式
(18),(19)の右辺に相当する量を速度変更量に
変換する変換ゲイン装置、23は積分器である。
又25,26は割算器15及び19の出力から式(20
)又は(21)で表わされる速度変更量を算出する演算
回路である。
この演算回路が前記の制御系HTFCである。
この実施例は前述の式(14)〜(19)による制御方
式を用いた一例である。
まず圧延材が第1スタンドにかみ込まれ、第2スタンド
にかみ込まれる前に、第1スタンドに関する圧延トルク
、圧延荷重を検出し、それらの比を割算器15で演算し
、記憶装置16aに記障せしめる。
ワンショットリレー17が連動して作動して17aが開
放された後に、第2スタンドへ圧延材がかみ込まれる。
この時、圧延スタンド1に関する割算器15の出力を記
憶装置16aの出力及び割算器19の出力から第2スタ
ンドに関するトルクアーム相当量(G2/P2)0が演
算され、記憶装置16bに記憶される。
圧延材が第3スタンドに吸込まれるまでは、第1スタン
ドの割算器15の出力と、第2スタンドの割算器15の
差分をとりさらに記憶装置16aと16bの出力の差分
を求め、この両者の差分の差分を零とするように、第1
スタンドの速度の制御を行う。
さらに、第3スタンドにかみ込直後、ワンショットリレ
ー18が作動して前述の(15)式の演算がおこなわれ
、トルクアーム相当量(G3/P3)0が記障装置16
cに記憶される。
第3スタンドかみ込み後の圧綿中の動作は、第1スタン
ドの割算器15の出力と、第2スタンドの割算器15の
出力の差分から、記憶装置16aと16bの出力の差分
を引いた値を零とするように、第1圧延スタンドの圧延
速度を制御し、同時に第2スタンドの割算器15の出力
と第3スタンドの割算器15の出力の差分から記障装置
16bと16cの出力の差分を引いた値を零とするよう
に第3スタンドの圧延速度を制御する。
この制御により、各圧延スタンド間張力を発生しない無
張力制御が実現できる。
上記した本発明の実施例は、3台の圧延スタンドを有す
る連続圧延機に本発明を実施した例を示したが、前記の
原理説明から明らかなように本発明は、3台以上の圧延
スタンドを有する連続圧延機にも適用できることは言う
までもない。
第6図は、3台の圧延スタンドを有する連続圧延機に本
発明を実施した一例であり、この実施例では、キースタ
ンドを第1スタンドに選んである。
そして、2台の制御系HTFCによる速度指令の変更は
、第2スタンドと第3スタンドに対して行なわれる。
この場合、一方のスタンド対の速度修正が他方のスタン
ド対に張力が発生させることになるのを防ぐため、サク
セツシブが必要になる。
この第6図の例は、第2スタンドと第3スタンドの間に
サクセツシブを設けてある点を除くと第5図の例と同じ
である。
3台以上のスタンドを持つ連続圧延機では、製品の精度
向上のため、最終スタンドをキースタンドにし、最終ス
タンドを除いた全スタンドにスタンド間のサクセツシブ
を設ける必要がある。
従って第6図の例は容易に3台以上のスタンドの連続圧
延機の場合に拡張できる。
また、本発明を説明するにあたり、帯鋼圧延に適用した
実施例について述べたが、棒鋼圧延、形鋼圧延等にも容
易に適用できることは、本発明の説明から明らかである
第7図は本発明の原理を張力制御に応用した例で、2ス
タンドからなる圧延機で圧延を行う場合圧延材に任意の
張力を加えて圧延を行うための装置を示している。
尚、この図では圧延トルク、圧延荷重を検出する回路は
省略してあるが、第5図等の検出回路と同じ回路を用い
るので省略した。
又制御系HTFC25は、第5図で破線でかこんで示し
た制脚系25と同一の回路から構成されている。
ここで、張力の設定値をT、外乱によって生ずる張力の
変動量をΔTとおくと前述の(9)式により次の関係が
成立する。
外乱による張力ΔTは、板厚に乱れを与えるのでそれを
零にするように右辺を制御する。
右辺第1項と第2項の差分は制御系HTFCの出力だか
らその出力から第3項を差し引くようなブロック図を構
成することになる。
明らかに第7図の場合、任意の一定張力Tを発生させる
ことができる。
従って、張力の設定値Tを任意に選ぶことによりスタン
ド間張力を任意の一定値に制御できる。
一定の張力値に制御する例として、2スタンドの場合の
実施例を示したが、3スタンド以上の圧延の場合も、各
スタンド間張力の目標値を与えることによって、2スタ
ンドの場合と同様に定張力制御が可能である。
なお、3スタンドの無張力圧延制御を(20),(21
)式に基いて行う場合、第3スタンド咬み込み時に張力
T1は必らずしも零である必要はない。
すなわち記憶されるべき(G3/P3)0は、(14)
で咬み込み時の検出値を用いて計算によって求めること
ができる。
また、従来方式では前述したようにT1 が零であるこ
とが要請される。
高速圧延をする場合、第3スタンド咬み込み前に、圧延
材が第1,第2両スタンドで加速される場合がありその
ため第3スタンド咬み込み時に張力T1は必ずしも零と
は限らず、従来方式には、高速化に制約をともなった。
上述の実施例では、その欠点を克服しているので、生産
性の向上が期待できる。
以上詳細に説明したように本発明によれば、圧延材の温
度降下や、スキツドマーク等による外乱を相隣るスタン
ドで相殺させる構成としているので、精度の高い定張力
制御を実現できる。
本発明による張力制御が従来のものに較べ格段に高精度
であることは、次のことからも理解できよう。
従来の如くシングルスタンドにおける圧延トルクと圧延
荷重の比を一定に制脚する方法にあっては、トルクアー
ムの変化が計算によると約1〔mm〕程度であった。
このときの圧延材先端の圧延荷重は約950(ton)
、後端の圧延荷重は約1150〔ton〕であり、ミル
定数は400(ton/mm)であった。
圧延材先端と後端の荷重差は約200(ton〕あり、
これは温度降下によるものと考えられる。
トルクアームの変化Δl1が1〔mm〕あった場合、ど
の程度の単位張力変化ΔtEがあるか試算すると、次の
ようになる。
ただし、Rはロール径、Sは圧延材の断面積である。
そして、本発明による張力制御においては、相隣るスタ
ンドで(3)式の如くトルクアームの変化を相殺するの
で、Δl1とΔl2が上述の如く約1〔朋〕あるとした
場合、その変化はΔl1−Δl2の値となり、キャンセ
ルされて零に近い値となる。
Δl1−1〔mm〕、Δl2−0.9〔mm〕として上
述と同じ圧延機にて本発明の制御を行なうと張力変動は
次のように試算される。
ただし、R1=R2=350〔mm〕 一般に、熱間仕上げ圧延機の第1と第2スタンド間の目
標張力は0.20(k9/mm2)程度であるから、従
来の方法による0.20±0.1 6(kg/mm2)
程度の張力変動が問題となることは明らかである。
本発明による張力制御では、従来よりも少なくとも1桁
程度小さい誤差となるので、張力変動による板厚、形状
等への影響はほとんどない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の連続圧延機における無張力制御装置の一
実施例を示すブロック図、第2図,第3図は本発明の制
御原理を説明するための説明用ブロック図、第4図は本
発明の一実施例を示すブロック図、第5図は第4図の一
部詳細を示すブロック図、第6図,第7図は本発明の他
の一実施例を示すブロック図である。 1・・・・・・第1圧延スタンド、2・・・・・・第2
圧延スタンド、3・・・・・・第3圧延スタンド、4・
・・・・・サイリスタ装置、5・・・・・・ローラ駆動
用電動機、6・・・・・・速度発電機、7・・・・・・
電流検出器、8・・・・・・界磁電流検出器、9・・・
・・・関数発生器、10,21・・・・・・乗算器、1
1・・・・・・微分器、12,20・・・・・・ゲイン
装置、13・・・・・・速度制御装置、14・・・・・
・圧延荷重検出器、15,19・・・・・・割算器、1
6・・・・・・記憶装置、17,18・・・・・・ワン
ショットリレー、22・・・・・・変換用ゲイン装置、
23・・・・・・積分器、25,26・・・・・・制御
回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の圧延スタンドを有する圧延機に咬込まれた圧
    延材に加わるスタンド間張力の制御方法において、圧延
    トルクと圧延荷重を各スタンドにおいて検出し、相隣る
    スタンドのトルクと圧延荷重の比の差と、無張力の状態
    で予め求められているトルクアームの差との差分を利用
    して張力制御量を算出し、該制御量により張力調整手段
    を調整することを特徴とする連続圧延機の張力制御方法
JP54066422A 1979-05-28 1979-05-28 連続圧延機の張力制御方法 Expired JPS5813244B2 (ja)

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