JPS5813209Y2 - コンロ用五徳 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、煮炊きや湯沸しなどを行なう場合に、やかん
や鍋などの被加熱体底面が、バーナ炎孔から燃焼用二次
空気の取入れに差支えない程度の適当間隔を隔てて位置
するように、この被加熱体を載置支持するにあたって用
いられるところのコンロ用五徳、詳しくは、コンロ本体
上に着脱自在に設置されるコンロ用五徳に関する。

従来知られているこの種のコンロ用五徳としては、大別
すると次の３種類のものがある。

即ち、第３図で示すように、コンロ本体Ａ上で各バーナ
１の真上相当個所に夫々設置される比較的小型の部分五
徳、第４図で示すように、コンロ本体Ａ上面全体に亙っ
て設置される大型の単一全面五徳、および、第５図で示
すように、コンロ本体Ａ上面全体を覆い、かつ、各バー
ナ毎に分割されている半全面五徳等である。

前記第３図に示す部分五徳は、各バーナ１に対応して置
かれるもので、その大きさは、被加熱体をバーナの真上
相当個所で安定的に載置支持するに足りる範囲で可及的
に小さく構成されたものであるから、軽くて手入れなど
の際の取扱いには便利である反面、大きな被加熱体を載
置する場合や、被加熱体をバーナの真上からずらせて載
置支持することによって加熱具合を調節するような場合
において、被加熱体を安定的に支持することができず、
被加熱体が五徳から不意に落ちたり、或いは、被加熱面
がバーナに対して傾き姿勢になって、加熱ロスを生じ易
いなどの欠点がある。

これに対して第４図に示す単一全面五徳や、第５図に示
す半全面五徳は、被加熱体の大小にかかわらず、また、
被加熱体をバーナの真上から多少ずらせて置いてもこれ
を安定良く支持することができて、加熱調理に際して安
全かつ便利に使用できる反面、特に全面五徳の場合は相
当に重いものになるため手入れが不便であり、しかも、
加熱時においてその中央部から外周部への伝熱が急速か
つ多量に行なわれ、大なる外表面からの放熱によるロス
が多大であるとともに、周囲雰囲気温度が高くなり易く
、また、外周部分に不用意に手を触れて火傷を負い易い
等種々の欠点がある。

本考案は、上記従来欠点を全て解消し得るコンロ用五徳
を提供せんとするものである。

かかる目的を遠戚すべく、本考案によるコンロ用五徳は
、冒記した構成のものにおいて、バーナの真上相当個所
において被加熱体を支持するに足りる大きさの中央五徳
部とその外側に位置する外周五徳部とが互いに別体に分
割構成され、かつ、前記両五徳部は互いに非接触状態で
前記コンロ本体上に設置されるものであることを特徴と
する。

上記特徴構成数に、下記のような種々の優れた効果が発
揮され、前述の従来構成のもの夫々の利点を十分に生か
しながら、しかも、それらの有していた全ての欠点を解
消し得るに至った。

即ち、 （ア）コンロ本体上への設置状態においては、従来の単
一全面五徳と同様の形態となるから、被加熱体の大小に
かかわらず、また、被加熱体をバーナの真上から若干ず
らせて載置して加熱具合を調節するといった場合にも、
常に安定良く被加熱体を支持できて、安全かつ便利に使
用でき、また、（イ）互いに別体に分割構成された中央
五徳部と外周五徳部から成るものであるから、夫々の部
材を軽く構成することができ、コンロ本体から取外して
手入れを行なう場合の取扱いが極めて楽に行なえ、更に
、 （つ）前記中央五徳部と外周五徳部とは互いに非接触状
態でコンロ本体上に設置されるものであるから、従来の
ように中央五徳部から外周五徳部への直接伝熱が行なら
れず、従って、外周五徳部からの放熱ロスを可及的に小
さなものにできるとともに、使用者の火傷といった事故
も極めて少なくすることができた、 のである。

以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。

第１図に示すように、コンロ本体Ａ上に、互いに別体に
分離構成された内外五徳部、即ち、バーナ１の真上相当
個所において被加熱体を載置支持するに足りる大きさの
中央五徳部２とその外側に位置する外周五徳部３とを、
互いに非接触状態に前記コンロ本体Ａ上に着脱自在に設
置しである。

第２図は別の実施例を示し、外周五徳部３を更に複数個
の部分３ ａ 、３ ｂ 、３ ｂに分割構成するとと
もに、それら各部分３ａ、３ｂ、３ｂを互いに非接触状
態に前記コンロ本体Ａ上に着脱自在に設置したものであ
り、外周五徳部３の一層の軽量化を図ったものである。

尚、本考案を適用するコンロは、テーブルコンロでも、
レンジのコンロでモ良い。

また、図面は、ニロコンロで示したが、−ロコンロでも
、三日以上のコンロであっても良い。

また、第３図〜第５図に示す従来品の各部品については
、本案で示した部品と同一の数字記号を用いて示しであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るコンロ用五徳の実施例を示し、第１
図および第２図は夫々本案五徳の平面図、第３図乃至第
５図は夫々従来品の平面図である。 Ａ・・・・・・コンロ本体、１・・・・・・バーナ、２
・・・・・・中央五徳部、３・・・・・・外周五徳部、
３ａ、３ｂ、３ｂ・・・・・・３の各部分。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ コンロ本体Ａ上に着脱自在に設置されるコンロ用五
   徳であって、バーナ１の真上相当個所において被加熱体
   を載置支持するに足りる大きさの中央五徳部２とその外
   側に位置する外周五徳部３とが互いに別体に分割構成さ
   れ、かつ、前記両五徳部２．３は互いに非接触状態で前
   記コンロ本体Ａ上に設置されるものであることを特徴と
   するコンロ用五徳。 ■ 前記外周五徳部３は更に複数個の部分３ａ、３ｂ、
   ３ｂに分割構成されていることを特徴とする実用新案登
   録請求の範囲第■項に記載のコンロ用五徳。 ■ 前記外周五徳部３の各部分３ ａ 、３ ｂ 、３
   ｂは互いに非接触状態で前記コンロ本体Ａ上に設置さ
   れるものであることを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第■項に記載のコンロ用五、徳。