JPS58128292A - りん銅ろう薄帯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は延性及び可撓性を有し、打抜き加工が容易で、
置きろうとして使用できるりん銅ろう薄帯に関するもの
である。

一般にＧ１ん銅ろうは銀ろうに比べ価格が安く大気中で
ブラックスを使用することなくろう伺けができるため、
銅又は銅合金からなる各種部品の接合、例えば鋼管の気
密確保や接合、或いは電気機器の組立て等ζ二広く用い
られている。

りん銅ろうとしては、２４〜１９ｗｔ％（以上ｗｔ％を
単に％と略記する）父は２４〜１０％とＡｇ１５．５％
以Ｆ７ａ’含み、残部Ｃｕからなる合金が知られており
、ＪＩＳ−Ｚ−３２６４として規格化されている。例え
ばＰ４．８〜５．３％、残部ＣＬＩからなる合金がＨＣ
ｕＰ−１と呼ばわ、曲径１．２１１１＋の線状体として
、またＰ６．８〜７．５％、残部Ｃｕからなる合金がＢ
ＣｕＰ−２と呼はね、大きさ２５０μ粉末体として、ま
たＰ５．８〜６７％、Ａｇ　４．７〜６．３％、残部Ｃ
ｕからなる合金がＢＣｕＰ−３と呼ばれ、筐径３ｎの棒
状体として、またＰ６．８−７．７％、Ａｇ４．７〜６
．７％、残部Ｃｕからなる合金がＢＣｕＰ−４と呼ばわ
、厚さ０．５−１中５鰭の帯状体として、更にＰ　４．
８〜５．３％、Ａｇｉ　４５〜１５．５％、残部’ｕ、
ｆＨｓらなる合金がＨＣｕＰ−５と呼ばれ、それぞれ市
販されている。

一方ろう付は方法として種々の方法が知られてお番）、
特に複雑な形状を有する部材のろう付は或いは一度に多
数の場所をろう付けする場合には成形加工された置ろう
な用い、大気中、不活性ガス（Ｎ２．Ａｒ等）中又は還
元ガス（Ｈ２）中テろう付けする方法が用いられている
。この方法は生産性が優れ、ろう付けの信頼性を向上す
ることができるところから多用されており、置きろうと
しては生産性、取扱い性、ろう付は強度等の面から打抜
き加工の可能な薄帯状のろう材が要求されている。

しかるに前記Ｉ）ん銅ろうは何れも多量のＰを含むため
、常温で脆いＣｕ３Ｐ相を多量に生じ、その結果常温で
の塑性加工が困難で薄帯化することができなかった。ま
た一般のろう材としてもりん銅ろうは常温で塑性加工が
困難なため、熱間加工又は〆中間焼鈍と冷間加工の繰返
しによ昏）加工しなければならず、その結果、加工工数
が嵩み、製造コストを高める原因になっている。

特に薄帯になると加工が困難となるため、特殊な熱間加
工、例えば熱間押出しや熱間スェージャ−の後に熱間圧
延又は熱間伸線を行なう方法が用いろわでいるが、そｈ
でも薄帯化が困難なばカミ】か、薄肉化と共に延性及び
可撓性が低ドし、打抜き加工が不用能となって、置きろ
うには使用できなかった。

本発明はこわに鑑み種々研究の結果、１造が容易で延性
及び可撓性が優ね、打抜〜加工が容易で置きろうとして
使用することができるを）ん銅ろう薄帯を開発したもの
で、Ｐ４〜】０％又はＰ４〜１（１％とＡｇ　１５．５
％以Ｆを含み、残、部Ｃｕからなるりん銅ろうの溶湯か
ら直接急冷凝固させた炸さ２ｏ〜４００ｆｉの結晶性薄
帯を加熱処理してなる紙性及び可撓性を有し、打抜き及
び冷間圧延加工か可能なりん銅ろう薄帯に係る。

即ち、本発明は実質的に１４〜１０％又は１４〜１０％
とＡｇ　１５．５％以下を含み、残部ＣｕからなるＩ）
ん銅ろうについて、種々研究の結果、溶湯を面接急冷凝
固させて得た雇；き２（）〜４００μの結晶性薄帯が急
冷による歪みを含むにもかかわらず、若干の延性と可撓
性を有することを知見し、こねについて更に検討を重ね
た結果、この溶湯な直接急冷凝固させた結晶性薄帯を加
熱処理Ｔることによ＆）、延性及び可撓性が向上し、打
抜き加工が容易となること、また加熱処理後に冷間圧延
加工がＴｉＪ能となり、該圧延加工により厚さの調整及
び表面状態の改善ができることを知見し、本発明１】ん
銅ろう薄帯を得たものである。

しかして溶湯′？面接急冷凝固させて厚さ２０〜４００
μの結晶性薄帯とＬ７たのはこの範囲よ６）厚いと加熱
処理［７ても十分な延性及び可撓性が得らねす、２０μ
より薄くなると％良好な薄帯が得られないためである。

またこの薄帯の延性及び可撓性を改善して打抜き加工を
容易にする加熱処理としては、不活性又は還元性ガス中
で３０記より高く、かつ薄帯の固相線以下の温度、望ま
しくは３００〜５００℃の温度範囲で加熱処理する。

この加熱処理により薄帯の延性及び可撓性は著しく改善
され、打抜き加工が容易となるも、加熱処理温度が３０
０℃未満では、延性及び可撓性が改善さ幻ない。また加
熱処理後の薄帯は冷間−５＝ 圧延加工が可能となり、該圧延加工により淳さの調整及
び表面状態の改善が可能となるも、その加工率は数十％
程度であＩ）、加剰な冷間圧延加工は薄帯の延性及び可
撓性を逆に低重させることにな暑）、望ましくない。

不発一番）ん銅ろう薄帯は以上の如く延性及び可撓性ケ
有し１、打抜き加工が容易で置きろうとして使用できる
ものであり、基本的には次のようにして製造することが
できる。

則ち、第１図に示すように、矢印方向に回転する金属製
ロール（１）上に周囲に加熱ヒーター（２）を有し、Ｆ
端にノズル（３）を設けたルツボ（４）を配置し、該ル
ツボ（４）内に蚤）ん銅ろうの溶湯（５）を装入し、そ
の場面にガス圧を作用させて、ノズル（３１′？通して
ロール（１１表面上に溶湯（５）を噴出させ、ロール（
１）表面上で溶湯を論接博帯（６）に冷却凝固せしめる
。抵いは第２図に示Ｔように矢印方向に回転して接動す
るｌ対の金属製ロール（ｌａ）、（ｌｂ）の接動面上に
、周囲に加熱ヒータ（２）ヲ有し、下端にノズル（３）
を設けたルツボ（４）を配置し、該　６　− ルツボ（４）内にを）ん銅ろうの溶湯（５）を装入し、
その湯面にガス圧を作用させてノズル（３１Ｖ通１．て
両ロール（ｌａ）、（ｌｂ）の接動向上に湯浴を噴上さ
せ、両ロール（ｌａ）、（１ｂ）の接動向で溶湯な面接
薄帯（６）に冷却凝固せしめる。このようにしてロール
の周速度、ノズルの形状寸法、ガス圧な詭整すること（
二よ６）厚さ２０〜４００μの結晶性薄帯が容易に得ら
れる。こわを不活性ガス又は還元性ガス中で加熱処理し
、その後必要に応じて冷間圧延ケ加えることによを）、
本発明１）ん銅ろう薄帯が得られる。

金属製ロールとしてはＣｕ、Ｃｕ合金又は各種・鋼から
なるロールを用い、その周速度が０．２ｍ／ｓ　ｅ　ｃ
以上となるようにロールｉ自径及び回転数ｖＲ択Ｔる。

ルツボとしては、黒鉛ルツボ、石英ルツボ、アルミナル
ツボ等溶湯と反応ｔ、ないものであわはよく、その−ド
端にノズルを設ける。ノズルとしては、例えば巾０．２
〜１．５ｍの範囲内で、スリッド状ノズル或いは頂径０
．２〜１．５１１１の範囲内で丸孔状ノズル？冷却凝固
させる薄帯の形状寸法に応じて形成Ｔる。更にルツボ内
の溶湯面に作用させるガス圧としては、溶湯と反応ｔ、
ｈいガス、例えばＡｒ−ｌＮ２等の不活性ガスを用いね
ばよい。

以上ルツボ内の溶湯■１にガス圧ケ作用させて溶鋼を噴
出させた基本例について説明したが、第３図に示すよう
にルツボの代６】に周囲に加熱ヒーター（２）ヲ有し、
隔避（４ａ）によ６）分割されてＦ部で連通する溶湯室
（４ｂ）、（４０を形成し、一方の溶湯室（４ｂ）内に
溶湯′８−注入し、他方の溶湯室（４Ｃ）内に溶１易面
センサー（力を取付け、溶湯室（４りの下端Ｃニノズル
（３）と該ノズル（３）開閉用のストッパー（８）を設
け、該ストッパー（８）を引き上げかつ一方の溶湯室（
７ｂ）内の溶湯面１乎ガス汁を作用させて他方の溶湯室
（７り内の溶湯ヘットの高さを制御し、該溶皐柱圧を利
用してノズル（３）下方に配置した矢印方向に回転する
１個の金属製ロール（１）面上に溶渇ヲ噴出させること
によ６】前記と同様の薄帯を得ることができる。

以下、本発明ｌ）ん銅ろう薄帯を実施例について説明す
る。

第１図に示す基本方法（以下方法Ａという）と第２図に
示す基本方法（以下方法Ｂという）によ１１第１表に示
す各種Ｏん銅ろう薄帯を製造した。それぞｈ回転ロール
には耐熱鋼を用い、第１表に示す急冷条件によｌ】溶湯
な急冷凝固させて薄帯を得た。これ等の薄帯について加
熱処理した後圧延７１１１１性及び打抜き加工性？調べ
た。その結果を＠２表に示す。またこれ等の薄帯な種々
の温度で加熱処理し７た後折り曲げ性？調べた。

その結果を第３表に示す。

圧延加工性（二ついては、それぞれ冷間で２０％の減面
加工を行ない、割れが発生Ｉ７なかったものを圧延可能
とし、割りが発生したものを圧延不可とＬ７た。また打
抜き加工性については、薄帯よ１）リングを打抜き、割
れが発生しないものを打抜き可能とり１、割引が発生し
たものを打抜き不可とした。

また折ｌ）曲げ性については薄帯を長手方向と直角に密
看曲げを行ない、密看曲げが可能のも　９− のを○印、部分的に密看曲げが可能なものをΔ印、全長
に亘って密看曲げが不可能のものをＸ印で表わした。

−１０− −１１− 一　１３− −１２− 第１表及び第２表から明らかなように１】ん銅ろうの溶
湯から直接冷却凝固させて厚さ２０〜４００μの結晶性
薄帯とし、こねに加熱処理を加えた本発明４）ん銅ろう
は何りも冷間加工及び打抜き加工が容易で、置ろうとし
て使用できることが判る。これに対し加熱処理を施さな
い比較ろう材では伺わも冷間加工及び打抜き加工が困難
で、置ろうとして使用できないことが判る。

また第１表及び第３表から明らかなように加熱処理温度
が３００℃未満では折り曲げ性が改善されず、３００℃
以上での加熱処理の効果は特にＡｇを含まない６）ん銅
ろうにおいて顕著に認めらねる。

このように本発明りん銅ろう薄帯によ冶ば延性及び可撓
性を有し、打抜き加工が容易で置ろうとして使用し、ろ
う付けの信頼性を向上し、生産性を向上することができ
る顕著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

Ｍ１図は本発明を）ん釦ろうの製造方法の一例−１４− を示す説明図、第２図は末完明番）ん銅の他の製造方法
を示す説明図、第３図は本発明を】ん銅ろうの更に他の
製造方法を示す説明画である。 １、金属製ロール　　３．ノズル　　５．溶湯２、ヒー
ター　　　　４ルツボ　　６．結晶性薄帯−１５− 第１図　　　　第２図 第３図 ４６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＋１１　２４〜１９ｗｔ％又はＰ４〜１（１ｗｔ％とＡ
   ｇ　１５．５Ｗ　ｔ％以下を含み、残部Ｃｕからなる６
   ）ん銅ろうの溶＾から、油接急冷凝固させた厚さ２０〜
   ４００μの結晶性薄帯を加熱処理してなる延性及び可撓
   性を有し、打抜き及び冷間圧延加工が可能なりん銅ろう
   薄帯。 ＋２１　１１ん銅ろうの溶湯を回転する金属体面上に噴
   出させて結晶性薄帯とＴる特許請求の範囲第１項記載の
   ６）ん銅ろう薄帯。 （３１結晶性薄帯？３００℃以上、薄帯の固相線以上の
   温度範囲で加熱処理する特許請求の範囲第１項又は第２
   項記載の６）ん銅ろう薄帯。