JPS58126542A - 画像記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は画像記録方法、さらに詳しくは液体インクを内
蔵したマイクロカプセルを使用した画像記録方法に関す
るものである。

従来画像を記録する方法として静電記録紙に多針電極を
用いて画信号に応じて電圧を印加することにより静電潜
像を形成し、この静電潜像に反対電荷をもった着色トナ
ーを静電引力によって付着させ、前記静電潜像を現像し
これを加熱その他の方法で定着する静電記録方法といわ
れる方法が知られている。この静電記録方法は高速記録
が可能で記録時に騒音や不快臭が発生しないなど多（の
特長があるため、ファクシミリや高速プリンタなど各種
情報処理装置の出力端末機に応用されている。

しかしながら、この静電記録方法は静電潜像形成、トナ
ー現像および定着という複雑なプロセスを要し、従って
、装置も複雑かつ大型になるという問題を有していた。

さらに、カラー記録を行なう場合は固体状のトナーでは
画信号に忠実な色が再現し難いとともに、液体現像法を
用いた場合にはある原色を記録したのち、別の原色を記
録する際に前回記録したトナーが溶は出すことにより結
果として鮮明なカラー記録を行なうことができないとい
う問題を有していた。

本発明の目的は簡易なプロセスでかりく画像の記録を行
なうことができ、さらにカラー記録を鮮明に行なうこと
のできる画像記録方法を提供することにある。

本発明の画像記録方法は液体インクを内蔵したマイクロ
カプセルを含有した絶縁性溶媒を導電性記録紙と一直線
状に並んだ多数の針状電極からなる多針電極との間に流
動させ、前記導電性記録紙の背面に接触し前記多針電極
に対向する対向電極と前記針状電極との間に画信号に応
じて電圧を印加し、これによって前記絶縁性溶媒中に含
有されるマイクロカプセルを画信号に応じて電気泳動さ
せることにより前記導電性記録紙に付着させ、この付着
された前記マイクロカプセルに圧力を印加して前記マイ
クロカプセルを破り内蔵される液体にインクを前記導電
性記録紙に付着させることにより画像の記録を行なうこ
とを特徴とする。

マイクロカプセルとはすでに感圧紙等に広く利用されて
いるものでありその製造法としては従来公知のものが使
用できる。また、マイクロカプセルに内蔵されるインク
も親水性あるいは疎水性の種々のインクを採用すること
ができるがマイクロカプセルを搬送するための絶縁性溶
媒と溶は合わない性質のものが使用されるのが望ましい
。

本発明によると多針電極に画信号に応じて電圧を印加す
ることにより画信号に応じてマイクロカプセルを記録用
紙に付着させ、次に付着したマイクロカプセルに圧力を
印加することにより記録用紙に画像を記録することがで
きるので、２度のプロセスで記録用紙に画像を記録する
ことができ、従って、記録装置が小型、簡略化すること
ができる。さらに、カラー記録を行なう際も液体インク
により記録が行なわれるのでインクの混合による画信号
に忠実な色が再現されるとともに、マイクロカプセル中
のインクが絶縁性溶媒に溶は合わない相性にすることに
よりＹ、Ｍ、Ｃの３色の記録を順次行なった場合も前回
記録したインクが溶は出すことがなく結果として鮮明な
カラー記録を行なうことができる。

以下、本発明の画像記録方法を図面を用いて詳細に説明
する。

第１図は本発明の画像記録方法における第１実施例を示
す概略図である。

本実施例においてはアースされた導電性の回転ドラム１
、この回転ドラム１の第１の回転位置において回転ドラ
ムに対向する多数の針状電極からなる多針電極２が設置
され、この多針電極２の各々の針状電極は制御回路３に
接続されている。導電性記録紙４は回転ドラム１に密着
せしめられており回転ドラムｌの回転にともなって移送
されるようになっている。回転ドラム１に密着された導
電性記録紙１と多針電極２との間にマイクロカプセルを
含有した絶縁性溶媒の層流を形成するための液だめ５が
設けられている。さらに、導電、性記録紙４に付着した
マイクロカプセルを破り内蔵される液体インクを導電性
記録紙４に付着させるための定着ロール６が第１の回転
位置よりも回転ドラム１０回転方向の下流側に設置され
ている。絶縁性溶媒および導電性記録紙４に付着しなか
ったマイクロカプセルは６′より吸引回収される。

このように構成された本実施例においては回転ドラム１
を回転することによって導電性記録紙４を移送しつつ入
力する画信号Ｓを制御回転３により制御しつつ多針電極
２と回転ドラムｌとの間に電圧を印加し、液だめ５から
流出した絶縁性溶媒中に含有されるマイクロカプセルを
電気泳動することにより記録紙４に付着させる。この付
着ゞ゛されたマイクロカプセルは定着ロール６により圧
力が印加されることによりカプセルが破られ導電性記録
紙４に画像が記録される。

第２図は本発明の第２実施例を示す概略図である。本実
施例においては対向電極７と多針電極８との間に導電性
記録紙９が移送せしめられるようになっており、導電性
記録紙９と多針電極８との間にマイクロカプセルを含有
した絶縁性醪媒１２が流動されるようになっている。本
実施例においては導電性記録紙９を移送するための移送
ローラ１０，１０’のうち下流側に位置した移送ロー２
１０１が記録用紙９に付着したマイクロカプセルを破る
圧力印加手段として機能する。

このようにして構成された本実施例においては移送ロー
ラ１０，１０’により導電性記録紙９を水平方向に移送
しつつ入力する画信号Ｓに応じて制御回路１１により多
針電極８と対向電極７との間に電圧を印加し、絶縁性溶
媒中に含有されるマイクロカプセルを記録紙９に付着さ
せる。この付着されたマイクロカプセルは移送ローラ１
０１によりカプセルが破られ内蔵するインクが記録紙９
に付着される。

第３図は本発明の第３実施例を示す概略図である。

本実施例は導電性記録紙を鉛直方向に移送することによ
り記録がなされるよう構成されている。

液だめ１３に保持されたマイクロカプセルを含有した絶
縁性溶媒１４は導電性記録紙１５と対向電極１６との間
を流動したのち循環ポンプ１７により再び液だめ１３に
循環されるようになっている。

本実施例においては前記実施例と全く同様にして記録が
なされる。

第４図は本発明の第４実施例を示す概略図であり、カラ
ー記録をなすものである。

本実施例においてはＹ、Ｃ，Ｍの各原色を記録するため
３つの記録部２０，２１．２２が設けられている。この
記録部２０，２１゜２２はそれぞれ第２実施例と同様に
して構成されており、記録部２０，２１．２２において
使用される絶縁性溶媒中に含まれるマイクロカプセルに
内蔵されるインクはそれぞれＹ。

Ｃ，Ｍの色インクである。

このように構成された実施例においては画信号Ｓが制御
回路２３に入力されることによりＹ、Ｃ，Ｍの色信号に
分離され、制御回路２３から出力される色信号Ｙに応じ
て記録部２０においてＹの色の記録がなされる。次に記
録部２１によりＣの色の記録がなされ、最後にＭの色の
記録がなされ、カラー記録がなされる。

なお、マイクロカプセルに内蔵される色インクは絶縁性
溶媒と溶は合わない性質とすることによりＹ、Ｃ，Ｍの
記録を順次行なった際も先に記録紙に付着せしめたイン
クが溶は出すことなく良好なカラー記録を行なうことが
可能となる。

以上、詳細に説明したように本発明の画像記録方法は、
簡易なプロセスでしかも画信号に応じた鮮明かつ良好な
カラー記録を行なうことができるので実用的利用価値は
非常に高い。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図および第４図はそれぞれ本発明
の画像記録方法における第１゜第２．第３および第４実
施例を示す概略図である。 １・・・・・・回転ドラム　２．８．１６・・面長針電
極３、１１．２３・面一制御回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液体インクを内蔵したマイクロカプセルを含有した絶縁
   性溶媒を導電性記録紙と一直線状に並んだ多数の針状電
   極からなる多針電極との間に流動させ、前記導電性記録
   紙の背面に接触し前記多針電極に対向する対向電極と前
   記針状電極との間に画信号に応じて電圧を印加し、これ
   によって前記絶縁性溶媒中に含有されるマイクロカプセ
   ルを画信号に応じて電気泳動させることにより前記導電
   性記録紙に付着させ、この付着された前記マイクロカプ
   セルに圧力を印加して前記マイクロカプセルを破り内蔵
   される液体インクを前記導電性記録紙に付着させること
   により画像の記録を行なうことを特徴とする画像記録方
   法。