JPS5812532Y2 - コテイヨウブザイ - Google Patents
コテイヨウブザイInfo
- Publication number
- JPS5812532Y2 JPS5812532Y2 JP11828873U JP11828873U JPS5812532Y2 JP S5812532 Y2 JPS5812532 Y2 JP S5812532Y2 JP 11828873 U JP11828873 U JP 11828873U JP 11828873 U JP11828873 U JP 11828873U JP S5812532 Y2 JPS5812532 Y2 JP S5812532Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- coil
- fixing member
- present
- unit layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電気機器の部品の振動を防止するための固定
用部材に係り、特に、タービン発電機等の大型高電圧回
転電気機器における電機子コイルの振動を抑制するため
の固定用部材に関するものである。
用部材に係り、特に、タービン発電機等の大型高電圧回
転電気機器における電機子コイルの振動を抑制するため
の固定用部材に関するものである。
従来、タービン発電機等の大型高電圧回転電気機器にお
ける電機子コイルのように、鉄心の半径方向に振動する
傾向のある要素の振動を減衰させるため、鉄心１（第１
図）のスロット側壁１ａとコイル２との間の空間Ｓに、
例えば木綿やガラス布等を基材としてこれをフェノール
やエポキシ等の熱硬化性樹脂で加熱圧縮成形した積層板
より成るサイド・フィシ（ｓｉｄｅ ｆｉｌｌｅｒ）や
スペーサ３を挿入し、またスロットの開口端１ｂにサイ
ド・フィシと同質の楔を打ち込んでコイルの固定を行っ
ていた。
ける電機子コイルのように、鉄心の半径方向に振動する
傾向のある要素の振動を減衰させるため、鉄心１（第１
図）のスロット側壁１ａとコイル２との間の空間Ｓに、
例えば木綿やガラス布等を基材としてこれをフェノール
やエポキシ等の熱硬化性樹脂で加熱圧縮成形した積層板
より成るサイド・フィシ（ｓｉｄｅ ｆｉｌｌｅｒ）や
スペーサ３を挿入し、またスロットの開口端１ｂにサイ
ド・フィシと同質の楔を打ち込んでコイルの固定を行っ
ていた。
しかしながら、電機子コイルの出来上り形状寸法が長手
方向に対して不均一であることが少くなく、部分的に凹
凸や屈曲があるため厚さの均一で空間の形状に対する適
応性の乏しいサイド・フィシをコイルの長手方向（図面
に対し垂直な方向）に沿って一様に打込むことは困難で
ある。
方向に対して不均一であることが少くなく、部分的に凹
凸や屈曲があるため厚さの均一で空間の形状に対する適
応性の乏しいサイド・フィシをコイルの長手方向（図面
に対し垂直な方向）に沿って一様に打込むことは困難で
ある。
また、この種のサイド・フィシにあっては打込み自体も
難かしく作業性が悪かった。
難かしく作業性が悪かった。
更に、サイド・フィシの経年変化やコイルの熱膨張や収
縮等によってゆるみを生ずるなどコイルの振動を防止す
るためには不都合なことが多かった。
縮等によってゆるみを生ずるなどコイルの振動を防止す
るためには不都合なことが多かった。
本考案は、上記欠点を除去しようとして威されたもので
あり、コイル等の振動を良好に防止し得る固定用部材を
提供することを目的とする。
あり、コイル等の振動を良好に防止し得る固定用部材を
提供することを目的とする。
本考案の目的は、可撓的且つ弾性的な性質を有する積層
板を構成、することによって達成される。
板を構成、することによって達成される。
更に詳しくは、厚さ方向に弾力性に富んだ耐熱合成紙の
片面又は両面に熱硬化性樹脂を塗布してプリプレグ状の
単位層を形成し、この単位層を複数層重ね合せ、樹脂未
含浸部分を厚さ方向に残すようにして加熱圧縮成形して
積層板を構成すればよい。
片面又は両面に熱硬化性樹脂を塗布してプリプレグ状の
単位層を形成し、この単位層を複数層重ね合せ、樹脂未
含浸部分を厚さ方向に残すようにして加熱圧縮成形して
積層板を構成すればよい。
以下、第２図により本考案の実施例を説明する。
同図は４層の積層板の断面を示すものであり、単位層Ｕ
。
。
は芳香族ポリアミド紙（デュポン社のノメツクス・ペー
パ表口て知られた商品等がある）のような熱安定性の優
れた合成紙の片面に熱硬化性樹脂（フェノールやエポキ
シ等）を塗布してプリプレグ状材料としたものである。
パ表口て知られた商品等がある）のような熱安定性の優
れた合成紙の片面に熱硬化性樹脂（フェノールやエポキ
シ等）を塗布してプリプレグ状材料としたものである。
このプリプレグ状の材料を４層に重ね合わせて適度に加
熱圧縮成形することにより、各層は接着され、しかも単
位層Ｕ、は樹脂含浸接着部分Ａと樹脂未含浸部分Ｂとか
ら成るようになる。
熱圧縮成形することにより、各層は接着され、しかも単
位層Ｕ、は樹脂含浸接着部分Ａと樹脂未含浸部分Ｂとか
ら成るようになる。
各層の接着は部分Ａによって行われており、塗布樹脂の
量を適当に制御することにより未含浸部分Ｂの厚さを任
意に調節することができる。
量を適当に制御することにより未含浸部分Ｂの厚さを任
意に調節することができる。
このように樹脂の未含浸部分Ｂを残すことにより積層板
は弾性的効果を有するようになる。
は弾性的効果を有するようになる。
この場合、ロール掛けしないアンカレンダ・タイプの合
成紙を用いればより弾性に富んだものが得られ、また樹
脂の量を制御することによって所望の弾性を得ることが
できる。
成紙を用いればより弾性に富んだものが得られ、また樹
脂の量を制御することによって所望の弾性を得ることが
できる。
尚、以上においては片面に熱硬化性樹脂を塗布して４層
の積層板を形成する場合について述べたが、両面に樹脂
を塗布し且つ４層以下又は以上としてよいのはもちろん
のことである。
の積層板を形成する場合について述べたが、両面に樹脂
を塗布し且つ４層以下又は以上としてよいのはもちろん
のことである。
本考案は、上記のように熱安定性の良好な合成紙の片面
又は両面に熱硬化性樹脂を塗布したプリプレグ状の材料
を重ね合わせ、前記樹脂の未含浸部分を残すようにして
加熱圧縮成形した積層板を構成することにより以下の如
く優れた効果を示す固定用部材を提供することができる
。
又は両面に熱硬化性樹脂を塗布したプリプレグ状の材料
を重ね合わせ、前記樹脂の未含浸部分を残すようにして
加熱圧縮成形した積層板を構成することにより以下の如
く優れた効果を示す固定用部材を提供することができる
。
（イ）本考案に係る固定用部材は積層方向に弾性力を有
するため、反対側のスロット側面に対してコイルを圧縮
し摩擦制動力を与え半径方向の振動を極めて良好に減衰
させる。
するため、反対側のスロット側面に対してコイルを圧縮
し摩擦制動力を与え半径方向の振動を極めて良好に減衰
させる。
（ロ）可撓的且つ弾性的であるため、コイルの長手方向
に若干の寸法不均一があっても均質の振動抑制効果を与
える。
に若干の寸法不均一があっても均質の振動抑制効果を与
える。
従って、従来のように種々の厚さの積層板を用意する必
要がない。
要がない。
（ハ）同じく弾性作用のために、従来の圧縮性を持たな
い材料よりもコイル側面に打込みやすい。
い材料よりもコイル側面に打込みやすい。
（ニ）経年変化による若干の寸法収縮があっても弾性効
果の残存している限りコイル振動を充分に抑制すること
ができる。
果の残存している限りコイル振動を充分に抑制すること
ができる。
（ホ）コイルの熱膨張に対する適応性がある。
第１図は本考案の適用される電気機器の例示的説明図、
第２図は本考案の固定用部材の一実施例の説明図である
。 １・・・・・・鉄心、２・・・・・・電機子コイル、３
・・・・・・スペーサ、４・・・・・・固定用部材、５
・・・・・・スロット楔、Ｕｏ・・・・・・単位層、Ａ
・・・・・・樹脂含浸接着部分、Ｂ・・・・・・樹脂未
含浸部分。
第２図は本考案の固定用部材の一実施例の説明図である
。 １・・・・・・鉄心、２・・・・・・電機子コイル、３
・・・・・・スペーサ、４・・・・・・固定用部材、５
・・・・・・スロット楔、Ｕｏ・・・・・・単位層、Ａ
・・・・・・樹脂含浸接着部分、Ｂ・・・・・・樹脂未
含浸部分。
Claims (1)
- 厚さ方向に弾力性に富んだ耐熱合成紙の片面又は両面に
熱硬化性樹脂を塗布してプリプレグ状の単位層を形成し
、この単位層を複数層重ね合わせ、樹脂未含浸部分を厚
さ方向に残すようにして加熱圧縮成形した積層板をもっ
て戒る固定用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11828873U JPS5812532Y2 (ja) | 1973-10-11 | 1973-10-11 | コテイヨウブザイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11828873U JPS5812532Y2 (ja) | 1973-10-11 | 1973-10-11 | コテイヨウブザイ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5063101U JPS5063101U (ja) | 1975-06-09 |
| JPS5812532Y2 true JPS5812532Y2 (ja) | 1983-03-10 |
Family
ID=28355696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11828873U Expired JPS5812532Y2 (ja) | 1973-10-11 | 1973-10-11 | コテイヨウブザイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5812532Y2 (ja) |
-
1973
- 1973-10-11 JP JP11828873U patent/JPS5812532Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5063101U (ja) | 1975-06-09 |
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