JPS5812386B2 - 自動調液装置 - Google Patents

自動調液装置

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JPS5812386B2
JPS5812386B2 JP2751579A JP2751579A JPS5812386B2 JP S5812386 B2 JPS5812386 B2 JP S5812386B2 JP 2751579 A JP2751579 A JP 2751579A JP 2751579 A JP2751579 A JP 2751579A JP S5812386 B2 JPS5812386 B2 JP S5812386B2
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JP
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raw material
dyeing
dispenser
pot
dyeing pot
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JP2751579A
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篤機 和田
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Kurashiki Spinning Co Ltd
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Kurashiki Spinning Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は多種の染料と助剤と水とを自動的に調合する
調液装置に関する。
染色産業においては実染色の前段階として試験染色機に
より多種多様の試験染色か行われている従来のこの種の
調液作業は、ある濃度状態で染料液が貯留されている染
料タンクからピペット等によって、調合表にしたがって
各染料液を規定量ずつ入手によって採取する一方、被染
色体重量、浴比等により計算された量の助剤および水等
を調合表にしたがって、同様に採取し試験染色機の染色
ポットに注入して調合を行なっている。
この作業はまったく人為的、手動的に行なわれているた
め、作業者の個人差によって調合結果は不均一となり、
また操作ミスが生じ、正確な調合を行なうために多大な
時間を要している。
また要求される色の多様化に伴って、各原料の調合比率
がたとえば100:1というような大きい値になると、
入手による作業では正確な調合は極めて困難となる。
この発明は上述の事情に鑑みてなされたもので多種の染
料、助剤、水等の原料のうちから所望の複数の染料を各
々所定量づつ自動的に抽出して、複数の染色ポットに供
給して、種々の色の染色液を各別に、自動的かつ正確、
迅速に調合し得る調合装置を提供することを目的とする
ものである。
以下にこの発明の実施例を図面とともに詳細に説明する
第1図はこの発明の概要を示す図で、1は種々の色の染
色、助剤、水等を貯留した複数の原料タンクで、各原料
タンク1から原料供給用の配管2が対応する注入ノズル
3に至るように配設されている。
4は各配管2の途中に設けた分注器で、そのシリンダ4
a内を往復するピストン4bの後向きの移動によって所
定量の原料を原料タンク1からシリンダ4a内に吸込む
とともに、ピストン4bを前向きに移動することにより
、シリンダ4a内の原料を注入ノズル3から染色ポット
5内に所定量注入する。
6は分注器4のピストン4bの移動量を制御して原料の
注入量を制御する分注駆動機で、設定値に対応した角度
で回転するパルスモータ6aとパルスモータ6aの回転
量に応じた量でピストン4bと同方向憾前孝に移動する
連結器6bとを分注器4の配列方向に沿って、上下左右
に移動する基台6c上に載置してなり、いずれかの分注
器のピストン4bと連結し、該ピストン4bを前後に移
動させる。
上記のような構成において、原料タンク1−1,1−2
.1−3にはたとえばそれぞれ、染料、助剤、水が貯入
されており、一方染色ポット5−1にこれらの原料をv
l,V2,v3の割合で混合し駆動機6を分注器4−1
の正面に位置させて、連結器6bとピストン4bとの連
結して、パルスモータを駆動し、v1に相当するストロ
ークでピストン4bを引き出し、原料タンク1−1の染
料をシリンダ4a内に吸込む。
この吸込時には原料タンク側の一方向性バルブ7は開、
注入ノズル側の一方向性バルブ8は閉となる。
一方、染色ポット5−1を注入ノズル3−1の直下に移
送するとともに分注器4−1のピストン4bを押込み、
シリンダー4a内の染料を注入ノズル3−1から染色ポ
ット5−1に注入する。
この注入時には原料タンク側の一方向性バルブ7は閉、
注入ノズル側の一方向性バルブ8は開となる,一方向は
バルブに代えて電磁弁を開いてもよい。
次に分注駆動機6を分注器4一2に対向させてピストン
4bをv2に相当するストロークで引き出し、助剤を分
注器4−2に吸い込む。
一方、染色ポット5−1を注入ノズル3−2の直下に移
送するとともに分注器4−2のピストン4bを押込み、
シリンダ−4a内の助剤を注入ノズル3−2から染色ポ
ット5−1に注入する。
以下同様にして、染色ポット5−1を注入ノズル3−3
の真下に移送するとともに、分注駆動機6を分注器4−
3に対向させて、ピストン4bをv3分に対応して移動
し、水を注入ノズル3−3から染色ポット5−1に注入
し、所定の調合を打なう。
前述の制御動作は、マイクロコンピュータの指令により
制御される。
以下にこの発明のさらに詳細な実施例について説明する
第2図ないし第4図において、原料タンク用基台11上
には複数の原料タンク1−1.1−2.・・・・・・1
−nが行列状に配置され、各原料タンク1−1.1−2
.・・・・・・1−nにはそれぞれ種々の色の染料、助
剤、水等が貯入されている。
説明を簡略にするために、原料タンク1−1.1−4に
は異色の染色、1−2.1−5には異種の助剤、1−3
には水が貯入されているものとする。
各原料タンク1−1ないしI−nから原料送給用配管2
−1 .2−2 .・・・・・・2nが導出され、フレ
ーム12の頂部に設けられた注入ノズル3−1 .3−
2 .・・・・・・3−nに接続されている。
また各原料タノク1−1ないし1−nには原料レベル検
出器13が挿入されているとともに、そその下面には攪
拌器14か設置されている。
各原料送給用配管2−1.2−2.・・・・・の途中に
は第1図の実施例で示したのと同様の分.注器4−1.
4−2・・・・・・4−nが分岐して接続され、かつ各
分注器の原料タンク側と注入ノズル側にはそれぞれ一方
向性バルブ7−1.7−2.・・・・・・7n、(7−
1のみ図示)と8−1 .8−2,・・・・・・8−n
(81のみ図示)が介在している。
分注駆動機6はフレーム12内に垂直に回転自在に立設
された2本の垂直ガイドネジ15が螺合して挿入され、
上下方向に可動に水平に支持された分注器用支持台17
′上に載置され、該支持台17上で左右方向に設置され
た水平ガイドネジ18と螺合して、この水平ガイドネジ
18の回により、分注駆動機6が左右いずれかの方向に
案内されつつ移動するようになっている。
±直ガイドネジ15はモータ19、水平ガイドネビ18
はモータ20により回転可動される。
上記め構成により、モータ19.20をそれぞれ回転す
ることにより、分注駆動機6を垂直叱)、左右(Y)方
向に移動して、Y−Z面内で行列状に配置された複数の
分注器4−1.4−2.・・・・・どれかの位置に該分
注駆動機6を対向させるようにしている。
分注駆動機6のパルスモニタ6aの出力軸には前後閃方
向に延在する前後駆動用のガイドネジ21が連結されて
いる。
このガイドネジ21には案内板22か螺合してX方向に
可動に支持され、 電磁石 等にてなる連結器6bかロ
ツド23を介してこの案内板22に装着され、パルスモ
ータ6aの回転により案内板22と連結器6bかX方向
に移動して、分注器4のピストン4bに接離するように
なっている。
分辻駆動機6のZ位置は、Z方向の各点をコード化表示
した垂直コード板24のコードを読取器25で読み取り
、またY位置はY方向の各点をコード化表示した水平コ
ード板26のコードを読取器27で読み取ることにより
検出される。
注入ノズル3−1 .3−2 ,・・・・・・3−nは
フレーム12の頂上に左右(7)方向に適宜間隔で固定
され、かつ各々の先端の注入管3aはシリンダ28の伸
縮に応じて支点29を中心として前後(X)方向に揺動
ずるようになっている。
そして注入管3aは垂直位置では非液槽30に対向し、
またX方向の揺動位置では周回コンベア31で搬送され
る染色ポット5の上面開口に対向するようになっている
周回コンベア31はチェーンコンベア等で構成され、フ
レーム12の上面で注入ノズル3の配列方向に沿って並
走するように張設され、モータ32で駆動される。
複数の染色ポット5−1.5−2,・・・・・・5−m
は周回コンベア31に適宜間隔で設けたポット受け
33に着脱自在に挿入され支持されている。
モータ32の駆動軸には染色ポツト位置検出用のスリッ
トを有する回転円板34が連結されている一方、この回
転円板34を挟んで光電検出器35が設けられ、各染色
ポット5−1 .5−2 .・・・・・・5−mが所定
の基準位置を通過するごとに光電検出器35から1個の
パルスを生じる。
上記1個のパルスに代えて各染色ポット間で生じるパル
ス数を複数個に増加させれば、染色ポット位置の検出精
度を向上することができる。
また円板34と光電検出器35に代えて磁気式その他の
回転角度検出器を用いてもよい。
また排液槽30の両端部には排液検出用の光源36と受
光素子37とが対向して設けられ、排液槽にどれかの注
入ノズル3から排液が注入されると該受光素子37から
信号を発し、排液を検出する。
同様に周回コンベア31の注入ノズル3側で染色ポット
5を挟んで原料注入検出用の光源38と受光素子39と
が設けられ、どれかの染色ポット5に注入ノズル3から
原料が注入されると、該受光素子39から信号を発し、
原料が染色ポットに注入されたことを検出する。
第5図は制御回路を示し、40.41はそれぞれマイク
ロコンピュータで、40は染料名、助剤等の入力データ
の登録および各原料の注入量等の演算部、41は制御部
である。
入力データはタイプライタ等の入力装置42から入力さ
れる。
40a,41aはそれぞれCPU.40b.41bはR
AM.40cは第6図と第7図に示すプログラムを記憶
したROM.40cはリレーインターフエイス、40d
.41dは入出力ポートである。
両マイクロコンピュータ40.41はシリアルポート4
0f.41fを介して連結されている。
制御用のマイクロコンピュータ41に接続される入力機
器のうち、51は分注駆動機6の連結器6bが原点(連
結器6bの先端が分注器4のピストンの後端から少し離
れた位置)にあるとき作動するリミットスイッチ、52
.52’は連結器6bが最前端(X軸)或いは最後端(
X軸)に達した時作動するリミットスイッチ、53,5
4は分注駆動後6が最左端(Y軸)或いは最右端(Y軸
)にあるとき作動するリミットスイッチ、55.56は
分注駆動機6がそれぞれ最上端(Z軸)或いは最下端(
Z軸)にあるとき作動するリミットスイッチ、57は予
じめ定められた先頭の染色ポット5(本実施例ではたと
えば5−1)が所定の基準位置に達したとき作動する先
頭検出リミットスイッチである。
58は各原料タンク1内の原料量を検出する液量警報計
である。
次に動作について説明する。
先ず入力装置42から各原料タンク1−1 .1−2
.・・・・・・1−nの原料タンク用基台11上の番地
(U行、V列について表わしている。
最大値をU.Vとする。)とその番地のタンク内の染料
の色、濃度、助剤の名称、濃度等をマイクロコンピュー
タ40に登録する。
また染色ポット5の内容積、被染色体数、染料数、助剤
計算ベース( owfまたはg/l)、浴比等もマイク
ロコンピュータ40に登録する。
この過程は第6図の■〜■ステップで行なわれる。
また■〜■ステップで、各被染色体の重量と各被染色体
を所定の色に染色するに要する染色名と染料濃度をマイ
クロコンピュータ40に入力する。
■〜[23]ステップで助剤名とその濃度が各別にマイ
クロコンピュータ40に登録される。
次に24ステップで、上記のようにして登録されたデー
タに基づいて、各被染色体を所定の色に染めるに要する
染料注入量、助剤注入量、水注入量を第8図に示すプロ
グラムにしたがって計算される。
このような計算方式は公知であるので詳細な説明は省略
する。
上述の登録内容、計算に必要なデータおよび計算結果に
基づいが第7図に示すプログラムで第2図ないし第5図
に示した装置が制御が行なわれる。
先づ分注駆動機6が原点位置にあるか否かが原点リミッ
トスイッチ51のオン・オフ状態により検知され、オン
であれば[32]ステップに進み、もしオフであればパ
ルスモータ6aを駆動してリミットスイッチ51がオン
となるまで分注駆動機6を移動させ原点に合わす。
一方マイクロコンピュータ40によって上述のステップ
24で計算された染料、助剤、水の各量は各被染色体別
にRAM41bに転送される。
説明を簡単にするために、染色ポット5−1に原料タン
ク1−1の染料をu1、原料タンク1−2の助剤を02
、原料タンク1−3の水をu3それぞれ注入するものと
する。
そこで先ず分注器4−1のY座標ならびにZ座標がRA
M41bから読み出され、モータ20が駆動され、水平
がイドネジ18が回転し、分注駆動機6をY方向に移動
させる。
分注駆動機6のY方向位置が読取器27で読取られ、増
幅器60(第10図)を介して、そのコード化信号がマ
イクロコンピュータ41の比較回路61に加えられ前述
のとおりRAM41bで指定されたY位置と比較され、
両者が一致した点で比較回路61の出力信号により駆動
回路62が停止し、Y軸のモータ20が停止する。
次にモータ19が駆動され、垂直がイドネジ15が回路
して分注駆動機6がZ方向に移動し、そのZ位置が読取
器25で読取られ、増幅器63を介してそのコード信号
がマイクロコンピュータ41の比較回路64に加えられ
、RAM41bで指定されたZ位置と比較され、両者が
一致した点で比較回路64の出力信号により、駆動回路
65が停止し分注駆動機6のZ方向移動が完了する。
この時連結器6bは分注器4−1に対向する。
これらの動作を同時に行なうことも可能である次にステ
ップ40に進み、偏差カウンタ66(第9図)に分注駆
動機の移動量+Sが設定される。
そして偏差カウンタ66の出力信号によりパルス制御回
路67が起動して、パルスを駆動回路68に入力し、パ
ルスモータ6aには駆動パルスが入力され、該パルスモ
ータ6aが所定角度ずつ回転し、案内板22をX方向に
前進させて、パルスモータ6aが駆動され、所定量回転
する毎にパルスが分注器移動量検出器6dから波形整形
回路69に加えられ、整形されたパルスかカウンタ66
に印加され、該偏差カウンタ66に設定された内容から
1ずつ減算される。
そして分注駆動機6がX方向に+S前進すると偏差カウ
ンタ66の出力信号によりパルス制御回路67が停止し
、パルスモータ6aも一度停止する。
次に連結器6bを分注器4−1のピストン4bと磁力結
合する。
次にステップ42に進み、偏差カウンタ66はーSに設
定される。
そしてパルスモータ6aが逆転し、案内板22を後退さ
せ、連結器6bはピストン4bに付着して該ピストン4
bをーX方向にSだけ引き出す。
さらにパルスモータ6aは逆転を続け、ピストン4bを
最大吸入量であるストローク(−T)まで引き出す。
この動作時において一方向性バルブ7−1が開いている
一方、一方向性バルブ8−1は閉じており、ピストン4
bの引き出し動作によって原料タンク1−1から染料が
分注器4−1のシリンダ4aに吸入される。
そこで再びパルスモータ6aが正転し、ピストン4bを
+X方向に(T)のストロークで押し出す。
ピストン4bの押し出し時には、一方向性バルブ7−1
は閉、一方向性バルブ8−1は開となっており、分注器
4−1の中に吸入された泡などを含む不艮の染料は注入
ノズル3に向かって押し出される。
排出時には注入ノズル3−1の注入管3aはシリンダ2
8の前進によって垂直になっており、排液槽30上に向
いており、上記した不良の染料は排液槽30に排出され
る。
この排液は受光素子37で検出され、排液が正常に行な
われている場合はステップ47に進む。
次次にステップ47でモータ32か起動し、周回コンベ
ア31を起動し、染色ポット5−1を注入ノズル3−1
に向かって移動させる。
モータ32が回転するとこれと同軸上に取付けられた回
転円板34が回転し、光電検出器35に検知パルス信号
か得られる。
この信号を増幅器77を介してマイクロコンピュータ4
1の内部にあるゲート部71に加えられる。
なお検知パルス信号は染色ポット5−1が1注入ノズル
間隔移動すると1パルスの信号が得られるような仕様に
回転円板を構成する。
一方染色ポット5−1が先端リミットスイッチ57をオ
ンとすると波形整形回路10(第11図)を介してゲー
ム部71をセットし、その出力信号は比較回路72に加
えられる。
注入ノズル3−1に対しては比較回路72は注入ノズル
一端から注入ノズル3−1までの注入ノズル数(或いは
整数倍)のパルス数がセットされており、該比較回路7
2は前者の先端リミットスイッチ57がオンになった後
の回転円板34より得た検知パルス信号と比較回路72
にセットされているパルス数を比較し一致すればトリガ
信号を出力して駆動回路75aを停止し、モータ32を
停止させる。
この動作によって染色ポット5−1は注入ノズル3−1
の直下に停止する。
また比較回路72から比較回路73に先端の染色ポット
5−1が注入ノズル3−1が対応した完了信号が加えら
れ登録されている注入染色ポット数と比較され更にカウ
ンタ74に信号が転送され、カウンタ74に1を加える
このカウンタ74の内容は表示駆動回路75に加えられ
、染色ポット番号1を表示装置76に表示する。
2番からの染色ポット5−2・・・・・・5−mの移動
は染色ポット間の距離に対応するモータ32の回転角を
光電検出器35よりの信号パルス数を比較回路72で比
較し移動量を決定する。
次にステップ[48]に進みシリンダ28が引き込まれ
、注入ノズル3−1は29を支点さして揺動し、注入管
3aを染色ポット3−1の注入口に振り向ける。
次にステップ[49]に進み偏差カウンタ66には+C
1が設定されパルスモータ6aを起動し、染色ポット5
−1に注入すべき染料量u1に対応したストローク量C
1で分注器4−1のピストン4bを−X方向に後退させ
、所定量の染料を原料タンク1−1から分注器4−1の
シリンダ4a内に吸入する。
上述の動作においてステップ[40],42で説明した
ようにパルスモータ6aが回転すると分注器位置検出器
6dからパルスモータの回転量、すなわち分注器のピス
トン4bのストローク量に対応した数のパルスが偏差カ
ウンタ66に加えられ、あらかじめ設定されたストロー
ク量を示す設定数から減算を行い、偏差カウンタ66の
内容が0になるまでパルスモータ6aを駆動することに
よって設定量の染料を吸入或いは排出できる。
この動作時に、偏差カウンタ66は分注器位置検出器6
dから加えられるパルス信号を計数して偏差カウンタ6
6の内容を減算し、その内容がOになるとパルスモータ
6aを一度停止し、再び偏差カウンタ66にc1をセッ
トし、パルスモータ6aを正転させる。
そして分注器4−1のピストン4bを押し出し、一方向
性バルブ8−1を開いて該分注器4−1内の染料を注入
ノズル3−1の注入管3aから染色ポット5−1に注入
する。
ピストン4bがc1だけ移動すると偏差カウンタ66の
内容は0となり、パルスモータ6aは停止する。
これによって染色ポット5−1にはu1の染料が注入さ
れる。
染料の注入時にはステップ51において受光素子39に
よって染料が注入されたかどうかを検出する。
次いでステップ52で偏差カウンタ66の内容を検知し
、その内容が0であればステツフ゜53に進み、原料タ
ンクのレベル検出を行ない、レベルが正常であればステ
ップ54に進みシリンタ28を押し出して注入管3aを
排液槽側に振り向ける。
次にステップ55で染色ポットの数の検出が行なわれ、
入力手段で設定された染色ポット数との比較が行なわれ
、染色された染色ポット数についてステップ47から5
5までの動作をくり返す。
設定数の染色ポットについてそれぞれ染料の注入が行な
われるとステップ57に進みパルスモータ6aを正転さ
せ、ピストン4bを押し出し連結器6bをオフとし分注
器4−1のピストンを分注駆動器6から切り離し、その
後パルスモータ6aを逆転して連結器6bを原点位置ま
で復帰させる。
その後ステップ61,62を経てステツプ36に戻りモ
ータ20を起動し、分注駆動器6をY方向に移動させ、
さらにモータ19を起動して分注駆動器6をZ方向に移
動し、分注器4−2に対向させる。
そしてステップ40から46を実行し、分注器4−2に
よって原料タンク1−2に貯留された助剤を所定量注入
ノズル3−2から排液ポット30に排出する。
次いでステップ@を実行し、染色ポット5−1を注入ノ
ズル3−1の位置から3−2の位置へ移動させる。
染色ポット5−1の移動量の制御は以下のようにして行
なわれる。
すなわち比較回路72(第11図)にはRAM41 b
から注入ノズル3−1と3−2の間隔に対応した数値が
設定される。
一方染色ポットの移動量を検出する光電検出器35から
染色ポット5の位置が一定距離移動する毎にパルスが波
形整形回路77、ゲート回路71を介して比較回路72
に印加され、そのパルス数が比較回路72に設定された
数と一致した時、該比較回路72は信号を発し、モータ
32を停止する。
また比較回路72の出力回路は比較回路73を介してカ
ウンタ74に印加され、表示駆動回路75を2にセット
し、注入されている染色ポット番号を表示装置76で表
示する。
次にステップ49に進み、パルスモータ6aを逆転して
、分注器4−2のピストン4bを助剤量u2に対応した
ストローク量c2で−X軸方向に移動させ、原料タンク
1−2から助剤を吸入し、その後ステップ[50]に進
みパルスモータ6aを正転させて分注器4−2のピスト
ン4bをX軸方向に押し出し、量u2の助剤を注入ノズ
ル3−2から染色ポット5−1に注入する。
他の染色ポットについても同様にステッフ47ないしス
テップ56の動作を行ない、全染色ポットについて助剤
の注入が完了すると再びステツフ56に進み、[58]
,59,60動作を実行してステップ57に帰り、次に
分注駆動器6をY軸方向およびZ軸方向に移送して、連
結器6bを分注器4−3に対向させる。
そして連結器6bを分注器4−3のピストン4bに連結
し、前述の場合と同様の動作で原料タンク1−3から所
定量の水を吸入する。
そして不要の水を排液槽30− に排出し、その後周回
コンベア31を起動して染色ポット5−1を注入ノズル
3−3の位置に移送する。
そしてステップ49,[50]の実行によってu3の量
の水を注入ノズル3−3から染色ポット5−1に注入す
る。
マイクロコンピュータ40に登録された全ての染色ポッ
トについて上述の各動作を実行し、それぞれの染色ポッ
トに種々の染料と助剤と水とをステップ24で計算した
量に従って注入して混合する。
なお不要の原料が排出されなかった場合や、染料タンク
内の原料のレベルが所定値以下になったときは装置の運
転を停止し、適宜な警報手段で警報を発する。
第13図はこの発明の機構部分の他の実施例を示すもの
で、円板状のテーブル80,81.81’を共通の軸8
3に多段に装着して、下二段のテーブル80.81上に
は所定間隔で円周方向に複数の原料タンク1−1 .
1−2・・・・・・Inを並べ、かつ各原料タンク1−
1.1−2,・・・・・・1−nには分注器4を設けて
いる。
一方、最上段のテーブル82には所定間隔で円周方向に
複数の染色ポット5−1.5−2・・・・・・5−mを
脱着自在に支持するとともに、軸83に対して自動可に
枢支し、モータ82aによりテーブル82が他のテーブ
ル80.81.81’に相対的に回転できるようにして
いる。
各分注器の注出側はテーブル81.81’を、それぞれ
貫通したパイプ84を介してテーブル82上で染色ポッ
ト5−1〜5−mに対向して設けられた注入ノズル3に
連結されている。
上記軸83はモータ85によって回転駆動され、各テー
ブル80.81.81’を同時に回転駆動するようにな
っている。
また外枠86に沿って垂設した支柱88に各分注器4に
対向する位置に分注駆動機6を固定している。
そしてどれかの分注タンク1の分注器4が分注駆動機6
に対向したときモータ85、従って80.81.81’
を停止して分注駆動機6のロツド23を分注器4のピス
トン4bに連結器6bを介して連結し、このロツド23
を所定量出入りさせることによって、原料タンクから所
定量の原料を染色ポット5−1〜5mに注入するように
している,他の原料タンクの原料を染色ポット5−1〜
5mに注入したいときは、モータ85を圃転して各テー
ブル80〜81′を回転し、所望の原料タンクを分注駆
動機6の位置まで移送する。
そして分注駆動機6のロツド23を当接し、原料タンク
の分注器4のピストン4bに連結しロツド23を出入り
させればよい。
またテーブル82を回転することにより、所望の染色ポ
ット5を所望の注入ノズル3に対向させる。
なおこの実施例では水タンク90はフレームの下方に固
定して同様に分注器4、分注駆動機6を有している。
第14図ないし第16図はこの発明の他の実施例を示し
、1台の分注器100を原料タンク1−1〜In上を移
送し、所定の原料タンク上に該分注器100を停止して
所定量の原料を抽出するようにしたものである。
分注器100は垂直方向に立てられたピペット101を
可動スリーブ102内に同心に支持し、該スリーブ10
2をその両側に設けたガイドローラー103によって案
内されながらピストンシリンダ104の伸縮に応じて上
下に可動に設けてなるものである。
ピペット101は適宜な真空ポンプ(図示せず)に接続
され、該真空ポンプの吸入作用によってピペット101
に所定量の原料を吸入し、このピペット101を原料タ
ンク1−1.1−2等と同様に並べられた染色ポツト5
−1.5−2・・・・・・に移送し、所定量の原料を注
入する。
スリーブ102内にはピペット101に沿って多数の光
源105と多数の受光素子106とをピペット101に
対向させて、並べてピペット101内の原料によって光
が遮断されたことを受光素子106によって検出し、所
定量の原料をピペット内に吸入するようにしたものであ
る。
分注器100はY方向に移動する支持台107上にX方
向に移動するように装着されている。
動作時には支持台107を所定量Y方向に移送し、さら
に分注器100をX方向に移送しピペット101を所望
の原料タンクの開口部に対向させる。
そしてシリンダ104を坤長し、ピペット101の下端
部を原料タンク内の液面下に挿入し、真空ポンプ(図示
せず)を作用によってポート120から吸気して、所定
量の原料をピペット101内に吸入する。
その後バルブ122を閉じ、さらにシリンダー104を
短縮してピペット101を原料タンクから引き上げ、所
定の染色ポット上に移動する。
そしてバルブ121を開いて空気をポート123からピ
ペット101に送り、該ピペット101内の原料を当該
染色ポットに注入する。
第12図は原料タンク1−1ないし1−nの原料レベル
の検出回路を示すもので、各原料タンクにはそれぞれ3
本づつの電極が挿入され、そのうち2本の電極は各行お
よび各列別に共通線R1ないしRnおよびL1ないしL
nに接続されている。
他の1本はアースされている。
そして各行の線L1〜Lnはレベルスイッチ110を介
して10進−2進エンコーダ111の1〜9の入力端子
に順番に接される一方、各列の線R1〜Rnはレベルス
イッチ110を介して同時に10進−2進エンコーダ1
12の1〜9端子に順番に接続されている。
各エンコーダ111,112のコード化出力はデコーダ
113に接続され、さらにマイクロコンピュータ41を
介してデイジタル表示器114に接続されている。
この構成によって、たとえばタンク1−1の原料が所定
レベル以下になると行線L1、列線R1がともにローレ
ベルとなリ、エンコータ111.112はともにYを示
す信号をデコーダ113に送る。
これによってデコーダ113は原料タンク1−1がレベ
ル以下になった信号をマイクロコンピュータ41に与え
、表示器114に″11“が表示される。
この発明によれば下記の利点が得られる。
(1) 原料の抽出、調合が自動的に行なわれるから調
合ミスがなく、信頼性の高い調合ができる。
(2)調合作業に個人差が生じないため等質な調合がで
きる。
(3)複数の染色液の調合が迅速にできる。
(4)多種の調合が極めて容易に行なえる。
(5)生差管理データが自動的に確実に得られる。
即ち、本染色液の調合をも正確に行ない得る。
(6)現場作業者の精神的な負担を軽減し、また熟練度
も軽減される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の要部の構成を示す斜視図、第2図は
この発明の詳細な実施例を示す斜視断面図、第3図は第
2図の実施例の正面図、第4図は第2図の実施例の平面
図、第5図は第2図の実施例 に用いられる演算・制御
部の構成を示すブロック回路図、第6図と第7図は第2
図の実施例の動作を示すフローチャート、第8図は第2
図の実施例における演算部分のフローチャート、第9図
と第10図は分注駆動機の制御系を示すブロック回路図
、第11図は染色ポットを移動する部分の制御系を示す
ブロック回路図、第12図は第2図の実施例に用いられ
る原料レベルの検出部の要部を示すブロック回路図、第
13図はこの発明の他の実施例を示す断面図、第14図
はこの発明に用いられる分注器の他の実施例を示す斜視
図、第15図は第14図の実施例の要部の正面図、第1
6図は15図の側面図である。 1,1−1,1−2,・・・・・・1−n;原料タンク
、2;原料送給用配管、3.3−1.3−2.・・・・
・・3−n;注入ノズル、3a;注入管、4.4−1.
4−2,・・・・・・4−n;分注器、4a;シリンダ
、4b;ピストン、5,5−1.5−2・・・・・・5
−n;染色ポット、6;分注駆動機、6a;パルスモー
タ、6b;連結器、31;周囲コンヘア、40,41;
マイクロコンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 各種の色の染料、助剤、水等の原料が各別に貯留さ
    れ、それぞれ個有の番地に設置された複数の原料タンク
    と、複数の被染色体に課せられた色を呈するように原料
    が混合される染色ポットを各別に所定の注入位置に順次
    移送する移送装置と、各原料タンクから各原料を抽出す
    る分注手段と、上記注入位置に設けられ、分注手段から
    原料を受けて各染色ポット別に原料を注入する注入手段
    と各染色ポット毎に所定の色の染色液を混合するための
    各原料の必要量を計算するとともに、各染色ポットを順
    次注入位置に送給する一方、各染色ポットに対応した各
    原料の必要量を分注手段で原料タンクから抽出して注入
    ノズルに供給するよう分注器を制御する演算制御装置と
    を備えたことを特徴とする自動調液装置。
JP2751579A 1979-03-08 1979-03-08 自動調液装置 Expired JPS5812386B2 (ja)

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US4623008A (en) * 1983-08-12 1986-11-18 Sakata Shokai, Ltd. Automatic dispensing system
JPH0197265A (ja) * 1987-10-05 1989-04-14 Japan Exlan Co Ltd 染液自動調合装置

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