JPS5812194Y2 - ラベルシ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はラベルシートの新規な構造に関し、詳しくは、
商品などの被着体に貼付げられたラベルを、その上に印
刷された景品券としてのマークもしくは情報等を損傷さ
せることなく容易に剥すことのできラベルシートに関す
る。

従来のラベルシートは、普通、マークもしくは情報等が
印刷されるようになったクラフト紙もしくはフィルム等
の表面基材の裏側に接着剤を塗布し２この接着剤の塗布
面に剥離紙を貼合せた構造を有する。

このようなラベルシートに１例えば景品券のためのベル
マークなどを印刷し、これを商品に貼付けた場合、消費
者が、このベルマークを保存するためには、ラベルを商
品から剥さなげればならない。

ラベルは接着剤で商品にしっかりと貼付いているので、
ラベルをむりやり剥すと、ベルマークの部分が破れてし
まいベルマークを台なしにしてしまうことがある。

本考案の目的は、商品などに貼付けて使用されるラベル
であって、貼付は後、ラベルの印刷面を完全な状態で迅
速且つ容易に剥すことのできる新規な構造のラベルシー
トを提供することである。

上記目的を達成するため１本考案によるラベルシートは
１表面基材と層間剥離し易い紙とをポリエチレン層を介
して積層させ、該層間剥離し易い紙の表面に接着剤を塗
布し、この接着剤塗布面に剥離紙を適用した構造を有す
る。

本考案によるラベルシートは剥離紙を剥して商品などの
被着体に貼付けて使用される。

本考案によれば１表面基材と層間剥離し易い紙との間に
ポリエチレン層が介在されているので、ラベルを被着体
から剥す際に先ず層間剥離し易い紙に剥離が優先的に生
じることが保証され、しかもポリエチレン層によって、
そのような剥離が表面基材に及ぶことが積極的に阻止さ
れる。

このため印刷面を有する表面基材は何等破損を受けるこ
となく完全な状態で剥すことができ、表面基材に印刷さ
れた景品券としてのマークもしくは情報等は損傷される
ことはない。

なお、ラベルを被着体から剥した後、ポリエチレン層は
表面基材に残されて表面基材を補強する働きをする。

次に１本考案によるラベルシートの一実施例を添付図面
を参照して説明する。

第１図には、本考案によるラベルシートの断面が図解的
に示されている。

このラベルシートは、クラフト紙もしくはフィルム等の
表面基材１と、ポリエチレン層２と、層間剥離し易い紙
３と、接着剤層４と、剥離紙５とより構成される。

表面基材１と層間剥離し易い紙３はポリエチレン層２を
介して積層される。

表面基材１の上面は印刷面６を形成し、層間剥離し易い
紙の下面には接着剤が塗布されて、接着剤層４が形成さ
れる。

接着剤層４には剥離紙５が通常の如く貼合される。

第２図には、商品などの被着体７に貼付けられｆこラベ
ルをまさに剥そうとしている状態が示されている。

勿論、ラベルシートは剥離紙５を取り除いて、被着体７
に貼付けられる。

第２図に示すように、被着体７からラベルを剥すとき、
ポリエチレン層２の存在のために層間剥離し易い紙３に
優先的に剥離が生じることが保証され、しかもポリエチ
レン層２によってそのような剥離が表面基材１におよぶ
ことがないので、印刷面６を有する表面基材１は何等損
傷を受けることなく完全な状態で被着体７から剥すこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案によるラベルシートの一実施例を示す
断面図、第２図は、第１図のラベルシートを被着体に貼
付けた後にそこからラベルを剥す状態を示す図。 １・・・・・・表面基材、２・・・・・・ポリエチレン
層、３・・・・・・層間剥離し易い紙、４・・・・・・
接着剤層、５・・・・・・剥離紙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表面基材と層間剥離し易い紙とをポリエチレン層を介し
   て積層させ、該層間剥離し易い紙の表面に接着剤を塗布
   し、この接着剤塗布面に剥離紙を貼合せたラベルシート
   の構造。