JPS5812100B2 - ダイカストマシンの射出装置 - Google Patents
ダイカストマシンの射出装置Info
- Publication number
- JPS5812100B2 JPS5812100B2 JP9496978A JP9496978A JPS5812100B2 JP S5812100 B2 JPS5812100 B2 JP S5812100B2 JP 9496978 A JP9496978 A JP 9496978A JP 9496978 A JP9496978 A JP 9496978A JP S5812100 B2 JPS5812100 B2 JP S5812100B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- injection
- cylinder
- inner tube
- casting machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はダイカストマシンの射出装置に関するものであ
る。
る。
ダイカストマシンの射出工程においては一般に高速射出
を行って金型へ溶湯を充填することにより鋳造品の物性
を向上するようにしであるが、従来の射出装置において
は射出工程の途上において高速射出に切換え、溶湯の充
填完了まで高速射出を持続するようにしであるので、プ
ランジャーチップが高速のま＼鋳造品のビスケットに衝
突して停止し、射出シリンダー内の油にサージ圧が発生
し、射出プランジャーのビビリに起因して鋳造品にバリ
やヒケを生じ、緻密な鋳造品を得ることができない欠点
があった。
を行って金型へ溶湯を充填することにより鋳造品の物性
を向上するようにしであるが、従来の射出装置において
は射出工程の途上において高速射出に切換え、溶湯の充
填完了まで高速射出を持続するようにしであるので、プ
ランジャーチップが高速のま＼鋳造品のビスケットに衝
突して停止し、射出シリンダー内の油にサージ圧が発生
し、射出プランジャーのビビリに起因して鋳造品にバリ
やヒケを生じ、緻密な鋳造品を得ることができない欠点
があった。
本発明はこのような欠点をなくするために、金型への溶
湯充填完了直前において高速射出を減速すると共に簡単
な装置によって金型及び鋳造品の形状に応じて減速の開
始位置を容易に変更できるようにしたダイカストマシン
の射出装置を提供するものである。
湯充填完了直前において高速射出を減速すると共に簡単
な装置によって金型及び鋳造品の形状に応じて減速の開
始位置を容易に変更できるようにしたダイカストマシン
の射出装置を提供するものである。
本発明の実施例を図面によって説明すれば、公知のよう
に射出シリンダー１内を射出ピストン２を前進させ、ピ
ストンロッド３に連結したプランジャーロッド４の先端
に固着したプランジャーチップ５によってスリーブ６に
供給した溶湯を金型７のキャビティに充填するようにし
である。
に射出シリンダー１内を射出ピストン２を前進させ、ピ
ストンロッド３に連結したプランジャーロッド４の先端
に固着したプランジャーチップ５によってスリーブ６に
供給した溶湯を金型７のキャビティに充填するようにし
である。
射出シリンダー１は基端部においてエンドブラケット８
を介して支持プレート９に固着し、該シリンダー１のロ
ッド側にはシリンダー内外を連通する小孔１０を軸線方
向に多数配設すると共に基端部外周に通孔１１を穿設し
である。
を介して支持プレート９に固着し、該シリンダー１のロ
ッド側にはシリンダー内外を連通する小孔１０を軸線方
向に多数配設すると共に基端部外周に通孔１１を穿設し
である。
１２は射出シリンダー１のロッド側外周に回動自在に嵌
合したインナーチューブで、その外周に軸線方向に対し
て傾斜した長孔１３を設けて前記射出シリンダー１の任
意の小孔１０に連通させると共に基端部内周に周溝１４
を設け、さらにその溝底に通孔１５を穿設して前記射出
シリンダー１の基端部に穿設した通孔１１に連通するよ
うにしである。
合したインナーチューブで、その外周に軸線方向に対し
て傾斜した長孔１３を設けて前記射出シリンダー１の任
意の小孔１０に連通させると共に基端部内周に周溝１４
を設け、さらにその溝底に通孔１５を穿設して前記射出
シリンダー１の基端部に穿設した通孔１１に連通するよ
うにしである。
１６はインナーチューブ１２の先端部フランジ１２ａの
外周に設けた孔１７に挿着したハンドルである。
外周に設けた孔１７に挿着したハンドルである。
１８はインナーチューブ１２の外周に嵌合して基端部に
おいて前記射出シリンダー１に固着したアウターチュー
ブで、その基端部内周に周溝１９を設けその溝底に通孔
２０を穿設して前記インナーチューブ１２の通孔１５に
連通すると共に中央部内周に凹所２１を周設し、その溝
底に通孔２２を穿設して前インナーチューブ１２の長孔
１３に連通し、さらに先端部に周方向の長孔２３を貫設
して前記ハンドル１６を挿通させである。
おいて前記射出シリンダー１に固着したアウターチュー
ブで、その基端部内周に周溝１９を設けその溝底に通孔
２０を穿設して前記インナーチューブ１２の通孔１５に
連通すると共に中央部内周に凹所２１を周設し、その溝
底に通孔２２を穿設して前インナーチューブ１２の長孔
１３に連通し、さらに先端部に周方向の長孔２３を貫設
して前記ハンドル１６を挿通させである。
２４は射出シリンダー１の先端に固着したシリンダーヘ
ッドで、中間鞘筒２５を介して前記アウターチューブ１
８の先端と連結しである。
ッドで、中間鞘筒２５を介して前記アウターチューブ１
８の先端と連結しである。
２６はシリンダーヘッド２４に設けた作動油の流入口で
ある。
ある。
次に上記実施例の作用を説明すると、先ず射出工程にお
いて電磁切換弁２７を図において右方に切換えてポンプ
２８よりの作動油を流量調整弁２９によって流量調整し
、管路３０，３１を介して流入口２６よりシリンダーヘ
ッド２４に流入し、射出シリンダー１のヘッド側に供給
して射出ピストン２を図において左方に前進させ、ピス
トンロッド３、プランジャーロッド４を介してプランジ
ャーチップ５によりスリーブ６に供給した溶湯を金型７
のキャビティに充填すると共に、射出シリンダー１のロ
ッド側の油は射出シリンダー１の基端部の通孔１１、イ
ンナーチューブ１２の周溝１４、通孔１５及びアウター
チューブ１８の周溝１９、通孔２０を介し、流量調整弁
３２で流量調整して管路３３に流出する第１の流れと射
出シリンダー１の小孔１０、インナーチューブ１２の長
孔１３、アウターチューブ１８の内周の凹所２′１及び
通孔２２を介して管路３４に流出する第２の流れとが合
流して電磁切換弁２７を介してタンク３５に流れる。
いて電磁切換弁２７を図において右方に切換えてポンプ
２８よりの作動油を流量調整弁２９によって流量調整し
、管路３０，３１を介して流入口２６よりシリンダーヘ
ッド２４に流入し、射出シリンダー１のヘッド側に供給
して射出ピストン２を図において左方に前進させ、ピス
トンロッド３、プランジャーロッド４を介してプランジ
ャーチップ５によりスリーブ６に供給した溶湯を金型７
のキャビティに充填すると共に、射出シリンダー１のロ
ッド側の油は射出シリンダー１の基端部の通孔１１、イ
ンナーチューブ１２の周溝１４、通孔１５及びアウター
チューブ１８の周溝１９、通孔２０を介し、流量調整弁
３２で流量調整して管路３３に流出する第１の流れと射
出シリンダー１の小孔１０、インナーチューブ１２の長
孔１３、アウターチューブ１８の内周の凹所２′１及び
通孔２２を介して管路３４に流出する第２の流れとが合
流して電磁切換弁２７を介してタンク３５に流れる。
次にこの射出工程の途上において、適宜のリミット□ス
イッチ（図示せず）の指令により電磁切換弁３６を図に
おいて右方に切換え、アキュムレーター３７よりのパイ
ロット油圧をパイロットチェックバルブ３８に作用させ
てこれを開き、アキュムレーター３７よりの圧油を流量
調整弁３９により流量調整して管路３１においてポレプ
２８よりの作動油と合流させて射出シリンダー１のヘッ
ド側に送り込み、射出ピストン２を高速前進させる。
イッチ（図示せず）の指令により電磁切換弁３６を図に
おいて右方に切換え、アキュムレーター３７よりのパイ
ロット油圧をパイロットチェックバルブ３８に作用させ
てこれを開き、アキュムレーター３７よりの圧油を流量
調整弁３９により流量調整して管路３１においてポレプ
２８よりの作動油と合流させて射出シリンダー１のヘッ
ド側に送り込み、射出ピストン２を高速前進させる。
射出ピストン２が更に前進して前記インナーチューブ１
２′０：）長孔１３と連通する射出シリンダー１の任意
の小ＪＬ′１０を一閉塞すれば、前記第２の流れが遮断
され、射出シリンダー１のロッド側の油は前記第１の流
れのみとなって、その排出油量が減少するため射出シリ
ンダー１のロッド側の油圧が上昇して射出ピストン２の
射出速度が減速され、この減速した射出速度によって溶
湯の充填を完了する。
２′０：）長孔１３と連通する射出シリンダー１の任意
の小ＪＬ′１０を一閉塞すれば、前記第２の流れが遮断
され、射出シリンダー１のロッド側の油は前記第１の流
れのみとなって、その排出油量が減少するため射出シリ
ンダー１のロッド側の油圧が上昇して射出ピストン２の
射出速度が減速され、この減速した射出速度によって溶
湯の充填を完了する。
なお、このときの減速度は流量調整弁３２によって調整
することができる。
することができる。
次に溶湯の充填が完了すると、型開きを行い、射出ヒ：
ストシ２を僅かに前進させて鋳造品のビスケットを排出
して射出ピストン２の前進が完了する。
ストシ２を僅かに前進させて鋳造品のビスケットを排出
して射出ピストン２の前進が完了する。
又、金型及び鋳造品の形状に応じて、ハンドル１６によ
ってインナーチューブ１２を回転させることによりイン
ナーチューブ１２の長孔１３と射出シリンダー１の小孔
１０の連通位置を変化させて、射出ピストン２の減速開
始位置を変化させ、金型及び鋳造品に最も適した減速開
始位置を設定するものである。
ってインナーチューブ１２を回転させることによりイン
ナーチューブ１２の長孔１３と射出シリンダー１の小孔
１０の連通位置を変化させて、射出ピストン２の減速開
始位置を変化させ、金型及び鋳造品に最も適した減速開
始位置を設定するものである。
上述のように本発明は、ダイカストマシンの射出シリン
ダーのロッド側にシリンダー内外を連通させた小孔を軸
線方向に多数配設すると共に該シリンダーの外周にイン
ナーチューブ及びアウターチューブを順次嵌合し、イン
ナーチューブの周面には軸線方向に対して傾斜した長孔
を設けて該長孔を前記射出シリンダーの任意の小孔と連
通させると共に射出ピストンの前進によって前記長孔と
連通する任意の小孔を閉塞するようにし、さらにインナ
ーチューブを回動することにより長孔と連通する゛任意
の小孔の位置を変化するように構成し、前記アウターチ
ューブにインナーチューブの前記長孔に連通する凹所及
び通孔を設けてこの通孔と′インナーチューブの端部に
設けた通孔とを管路に接続したことを特徴とするダイカ
ストマシンの射出装置に係るものであるから、溶湯の充
填完了前において高速射出速度を低減して溶湯の充填完
了時における射出シリンダー内の油のサージ圧の発生を
阻止しで射出プランジャーのビビリに起因する鋳造品の
パリやヒケの発生を防止し、緻密な鋳造品を得ることが
できる。
ダーのロッド側にシリンダー内外を連通させた小孔を軸
線方向に多数配設すると共に該シリンダーの外周にイン
ナーチューブ及びアウターチューブを順次嵌合し、イン
ナーチューブの周面には軸線方向に対して傾斜した長孔
を設けて該長孔を前記射出シリンダーの任意の小孔と連
通させると共に射出ピストンの前進によって前記長孔と
連通する任意の小孔を閉塞するようにし、さらにインナ
ーチューブを回動することにより長孔と連通する゛任意
の小孔の位置を変化するように構成し、前記アウターチ
ューブにインナーチューブの前記長孔に連通する凹所及
び通孔を設けてこの通孔と′インナーチューブの端部に
設けた通孔とを管路に接続したことを特徴とするダイカ
ストマシンの射出装置に係るものであるから、溶湯の充
填完了前において高速射出速度を低減して溶湯の充填完
了時における射出シリンダー内の油のサージ圧の発生を
阻止しで射出プランジャーのビビリに起因する鋳造品の
パリやヒケの発生を防止し、緻密な鋳造品を得ることが
できる。
さらに金型や鋳造品の形状に応じて簡単な装置によって
射出速度の減速開始位置を変化させて最も適当な減速効
果を得ることができ、又射出シリンダーのロッド側管路
に設けた流量調整弁によって減速度を調整することによ
り最も理想商な鋳造品を得ることができる。
射出速度の減速開始位置を変化させて最も適当な減速効
果を得ることができ、又射出シリンダーのロッド側管路
に設けた流量調整弁によって減速度を調整することによ
り最も理想商な鋳造品を得ることができる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は縦断側面
図、第２図は射出シリンダーの縦断側面図、第３図はイ
ンナーチューブの一部を切断した側面図、第４図はアウ
ターチューブの縦断側面図第５図は第４図におけるＡ−
Ａ線視図である。 １・・・・・・射出シリンダー、２・・・・・・射出ピ
ストン、１０・・・・・・小孔、１２・・・・・・イン
ナーチューブ、１３・・・・・・長孔、１８・・・・・
・アウターチューブ。
図、第２図は射出シリンダーの縦断側面図、第３図はイ
ンナーチューブの一部を切断した側面図、第４図はアウ
ターチューブの縦断側面図第５図は第４図におけるＡ−
Ａ線視図である。 １・・・・・・射出シリンダー、２・・・・・・射出ピ
ストン、１０・・・・・・小孔、１２・・・・・・イン
ナーチューブ、１３・・・・・・長孔、１８・・・・・
・アウターチューブ。
Claims (1)
- １ ダイカストマシンの射出シリンダーのロッド側にシ
リンダー内外を連通させた小孔を軸方向に多数配設する
と共に該シリンダーの外周にインナーチューブ及びアウ
ターチューブを順次嵌合し、インナーチューブの周面に
は軸線方向に対して傾斜した長孔を設けて該長孔を前記
射出シリンダーの任意の小孔と連通させ、前記射出ピス
トンの前進によって長孔と連通する任意の小孔を閉塞さ
せるようにすると共にインナーチューブを回動すること
により長孔と連通する任意小孔の位置を変化させるよう
にし、さらに、アウターチューブにインナーチューブの
前記長孔に連通する凹所及び通孔を設けてこの通孔とイ
ンナーチューブの端部に設けた通孔とを管路に接続した
ことを特徴とするダイカストマシンの射出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9496978A JPS5812100B2 (ja) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | ダイカストマシンの射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9496978A JPS5812100B2 (ja) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | ダイカストマシンの射出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5522445A JPS5522445A (en) | 1980-02-18 |
| JPS5812100B2 true JPS5812100B2 (ja) | 1983-03-07 |
Family
ID=14124738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9496978A Expired JPS5812100B2 (ja) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | ダイカストマシンの射出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5812100B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57191035A (en) * | 1981-05-21 | 1982-11-24 | Toshiba Mach Co Ltd | Control circuit for injection process |
| JP5372626B2 (ja) * | 2009-07-08 | 2013-12-18 | 株式会社日本製鋼所 | 射出成形装置及び射出成形方法 |
| JP6083088B2 (ja) * | 2012-09-19 | 2017-02-22 | 東芝機械株式会社 | 射出装置 |
-
1978
- 1978-08-02 JP JP9496978A patent/JPS5812100B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5522445A (en) | 1980-02-18 |
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