JPS58119424A

JPS58119424A - 円筒形部材の製造方法と装置

Info

Publication number: JPS58119424A
Application number: JP21487881A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Ichikawa; 茂雄市川
Original assignee: Taiho Kogyo Co Ltd
Current assignee: Taiho Kogyo Co Ltd
Priority date: 1981-12-31
Filing date: 1981-12-31
Publication date: 1983-07-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はブシュ等の円筒形部材の製造方法とその装置と
に関する。

従来、ブシュ等の円筒形部材を製造するには、一般に、
帯状素材を所定長さに切断する工程と、その切断した累
月をＵ字形に折曲げるＵ曲げ工程と、このＵ字形に折曲
げられた素材を円筒形状に成形する成形工程と、更に必
要に応じてコイニング工程並びにサイジング工程とを経
ることによって行なっていた。このような工程は通常プ
レス機械によって行なっているが、各工程を別々のプレ
ス機械で行うときにはその工程数だけのプレス機械を用
意しなければならず、また一台のプレス機械に多数の型
を設けて各型間で上記各工程を実施するようにしたとき
には、冬型間の素材の搬送礪構が複雑となり、いずれに
しても高価なものになっていた。またこのような工程を
経て製造した円筒形部材は、各工程のプレス条件を厳密
に管理しないと板厚にバラツキを生じ易かった。

従来、」＝記プレス成形の他に、種々の構成のロール曲
げ機やマルチフォーミング磯が提案されているが、一般
にその構成が複雑となっていた。

本発明はこのような事情に鑑み、円筒形のマンドレルと
このマンドレルの周囲を公転かつ自転する成形ローラと
により両者間で帯状素材を圧延しつつマンドレル外周面
に沿って湾曲させることを基本とし、帯状素材の所要長
さでの切断と成形ローラの少なくとも１回転の公転とに
よりその切断された帯状素材をマンドレルの実質的に全
周に巻付けることにより円筒形部材を製造できるように
したもので、このような製造方法により構成の簡素化と
円箇形部第２の厚板の均−化並びに真円度の向上とを図
ったものである。

以下図示実施例について本発明を説明すると、第１図に
おいて、ブシュ等の円筒形部拐を成形するための帯状素
材（１）は、例えば裏金としての鋼板にＣｕ−Ｐｂ系合
金或いはＡｌ−５Ｂ系合金を圧接したバイメタル利から
成り、その合金側をマンドレル（２）側としてこのマン
ドレル（２）と成形ローラ（３）との間に挿入させてい
る。上記マンドレル（２）は製造すべき円筒形部側の内
径に一致する直径を有する円筒形部材から成り、その軸
芯（０）を中心として、例えば図示しないラックアンド
ビニオン条構により所要角度だけ往復回転させることが
てきるようにしている。他方、上記成形ローラ（３）は
上記軸芯（０）を中心としてマンドレル（２）の周囲を
公転しながら自転することができるように構成してあり
、また、上記マンドレル（２）と成形ローラ（３）の中
心間距離を調節して両者による上記帯状素材（１）の圧
下率を例えば２〜ｌＯ％程度の範囲で調整することがで
きるようにしている。

上記帯状素材（１）の先端部は固定クランパ（４）と移
送りランパ（５）との協働作動によって上記マンドレル
（２）と成形ローラ（３）との間に挿通され、両者間か
ら所定の長さ分だけ突出されるとストッパ（６）に当接
してその突出長さが正確に規制される。この突出長さは
、上記マンドレル（２）と成形ローラ（３）との圧延に
よる帯状素材（１）の延びを考慮して、圧延扱に製造す
べき円筒形部材の円周方向長さに一致するように設定し
ている。またこの際、上記マンドレル（２）の外周面に
帯状素材（１）を切断する刃部（２Ａ）を形成するため
にその外周面を切欠いているので、第１図に示すように
、その切欠部（２Ｂ）を成形ローラ（３）に対向させる
ことにより両者の間隙を拡げて、上記帯状素材（１）の
挿入が容易に行なえるようにしている。なお、帯状素材
の挿入作動時には、上記固定クランパ（４）が帯状累月
（１）の把持を解放し、移送りランパ（５）が帯状素オ
オ（］）を把持してこれを一体に第１図右方向に移送す
るが、この移送りランパ（５）の移動量を正確に管理で
きるときは上記ストッパ（６）を省略してもよい。

上記帯状素材（１）の先端がストッパ（６）に当接して
正確な突出長さが得られたら、図示しない駆動源により
ストッパ（６）が後退されるとともに成形ローラ（３）
が上記軸芯（０）を中心として回転駈動され、第２図に
示すように帯状素材（１）の突出部の基部すなわち刃部
（２Ａ）に当接する位置から先端に向けてこれをマンド
レル（２）の外周面に圧延しながら巻付ける。

上記成形ローラ（３）による帯状素材（１）の曲げ加工
が進み、その帯状素材（１）の先端側床湾曲部分が帯状
素材の上記突出部に後続する後続部分に近接すると、帯
状素材（１）の湾曲部（ＩＡ）の外周面と同一曲率の支
持面を有する支持部材（７）が例えば２０００Ｋｇ／ｃ
♂程度の作用力でその外周面を支持するようになり、こ
の支持部材（７）が帯状素材の外周面を保持すると、上
記刃部（２Ａ〕とこれに係合するカッタ（８）とにより
切断が行なわれる。この間、成形ローラ（３）は帯状素
材（１）の成形を継続している。

帯状素材（１）の切断が終了すると、上記カッタ（８）
が後退するとともに、第３図に示すように、移送りラン
パ（５）も後退して切断部より後方の帯状素材（１）を
成形ローラ（３）に当接しない位置まで後退させる。こ
れと同時に、若しくは第２図に示すように上記カッタ（
８）による帯状素材（１）の切断より若干前に、成形ロ
ーラ（３）の成形に応じて移動する帯状素材（１）の先
端の移動軌跡上を移動されるストッパ（９）がその帯状
素材（１）の先端部を支持するようになり、この状態で
上記支持部材（７）による帯状素材の保持力が緩められ
る。すると上記マンドレル（２）が時計方向に回転され
、上記刃部（２Ａ）を形成するための切欠部（２Ｂ）を
上記カッタ（８）による切断部を越えさせて、第３図に
示すように、既に訪げ加工の終了した湾＋ｔＪ＋部ＣＩ
Ａ）に移動させる。このマンドレル（２）の回転の際、
帯状素材はその先端部がストッパ（９）に当接している
のでマンドレル（２）の回転に伴なって移動することが
防止される。ただし、前述したように帯状素層（１）が
バイメタル材から成り、かつその合金側すなわち滑り面
側をマンドレル（２）側としているときには、マンドレ
ル（２）と帯状素材（１）間、並びに帯状素材（］）と
支持部拐（７）間とで摩擦力に大きな差が生じるので、
そのような場合には上記スｌ−ツバ（９）を首略しても
マンドレル（２）の回転に伴なう帯状素Ｊ、Ｊ’（１）
の移動を防止できる。

上記切欠部（２Ｂ）が第３図に示す位置となってマンド
レル（２）の回転が停止すると、再び支持部材（７）に
よる保持力が強化される。この間、−上記成形ローラ（
３）は上記軸芯（０）を中心として連続して回動されて
おり、ひき続き帯状素材の残りの部分の曲げ加工を行な
う。成形ローラ（３）が１回転を越えてカッタ（８）の
位置となると上記切断部より前方の帯状累月は円筒形部
材（１０）となる。この扱、マンドレル（２）が反時引
方向に回転されて上記切欠部（２Ｂ）を成形ローラ（３
）に対向させることにより両者による円筒形部材いＯ）
の挟持力を弱めさせると、ひき続き支持部材（７）が後
退してこれによる円筒形部ｆｌ’（１０）の保持力を解
放する。この状態において、円筒形部材（１０）がマン
ドレル（２）より紙面と垂直な方向に引抜かれ、支持部
材（７）がマンドレル（２）より引抜かれると、このマ
ンドレル（２）および成形ローラ（３）が第１図に示す
位置に復帰される。なお、上記円筒形部材（１０）のマ
ンドレル（２）よりの引抜きは、この状態で行なっても
よい。

この間、上記移送りランパ（５）は、第３図に示す位置
までｆｊＪ断部より後方の帯状素材（１）を後退させて
そこで停止し、移送りランパ（５）が停止すると固定ク
ランパ（４）が帯状素材（１）を把持する。

次に、上記移送りランパ（５）は帯状素材（］）の把持
を解放すると、前記突出長さと一致する量だけ後退して
再びその帯状素材（１）を把持し、他方、固定クランパ
（４）はその把持を解ＩＺする。そして上述したように
マンドレル（２）から円筒形部材（１０）が引抜かれて
マンドレル（２）および成形ローラ（３）が元の位置に
復帰されると、移送りランパ（５）は帯状素材を」＝記
切断後に後退させた分と前述した所定の突出長さ分との
合ｔＩ量だけ前進させ、結果的に、第１図に示すように
、マンドレル（２）と成形ローラ（３）との間から上記
所定量だけ突出させる。以後、上述の作動が繰り返され
て順次円筒形部材自０〕が成形される。

なお、上記実施例において、上述のように帯状素イ旧１
）がバイメタル材の場合等には支持部材（７）による保
持力を変化させることなく一定の状態に維持することが
可能である。

また上述の実施例では固定クランパ（４）と膠送りラン
パ（５）とにより帯状素材（１）をマンドレル（２）と
成形ローラ（３）との間に挿通させる供給手段を構成す
ると同時に、上記刃部（２Ａ）とカッタ（８〕とからな
る切断手段により帯状素材を切断した後、そのｇＪ切断
部り後方の帯状素材を後退させる後退手段を兼ねさせて
いるが、上記供給手段と後退手段とは別個の構成であっ
てもよい。またそれらの手段、或いはマンドレル（２）
を回転させる回転手段や支持部材（７）を含む支持手段
等の具体的構成は必要に応じて適宜の構成を採用できる
し、またそのような具体的構成は本発明の要旨ではない
ので、その説明を召略した。

次に、第４図は本発明の他の実施例で、マンドレル（１
２）に形成した刃部（１２Ａ）および切欠部（１２Ｂ）
を上記実施例とは逆向きとし、かつその切欠部（１２Ｂ
）表面を滑らかな円弧面としている。このような構成で
は、第４図の想像線で示すように切欠部（１２Ｂ）を成
形ローラ（３）に対向させて両者間に帯状素層（１）を
挿通させたら、マンドレル（１２）を反時計方向に回転
させて第４図の実線で示すようにマンドレル（１２）と
成形ローラ（３）とで帯状素層（１）を挟持させること
ができるので、その位置から直ちに成形ローラ（３）に
よる曲げ加工を開始することができ、したがって成形ロ
ーラ（３）の公転を実質的に１回転のみとすることが可
能となる。

ただしカッタ（８）は第４図の成形ローラ（３）の位置
に設ける必要があり、またマンドレル（１２）は、切欠
部（１２Ｆｌ）が前述の実施例とは逆位置なので、上記
成形ローラ（３）の公転を１回転のみとする場合には、
上記刃部（１２Ａ）とカッタ（８）とで帯状素層（ｊ−
）を切断した後に必ずしもその切欠部（１２Ｉ’ｌ）を
湾曲部（ＩＡ）に逃がす必要はない。その他の構成は上
述の実施例と同様である。

なお、上記各実施例において、マンドレル（２）、（１
２）の切欠部（２Ｂ）、（１２Ｂ）を成形ローラ（３）
に対向させて両者間の間隙を拡げる代わりに、成形ロー
ラ（３）をマンドレルの直径方向に進退可能としてこれ
により間隙をＪ広げるようにしてもよい。

以上のように、本発明によれば１つの成形ローうで円筒
形部材の全周を潤油させることができるので構成が簡単
になるとともに、全周に渡って板厚が均一となり、また
円筒形部材の突合せ部分まで成形できるため真円度が良
くなる等の効果を期待することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略正面図、第２図、
第３図はそれぞれ第１図と異なる跋態を示す正面図、第
４図は本発明の他の実施例を示す概略正面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　円筒形のマンドレルとこのマンドレルの外周に
沿って転動する成形ローラとの間に帯状素材を挿通させ
て両者間から上記帯状素材を所定量だけ突出させ、上記
マンドレルの外周に沿う成形ローラの転勤により上記突
出した帯状素材の基部から先端に向けてその一部分を湾
曲させた緩、上記マンドレルの外周面に形成した刃部と
これに係合するカッタとにより上記帯状素材の基部を切
断し、次に上記マンドレルの刃部を、既にマンドレルの
外周面に沿って湾曲された帯状素材の湾曲部に移動させ
、この刃部の存しないマンドレルの外周面と上記成形ロ
ーラとにより上記帯状素材の未湾曲部を湾曲させて円筒
形部材とすることを特徴とする円筒形部材の製造方法。
（２）　　円筒形のマンドレルと、このマンドレルの軸
芯を中心としてその周囲を少なくとも１回転公転可能で
、かつ自転可能な成形ローラと、上記マンドレルと成形
ローラ間に帯状累月の先端部を前進させて挿通させる帯
状累月の供給手段と、マンドレルの外周面に沿って湾曲
される帯状素材の湾曲部外周面に当接され、上記マンド
レルとでその湾曲部を挟持する支持手段と、上記マンド
レルの外周面に形成した刃部とこれに係合するカッタと
を備えて上記帯状累月を切断する切断手段と、上記マン
ドレルをその軸芯を中心として回転させ、その外周面に
形成した刃部を上記帯状素材の湾曲部に移動させる回転
手段と、上記切断手段により切断された後方側の帯状素
材を後退させて上記成形ローラの少なくとも１回転の公
転を可能な状態とする帯状素材の後退手段とを備えるこ
とを特徴とする円筒形部材の製偕装置。