JPS58118634A - 真空密着焼付機におけるシ−トの密着方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、真空密着焼付機におけるシートの密着方法
およびその装置に関するものである。

写真原板の焼き付けに用いられる真空密着焼付機におい
て、その原版および感光板の下方に光源が位置するいわ
ゆる下部光源タイプのものは、その光源の上方に位置す
る透明板上に原版および感光板を位置決め載置し、それ
からその上部にシートを覆い被せた後、それら相互を真
空密着するように構成されている。

すなわち、シートは、通常、シートロールに巻き取られ
ていて、このシートロールが透明板上を回転しつつ移動
することにより、順次繰り廷べられて透明板上に展開さ
れるようになっている。なお、シートロールは、通常、
透明板上の後方側に待機さぜられていて、シートを展開
する時、透明板上をその手前側に向って移動する。これ
は、透明板上における原版および感光板の着脱作業を容
易なものとするためであって、仮りに、シートロールの
待機位置を透明板上の手前側に設定した場合には、その
シートロール越しに原版および感光板の着脱を行なわな
ければならないといった不便を招来するからである。

また、シートを展開した後には、真空密着度を増すため
、押しローラによってシートを透明板側に押し付けて密
着させている。なお、この押しローラは、透明板上をそ
の手前側から後方側に向って転動することによって、シ
ートを透明板側に密着させるように成すことが好ましく
、現にこの方法が採用されている。これは、原版および
感光板が透明板上の手前側にてビン等により位置決めさ
れている関係上、これらに対しその位置決め側すなわち
その手前ａｉ−ら圧接することが、それら相互間のずれ
の発生を防止して、それらを精度良く位置決めする上で
きわめて有効であるからでおる。

原版および感光板が透明板上の手前責にて位置決めされ
ている理由は、その位置決め作業を容易なものとするた
めであって、仮りに、それらを、透明板上の後方側にて
位置決めするように成した場合には、その作業性が悪く
、特に比較的狭い暗室内においては顕著であり、また人
減の原版の着脱が峻しくなるといった問題を招来するか
らである。

このような真空密着焼付機において、シートロールおよ
び押しローラの動きは、関連的に自動制御されている、 従来にあっては、シートロールが透明板の手酌側に完全
に移動してシートの展開を終了してから、透明板の後方
側に待機していた押しローラが透明板の上方に浮上する
上限位置の１１透明板上の手前側に一旦移動し、そして
この押しローラが下降してシートを下方に押し付け、そ
の後この押しローラかその下降位置まま透明板の後方側
に転動してシートを透明板側に密着さ？ている。このよ
うに、シートロールが透明板上の後方側から手酌側に移
動し、それから押しローラが透明板上の後方側からその
手前側を折返点として往復移動することにより、シート
を密着させる。その後は、透明板、原版、感光板および
シートを真空密着させてから、焼付は作業を行なってい
る。

’Ｌかしながら、このようなシートの密着方法によれば
、シートロールが透明板上の手前側に移動したことを待
って、押しローラが始動するため、シートの密着作業に
資する時間は、シートロールの往動時間に押しローラの
往復動時間を加えた比較的長い時間であった。このため
、わずかな時間をも惜まれる製版作業に支障を起たすと
いった問題かあった。

この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、シート
ロールが透明板上の手前側に移動してシートを展開する
とき、これと同時に押しローラを透明板上の手酌側に移
動させることにより、シートロールの往動時間分だけシ
ートの密着作業時間を短縮することかできる真空密着焼
付機におけるシートの密着方法およびその装置を提供す
ることを目的とする。

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

図中符号１は、焼付機本体（以下単に「機本体」という
）を示し、この機本体ｌは第１図中左方がその手前側と
され、同図中右方がその後方側とされている。この機本
体ｌの上部には硝子の透明板２か水平に堆付けられ、ま
た機本体１の内部には透明板２の下方に位置する光源（
図示せず）が備えられている。透明板２上には、原版３
および感元版（生フィルム）４が載置され、これらはビ
ン方式等により透明板２上の手前側にて位置決めされて
いる。このビン方式とは、例えば１個乃至数個のピンを
有する方形の金属板（図示ぎず）をテープなどにより透
明板２上の手前側に一定し、そしてこの釡属板のビンを
、原版３および感光板４に予め設けた孔に嵌め合わせる
ことによって、それらの位置決めを機本体１０手前にて
正電に行なう方法である。

また、機本体１内には、透明板２、原版３、感光板４お
よびこの感光板４を榎う後記するシート５のそれぞれ間
のエアーを抜いて、これらを互いに真空密着させるバキ
ュームレータ（図示忙ず）が儂見られている。

シート５は□、例えば厚さ３１１１程度のズックのゴム
貼りで成り、シートロール６に巻回されていて、その巻
き終り端が透明板２上の後方側に取付けられている。シ
ートロール６０両端は、それぞれ第１のロッド７の上端
相互間に回転自在に支承されている。左右一対の第１の
ロッド７は、機本体１の左右両側にて上下動自在かつ第
１図中左右方向移動自在にガイドされている。

すなわち、各ロッド７のそれぞれは、軸受８に上下動自
在に支持され、そしてそれらの軸受８は、機本体１の両
側部にその前後方向に沿って設けられたガイドレール９
間にローラ１０，１０を介して移動自在にガイドされて
いる。また、各ロッド７の下端部のそれぞれにはガイド
ローラ１１が取付けられ、そしてこれらのガイドローラ
１１は、機本体１０両側部にその前後方向に沿って設け
られた昇降ガイド板１２上に転勤自在に支えられている
。谷昇降ガイド板１２は、その前寄り部分が下方に向く
ように全体的に傾斜させられていると共に、その前端部
が下方・＼折曲され、かつその後端部が上方・＼折曲さ
れていて、シートロール６０前後移動に伴って、それを
昇降させるようになっている。

シートロール６０前後移動は、第１の駆動機構１３によ
って行なわれるようになっている。すなわち、左右一対
のロンドアのそれぞれには、スライドベアリング１４を
介して連結ブロック１５が上下動自在に嵌め合わされて
いる。そして、各連結ブロック１５は、それぞれ個別の
リング状の第１のチェーン１６０所定箇所に連結され、
これら各第１のチェーン１６のそれぞれは、機本体１の
左、右の側部において互いに対称的となるように、左右
一対の３つのスプロケット１７，１８．１９間に架は渡
されている。各片側３つのスプロケット１７，１８．１
９のうちの２つのスプロケット１７．１８は、機本体１
の後方側にて上下に配備され、そして、その上側のスプ
ロケット１７と閤じ高さに位置するように、他の１つの
スプロケット１９が機本体１の前方側にて配備されてい
る。

したがって、スプロケット１７．１９間におけるチェー
ン１６の部分は水平とされている。機本体１の両側にお
けるスプロケット１８同士は、水平の第１の駆動シャフ
ト２０によって連結され、そしてこの駆動シャフト２０
は、可逆転のギャードモータ（図示虻ず）により正転ま
たは逆転駆動されるようになっている。

また、シートロール６の内部には、それ自身をシート５
０巻き取り方向、すなわち矢印Ａ方向に付勢するスプリ
ング（図示ぜず）が備えられている。

いて、その両端は、シートロール６の後方にて、それぞ
れ第２０ロツド２２の上端相互間に回転自在に支承され
ている。左右一対の第２のロッド７は、前述したシート
ロール６と同様に、軸受２３とローラ２４，２４を介し
て対応するガイドレール９間に上下動自在かつ繭後方向
移動自在に保持され、またそれらの下端かガイドローラ
２５を介して対応する昇降ガイド板１２上に移動自在に
支えられている。

押しローラ２１のｗｆ値移動は、第２の駆動機構２６に
よって行なわれるようになっている。すなわち、左右一
対のロッド２２のそれぞれには、スライドベアリング２
７を介して連結ブロック２８か上下動自在に嵌め合わさ
れている。そして、各連結ブロック２８は、それぞれ個
別のリング状の第２のチェーン２９０所定箇所に連結さ
れ、これら各第２のチェーン２９のそれぞれは、機本体
１の左、右側部において互いに対称的となるように、左
右一対の２つのスプロケツ）３０．３１間に呆は渡され
ている。各片ｇ＠２つのスプロケット３０゜３１は、機
本体１０手前側と後方側にて、同じ高さに位置するよう
に配備されている。したがって、スプロケッ）３０．３
１間におけるチェー／２９の部分は水平とされている。

機本体１０両側におけるスプロケット１８同士は、水平
の第２の駆動シャフト３２によって連結され、この駆動
シャフト３２１ｉ、インダクションクラッチ入りのモー
タ（図示ぜず）に連結されている。そして、この駆動シ
ャフト３２は、上記モータにより第１図中時計方向に回
転駆動され、またその第１図中反時計方向への回転がフ
リーな状態とされている。

前記第１１第２のロッド７．２２の相互間には、連結機
構３３が儂見られている。すなわち、第１゜第２のロッ
ド７．２２のそれぞれには、互いの対向方向に延出する
第１、第２の連結アーム３４゜３５が固定され、そして
第１の連結アーム３４の先端には、上方に開口する凹部
３６が設けられ、他方、第２の連結アーム３５の先端に
は、凹部３６に対して上方から合致する連結ビン３７が
設けられている。また、第２の連結アーム３５と連結ブ
ロック２８との間には圧縮スプリング３８が介在されて
いる。このスプリング３８は、第２の連結アーム３５と
共に第２０ロツド２２を常に下方に付勢している。

以上のように構成された装置は、シートの密着作業を自
動的に行なう。そこで、次に、そのシートの密着作業に
ついて、その作業順序に従って説明する。

まず、原版３および感光板４を透明板２上に載置して、
それらを透明板２上の手前側にて位置決めするか、その
際には、シートロール６および押しローラ２１を第１図
に示すように後方１１１１に待機させておく。このとき
、第２のロッド２２のガイドローラ２５が昇降ガイド板
１２の後方部分に乗り上がっていて、連結機＠３３にお
ける凹部３６と連結ビン３７が互い合致している。そし
て、押しローラ２１は、シート５め上方に離間する上限
位置に保持されている。そして、透明板２に対する原版
３および感光板４の位置決めか終了すると、第１の駆動
機構１３が第１のチェーン１６を第１図中座回り方向に
送る。このことにより、第１のロッド７か手前側に移動
し、またこれに追従して、第２のロッド１７が連結機構
３３を介して第１のロンドア側に支えられた上限位置の
まま手前側に移動する。このとき、第２のチェーン２９
は第１図中座回り方向に空送りされる。

したがって、押しローラ２１はａ実にシートロール６に
追従して手前側に移動し、そして同時にシートロール６
がシート５を順次展開する。その際、シートロール６は
、昇降ガイド板１２の傾糾度合に応じて徐々に下降する
。この下降程度は、シートロール６から放出されるシー
ト５の量によって変化するそのシートロール６自身の外
径寸法に対応させられている。このことにより、シート
ロール６は、透明板２側に対して一定の高さ位置からシ
ート５を展開し、そしてその展開されたシート５と透明
板２側との間に大きな隙間が生じることを回避している
。また、このシートロール６の若干の下降に伴って押し
ローラ２１も一体的に下降するが、しかしこの押しロー
２２１は、依然としてシート５の上方に離間した１１移
動する。

そして、シートロール６が押しローラ２１と共に、手前
側・＼の移動限位置に到達すると、第３図に示すように
、第１のロッド７のガイドローラ１１が、昇降ガイド板
１２の手前側部分上に位置して、シートロール６が犬き
く下降する・。このため、連結機＠３３における凹部３
６と連結ビン３７の連結が外れ、押しローラ２１がシー
ト５に接するまで下降する。そして、この下限位置の押
しローラ２１は、その自重およびスプリング３８の力に
よってシート５の上面に圧接する。

その後、今度は、第２の駆動機＃４２６が、第２のチェ
ーン２９を第３図中布回り方向に送る。したがって、押
しローラ２１のみがシート５の上面に圧接して転動しつ
つ後方側に復動する。ゆえに、加圧によるシート５の密
着がなされる。

そして、押しローラ２′１が後方側の元の待ｆ！８ＬＩ
Ｚ置まで復帰した時点で、透明板２、原版３、感光板４
およびシート５の相互間の真′ｇ！密着がなされ、それ
から実際の焼付は作業が行なわれる。

そして、この焼付は作業か終了すると、第１の駆動機１
１１１３が、第１のチェーン１６を前述の場合と反対に
第３図中古回り方向に送る。このことにより、シートロ
ール６が昇降ガイド板１２の傾桝度合に応じて上昇しな
がら後方側に復動する。

このとき、シートロール６は、内蔵しているスプリング
の力によって、シート５を巻き戻しながら復動する。

そして、シートロール６か後方側の元の待機ｄ置まで復
帰すると、連結機構３３における連結ビン３７か、第１
の連結アーム３４の先端の傾斜面にガイドされつつ凹部
３６内に嵌入する。

したかって、シートロール６および押シローラ２１は、
栴び元の待機位置に復帰する。

その後は、原版３および感光板４を置き換えて、同様の
動作を繰り返す。

ところで、シート５を展開してから透明板２１１１１に
押し付けて密着させるまでに要する作業時間は、シート
ロール６と押しロー２２１が同時に手前側に往動する時
間と、その押しローラ２１が後方側に復動する時間とを
加えた時間である。これは、単なる押しロー−）２１の
往復動時間に相当するきわめて短い時間であ−る。

なお、押しロー２２１が往動するときにそれを上限位置
とするための構成、および押し口＝２２１が復動すると
きＫそれを下限位置とするための構成は、何ら上記実施
例に限定されず、いわゆるガイド機構として適宜設計変
更が可能である。

以上説明したように、この発明に休る真空密着焼付機に
おけるシートの密着方法および装置によれば、レートロ
ールと押し四−ラとを同時に往動させるので、従来の方
法に比して、シートロールの往動時間分だけシートの密
着作業時間を短縮することができ、したがって、わずか
な時間をも惜まれる製版作業においてきわめて好適であ
る。また、シートロールと押しローラとを、連結機構に
よって互いに連結し、そしぞこれらを一括して往動させ
る構成であるから、確かにそれらを同時に往動させるこ
とができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明によるシートの誓着装置の一実施例を示
し、第１図は待機状態における概略側面図、第２図は置
部の概略正面図、第３図はシートの展開終了時点におけ
る概略側面図である。 １・・・機本体、２・・・透明板、３・・・原版、４・
・・ｇ元版、５・・・シート、６・・・シートロール、
１３・・・第１の駆動機構、２１・・・押しローラ、２
６・・・第２の駆動機構、３３・・・連結機構。 出願人　株式会社　キタムラ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　原版および感光版が真空密着される透明板上
   にシートを展開させて密着させるにあたり、一端部を機
   本体後方側に取付けられたシートが巻回されたシートロ
   ールおよび上限位置にある押しローラを前記透明板上に
   て機本体後方側から前方側に同時に移動させることによ
   り、前記シートを前記透明板上に展開さぜ、そして前記
   押しローラを下降さ？て前記シートに押し付けた後機本
   体前方側から後方側に転勤さぜなから移動させることに
   より。 前記シートを前記透明板側に密着させることを特徴とす
   る真空密層焼付機におけるシートの密着力　３゜法。
2. （２）一端部を機本体後方側に取付けられたシートか巻
   回されたシートロールと、押しローラを、原版および感
   光版が真空密着される透明板の上方に備えてなる真空密
   着焼付機におけるシートの密着装置において、前記シー
   トロールを前記透明板上の機本体前方側と後方側との間
   にて往復動させる第１の駆動機構と、前記押しローラが
   機本体後方側から前方側に往動するとき該押しローラを
   上限位置にてガイドしかつ該押しローラが機本体前方側
   から後方側に復動するとき該押しローラを前記シートに
   圧接させる一下限位置にてガイドするガイド機構と、前
   記シートロールが機本体後方側から前方側に往動すると
   き該シートロールと前記押しローラとを連結して該押し
   ローラを前記シートロールに追従して往動さする連結機
   構と、前記押しローラを機本体前方側から後方側に復動
   させる第２′″の駆動機構とを具備して々ることを特徴
   とする真空密着焼付機におけるシートの密着装置。