JPS58118370A - 歯付伝動ブ−リ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は４サイクル内燃機関のカムシャフト駆動等に用
いられる、調時伝動機構の伝動プーリに関するものであ
る。

従来前記伝動プーリは、鋳造あるいは焼結成形により製
造されていたが、近年その重量軽減やコストの低減を図
るために鋼板等の金属板のプレス加工により前記伝動プ
ーリを形成する技術手段が独々提案されている。ところ
がそれらは何れも精度や強度ｊが十分でなく、また製作
が面倒である等の理由により実用化に乏しがった。

そこで本発明は精度および強度が高く、しかも製作が容
易で廉価な伝動プーリを得ることを生な目的とするもの
である。

以下、図面により本発明の１実施例について説明する。

本発明伝動プーリは、それぞれ別々に形成されるディス
クプレートＤ、歯付リングＲおよびボスＢの三者を一体
に結合して構成されており、以下にそれらの具体的構成
について説明する。

前記ディスクプレートＤは鋼板等の金属板のプレス成形
により形成されるもので、盤状のディスク主体部１の外
周を略直角に屈曲して短円筒状のリング受部２が一体に
成形され、またその内周を略直角に屈曲してボス受部３
が一体成形される。

前記リング受部２の外周面には、周方向に等間隔をあけ
て多数の円弧状をなす係合凹部４，４・・が成形される
。

前記歯付リングＲは、鋼板等の金属板よりなる帯状板に
より形成されるもので、すなわち該帯状板の外面にその
長手方向に等間隔をあけて多数の断面Ｕ字状をなす歯溝
５，５・・が成形されると同時にその内面に同じ（その
長手方向に等間隔をあけて多数の円弧状をなす係合凸部
６，６・・が成形される。その後帯状板はリング状に巻
回され、それ両遊端が衝合溶接される。

また前記歯付リングＲの円弧状係合凸部６〜智Ｎには、
第４図に示すようにその周方向に間隔をあけて内側に切
り起こされる複数個のストッパ片１．７・・が起立形成
される。

而して前述のように形成される歯付リングＲは、前記デ
ィスクプレートＤのリング受部２に密に嵌合され、その
複数個の係合凸部６，６・・は、リング受部２の複数個
の係合凹部４，４・・にそれぞれ係合される。また前記
ストッパ片７，７・・はディスクプレートＤの外周部−
側面に形成される係止面８に係合して歯付リングＲのデ
ィスクプレートＤに対する軸方向の位置決めがなされる
。ディスクプレートＤと、歯付リングＲとは、ろう付け
、スポット溶接、シーム溶接、それらの併用またはその
他の機械的結合手段によって一体に結合される。

前記ボスＢは軸孔９を有する、金属製中空円筒体により
形成されて、前記ディスクグレートＤのボス受部３に密
に嵌合され、それらは通常の結合手段によって強固に結
合される。

以上のように構成される伝動プーリは、そのボスＢの軸
孔９に回転軸を挿通連結し、また歯付リングＲの歯溝５
，５・・に図示しないタイミングベルト内面の歯を係合
して該ベルｉ伝動プーリに懸回し、駆動軸の回転力をタ
イミングベルトに伝達し、あるいはタイミングベルトの
回転力を伝動プーリに伝達する。

第６図には、歯付リングＲをディスクプレートＤのリン
グ受部２にかしめにより結合した場合の一例が示される
。この例では歯付リングＲの係合凸部６　”Ｑ％”！ｌ
に、かしめ舌片１０を内方に向けて切り起こし、一方デ
ィスクプレートＤのリング受部２の係合凹部４にスリッ
ト１１を穿設し、ディスクプレートＤと歯付リングＲと
の嵌合時に、がしめ舌片１０をスリット１１に差込んで
そこにかしめることにより、ディスクプレートＤに歯付
リングＲを結合することができる。

以上のように本発明によれば、伝動プーリの主体部であ
るディスクプレートＤおよび歯付リングＲを何れも鋼板
等の金属板により形成したので、従来の鋳造あるいは焼
結により形成される伝動プーリに比べてきわめて軽量、
かつ廉価に提供することができ、特に前記ディスクプレ
ートＤは、その外周に歯付リングＲを纏着嵌合するため
のリング受部２を、またその内周にボスＢを嵌着結合す
るボス受部３を一体に屈曲形成したので、強度増を図る
ことができるとともにボス受部３にボスＢを嵌合固着す
るのみで伝動プーリのボス部を簡単な作業で形成するこ
とができ、また前記歯付リングＲは、その外周にタイミ
ングベルトの歯と係合する多数の歯溝５，５・・が、ま
たその内周面にリング受部２と係合する係合凸部６がそ
れぞれ形成されるので、強度が高く、変形することのな
い、伝動プーリの歯を精確に形成することができ、前記
実施例のように断面Ｕ字状の歯溝５，５・・でも難な（
高精度に形成することができる。

さらにディスクプレートＤのリング受部２と歯付リング
Ｒの何れか一方にストッパ片７，７・・を、またその他
方にそのストッパ片７，７・・を係止する係止面８を形
成し、歯付リングＲの、ディスクプレートＤに対する軸
方向の位置決めを行うようにしたので、ディスクプレー
トＤと歯付リングＲとは他の部材に依ることなく、それ
らの高い組立精度を得ることができ、全体として各部の
強度が犬でしかも高精度の歯付伝動プーリを廉価に提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明歯付伝動プーリの分解斜視図、第２図は
その正面図、第３図は第２図■−■線断面図、第４図は
歯付リングの一部の拡大斜視図、第５図は第２図の一部
拡大図、第６図はディスクプレートと歯付リングとのか
しめによる結合状態を示す一部斜視図である。 Ｂ・・・ボス、Ｄ・・・ディスクプレート、Ｒ・・・歯
付リング、１・・・ディスク主体部、２・・・リング受
部、３・・・ボス受部、５・・・歯溝、６・・・係合凸
部、７・・・ストッパ片、８・・・係止面 第６図 ｐ 手続補正書（醪） 昭和５７年２月１６日 特許庁長官　島　１）春　樹　　殿 １、事件の表示 昭和５７年　特　願第１１２８−グ ２、　＠　ｑ　（７）　９“　、□ヶ。ｊ−ＩＪ３、補
正をする者 事件との関係　　特許出願人 名　称　　（５３２）　　本田技研工業株式会社（外１
名） 電話東京５４３−５８７３ ５、油止の対象 補正の内容 １゜明細書第５頁第１〜２行の ・・・、「それ両遊端」・・・・・とあるな、　　　−
・・・、「その両遊端」・・・・・・に削正する。 ２、明細書第７頁第５行の ・・・「結合することができる。」の後に下記文を加入
する。 記 「筆７図には本発明プーリの変型例が示される、この変
型例ではディスクプレートＤは、盤状のディスク主体部
１の外筒と内周とに回り回に略丙角にリング受部２とホ
ス受部３とを屈曲成形し−（構成され、リング受部２に
歯付リングＲか嵌合固着され、ホス受部３にボスＢが同
合固着されろ。歯付リングＲの係合凸部６に切り起され
る＋ｉ数個のストツー・ｒ、７・・・は、ディスク主体
部１の外周部−’１１４１１面に形成される係１ト而８
に１糸合さ］Ｉる、。 また歯付リングＲに形成されるストッパ片７゜７・・は
、前述のように歯付リングＲの係合凸部６（・こ切り起
して形成する代りに第８．９図に示すようにポンチ加工
により膨出形成するようにしてもよい。１ ３゜明細書第９頁第７行の ・　１斜視図である。」とあるな、 ・［斜視図、第７図は本発明プーリの変型例で前記第３
図と同じ断面図、第８，９図は歯付リングの変型例で、
第８図は前記第４図と同じ斜視図、第９図は、第８（９
）ＩＸ−ＩＸ線断面図である。 １、図面第７．８．９図を別紙の通り加入する。 ５、丸＋＋ｍ精器工業株式会社の委任状を別紙の通りｔ
山元する。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. それぞれ別個に形成されるディスクプレート（Ｄ）、歯
   付リング（Ｒ）およびボス（Ｂ）の三者を一体に結合し
   て構成される歯付伝動プーリにおいて、前記ディスクプ
   レート（Ｄ）は一枚の金属板により形成されて盤状のデ
   ィスク生体部（１）と、このディスク主体部（１）の外
   周に一体に屈曲形成されて前記歯付リング（Ｒ）を纏着
   結合するためのリング受部（２）と、前記ディスク生体
   部（１）の内周に一体に屈曲形成されて前記ボス（Ｂ）
   を嵌着結合するボス受部（３）とを有し、また前記歯付
   リング（Ｒ）は、その外周面に、周方向に等間隔を存し
   て形成される多数の歯溝（５，５・・）と、その内周面
   に前記リング受部（２）と係合する多数の係合凸部（６
   ）とを有し、さらに前記ディスクプレート（Ｄ）のリン
   グ受部（２）と歯付リング（７？）の何れか一方にスト
   ツノ（片（７，７・・）を、またその他方にそのストツ
   ノζ片（７，７・・）な係止する係止面（８）を形成し
   、前記歯付リング（Ｒ）の、ディスクプレート（Ｄ）に
   対する軸方向の位置決めを行うようにした歯付伝動プー
   リ。