JPS58116678A - 浮遊性動物細胞の培養法およびその装置 - Google Patents

浮遊性動物細胞の培養法およびその装置

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JPS58116678A
JPS58116678A JP21002081A JP21002081A JPS58116678A JP S58116678 A JPS58116678 A JP S58116678A JP 21002081 A JP21002081 A JP 21002081A JP 21002081 A JP21002081 A JP 21002081A JP S58116678 A JPS58116678 A JP S58116678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
culture
cell
permeable membrane
partial pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP21002081A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shimazaki
島崎 孝二
Motohiko Hikima
引馬 基彦
Tsuguo Suzuki
鈴木 紹夫
Wataru Nakamatsu
亘 中松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は浮遊性動物細胞の培養法およびその装置に関す
る。
近年、動物細胞を液体培地に培養して該動物細胞が生産
するインターフェロン等の有用な生産物を得ようとする
試みがなされている。浮遊性動物細胞の培養において、
溶存酸素分圧およびPHを調整する目的で酸素、窒素、
炭酸ガス等を供給する場合、従来はこれらガスを培養液
上面に放出することによって行なっていた。しかし、こ
の方法によると、ガスの使用量、とりわけ空気以外のガ
スの使用量が多大となるばかりでなく、培養槽上部の気
相部分の容積が大きい場合には応答が遅くなるという欠
点がある。そのため、該気相部分に混合翼を設けたり、
気相部分の容積を小さくするように配慮する必要がある
。しかし、従来法では培養液の液深を最以上にすること
ができず、十分な改良を行々うことは極めて困難であっ
た。
本発明は、このようt欠点を解消した浮遊性動物細胞の
培養法およびその装置の提供を目的とするものである。
まず第1に本発明は、浮遊性動物細胞を培養するにあた
り、培養液上面よすPH調整用ガスを含む空気を導入す
ると共に、培養液中にガス透過膜を介して溶存酸素分圧
を調整するだめのガスを供給することを特徴とする浮遊
性動物細胞の培養法である。また、本発明は攪拌手段を
備えた培養槽、該培養槽上部に設けた通気口と排気口、
培養槽内であって培養液面よりも下方の位置に設けた管
状ガス透過膜、該ガス透過膜の一端と連通ずるガス供給
口および該ガス透過膜の他端と連通ずるガス排出口を備
えた浮遊性動物細胞の培養装置に関する。
本発明に使用できる浮遊性動物細胞については特に制限
がなく、たとえばウィルストランスフオームもしくは非
トランスフオームTcell型リンパ芽球細胞、Bce
月型リンパ芽球様細胞等のリンパ芽球様細胞;赤芽球系
細胞;骨髄腫細胞など種々のものを任意に用いることが
できる。
また、これら浮遊性動物細胞を培養する培地としては通
常用いられるものを任意に使用でき、たとえばE −M
EM (Ea、gle’s minimum esse
ntj、a]medj、um ) 、 D −MEM 
(Dulbecco modifj、、ed Eagl
e’smj、nj、mum essential me
dj、um ) + RPMI 1640(Roswe
ll−Park Memorial In、5titu
te 1640 ) +RITC55−9培地(前記R
PMI ] 640を改変して無血清状態で細胞生育を
可能にしたもの)などがある。
本発明では上記浮遊性動物細胞を培養するにあたり、必
要な酸素の大部分を培養液上面の気相部分に放出するこ
とによって供給する。通常は、炭酸がス等のPH調整用
ガスを含む空気を導入する。
この気相部分への通気は連続的に適量を流すことにより
行なうことが好ましく、通常は張り込み液量に対して’
/10−1/1 vvmの範囲で通気する。
一方、培養液中には溶存酸素分圧を調整するだめに酸素
、窒素等のガスを供給するが、これらガスはガス透過膜
を介して供給する。こ\でガス透過膜としては、たとえ
ば透過係数が酸素については/ X / 0−8b X
 / 0−8cc(STP)・mm/C1nz・sec
、・Torr。
炭酸ガスについてはb X / 0−8−3 X / 
0−7cc(STP)・mm / cm2・St1’I
C,・Torr程度のものを目安として選定すべきであ
る。一般的にはシリコーンのほかテフロン、エチルセル
ロース、ホリブタジエンナトカこの条件を満足するもの
として用いられる。捷た、このガス透過膜は後記するよ
うに管状体として用いられ、その一端はガス供給口と、
他端はガス排出口とそれぞれ連通させた状態として使用
する。
PH調整用ガスは、溶存酸素分圧調整用ガスと同様に、
培養液に対し直接供給することが好ましい。
その場合、両者はそれぞれ独立したガス透過膜から供給
することが一層望ましい。
第1図は本発明の培養装置の実施例を示したものである
。この図面によシ本発明の培養装置を説明すると、培養
槽1は攪拌手段2を備えているも 5− のである。この培養槽1の上部には培養液」二面の気相
部分に空気を放出するための通気口3および空気を排出
するだめの排気口4が設けである。また、該培養槽1に
培養液を張り込んだ場合に、培養液面よりも下方の位置
となるところに管状のガス透過膜5を設置し、かつ該ガ
ス透過膜の一端と連通するガス供給口6および該ガス透
過膜の他端と連通ずるガス排出ロアがそれぞれ取付けで
ある。
なお、ガス透過膜5は、図示しだように、溶存酸素分圧
調整用ガスの供給ラインとPH調整用ガスの供給ライン
を別々に設け、それぞれ独立させることが好ましい。ま
た、培養槽には溶存酸素分圧やPHを検知するだめの機
器を設置し、ガス供給ラインと接続することにより、ガ
ス供給量を自動制御することが望ましい。
本発明の培養装置において培養槽1.攪拌手段2、ガス
透過膜5等は使用目的を考慮して適当な寸法、能力を有
するものを選択すればよいが、培養槽については通常、
容量が5−1000t、好ましくは20−1001程度
のものを使用する。
培養槽の料質としてはステンレス鋼、ガラス、プラスチ
ックなどの耐食性の良好なものが好捷しい。
本発明では、浮遊性動物細胞を培養するにあたり、必要
な酸素の大部分を気相部分に放出することによって供給
し、培養液の溶存酸素分圧を調整するだめのガスは独立
してガス透過膜を介して供給するため、従来の上面通気
法と比較すると応答が速くなり、効率のよい培養を行な
うことができる。しかも、溶存酸素分圧やPHを調整す
るために用いるガスの使用量を従来法と比較して9θ数
%程度も減少させることができるだめ、装置の大型化を
図ることが可能である。さらに、本発明によれば培養液
の液深を約乞程度まで大きくできるので、大量培養に適
している。また、ガス透過膜を使用することにより培養
液へのガスの供給を有効に行なえるため、攪拌数を低減
でき、その結果従来法よりも細胞の損傷が少ないことも
本発明の特色の7つである。
次に、本発明の実施例を示す。
対照例/ ヒトM帯面978球由来リンパ芽 RITC55−9培地10tVC細胞を/−2×705
個/meになるように懸濁し、全容30tのステンレス
製培養槽にて攪拌速度ろOrpmで培養を行なった。
なお、この場合該培養槽上面に炭酸ガスを含む空気を’
/2 vvm流すことにより酸素の供給とPH調節を行
なった。このときの培養時間と生細胞数および溶存酸素
分圧の関係を第2図に示す。
対照例λ 対照例/に示す細胞,培地,培養槽および培養方法を用
いて培地を201にして培養した。捷だ、培養槽」二面
には同様に炭酸ガスを含む空気を’/2 vvm流して
酸素の供給を行なった。
培養液中の溶存酸素分圧が0.02気圧以下となった時
点で空気中に純酸素を最高50%まで混入し、溶存酸素
分圧を制御したが、培養31目で酸素不足となり、細胞
の大半が死滅した。対照例/と同様に行なった測定結果
を第2図に示す。
実施例/ 対照例氾に示す培養において、培養槽底部にシリコーン
チューブ(外径2闘,内径7mmf,長さ70m)を培
養槽内壁に沿ってコイル状に導入した。培養槽上面に炭
酸ガスを含む空気を’/2 vvmの割合で流して酸素
供給を行なった。一方培養液中の溶存酸素分圧が0.0
 、2気圧以下となった時点から前記シリコーンチュー
ブ内に純酸素を脩o□ vvmの割合で流すことにより
溶存酸素分圧を制御したところ、対照例/と同等の細胞
増殖が認められた。
対照例/と同様に行なった測定結果を第2図に示す。
実施例λ 実施例/に示す培養において、培養槽上面には空気のみ
を流し、培養液のPH調節はシリコーンチューブを介し
て炭酸ガスを供給することにより行なったこと以外は実
施例/と同様に行なった。
その結果、炭酸ガスが入りはじめて培養液のPI]が設
定値に達するまでの時間が、実施例/の場合は70分で
あったのに対し、本例では僅か2−3分となり、制御性
の向上が認められた。
【図面の簡単な説明】
 9 − 第1図は本発明の培養装置の実施例の説明図であり、第
Ω図は細胞の培養時間と生細胞数ならびに溶存酸素分圧
との関係を示すグラフである。 特許出願人 味の素株式会社 代 理 人 弁理士久保1)藤 部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 浮遊性動物細胞を培養するにあたり、培養液上面
    よりPH調整用ガスを含む空気を導入すると共に、培養
    液にガス透過膜を介して溶存酸素分圧調整用ガスを供給
    することを特徴とする浮遊性動物細胞の培養方法。 2 溶存酸素分圧調整用ガスおよびPH調整用ガスをガ
    ス透過膜を介して培養液に供給する特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 3 溶存酸素分圧調整用ガスとPH調整用ガスをそれぞ
    れ独立したラインから供給する特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 4、 攪拌手段を備えた培養槽、該培養槽上部に設けた
    通気口と排気口、培養槽内であって培養液面よシも下方
    の位置に設けた管状ガス透過膜、該ガス透過膜の一端と
    連通ずるガス供給口および該ガス透過膜の他端と連通す
    るガス排出口を備えだ浮遊性動物細胞の培養装置。 5 管状ガス透過膜、ガス供給口およびガス排出口をそ
    れぞれ2組設けた特許請求の範囲第9項記載の装置。
JP21002081A 1981-12-28 1981-12-28 浮遊性動物細胞の培養法およびその装置 Pending JPS58116678A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60234580A (ja) * 1984-05-09 1985-11-21 Hitachi Ltd 動物細胞培養方法
WO1987003615A3 (fr) * 1985-12-14 1987-11-19 Ivan Sekoulov Procede pour fournir de l'oxygene a partir d'une installation de fermentation et dispositif permettant la mise en oeuvre du procede
RU2709531C2 (ru) * 2010-05-28 2019-12-18 Ф. Хоффманн-Ля Рош Аг Способ культивирования одиночной в-клетки

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