JPS5811634B2 - 電子楽器のポルタメント装置 - Google Patents

電子楽器のポルタメント装置

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JPS5811634B2
JPS5811634B2 JP52041106A JP4110677A JPS5811634B2 JP S5811634 B2 JPS5811634 B2 JP S5811634B2 JP 52041106 A JP52041106 A JP 52041106A JP 4110677 A JP4110677 A JP 4110677A JP S5811634 B2 JPS5811634 B2 JP S5811634B2
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JP
Japan
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voltage
circuit
portamento
pulse train
electronic musical
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JP52041106A
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杉浦敏夫
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Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は押鍵に対応する音高電圧によって発振周波数
が制御される電圧制御型発振器を有する電子楽器のポル
タメント装置に関する。
シンセサイザのような電子楽器は第1図に示すように電
圧制御型発振器(以下vCOと略称する)1、電圧制御
型フィルタ(以下VCFと略称する)2、電圧制御型増
幅器(以下VCAと略称する)3、それぞれVCOl
、VCF2 、VCA3を制御する制御波形発生器(以
下EGと略称する)4゜5.6、それらを制御する複数
の制御電圧を発生する制御電圧発生回路7、及び押鍵に
対応して音高電圧KV及び押鍵信号KONを発する鍵盤
回路8とから構成され、鍵盤回路8からの押鍵に対応し
た音高電圧KVGこよってVCOlの発振周波数を制御
して、鍵に対応した音高の音源信号を得ると共に、押鍵
信号KOHによってEG4,5,6から発生される制御
波形によって音色形成及びエンベロープ形成等がなされ
て出力端子9に出力される。
この出力信号をメインアンプを介してスピーカによって
発音せしめるものである。
このような電子楽器において、ポルタメント効果を゛付
与するためには従来は第1図に示すように可変抵抗VR
とコンデンサCよりなる積分回路を音高電圧KVの供給
回路に挿入し、可変抵抗VRと並列にスイッチSを設け
ていた。
このスイッチSを閉じておけば第2図イは示すような音
高電圧KVがそのままVCOlに加わり、直ちに押鍵ζ
こ対応する音高の音源信号を発振せしめ、ポルタメント
効果は付与されないか、スイッチSを開いておくと、押
鍵による音高電圧か可変抵抗VRとコンデンサCによる
時定数でコンデンサCに充電され、その出力電圧KV’
は第2図印こ示すように変化し、この電圧KV’によっ
てVCOlを制御するため、その発振周波数は除々に変
化して押鍵に対応する周波数に達し、ポルタメント効果
が付与される。
可変抵抗VRを可変することによって第2図口に一点鎖
線及び二点鎖線で示すようにポルタメントスピードが変
化する。
しかしなから、このような従来のポルタメント回路にお
ける音高電圧の変化は第2図口に示すように初期に速く
、除々に遅くなり、音高電圧とVCOlの発振周波数と
の関係から聴感上好ましくなかった。
また、その変化は単調であり、さらにポルタメント効果
ばかりでなくグリツサンド効果を付与したい場合には別
の装置を設けなければならなかった。
この発明は上記のような点に鑑みてなされたものであっ
て、第2図ハに示すような指数的に変化する聴感上好ま
しい音高電圧の変化を得られるようにすると共に、複雑
な変化をも得られるようにし、さらにグリツサンド効果
を付与することも可能なポルタメント装置を提供するも
のである。
以下添付図面の実施例によってこの発明を説明する。
第3図はこの発明の一実施例を示すブロック回路図であ
り、押鍵に対応する音高電圧KV’をゲート回路10を
介して電圧保持回路11に印加し、その出力電圧によっ
てVOClを制御する。
電圧保持回路11は印加される電圧に対して所定の時定
数をもってその値に達するように出力を変化し、その出
力値を保持する例えば積分回路のような回路である。
ゲート回路10はパルス列信号発生回路12によって発
生されるパルス列信号によってゲート制御され、パルス
到来時のみオンして音高電圧KVを電圧保持回路11に
印加する。
パルス列信舟発生回路12はVCOl3とその発振周波
数で一定パルス幅のパルス列信号を成形するパルス幅形
成回路14からなり、VCOl3は押鍵トリガ信号KO
N’により所定の時定数で変化する電圧を発生するポル
タメントスピード制御回路15の出力電圧によってその
発振周波数を制御される。
したがって、VCOl3の発振周波数か押鍵トリガ信号
KON’の印加時、すなわち押鍵開始時から次第に高く
なるように制御すれば第4図に示すようにパルス列信号
Pは一定のパルス幅で、時間と共にその間隔か短かくな
るため、電圧保持回路11の出力電圧は第4図の曲線イ
のように変化し、パルス幅を狭く設定し、その周波数を
高くすれば曲線口のように初期には変化が少なく、次第
に変化か大きくなる滑らかな変化特性が得られ、第2図
ハに示したような制御電圧となるため、聴感上好ましい
ポルタメント効果を付与することができる。
VCOl3の発振周波数を低くすれば第4図の曲線イの
ように階段状の制御電圧か得られるのでこれによってグ
リツサンド効果を付与することもできる。
次に本発明のさらに具体的実施例を第5図(こよって説
明する。
同図中第3図の各)宅ツクOこ相当する部分は二点鎖線
で囲んで同一の符号を付しである。
10′は第3図におけるゲート回路10を構成するFE
Tであり、そのゲートに接続されたダイオードD1が非
導通となったときにはオンとなるようOこ抵抗R1を介
して順バイアスされている。
電圧保持回路11は抵抗R2とコンデンサC0による積
分回路で構成されているが、抵抗R2はFET10’の
入力側に接続されていても、あるいはFET10’の内
部抵抗を利用してもよい。
OPl、OF2はバッファアンプであり、コンデンサC
1の保持電圧かバッファアンプOP2を介してインピー
ダンス変換され、VCOlの発振周波数制御電圧となる
VCOl3は第6図Aに示すような矩形波信号を@点に
出力し、一方パルス幅成形回路14のトランジスタTR
,はそのコレクタに抵抗R3を介して+15Vか、エミ
ッタに一15Vが印加され、ベースは+15Vの電源に
よって抵抗R4及びダイオードD2を介して順バイアス
され、常時はオンしている。
@点の矩形波信号かコンデンサC2によって微分されて
0点には第6図Bに示すような微分波形信号が現われ、
その負のパルスの期間のみダイオードD2が非導通とな
り、トランジスタTR1もオフとなって0点には第6図
Cに示すようなパルス列信号か得られる。
破線で示すようにコンデンサC2より容量の小さいコン
デンサC3を接続すると、パルス列信号のパルス幅はコ
ンデンサC3によって決まり、狭くなる。
0点のパルス列信号か抵抗R5を介してダイオードD1
の負極に加わるため、パルス到来時のみダイオードD1
が非導通となり、バッファアンプOP1の出力電圧か抵
抗R1を介してゲートに導かれ、FET10′がオンす
る。
16はポルタメントオン・オフ制御回路であって、ポル
タメントスイッチS1をOFFにするとトランジスタT
R2は抵抗R6によって順バイアスされてオンし、0点
はトランジスタTR2のエミッタ・コレクタ間及びダイ
オードD3を介して接地され、このとき−15Vが抵抗
R75RBによって分圧され@点に現われ、VCOl3
の発振周波数を非常に高くなるように制御する。
したがって、このとき0点のパルス列信号は非常に高い
周波数となり、FET10’が非常に短かい間隔でオン
オフされるので、抵抗R2を充分小さく選んでおけば、
音高電EKVか加わると、短時間でコンデンサC1か充
電され、その出力電圧変化は第7図イのようになり、こ
の電圧によってVCOlを制御しても、聴感上全くポル
タメント効果は付与されない。
ポルタメントスイッチS1をONにするとトランジスタ
TR2のベースに抵抗R9を介して−IWか印加される
ためトランジスタTR2はオフとなり、0点の電位はポ
ルタメントスピード制御回路15によって制御されるこ
とになる。
ポルタメントスピード調整用の可変抵抗VRsの両端に
は+15V及び−15Vが印加され、0点の電位は第8
図の実線eのように調整し得る。
この0点の電位が抵抗RIOを介して供給されているf
点はダイオードD5を介して接地されているため07以
上になることはできず、第8図の破線fのように。
変化する。
0点には0点の電位と一15Vとの差をツェナーダイオ
ードZDと抵抗R11j R12によって分圧された電
位が現われ、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧を
10Vとすると0点の電位は第8図の一点鎖線gのよう
に変化する。
押鍵トリガ信号KON’の印加前白まコンデンサC4か
充電されており、このときの0点の電位をVOとする。
押鍵トリガ信号KON’がダイオードD7、抵抗R13
を介してトランジスタTR3のベースに加わるとトラン
ジスタTR3かオンとなり、トランジスタTR4も順バ
イアスされているのでオンとなるためコンデンサC4の
電荷は抵抗R14、ダイオードD6、トランジスタTR
3,TR4を介して放電され、抵抗R14の抵抗値を充
分小さくしておけば殆ど瞬時に放電され、f点の電位は
トランジスタTR4のエミッタ電位と等しくなり、これ
はそのベース電位すなわち0点の電位と略等しく、この
時の0点の電位をVsとすれば、V。
とVsとの差は第8図の破線fと一点鎖線gとの差に略
等しい。
約10m5の押鍵トリガ信号KON’かなくなると、ト
ランジスタTR3がオフし、コンデンサC4は可変抵抗
V R3、抵抗R10,R14を介して充電され、抵抗
RIOの抵抗値をある程度大きくしておけば、0点の電
位は比較的長い時定数で元の電位に戻る。
この0点の電位変化は第9図に示すようになり、これが
抵抗R15を介してトランジスタTR5のベースに加え
られるため、そのエミッタ側にも同様の出力信号か現わ
れ、それがダイオードD4を介して■点ζこ加わる。
したがって0点の電位は押鍵トリガ信号KON’の印加
時にはOVよりかなり低下し、その後除々に高くなるた
め、VCOl3の発振周波数も押鍵直後には低く、その
後次第に高くなり、第3図の実施例において説明したの
と同様に、コンデンサC0の充電電圧か制御され、好ま
しいポルタメント効果を得ることかできる。
この実施例においては可変抵抗vR8を調整することに
よってポルクメントスピードを任意に調整でき、0点の
電位を負に大きくすればグリツサンド効果を得ることも
できる。
さらに、0点の電位に変調を加えることにより、複雑な
制御電圧を得て、さらに変化に富んだポルタメント効果
を付与することも可能である。
以上のように、この発明によれば、シンセサイザのよう
な電子楽器において聴感好ましいポルタメント効果を得
ることができると共に、グリッサンド効実装置を兼ねる
こともでき、さらに変化に豊んだ効果を付与することも
可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のポルタメント装置を有する電子楽器の一
例を示すブロック回路図、第2図イ及び口はポルタメン
ト効果を付与しない場合及びポルタメント効果を付与す
る場合の制御電圧の変化を示し、ハは聴感上好ましいポ
ルタメント効果を付与するための制御電圧の変化を示す
線図、第3図はこの発明の一実施例を示すブロック図、
第4図はこの発明におけるパルス列信号と電圧保持回路
の出力電圧との関係を示す線図、第5図はこの発明のさ
らに具体的実施例を示す回路図、第6図乃至第5図の実
施例を説明するための各部の波形及び電圧変化を示す図
である。 1……電圧制御型発振器(音源用)、10……ゲ一ト回
路、11……電圧保持回路、12……パルス列信号発生
回路、13……電圧制御型発振器(パルス列信号発生用
)、14……パルス幅成形回路、15……ポルタメント
スピ一ド制御回路、16……ポルタメントオン・オフ制
御回路、S……ポルタメントスイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 押鍵に対応する音高電圧によって発振周波数か制御
    される電圧制御型発振器を有する電子楽器において、ゲ
    ート回路を介して前記音高電圧か印加される電圧保持回
    路と、周波数を可変制御し得るパルス列信号発生回路と
    を設け、該パルス列信号発生回路によって発生されるパ
    ルス列信号によって前記ゲート回路のゲートを制御し、
    前記電圧保持回路の保持電圧によって前記電圧制御型発
    振器の発振周波数を制御するようにした電子楽器のポル
    タメント装置。 2 パルス列信号発生回路は、電圧制御型発振器を有し
    、該発振器の発振周波数を押鍵開始時から次第に高くな
    るように制御するようにした特許請求の範囲第1項記載
    の電子楽器のポルタメント装置。 3 パルス列信号発生回路か、パルス幅成形回路を有す
    る特許請求の範囲第1項、または第2項記載の電子楽器
    のポルタメント装置。
JP52041106A 1977-04-11 1977-04-11 電子楽器のポルタメント装置 Expired JPS5811634B2 (ja)

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JPS53125819A JPS53125819A (en) 1978-11-02
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186626U (ja) * 1984-11-14 1986-06-06
JPH0264834U (ja) * 1988-11-01 1990-05-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186626U (ja) * 1984-11-14 1986-06-06
JPH0264834U (ja) * 1988-11-01 1990-05-16

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