JPS5837103Y2 - 電子楽器の楽音変調信号発生器 - Google Patents

電子楽器の楽音変調信号発生器

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JPS5837103Y2
JPS5837103Y2 JP7198178U JP7198178U JPS5837103Y2 JP S5837103 Y2 JPS5837103 Y2 JP S5837103Y2 JP 7198178 U JP7198178 U JP 7198178U JP 7198178 U JP7198178 U JP 7198178U JP S5837103 Y2 JPS5837103 Y2 JP S5837103Y2
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JP
Japan
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time constant
modulation
signal
modulation signal
musical tone
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Application number
JP7198178U
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JPS54173732U (ja
Inventor
洋平 永井
咲夫 大庭
Original Assignee
ヤマハ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電子楽器の栗音信号変調部に変調速度可変
の楽音変調信号を供給するための信号発生器の改良に関
し、特に変調速度の減少開始直後に急激な減速が行なわ
れないようにすることによって不自然さのない変調効果
の巻出を可能にしたものである。
従来、電子楽器においては、適当な低周波信号からなる
変調信号に応じて楽音信号を振幅変調又は角度変調(位
相変調もしくは周波数変調)していわゆるトレモロ効果
、コーラス効果、アンサンプル効果などを得るにあたり
、変調用発振器の発振周波数を効果付加時等に徐々に変
化させることが知られている(例えば、特開昭52−3
420号公報参照)。
のように、変調信号の周波数を徐々に変化させるように
したのは、変調速度が急激に変化することによって聴感
上好ましくない不自然な変調効果が巻出されないように
するためで゛ある。
ところで、従来提案されているこの種の楽音信号変調回
路としては、第1図に示すようなものがある。
第1図において、MDは楽音信号INを被変調入力とす
る変調器であり、この変調器MDには、変調用発振器O
3Cを含む楽音変調信号発生器から変調信号Mが供給さ
れる。
発振器O3Cは電圧制御型可変周波数発振器vCOなど
により構成され、その制御入力端には、切換装置S、抵
抗R8、コンデンサC8及びバッファアンプBFを含む
制御電圧発生回路から第2図に示すような波形をもった
発振周波数制御信号■。
が供給される。第2図において、横軸は時間tを、縦軸
は電圧■を示す。
発振器O3Cは制御信号■。
が■1なる値にあるときはゼロ又はその近傍の周波数(
10分の数土)で発振し、制御信号■。
がV2なる値にあるときは数…〜10数士で発振するよ
うになっている。
切換装置Sで■1なる電圧値の電源と■2なる電圧値の
電源とを適宜切換えると、第2図に示すように■ルーベ
ルと■2レベルとの間でR8−Coなる時定数にしたが
う指数関数的な電圧変化が得られ、このように電圧変化
にしたがって変調用発振器O3Cの発振周波数、ひいて
は変調速度が変化する。
ところが、上記した従来の楽音変調信号発生器には、変
調速度が減少(制御電圧又は発振周波数が下降)する際
、CoRoの時定数カーブを用いているため、立下り開
始付近が立下り終了付近にくらべて急激に変化し、これ
によって減少開始直後に急激な減速が行なわれるために
、不自然な変調効果が生じ、聴感上好ましくないという
欠点がある。
すなわち、制御電圧上昇初期(第2図の時点t1以後の
微少期間)には、変調周波数がゼロ付近にあり、制御電
圧の変化率が大きくても聴感上それほど問題にならない
が、制御電圧下降初期(第2図の時点t2以後の微少期
間)には、変調周波数が数Hz〜10数止であるので、
制御電圧の変化率が大きいと、聴感に与える影響がかな
り大であることが判明した。
従って、この考案の目的は、上記した従来技術の欠点を
なくした新規な楽音変調信号発生器を提供することにあ
る。
この考案は、上記目的を達するため、発振周波数制御信
号発生用OCR時定数回路の時定数を、変調速度がその
減少初期にゆるやかに変化するように制御するようにし
たことを特徴とするものであり、以下、添付図面に示す
実施例について詳述する。
第3図は、この考案の一実施例による楽音信号変調回路
を示すもので、第1図におけると同様な部分には同様な
符号を付して示す。
この実施例の回路の特徴とするところは、CR時定数回
路の時定数決定用抵抗として電圧制御型可変抵抗VCR
を使用すると共に、バッファアンプBFの出力V。
に応じて時定数制御回路CNにより可変抵抗VCRの抵
抗値RVを制御するようにした点にある。
すなわち、可変抵抗VCRの抵抗値Rvは、切換装置S
によって■1の電源を■2の電源に切換えたとき、コン
デンサC8の端子電圧が増大し、ひいてはバッファアン
プBFの出力電圧■。
が増大するのに応じて増大するように制御され、それに
よって第4図に示すような波形変化をもった制御信号■
が発生される。
第4図に示すように、時刻t1において■1を■2に切
換えると、コンデンサC8の端子電圧はRv−coなる
充電時定数で■2に向って立上り、時刻t2において■
2を■1に切換えると、コンデンサcoの端子電圧はR
v−coなる放電時定数でVlに向って降下する。
この実施例では、上述のように抵抗値Rvが変化するの
で、コンテ゛ンサC8の端子電圧が■2近傍にあるとき
のCR時定数は、それが■1近傍にあるときのCR時定
数に比べて大きい。
このため、コンテ゛ンサC8の端子電圧がV2から■1
に向つて降下する場合においては、CR時定数が徐々に
小さくなす、■1から■1への切換直後(tzの時点か
ら微少時間)に制御信号■。
の値が急低下することはなくなる。
従って、第4図のような制御信号■oで変調用発振器O
3Cを制御して変調信第Mを発生させ、変調器MDで楽
音信号INを変調すると、変調速度はその上昇期及び下
降期共にゆるやかな変化を示すことになり、不自然さの
ない聴感上好ましい変調効果を得ることができる。
上記した第1図の回路において、可変抵抗VCRとして
は、電界効果トランジスタFET等の可変抵抗素子を利
用できる他、相互コンダクタンスgmを外部信号で制御
する型のみかけ上の抵抗回路(例えば特開昭52−86
041号参照)なども利用できる。
また、時定数制御回路CNとしては、種々のものを利用
できるが、印加電圧が増すと抵抗値が減少する型の可変
抵抗を可変抵抗VCRとして使用する場合には、バッフ
ァアンプBFの出力電圧■。
を反転する構成のもの、あるいはバッファアンプBFの
出力電圧V。
を電源電圧■1又はV2から減算する構成のものなどを
用い、結果的に出力電圧■。
が大きいことは可変抵抗VCRの抵抗値Rvが大きくな
るように工夫する必要がある。
なお、変調回路MDとしては、それ自体公知の各種の振
幅変調回路、位相変調回路、周波数変調回路などを適宜
使用できる。
第5図は、この考案の他の実施例による楽音変調信号発
生器を示すもので、この例の発生器が前述例のものと異
なる点は、第1に可変抵抗VCRとして、比較的抵抗値
の大きい第1の抵抗RLに対して比較的抵抗値の小さい
第2の抵抗R1とゲートGとの直列路を並列接続したも
のを使用したことであり、第2に時定数制御回路CNと
して、比較器CM1.CM2及びANDゲートAGを含
むウィンドコンパレータ回路を使用したことである。
制御回路CNにおいて、比較器CM1.CM2の各々の
基準電圧■4.■3は電源電圧■1.■2に対して予め
V、<V3<V4<V2なる関係を満足するように特定
されている。
、このため、コンデンサC8の端子電圧又はバッファア
ンプBFの出力電圧■。
の値がV3〈Vo< V4にあるときは、ANDゲー)
AGの出力は高レベルとなり、ゲートGが開き、可変抵
抗VCRはその抵抗値が抵抗R,、R1の並列抵抗値P
L/ R1に等しくなる。
従って、出力電圧■。がV 3< V o<■4の範囲
外にあるときにはRL−Coなる時定数が得られていた
ものが、出力電圧■。
が上記の範囲に入ったときにはPL/R1−coなる比
較的小さな時定数が得られることになる。
このときの時定数変化に対応する出力電圧(制御信号)
■oの波形変化は第6図に示すようになり、第6図によ
れば、出力電圧■。
の上昇期及び下降期共にゆるやかな変化となっているの
がわかる。
第6図の制御信号■。で変調用発振器を制御すれば、前
述側同様の作用効果が得られることは明らかである。
第5図及び第6図について説明したような時定数切換手
段は同様の原理で更に多く設けることができ、そのよう
にすれば、制御信号■。
の波形としては一層なめらかな変化を示すものを得るこ
とができ、変調効果の自然さを増強する上で好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の楽音信号変調回路の回路図、第2図は
、第1図の回路における発振周波数制御信号■。 の波形図、第3図は、この考案の一実施例による楽音変
調信号発生器をそなえた楽音信号変調回路の回路図、第
4図は、第3図の回路における発振周波数制御信号■。 の波形図、第5図は、この考案の他の実施例による楽音
変調信号発生器の回路図、第6図は、第5図の回路にお
ける発振周波数制御信号■。 の波形図である。MD・・・・・・変調器、O20・・
・・・・変調用発振器、Ro。 VCR、R+−、Rl・・・・・・時定数決定用抵抗、
Co・・・・・・時定数決定゛用コンデンサ、CN・・
・・・・時定数制御回路、BF・・・・・・バッファア
ンプ、S・・・・・・切換装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンテ゛ン′す及び可変抵抗手段を有するCR時定数回
    路と、互いに電位を異にする2電位源を前記可変抵抗手
    段を介して前記コンテ゛ンサに選択的に接続する切換装
    置と、前記コンテ゛ンサの端子電圧を入力とし、少なく
    ともこの端子電圧の減少開始直後にCR時定数が徐々に
    小さくなるように前記可変抵抗手段の抵抗値を連続的も
    しくは段階的に可変制御する時定数制御回路と、前記コ
    ンテ゛ンサの端子電圧変化に対応した波形変化を示す制
    御信号に応じて発振周波数が制御される低周波発振器と
    を具備し、この低周波発振器からの低周波信号を楽音変
    調信号として出力するように構成された電子楽器の楽音
    変調信号発生器。
JP7198178U 1978-05-27 1978-05-27 電子楽器の楽音変調信号発生器 Expired JPS5837103Y2 (ja)

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JPS54173732U JPS54173732U (ja) 1979-12-07
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