JPS58116251A - マスタ−シリンダ装置及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、制動装置用のマスターシリンダ装置に関する
ものであり、特に、一対のピストンを可動的に収蔵する
孔を有するハウジングと、上記ノ・ウジングの孔及び上
記一対のピストンと協働して一対の圧力室を限界する一
対のシール部材と、上記ハウジングの孔内に配設されて
上記一対のシール部材を実質的に定位するスリーブと、
上記−・ウジングに連結されると共に同ハウジンジの孔
内に連通せしめられ、その内部に貯溜されたブレーキ流
体を上記孔に連通せしめるリザーバとを具え、上記一対
のピストンが制動中移動することによって、上記一対の
圧力室内に流体圧力が生起されるように構成されたマス
ターシリンダ装置に関するものである。本発明は又、上
述したマスターシリンダ装置の製造方法に関するもので
ある。

この種のマスターシリンダ装置は、例えば、米国特許第
４，２４９，３８１号に開示されており、そこでは、マ
スターシリンダノ・ウジング内に一対のシール部材を固
定的に配置する位置を限定するためのスリーブが、上記
ノ・ウジング内に配設されている。

スリーブをハウジング内において正確に配置するために
は、ノ・ウジングがダイカスト鋳造又は他の適宜の作業
によって成形されたのち、機械加工する必要がある。又
、上記リザーバがノ・ウジングと一体的に形成されてお
り、もしハウジングが金属製であれば、リザーバは装置
全体の重量を当然増加することとなる。

機械加工はマスターシリンダ装置のコストを増加し、又
その製造に要する時間を増大する。更に、一体的に形成
された金属製のリザーバは、マスターシリンダハウジン
グの重量の増大を招来する。

本発明の目的は、この種のマスターンリンダ装置の製造
コスト及び製造に必要な時間を減少し、同時に、イの重
量を軽減することである。

上記本発明の目的は、上述した種類のマスターシリンダ
装置において、上記リザーノくが、上記ノ・ウジングの
孔内に延在し上記スリーブと協働してその位置を定める
ライナーと一体成形された単一部材として構成されるこ
とにより、達成されるものである。本発明の好ましい実
施例では、上記う屹 イナーがバウシング孔の全部に亘って翠在すると共に、
凹孔をリザーバに連通させる通路にも延び、一体成形さ
れた単一部材が、ブレーキ流体を・・ウジングから完全
に隔離させるように構成される。

以下、本発明の一実施例について添付図面を参照して詳
細に説明する。

図示のマスターシリンダ装置は、孔１１と、第１の対を
なす開口１４及び１６と、第２の対をなす開口１８及び
２０とを有するノ・ウジング１２を具えている。上記第
２の開口１８，２０は図示しないブレーキ回電に連通ず
る出口を形成する。孔１１はカートリッジ装置を装入す
るための開口２２（・こ通じている。上記カートリッジ
装置２４は、−λｊの７一ル部材２８及び３０を孔１１
内で定位するだめのスリーブ２６と、通常プライマリピ
ストンと云われている第１のピストン３２と、通常セカ
ンダリピストンと云われている第２のピストン３４と、
ハウジング１２に連結されるベアリング部材３６とを包
含している。コイルスプリングが上記ピストン３２及び
３４を休止位置に付勢するように設けられ、同体止位置
において、流体通路がブレーキ流体を貯溜するリザーバ
４０を、上記開口４を経１．第１の圧力室４２に連通さ
せ、又同時に、上記開口１６を経て第２の圧力室４４に
連通させる。リザーバ４０及びその空所４１，４３はカ
バー４５によって閉じられる。

本発明によれば、リザーバ４０は、上記開口１４及び１
６を経て孔１１に延在したライナー４６と共に一体成形
品として形成される。ライナー４６は孔１１の内壁に係
合すると共に、段付孔４８を具えている。段付孔４８は
、上記スリーブ２６の端部と対向して上記シール部材３
ｏを収蔵する空所５２を形成する肩部５ｏを具えている
。段付孔４８は又、上記ベアリング部材３６と対向して
−１：記／−ル部′＃２８を収蔵する空所５６を形成す
る他の肩部５４を具えている。上記空所５６は又、スリ
ーブ２６の一端部に形成されたフランジ５８を収容する
。

ライナー４６は、夫々開口１８及び２０内に延在した半
径方向のボス６０及び６２を含んでいる。

ボス６０及び６２は夫々開口１８及び２ｏの壁面から離
隔し、図示しないシール部材がハウジング及びボスに緊
密に係合し得るようになっている。

マスターシリンダ装置の製造に当って、ハウジング１２
がマンドレル（図示せず）上に装架され、４０の空所４
１．４３と、開口１４及び１６内の流体通路を形成する
ために取付けられる。更に、適当なプラグが、ボス６０
，６２及び流体通路を形成するために開口１８及び２６
内に挿入される。

次Ｇ・（、適当な性質を有するプラスチックが、孔１１
とマンドレルとの間の空間、並びにこれと同時にリリ′
−バ４０及びボス６０，６２を形成するダイス型１ 慌６内部１【インジェクション・モールドされる。プラ
スチックが硬化したとき、マンドレル及びダイス型 ゝ♂数取外れ、リザーバ４ｏ及びライナー４６を一体成
形で具備したハウジング１２は、カートリッジ装置２４
を及びカバー４５を装着し得る状態になる。

図示しない本発明の変形例では、ライナー４６とリザー
バ４０を、ハウジング１２上の開口１４、］６とは別個
の開口を経て一体的に連結してもよい。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明によるマスターシリンダ装置の・一実
施例を示す断面図である。 １１・・孔、ｘｚ−−ハウジング、２６・・スリーブ、
２８，３０−−シール部材、３２，３４０．ピストン、
４ｏ１．リザーバ、４２，４４−−圧力室、４６・・ラ
イナー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、一対のピストン（３２，３４）を可動的に収蔵する
   孔（１１）を有するハウジング（１２）と、上記ハウジ
   ングの孔（１１）及び上記一対のピストン（３２，３４
   ）と協働して一対の圧力室（４２，４４）を限界する一
   対のシール部材（２８，３０）と、上記ハウジングの孔
   （１１）内に配設されて上記一対のシール部材（２８，
   ３０）を実質的に定位するスリーブ（２６）と、上記ハ
   ウジングに連結されると共に同ハウジング内の孔（１１
   ）に連通せしめられ、その内部に貯溜されたブレーキ流
   体を上記孔（１１）に連通せしめるリザーバ（４０）と
   を具え、上記一対のピストン（３２，３４）が制動中移
   動することによって、上記一対の圧力室（４２，４４）
   内に流体圧力が生起されるように構成されたものにおい
   て、上記リザーバ（４０）が、上記ハウジングの孔（１
   １）内に延在しスリーブ（２６）と協働してその位置を
   定めるライナー（４６）と一体成形された単一部材を構
   成してなることを特徴とするマスターシリンダ装置。 ２、上記一体成形された単一部材が、上記リザーバ（４
   ０）°からハウジング（１２）の孔（１１）内に延びた
   一対の通路を具え、又上記一体成形された単一部材が、
   上記一対の通路をハウジングから隔離していることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のマスターシリンダ
   装置。 ３、ハウジング（１２）が夫々ブレーキ回路に連通ずる
   一対の出口開口（１８，２０）を具え、かつ上記一体成
   形された単一部材が上記出口開口（１８，２０）内に夫
   々延在した一対のボス（６０，６２）を具えていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載のマ
   スターシリンダ装置。 ４、上記一体成形された単一部材が、上記リザーバ（４
   ０）内及び上記ハウジングの孔（１１）内に貯溜された
   ブレーキ流体を、ハウジング（１２）から隔離している
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第３項の何
   れか１項に記載のマスターシリンダ装置。 ５、ハウジング（１２）が、第１の対の開口（１４，１
   ６）と第２の対の開口（１８，２０）とを具えてなり、
   上記一体成形された単一部材が、上記第１の対の開口（
   １４，１６）内に延在してリザーバ（４０）をハウジン
   グの孔（１１）に連通させる流体通路を形成すると共に
   、上記第２の対の開口（１８，２０）内に延びて一対の
   ブレーキ回路に連通ずる流体通路を形成していることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマスターシリン
   ダ装置。 ６、次の各工程からなることを特徴とするマスターシリ
   ンダ装置の製造方法。 （ａｌ　　孔（ｌｌ）を具えたハウジング（１２）を準
   備する工程、 （ｂｌ　　ハウジングの孔（１１）内のライナー（４６
   ）とハ・ウジフグ孔（１１）の外部のリザーバ（４０）
   とを一体成形品として同時に一体成形する工程、及び （Ｃ）　　上記ライナー（４６）内に、上記リザーバ（
   ４０）からのブレーキ流体を受容する少（とも−２個の
   圧力室を形成すると共に、上記ブレーキ流体を制動中ブ
   レーキ回路に連通させるカートリッジ装置（２４）を装
   入する工程。