JPS5811344B2 - 車両用空気ばねの高さ制御方法および装置 - Google Patents

車両用空気ばねの高さ制御方法および装置

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JPS5811344B2
JPS5811344B2 JP53026310A JP2631078A JPS5811344B2 JP S5811344 B2 JPS5811344 B2 JP S5811344B2 JP 53026310 A JP53026310 A JP 53026310A JP 2631078 A JP2631078 A JP 2631078A JP S5811344 B2 JPS5811344 B2 JP S5811344B2
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JP
Japan
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air
spring
air spring
supply
height
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JP53026310A
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JPS54120111A (en
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石川龍太郎
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気ばねと金属コイルばねとを一諸に使用した
構造の車両用まくらばね装置において、前記空気ばねの
支持高さを制御する方法と、この方法を実施するための
装置に関する。
車両用の空気ばねに対する給排気は、一般に自動高さ調
整弁(以下LVという)によって給排気調整された圧力
空気が導入されて、支持高さと内圧とを保たせるように
している。
従来の空気ばね高さ調整機構は第1図または第2図に示
すように、車体1と台車枠2との間に介装した空気ばね
3のLV4を台車枠2に固定しく第1図)、または車体
1に固定してあり(第2図)、車体1の重量が変動する
とロッド42が給排気腕(以下レバーという)41を昇
降揺動させ、これにより空気ばね3に給気もしくは排気
を行って荷重圧に対応させるようにしていた。
すなわち第2図の場合についてみればレバー41が水平
位置にあるときは空気ばねの内圧が均衡しているものと
して給排気が行われないが、レバーが右下りに傾斜した
ときは給気されて内圧が高められ、またレバーが右上り
に傾斜したときは排気されて内圧が下域される。
このため空気ばねの支持高さは、車体の重量変動によっ
て一時的に変ったとしても、前記レバーの上下変位によ
って圧力調整がなされて常に一定高さに保持されるよう
になっている。
このことは、空気ばねとコイルばねとを一諸に使用した
ばね装置においては、荷重の増加に拘らず空気ばねの高
さは常に一定であるので、コイルばねにおいては、常に
セット時に設定された分担荷重を持つだけにとどまり、
車両荷重がいかに増大してもこれを分担することができ
ず、極めて合理的でない。
本発明の目的は、このような不都合を解消させるための
空気ばねの高さ制御手段を提供し、車両荷重の変化に対
応して空気ばねの設定高さを随時変動させ、これによっ
てコイルバネにおいても荷重変動による増減分を比例的
に負担させることができるようにしたことである。
以下、本発明の構成を図面によって具体的に説明する。
本発明においては第3図に示すようにLV4を車体1側
に固定すると共に、オイルダンパとばねシリンダとを一
体に形成した支点位置調整装置(以下調整装置という)
5を、例えば台車枠2側に固定し、前記調整装置50ロ
ツド53をLVのレバー41を作動するロッド42と枢
動支点Oにおいて連結させ、同時に空気ばね3の圧力空
間とばねシリンダの圧力空気室52とを連通させておく
本発明装置の主要部を成す調整装置5は、第4図に示す
ように油を充満させたオイルダンパ室51とばねシリン
ダ機構とを上下に連結して一体形成したものであって、
軸心部にはロッド53を通貫させである。
このロッド53は、オリフィス541を有してオイルダ
ンパ室51に係合される第1のピストン54と、ばねシ
リンダ機構用の第2のピストン55とを上下の所定位置
に固設されている。
第2のピストン55はばね56の反力によって常に上方
へ押圧傾向が付勢されているが、該ピストン55の上側
に形成される圧力空気室52への圧力導入によって、該
ピストン55を下降させることができるようになってい
る。
次に第5図によって本装置の作用を具体的に説明する。
先ず第5図Aに示すように車体荷重が基準荷重W0の状
態においては、空気ばね3の内圧は基準圧P0を保ち、
調整装置の圧力空気室52の空気圧とばね56の反力と
が均合ってピストン55を停止させているため、LV4
のレバー41は水平状態を保ち、したがって空気ばね3
は基準高さH0を保っている。
しかるに、いま第5図Bに示すように車体荷重が増大し
てW1になると、車体1が空気ばね3を押圧し、基準高
さよりも△Hだけ低い位置となり、空気ばね3を撓わま
せてH1の高さに変動させる。
このため空気ばねは容積が減少して内圧がPlに増大し
、調整装置の圧力空気室52の内圧をも増大させて第2
のピストン55に下降圧力を付勢するが、第2のピスト
ン55と同じ運動をする第1のピストン54は、オリフ
ィス541を通過する僅かな油の移動によって少しずつ
降下するものであるので、前記第2のピストン55は圧
力空気室52の内圧が増大しても急激に下降せず、徐々
に下降される。
したがってロッド42の高さも急激に変化しないが、増
大荷重W1によって車体の位置は△Hだけ低くなってい
るため、LVのレバー41は右上り状態すなわちレバー
41の枢動支点Oが該レバーとLVとの接続点0′より
も高い状態になり、LVから空気ばね内に空気を供給す
る。
このため、空気ばね3は内圧P1を保った状態で徐々に
伸びていく。
そして、ピストン55のゆるやかな降下による枢動支点
0のゆるやかな降下とも関連して、空気ばねの高さが、
第5図〔C〕に示されるように、H1よりも△H″だけ
増加しかつH0よりも△H′だけ減少した状態でレバー
41が水平になる。
したがって空気ばね3への空気の供給は停止しこの状態
で釣合う。
すなわち、空気ばねの高さは荷重がWoからW1に増加
したことにより△H′だけ(荷重W0に比較して)低く
なるのでこの分だけコイルばね6は圧縮されることにな
り、したがってコイルばねの負担荷重も増加する。
以下同様に空気ばねに作用する荷重の量に応じてレバー
の枢動支点を降下させ、それによって空気ばねの高さを
低くさせる。
次に空気ばねに作用する荷重がW1からWoに減少した
とすると、空気ばねは空気ばねおよびコイルばねの反力
と荷重とが釣り合うようにすなわち空気ばねの内圧がP
oに近い値P3になるように伸び、例えば第5図〔D〕
に示されるように高さがH2(H2>H0)になる。
したがってレバー41は今度は右下り状態になる。
一方空気ばね内の空気圧がW1からW3に減少すると調
整装置の圧力空気室52の内圧も減少するためピストン
55はばね56により押し上げられるわけであるが、前
述のダンパ作用によりピストン55は徐々に上昇するた
めレバー41の枢動支点Oも徐々に上昇する。
このためレバー41の右下り傾向はすぐには解消されず
、LVを介して空気ばねから排気される。
そして空気ばねの高さがH0になった状態でレバー41
は水平になり、この位置で空気ばねからの排気は停止し
、この状態で釣合う。
なおこのとき空気ばね内の空気圧はPoになっている。
第6図は本発明法によるばね装置と従来のばね装置との
ばね高さの変動状態を示すものであるが。
車体荷重の増大に対しても、従来はBで示されるように
ばね高さに変化を伴わないのに対し、本装置の場合はA
で示されるように荷重に正比例して空気ばねの支持高さ
を低く変動調整させることができる。
したがって第7図に示すように、荷重増に伴うばねの負
担荷重は、従来空気ばねにおいてはCで示されるように
増大しコイルばねにおいてはDで示されるように変動し
なかったのに対し、本発明による場合は、EおよびFで
示されるように空気ばね、コイルばねとも、荷重の増加
に伴って比例的に増加させることができるのがわかる。
このように本発明によれば、空気ばねとコイルばねとの
両方に対して、荷重圧に比例した変位を与えることがで
きるので、まくらばね装置を全体的に有効活用させるこ
とができ、ばね装置の寿命を延長させることができる。
なお本実施例では、支点位置調整装置を台車2側に取り
付けたので、ロッド53の上端53aにロッド42を接
続しているが、LVが第1図に示されるように台車側に
取り付けられていてこのため支点位置調整装置を車体1
側に取り付ける場合には、支点位置調整装置を第とは逆
向きにして取り付ければよい。
したがってこの場合にはレバー41の枢動支点0の高さ
は、空気ばね内の空気圧の増加に比例して、台車に関し
て高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の空気ばね装置の取付形態を
示す車体要部の側面図。 第3図は本発明に係る高さ制御装置の1実施例を断面に
て示す構成説明図。 第4図は本発明装置の要部を構成する支点位置調整装置
の縦断面図。 第5図は本発明装置の作用形態を段階的に示す説明図。 第6図は荷重とばね高さとの関係を示す比較線図。 第7図はそれぞれのばね装置の負担荷重と総荷重との関
係を示す比較線図。 1:車体、2:台枠、3二空気ばね、4 : LV(自
動高さ調整弁)、5:支点位置調整装置、51ニオイル
ダンパ室、52:圧力空気室、53:ロッド、54:第
1のピストン、55:第2のピストン、56:ばね、6
:コイルばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体側又は台車側に取り付けられた自動高さ調整弁
    の給排気腕の枢動支点を台車側又は車体側に連結し、該
    台車に関する車体の昇降による該給排気腕の枢動により
    該自動高さ調整弁を動作させて空気圧の給排が行なわれ
    る金属ばね併用空気ばねの高さ制御方法において、該空
    気ばねに加わる荷重の変化に伴なう内部空気圧の変化に
    応じて該自動高さ調整弁の給排動作停止時における該給
    排気腕の枢動支点を該台車又は車体に関して下降又は上
    昇させ、それによって該給排気腕の水平釣合位置を下降
    又は上昇させ、空気ばねの高さを荷重の変化に応じて変
    化させることを特徴とした車両用空気ばねの高さ制御方
    法。 2 車体側又は台車側に取り付けられた自動高さ調整弁
    の給排気腕の枢動支点を台車側又は車体側に連結し、該
    台車に関する車体の昇降による該給排気腕の枢動により
    該自動高さ調整弁を動作させて空気圧の給排が行なわれ
    る金属ばね併用空気ばねの高さ制御装置において、密閉
    されたオイルダンパ室とポートを有する圧力空気室とを
    直列に一体形成した2段連結構造のシリンダ本体部と、
    オイルダンパ室に係合するオリフィスを穿孔されたピス
    トンと圧力空気室に係合するピストンとを有していて該
    シリンダ本体の軸心位置に通貫されるロッドと、圧力空
    気室の空圧に抗するごとく前記ピストンに対して常に抑
    圧傾向を付勢するばね装置と、から成る支点位置調整装
    置を台車又は車体に固定し、該給排気腕の枢動支点を該
    ロッドに連結し、該空気ばねの内部と該圧力空気室とを
    連通し、該空気ばね内の空気圧によって該ロッドを上下
    に移動させることを特徴とした車両用空気ばねの高さ制
    御装置。
JP53026310A 1978-03-08 1978-03-08 車両用空気ばねの高さ制御方法および装置 Expired JPS5811344B2 (ja)

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JPS54120111A JPS54120111A (en) 1979-09-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61234126A (ja) * 1985-04-09 1986-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波受信・変換装置
JPH0380592U (ja) * 1990-10-29 1991-08-19

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5295410A (en) * 1976-02-04 1977-08-11 Hitachi Ltd Air spring height control device for vehicles

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