JPS581128B2 - ウレタン変性アクリレ−ト樹脂 - Google Patents

ウレタン変性アクリレ−ト樹脂

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JPS581128B2
JPS581128B2 JP54136820A JP13682079A JPS581128B2 JP S581128 B2 JPS581128 B2 JP S581128B2 JP 54136820 A JP54136820 A JP 54136820A JP 13682079 A JP13682079 A JP 13682079A JP S581128 B2 JPS581128 B2 JP S581128B2
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urethane
modified acrylate
acid
acrylate resin
bis
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後藤輝夫
大宅英男
牧村修
鈴木肇
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属との接着性に優れたウレタン変性アクリレ
ート樹脂に関するものである。
ウレタン変性アクリレートと重合性単量体とからなるウ
レタン変性アクリレート樹脂としては種種の組成を有す
るものが知られている(たとえば特公昭39−1480
5号公報、特公昭45−15629号公報、特開昭47
−13693号公報、特開昭48−25095号公報、
米国特許第3297745号など)。
そして、金属表面のコーティング、塗装、ライニングあ
るいはプライマー、または金属表面同士の接着などの用
途に用いるために種々の試みが従来から行なわれている
ところがいまだに金属とウレタン変性アクリレート樹脂
との接着性において満足すべきものが得られていないの
が現状である。
一方、加工面ではウレタン変性アクリレート樹脂を金属
に被覆した後、この樹脂層上にさらに同じウレタン変性
アクリレート樹脂あるいは他の樹脂を被覆する場合、第
1のウレタン変性アクリレート樹脂層の硬化状態が適当
でないとその上に被覆した第2の層との間に剥離が生ず
るという重大な問題があり、この問題もいまだ解決され
ていない。
本発明の目的は、金属表面との接着性において優れるウ
レタン変性アクリレート樹脂であって、かつ、その樹脂
層上にさらに同一あるいは他の樹脂を被覆する場合に、
第1のウレタン変性アクリレート樹脂層の硬化状態の如
何を問わず優れた層間接着性を示すウレタン変性アクリ
レート樹脂を提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成するため種々鋭意検討した
ところ、ウレタン変性アクリレートの分子鎖中にプロピ
レンオキシド単位を11個以上含むと所期の目的が達成
されることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明はウレタン変性アクリレートと重合性
単量体とからなるウレタン変性アクリレート樹脂におい
て、該ウレタン変性アクリレートが次の一般式(I): (式中、R1 は2価のテレフタル酸オリゴエステル残
基、R2は有機ジイソシアネート残基、R3およびR´
3は多価アルコール残基、R3およびR´3の一方ある
いは両方はプロピレンオキシド単位:個以上である。
R4は水素またはメチル基、mは1〜5の数、nは1〜
3の整数を示す。
)で表わされる化合物であることを特徴とするウレタン
変性アクリレート樹脂である。
本発明におけるウレタン変性アクリレートは上記一般式
(I)における多価アルコール残基:R3および/また
はR´3が分子中、11個以上のプロピレである。
プロピレンオキシド単位を含む多価アルコール残基:R
3またはR/´3としては、次のアルコール性水酸基を
2個有する化合物から誘導されるものがある。
たとえばプロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール以上のポリプロピレング
リコール、ポリエチレンオキシド・プロピレンオキシド
ブロックコポリマーなどの脂肪族2価アルコール、一般
式(■):(式中、Aは2価フェノール残基、または脂
環族2価アルコール残基、p,qは1以上の数)で表わ
される2価アルコール、または2価カルボン酸たとえば
テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸などの芳
香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライ
ン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸
などと上記プロピレンオキシド単位を有する2価アルコ
ールを主体とする2価アルコールとから得られる末端水
酸基含有ビスエステル、たとえばビス(2−ヒドロキシ
プロピル)テレフタレート、ビス(2−ヒドロキシプロ
ピル)イソフタレート、ビス(2−ヒドロキシプロピル
)オルソフタレート、ビス(2−ヒドロキシプロピル)
アジペート、ビス(2−ヒドロキシプロピル)セバケー
ト、ビス(2−ヒドロキシプロピル)アゼラエート、ビ
ス(2−ヒドロキシプロピル)ドデカンジカルボキシレ
ート、ビス〔2−(2−ヒドロキシプロポキシ)プロピ
ル〕テレフタレート、ビス〔2−(2−ヒドロキシプロ
ポキシ)プロピル〕イソフタレート、ビス〔2−(2−
ヒドロキシプロポキシ)プロピル〕オルソフタレート、
あるいは、プロピレンオキシド単位をグリコール成分と
して含む末端水酸基含有テレフタル酸オリゴエステル、
イソフタル酸オリゴエステル、オルソフタル酸オリゴエ
ステル、アジピン酸オリゴエステル、セバシン酸オルゴ
エステル、アゼライン酸オリゴエステル、ドデカンジカ
ルボン酸オリゴエステルなどがある。
一般式(■)で表わされる2価アルコールとしては、た
とえばプロピレンオキシドと2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)フロパン、ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)メタン、2,2−ビス(2,6−ジブロモ−4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ス
ルホン、ピロカテコール、レゾルシノール、ハイドロキ
ノン、1,5−ジヒドロキシナフタレンなどの2価フエ
ノールあるいはこれらの芳香環水素添加2価アルコール
とを反応させて得られる化合物、たとえば、2,2−ビ
ス〔4−(2−ヒドロキシプロポキシ)シクロヘキシル
〕プロパン、2,2−ビス〔4−ヒドロキシプロポキシ
フエニル〕プロパン、ビス〔4−(2−ヒドロキシプロ
ポキシ)フエニル〕メタン、2,2−ビス〔2,6−ジ
ブロモ−4−(2−ヒドロキシプロポキシ)フエニル〕
プロパンなどやさらにプロピレンオキシド付加モル数の
多い付加体などがある。
プロピレンオキサイド単位11個以上を含む2価アルコ
ールとしては具体的にはビスフェノールAのプロピレン
オキシド11モル付加物(平均分子量866)、ビスフ
ェノールAのプロピレンオキシド15モル付加物(平均
分子量1098)、水添ビスフェノールAのプロピレン
オキシド11モル付加物(平均分子量876)などがあ
る。
プロピレンオキシド単位を含む多価アルコール残基:R
3またはR´3としては、プロピレンオキシド単位を含
む2価の有機残基のほかに、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリセ
リンなどのプロピレンオキシド付加物などの残基も含ま
れる。
一般式(I)における2価の有機残基:−R1−として
は、テレフタル酸オリゴエステルから誘導される基があ
る。
たとえばビス(2−ヒドロキシエチルテレフタレート、
ビス(2.2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル)テ
レフタレート、ビス〔2−(2−ヒドロキシエトキシ)
エチル〕テレフタレート、末端水酸基を含有するテレフ
タル酸オリゴエステルなどが挙げられる。
一般式(I)におけるプロピレン単位を含む多価アルコ
ール残基の他の多価アルコール残基:R3またはR´3
としては、上記一般式(I)における2価の有機残基:
−R1−と同様なアルコール性水酸基を2個有する化合
物から誘導される基のほかに、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリ
セリンなどのアルコール性水酸基を3個以上有する化合
物から誘導される基も含まれる。
有機ジイソシアネート残基:−R2−としては、次の有
機ジイソシアネートから誘導される2価の基がある。
たとえば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6
−トリレンジイソシアネート、ジフエニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート、ジフエルエーテル−4,4′
−ジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート
、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−ビス(イ
ンシアネートメチル)シクロヘキサンなどが挙げられる
本発明のウレタン変性アクリレート樹脂を得る方法とし
ては、例えばアルコール性水酸基を2個有する化合物と
有機ジイソシアネート化合物を−OH基/−NCO基く
1(モル比)で、インシアネート基に対して不活性な媒
体中で反応させ、得られる末端インシアネート基含有ウ
レタンプレポリマーをプロピレン単位を有するアルコー
ル性水酸基含有アクリレートまたはメタクリレートと反
応させて得られるウレタン変性アクリレートを重合性単
量体に溶解する方法がある。
イソシアネートと反応しうるアルコール性水酸基を2個
以上有する化合物としては、特に水酸基含有テレフタル
酸系オリゴエステルが好ましい。
水酸基含有テレフタル酸系オリゴエステルとは、2価カ
ルボン酸成分の50モル%以上がテレフタル酸よりなる
2価カルボン酸成分と2価アルコールからなる分子量2
00〜2000、酸価20以下のビスエステルまたはオ
リゴエステルである。
該オリゴエステルのテレフタル酸以外の2価カルボン酸
成分としては、イソフタル酸、オルソフタル酸、ナフタ
レンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、テトラヒドロ
フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ハロゲン化フタル酸
、3,6−エンドメチレン−1,2,3,6−テトラヒ
ドロフタル酸など飽和ジカルボン酸およびフマル酸、マ
レイン酸、シトラコン酸、イタコン酸などの不飽和ジカ
ルボン酸などがある。
該オリゴエステルの2価アルコール成分としては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタ
ンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、ペンタメチレングリコール、1,6−ヘキ
サンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール、2,2.4−トリ
メチル−1.3−ペンタンジオール、シクロヘキサンジ
オール、ジメチロールシクロヘキサン、水添ビスフェノ
ール類、水添ビスフェノール類のアルキレンオキサイド
付加物、ビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加
物、ハロゲン化ビスフェノール類のアルキレンオキサイ
ド付加物などのグリコール類などがある。
該オリゴエステルとしては具体的には、ビス(ヒドロキ
シエチル)テレフタレート、ビス(2−ヒドロキシプロ
ピル)テレフタレート、ビス(4−ヒドロキシブチル)
テレフタレートなどのテレフタル酸のビスエステルのよ
うな分子量の小さいものから、テレフタル酸と上記2価
アルコールからなる分子量2000までのオリゴエステ
ルを意味する。
上記アルコール性水酸基を2個有する化合物と有機ジイ
ソシアネートとの反応割合は、水酸基がイソシアネート
基に対してモル比で1未満〔−OH基/−NCO基<1
(モル比)〕、好ましくは0.4〜0.8である。
上記反応を行なうイソシアネート基に対して不活性な媒
体としては、スチレン、ビニルトルエン、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチル、ジアリルフタレートなどの
重合性単量体あるいはベンゼン、トルエン、メチレンク
ロライドなどの非重合性化合物が挙げられる。
使用される触媒としては、トリエチレンジアミン、トリ
エチルアミン、ジブチル錫ジラウレート、ジメチルオク
チル錫などを例としてあげることができる。
上記の反応は反応温度20〜80℃、特に50〜80℃
で行なうことが望ましい。
上記反応により得られる末端インシアネート基含有ウレ
タンプレポリマーと反応しうるプロピレン単位を有する
アルコール性水酸基含有アクリレートまたはメタクリレ
ートとは、アクリル酸またはメタクリル酸あるいはそれ
らの機能誘導体とプロピレン単位を含む前記多価アルコ
ールとの反応により得られるもの、またはアクリル酸ま
たはメタクリル酸とエポキシ基を有する化合物との反応
により得られるものなどがある。
このような化合物としては、例えばポリプロピレングリ
コールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノメタクリレート、トリメチロールプロパンのプロピレ
ンオキサイド付加物のモノアクリレートまたはビスアク
リレートなどがある。
末端インシアネート基含有ウレタンプレポリマーとプロ
ピレンオキシド単位を有するアルコール性水酸基含有ア
クリレートまたはメタクリレートとの反応割合は、水酸
基がイソシアネート基に対して等モル以上〔−OH基/
−NCO基≧1(モル比)〕、好ましくは1.05〜1
.8である。
該反応は第1段反応に用いた媒体中、もしくはその他の
媒体中あるいは媒体の存在しない状態で行なう。
反応温度は80℃以下であることが望ましい。
また上記ウレタン変性アクリレートと配合される重合性
単量体とは、スチレン、ビニルトルエン、クロロスチレ
ン、tert−ブチルスチレン、ジビニルベンゼンなど
のスチレン系単量体、メタクリル酸メチル、メタアクリ
ル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、エ
チレングリコールジアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレートなどのアクリル酸エステル系単量体、
ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレートなどのア
リル系単量体、酢酸ビニル、ジブチルフマレートなどで
ある。
上記ウレタン変性アクリレートはこれらの重合性単量体
と混合してウレタン変性アクリレート樹脂とすることが
できる。
但し、末端インシアネート基含有プレポリマーとプロピ
レンオキシド単位を有する水酸基含有アクリレートまた
はメタクリレートとの第2段反応をイソシアネート基と
不活性な重合性単量体中において行なった場合には、反
応終了後、単量体を除去しないかぎり、ウレタン変性ア
クリレートは重合性単量体と混合されたウレタン変性ア
クリレート樹脂となっている。
前記第2段反応をイソシアネート基と不活性な非重合性
化合物中において行なった場合には、重合性化合物を除
去して後、あるいは除去せずに重合性単量体と混合する
ウレタン変性アクリレート樹脂を製造する別の方法とし
ては、有機ジイソシアネートとプロピレンオキシド単位
を有する水酸基含有アクリレートまたはメタクリレート
とを、水酸基がイソシアネート基に対して当モル未満〔
−OH基/−NCO基<1(モル比)〕で反応させ、次
いでアルコール性水酸基を2個以上有する化合物と反応
させて得られるウレタン変性アクリレートを重合性単量
体に溶解する方法がある。
ウレタン変性アクリレートと重合性単量体との混合割合
は90:10〜20:80(重量比)である。
本発明におけるウレタン変性アクリレート樹脂は、上記
の方法により製造されたものに限定されない。
本発明のウレタン変性アクリレートは、ウレタン変性ア
クリレート分子中、R1がテレフタル酸系オリゴエステ
ルであり、R3および/またはR´311個以上含有す
ることが必須である。
プロピレンオキサイド単位が11個未満の場合は、ウレ
タン変性アクリレート樹脂の接着性が低下したものとな
り望ましくない。
本発明のウレタン変性アクリレート樹脂は一般のラジカ
ル重合型熱硬化性樹脂の場合と同様にして硬化させるこ
とができる。
重合開始剤を用いる硬化方法では、ペンゾイルパーオキ
シド、第3級プチルパーベンゾエイト、メチルエチルケ
トンパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシド、ラ
ウロイルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、クメン
ハイドロパーオキシドなどの一般のラジカル重合型熱硬
化性樹脂に用いられる有機過酸化物を用いる。
他に、ラジカル重合を開始する紫外線、電子線、放射線
などによって硬化することもできる。
有機過酸化物を用いる場合には必要によりジメチルアニ
リン、ナフテン酸コバルトなどの促進剤を併用すること
もあり、紫外線、電子線、放射線などを用いる場合には
増感剤を用いてもよい。
本発明のウレタン変性アクリレート樹脂には一般のラジ
カル重合型熱硬化性樹脂の場合と同様に各種の充填剤、
添加剤、安定剤、補強剤などを適宜選択し配合すること
ができる。
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
実施例中、単に部とあるのは重量部を意味し、%とある
のは重量%を意味する。
粘度は25℃においてプルックフィールド型回転粘度計
を用いて測定した値である。
接着性はJISK6850−1972記載の方法によっ
た鋼板と鋼板の引張りせん断接着強度の測定により評価
した。
また鋼板とガラス繊維強化プラスチックとの引張りせん
断接着強度の測定もJISK6850−1972によっ
た。
鋼板の接着面の処理はJISK6848−1972に従
った。
硬化は、メチルエチルケトンパーオキシド(55%、ジ
メチルフタレート溶液)1.0%とナフテン酸コバルト
(Co含有率6%、ミネラル・スピリット溶液)0.3
%を添加し室温において硬化させる方法によった。
実施例において用いられる化合物は次のように略記した
PGMA :プロピレングリコ−モノメタクリレート PPGMA−492 : ポリプロピレングリコールモ
ノメタクリレート (平均分子量 492) PPGMA−666 : ポリプロピレングリコールモ
ノメタクリレート (平均分子量 666) PPGMA−1246:ポリプロピレングリコールモノ
メタクリレート (平均分子量1246) 参考例 1 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管および塔頂部に温度計
を取り付けた部分還流式冷却器を備えたステンレススチ
ール製反応器に、テレフタル酸166部とネオペンチル
グリコール229部を仕込み、酸化スズ1.0部および
トリエチルアミン1.5部を加え、4kg・cm−2ゲ
ージ圧の窒素ガス加圧下235℃において2時間反応さ
せて平均分子量338、酸価9のオリゴエステル(A)
を合成した。
参考例 2 参考例1と同様な反応装置に、テレフタル酸116部、
とイソフタル酸50部とネオペンチルグリコール229
部を仕込み、酸化スズ1.0部及びトリエチルアミン1
.5部を加え、4kg・cm−2ゲージ圧の窒素ガス加
圧下235℃において2時間反応させて平均分子量33
8、酸価11のオリゴエステル(B)を合成した。
実施例 1 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管および塔頂部に温度計
を取り付けた部分還流式冷却器を備えた反応器に、スチ
レン758部、オリゴエステル(A)338部、ハイド
ロキノン0.1部を仕込み、次いで2.4−トリレンジ
イソシアネート348部(OH/NCO=0.5)を加
え、反応温度80℃で2時間反応して末端イソシアネー
ト基含有ウレタンプレポリマーを得た。
次いでPPGMA−4921082部を添加し、反応温
度80℃で3時間反応してウレタン変性アクリレート樹
脂(1)を得た。
同様な反応操作により第1表に示した反応比によるスチ
レン30%含有の樹脂(2)〜(8)を得た。
これらの樹脂の鋼板と鋼板の接着性の測定結果を第2表
に示す。
(*) 2,4−TDI:2,4−トリレンジイソシア
ネート比較例 1 実施例1と同じ反応装置にスチレン419部、ポリプロ
ピレングリコール#1000(平均分子量1040)1
040、およびハイドロキノン0.08部を仕込み、2
,4−トリレンジイソシアネート348部(OH/NC
O=0. 5)を加え、反応温度80℃で2時間反応し
て末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを得
た。
次いでHEMA286部を加え、反応温度80℃で3時
間反応してウレタン変性アクリレート樹脂(9)を得た
別にスチレン651部をポリプロピレングリコール#1
000の代わりにポリプロピレングリコール#2000
(平均分子量1968)1968部を用いる以外は上記
樹脂(9)と同様にしてウレタン変性アクリレート樹脂
(10)を得た。
これらの樹脂による鋼板と鋼板との接着性を測定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ウレタン変性アクリレートと重合性単量体とからな
    るウレタン変性アクリレート樹脂において、該ウレタン
    変性アクリレートが次の一般式(I)(式中、R1は2
    価のテレフタル酸オリゴエステル残基、R2は有機ジイ
    ソシアネート残基、R3およびR´3は多価アルコール
    残基、R3およびR′3の一方あるいは両方はプロピレ
    ンオキシド単位:11個以上である。 R4は水素またはメチル基、mは1〜5の数、nは1〜
    3の数を示す。 )で表わされる化合物であることを特徴とするウレタン
    変性アクリレート樹脂。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS506403A (ja) * 1973-05-21 1975-01-23
JPS5119601A (ja) * 1974-08-08 1976-02-17 Kansai Paint Co Ltd

Patent Citations (2)

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