JPS58112072A - 立体感のある装飾板の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐食性、耐薬品性がすぐれ、多種類の製品が容
易に製作でき、且つ利用用途も広く、小量生産が可能で
商品価値の高い製品か製作でき、従来の装飾板では表現
し得ない顕著な凹凸のある立体的図柄、模様を表現出来
る立体感のある装飾板の製造法に係るものである。

本発明の方法は、熱硬化性の樹脂系粉体塗料に金属粉末
を混和した特殊混合粉末を、金属性素材上に適当な厚さ
に載置付着させ、この特殊混合粉末の付着面を、型等で
図柄、模様を表現して、焼付炉に入れて付着面を硬化さ
せて金属性素材と一体とし、その後図柄、模様の表面に
４熱硬化性の着色焼付塗料を塗布した後、再び焼付炉に
入れ、焼付は着色塗料層の硬化を完了して、立体感のあ
る図柄、模様を有する装飾板を製作する。

本発明の実施に使用する熱硬化性の合成樹脂系粉体塗料
は、アクリル系、エポキシ系のものが適当であるが、ニ
ラシンチオデユー／Ｌ／（登録商標）静電塗装用熱硬化
性粉体塗料、エピコート（登録商標）使用の樹脂粉体塗
料等のエポキシ系合成樹脂塗粉末塗料を用い、又下記の
如き処方のエポギシ系粉体塗料を用いてもよいっ エポキシ樹脂系粉体塗料の処方例 第１号　　第２号 エピコート１００１　　　　　　　　７５（重量比）６
０（重量比）〃１００４　　　　　２５　　　４０ 無定型シリカ粉末（流れ止め剤）４４ 尿素樹脂（フロー改善剤）４４ 沈降性硫酸バリウム（充填剤）　　　　１０　　　　　
　１０ジシアンジアミド（硬化剤）　　　　　　４．５
　　　　　　０三弗化硼素複合物（〃　）　　　　　Ｏ
ｌＯ上記の第１号又は第２号の粉体塗料の重着比１００
に対しアルミニウム粉末（１２０メツシユ）２０の割合
に混和して特殊混合粉末２を作成する。

又上記の第１号又は第２号の粉体塗料の重量比１００に
対し、黄銅粉又は銅粉（８０メツシユ）５０の割合に混
和して特殊混合粉末２を作成する。

本発明に使用する金属性素材は１５０℃の焼入に耐える
素材であればよく、金属板で厚さ約０．４〜２ｍｍ程度
のスチール板、アルミニウム板、ステンレス板、トタン
等を使用する。

次に前記の特殊混合粉末を金属性素材上に載置付着させ
る手段としては、金属性素材上に特殊混合粉末をふるい
でこし乍ら平均的に載置付着させるか、スプレーガン等
で付着させてもよくその付着の方法は自由である。特殊
混合粉末の膜厚は、約０．５〜２Ｍ程度の範囲で載置付
着させた後、付着面を型又は金具等で模様２図柄をつけ
る。この模様付の金属性素材を炉に入れ、約１５０℃で
２０分加熱して、焼付硬化させ一体とする。

次に表面仕上げのために使用する焼付塗料は着色顔料の
入った塗料、例えばアクリ）ｖ系焼付塗料を模様面に塗
布し、１５０℃３０分炉に入れ、更に模様の表面をきれ
いに仕上げるため、アクリル系の透明焼付塗料を塗布し
、１５０℃３０分炉に入れ焼付する。この最後のアクリ
ル系の透明焼付塗料は場合によっては省略しても差し支
えない。

又着色仕上げのために使用する焼付塗料に染料入りのア
クリル系塗料を使用する場合は、最後にもう一度表面仕
上用の透明焼付塗料を塗布して焼付塗装する必要がある
。これは表面の仕上シをきれいに仕上るためである。

本発明は金属性素材１の清浄前処理加工として金属性素
材ｌの表面に耐着している油、水分、さび、Ｉ′！こり
等を除去するため、油についてはトリクレン洗浄、アル
カリ脱脂、防錆については酸処理、サンドブラストなど
により清浄前処理加工をして金属性素材ｌの表面をきれ
いにする必要があるＯ 本発明は清浄前処理加工を施した金属性素材１上に熱硬
化性の樹脂粉体塗料と金属粉末を混合した特殊混合粉末
２を均一に載置付着させ、この混合粉末２上に凹凸の模
様１図柄４を描いた後、これを焼付乾燥ゆに入れ１５０
℃で２０分焼付をする０ 次にどの焼付乾燥の終ったものに、表面を着色するため
適宜の色彩を選択して市販の着色顔料又は染料入りの液
状の熱硬化型アクリル樹脂焼付塗料４を塗布し、これを
焼付乾燥炉に入れ１５０℃で３０分焼付する。

更に表面をきれいに仕上げるため、更にもう一度市販の
流状熱硬化型透明焼付塗料５を塗布し、これを焼付乾燥
炉に入れ１５０℃で３０分焼付する０ 前記の方法によれば、金属性素材ｌ上に、熱硬化性樹脂
粉体塗料と金属粉の混和による特殊混合粉末２で描いた
凹凸の図形模様３が焼付加熱硬化後もほとんど変形又は
型くずれすることなく、第１回の焼付前の゛図形、模様
と同一の図形、模様が金属性素材ｌ上に立体的に表現さ
れた装飾板が出来上る０ 特に本発明の如く熱硬化性樹脂粉末塗料に熱伝　′導性
たる金属粉を混入した特殊混合粉末を使用すれば、加熱
時に於いて該金属粉の熱伝導性により仮え高分子のエポ
キシ樹脂を多量に使用する場合に於いても、普通よシ低
い温度並び短時間で良好な硬化作用発揮し、経済的に製
品化できる特徴を有している。この点は前記第１号処方
の粉末塗料の硬化焼付条件が２００℃で３０分、第２号
処方の粉末塗料の硬化焼付条件が１８０℃で３０分が適
当であるに対し、これらに金属粉末を混入した特殊粉末
を使用した場合は、１５０℃で２０分で硬化焼付が充分
可能であった。

更らに前記の方法による装飾板上に着色焼付塗料を塗布
し焼付ければ、立体感の著しい凹凸模様を有する装飾板
が製作される。この装飾板は室内装飾建材として内外装
用パネル、内装柱のカバー、壁面用パネルとして応用例
は広く、又この装飾板は金属性素材ｌと図形、模様の凹
凸部分が強固に一体となっているので屈曲、加工が自由
に出来、使用用途が広い。

又従来にないいろいろの模様の゛ものが出来表面の色、
−柄も豊富である。

又、本発明の装飾板は金属性素材ｌ上に付着した混合粉
末の粉体塗料が焼付により硬化塗着して金属性素材ｌと
一体となり確実強固に塗着するので、耐食性、耐薬品性
にすぐれた製品を提供出来る０

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の工程を朦明する説明図で、第１図は金属
性素材の一部省略斜視図、第２図は金属性素材上に特殊
混合粉末を載置付着して模様図形を付けた状態の一部省
略説明斜視図、第３図、第４図は完成品の一部省略断面
図である。 ■・・・金属性素材、　　　２・・・特殊混合粉末、３
・・・凹凸の模様１図形、 ４・・・着色焼付塗料。 特許出願人　　下　　岡　　　　隼 第　１　図 １ 竿２　―

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、清浄前処理を施した金属性素材ｌ上に、熱硬化性樹
   脂粉体塗料と金属粉末を混合し次、特殊混合粉末２を均
   一の厚さに載置付着せしめ、この特殊混合粉末２上に凹
   凸の模様１図形３を表現し、この特殊混合粉末２を載置
   付着した金属性素材ｌを焼付乾燥炉で焼付硬化して一体
   とし、次にこの焼付硬化した凹凸の模様１図形３上に着
   色焼付塗料４を塗布し、これを焼付乾燥炉に入れて焼付
   硬化してなることを特徴とする立体感のある装飾板の製
   造法。 ２、着色焼付塗料４を塗布、焼付後、更にその上に透明
   焼付塗料５を塗布し、これを焼付炉に入れて焼付硬化し
   てなる特許請求の範囲第１項記載の立体感のある装飾板
   の製造法。