JPH0235970A - 模様化粧材の製造方法 - Google Patents

模様化粧材の製造方法

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JPH0235970A
JPH0235970A JP18659788A JP18659788A JPH0235970A JP H0235970 A JPH0235970 A JP H0235970A JP 18659788 A JP18659788 A JP 18659788A JP 18659788 A JP18659788 A JP 18659788A JP H0235970 A JPH0235970 A JP H0235970A
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JP
Japan
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embossing
coating
powder
embossed
paint
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Application number
JP18659788A
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English (en)
Inventor
Kenzo Maeda
健蔵 前田
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は模様化粧材の新規な製造方法に関するものであ
る。さらに詳しくいえば、本発明は、耐食性、耐候性、
耐摩耗性などに優れるとともに、長期間使用しても塗膜
のひび割れやつや引けが生じないなど、良好な耐久性を
有し、建材、家電製品、家具などに好適に用いられる粉
体塗膜にエンボス加工処理を施した模様化粧材を効率よ
く製造する方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、建築物の壁材や内装材などの建材、家電製品のハ
ウジング材、あるいは家具などには、高級な感じをもた
らすために視覚性や感触などに優れた模様化粧材が広く
用いられている。
このような模様化粧材を作成する方法の1つとして、エ
ンボス加工処理が知られており、このエンボス加工処理
を施した模様化粧材としては、エンボス鋼板が実用化さ
れ、種々の用途に用いられている。
このエンボス鋼板は、通常鋼板上に、塩化ビニル樹脂系
のプラスチゾル塗料又はオルガノゾル塗料を塗装してか
ら、焼き付けて、プラスチゾル塗料の場合には300〜
500μm程度の厚さの塗膜を、オルガノゾル塗膜の場
合には70〜100μm程度の厚さの塗膜を形成させた
のち、エンボス加工処理を施すことによって作成されて
いる。
しかしながら、このような方法によって作成されたエン
ボス鋼板においては、使用するプラスチゾル塗料やオル
ガノゾル塗料にジオクチルフタレートなどの可塑剤が多
量に含まれているため、その塗膜は、経時により該可塑
剤が逐次消失してひび割れやつや引けを起こすのを免れ
ないという欠点がある。
他方、粉体塗料は加工性に優れ、かつその塗膜の耐候性
や耐摩耗性などが良好である上に、典型的な省資源、無
公害型塗料であることから、近年注目され、例えば建築
用鉄骨材、ガードレール、フェンス、街路灯、門扉など
の屋外耐久性構造物や、鋼製家具、電気器具、ホーロー
代用塗装など工業製品の塗装に広く用いられている。
しかしながら、この粉体塗料を被塗装物の表面に付着さ
せ、塗膜を一旦形成させたのち、該塗膜にエンボス加工
処理を施すと、凹凸部分のエツジ部にひび割れが生じた
り、極端に薄膜となって長期防食性に劣るようになり、
長期間使用が不可能になるなどの問題が生じる。したが
って、粉体塗料を用いたエンボス鋼板は、これまで実用
化されていないのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような事情のもとで、粉体塗料を用い、
耐食性、耐候性、耐摩耗性などに優れるとともに、長期
間使用しても塗膜のひび割れやつや引けが生じないなど
良好な耐久性を有するエンボス加工処理を施した模様化
粧材の製造方法を提供することを目的としてなされたも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重
ねた結果、熱可塑性樹脂を主成分とする粉体塗料を被塗
装物の表面に塗布して溶融させ、該塗料が溶融状態で流
動性を保持している間に、エンボス加工処理を施し、次
いで急冷することにより、その目的を達成しうろことを
見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、原材板の表面に、熱可塑性樹脂を
主成分とする粉体塗料を塗布して加熱、溶融させ、該粉
体塗料が流動性を保持している間にエンボスロールを用
いてエンボス加工処理を施したのち、急冷することを特
徴とする模様化粧材の製造方法を提供するものである。
以下、本発明をさらに具体的に説明する。
本発明方法において用いられる原材板としては、とくに
制限はないが、平板状又は緩やかな曲面状などにも摘要
でき、材質としては、例えば、厚生板、薄板、亜鉛鉄板
などの鋼板や、アルミニウム板、木板、合板、プラスチ
ック板などが挙げられるが、これらの中で特に鋼板が好
適であり、原材板とともにエンボス加工する場合は、展
性のある金属板又は熱可塑性のあるプラスチック板を使
用することができる。
本発明方法においては、これらの原材板の表面に、ます
熱可塑性樹脂を主成分とする粉体塗料を塗布するが、該
粉体塗料を塗布する前に、通常用いられる被塗装物の素
地調整を実施することができる。この素地調整は、該原
材板の表面に塗膜が完全に密着し、長期の耐久性が保持
できるような表面状態を作り出すためのものであって、
素地調整の方法については特に制限はなく、原材板の材
質に応じて、従来慣用されている方法を用いることがで
きる。
例えば原材板として鋼板を用いる場合は、素地調整とし
て、通常、脱脂処理、さび落とし処゛理、化成皮膜処理
などの処理を行うことができる。
このようにして素地調整された原材板の表面に、さらに
粉体塗膜の密着性を良くするために、素地と粉体塗料の
両者に親和性のあるプライマー塗装を所望により実施し
てもよい。このプライマー塗装は粉体塗料の素地への接
着ガイドの役割を果たすもので、一般に塗膜の厚さは1
0μm程度でよく、通常プライマーを塗装後、焼付乾燥
処理が行われる。
本発明方法において用いられる粉体塗料については、熱
可塑性樹脂を主成分とするものであればよく、特に制限
はないが、耐候性に優れるものが好ましく、例えばポリ
エステル系粉体塗料、ポリオレフィン系粉体塗料、アク
リル系粉体塗料、ポリアミド系粉体塗料などが好適に用
いられる。
これらの粉体塗料の塗布方法については特に制限はなく
、従来粉体塗装に慣用されている方法、例えば溶射法、
吹き付は法、流動浸漬法、静電吹き付は法、静電流動浸
漬法などを用いることができるか、これらの中で静電吹
き付は法が好適である。
該静電吹き付は法は、高電圧(−7万V以上)が印加さ
れたスプレーガンのノズルを通して負に帯電させた粉末
の塗料を、接地した被塗装物に吹き付け、電気的に吸引
付着させる方法である。
本発明方法においては、素地調整され、所望に応じてプ
ライマー塗装が施された平板状基体を、必要ならば50
〜80℃程度の温度に予熱したのち、その表面に、前記
方法によって熱可塑性樹脂粉体を塗布する。この際塗膜
の厚さは通常50〜300μmの範囲で選ばれる。
次いで、これを該粉体塗料の溶融温度以上に加熱して、
該粉体塗料を溶融させたのち、それが流動性を保持して
いる間に、エンポスロールヲ用イテ、エンボス加工処理
を施す。
このエンボスロールは、流動性をもつ粉体塗料が付着し
にくいように水冷するが、又は7ン素樹脂で表面加工し
たものを用いるのが有利である。
該7ノ素樹脂としては、例えば四7ツ化エチレン樹脂、
三フフ化エチレン樹脂など極めて非粘着性の高いものが
好ましい。
次に、このようにしてエンボス加工処理が施された塗装
材を水冷などにより急激に冷却することによって、正確
な模様の化粧材が得られる。
本発明方法においては、前記のエンボス加工処理は塗膜
のみに施してもよいし、塗装材全体に施してもよい。
[実施例] 次に、本発明の好適な実施態様の例を添付図面に従って
説明する。
第1図及び第2図は、それぞれ本発明方法により、模様
化粧材を製造するための異なった例の工程概略図であり
、第1図は塗装材全体にエンボス加工処理を施す場合、
第2図は塗膜のみにエンボス加工処理を施す場合である
実施例1 塗装材全体にすなわち原材板と塗膜とともにエンボス加
工処理を施す場合について、第1図に従って説明する。
平板状原材板1として、予め脱脂処理、さび落とし処理
及び化成皮膜地理が施された鋼板を用意し、粉体塗装機
2により、該鋼板の表面にポリエステル樹脂系粉体塗料
を吹付膜厚が60μm程度になるように静電吹き付は塗
りを行った。次にこのものを加熱炉3内を通過させて約
150 ’Cに加熱して該粉体塗料を溶融流動化させた
のち、エンボスロール4(A)と4(B)との間を通過
させて、塗装材6で示されるように塗装材全体にエンボ
ス加工地理を施し、さらに、予熱炉5を通過させたのち
、水冷装置7により急冷することによってエンボス鋼板
8を作成した。
該予熱炉5は、塗膜の急冷により、凹凸部分のエツジ部
にひび割れが生じるような場合に使用する。
このようにして得られたエンボス鋼板は、外観が美麗で
、ひび割れなどが全くなく、また100日問屋外に曝し
てもなんらひび割れやつや引けなどを起こすことがなか
った。
実施例2 塗膜のみにエンボス加工処理を施す場合について第2図
に従って説明する。
エンボスロールとして、4’A、4’Bに示す形状のも
のを用いた以外は、実施例1と同様な工程により、塗膜
のみにエンボス加工処理を施したエンボス鋼板8を作成
した。
このようにして得られたエンボス鋼板は、外観が美麗で
、ひび割れなどが全くなく、また100日問屋外に曝し
てもなんらひび割れやつや引けなどを起こすことがなか
った。
[発明の効果] 本発明方法によると、熱可塑性樹脂を主成分とする粉体
塗料を用い、エンボス加工処理を施すことによって、耐
食性、耐候性、耐摩耗性などに優れるとともに、長期間
使用しても塗膜のひび割れやつや引けが生じないなど良
好な耐久性を有する模様化粧材を効率よく製造すること
ができる。
本発明方法によって得られた模様化粧材は、例えば建築
物の壁材や内装材などの建材、家電製品のハウジング材
、家具材などとして好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ本発明方法により模様化
粧材を製造するための異なった例を示す工程慨略図であ
る。図中符号1は平板状基体、2は粉体塗装機、3は加
熱炉、4A14B、4’A及び4’Bはエンボスロール
、5は予熱炉、6はエンボス加工された塗装材、7は水
冷装置、8は模様化粧材である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原材板の表面に、熱可塑性樹脂を主成分とする粉体
    塗料を塗布して加熱、溶融させ、該粉体塗料が流動性を
    保持している間にエンボス加工処理を施したのち、急冷
    することを特徴とする模様化粧材の製造方法。 2 エンボス加工処理を塗膜のみに施す請求項1記載の
    製造方法。 3 エンボス加工処理を原材板とともに全体に施す請求
    項1記載の製造方法。
JP18659788A 1988-07-26 1988-07-26 模様化粧材の製造方法 Pending JPH0235970A (ja)

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JP18659788A JPH0235970A (ja) 1988-07-26 1988-07-26 模様化粧材の製造方法

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JP18659788A JPH0235970A (ja) 1988-07-26 1988-07-26 模様化粧材の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500860A (ja) * 2009-08-03 2013-01-10 エス・ディ・ウォレン・カンパニー 硬化パウダーコーティングへのテクスチャ付与方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520650A (en) * 1978-08-02 1980-02-14 Toyo Ink Mfg Co Ltd Pattern forming method
JPS5637076A (en) * 1979-08-31 1981-04-10 Kawatetsu Kohan Kk Manufacture of ornamental metallic plate having corrosion resistance and durability

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