JPS58110691A - Zn−Fe系電気合金メツキ鋼板の製造方法 - Google Patents

Zn−Fe系電気合金メツキ鋼板の製造方法

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JPS58110691A
JPS58110691A JP20703881A JP20703881A JPS58110691A JP S58110691 A JPS58110691 A JP S58110691A JP 20703881 A JP20703881 A JP 20703881A JP 20703881 A JP20703881 A JP 20703881A JP S58110691 A JPS58110691 A JP S58110691A
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JP
Japan
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ions
plating bath
plating
tank
iron
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JP20703881A
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Yukinobu Higuchi
樋口 征順
Yukio Tsukamoto
幸雄 塚本
Minoru Kamata
蒲田 稔
Akira Hata
秦 「あ」
Hiroshi Takahashi
洋 高橋
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はZn −Fe系電気合金メッキ鋼板の製造方
法に関する。
Zn −FeおよびZn −Fe系の多元系合金の電気
メッキを不溶性電極を用いて行う場合、Zn −Fe系
合金の被覆層形成に必妥なFe  イオ/は、電気メツ
キ作業において電解処理時に陽極における酸化反応によ
り、また電解浴すなわちメッキ浴中に含有される酸素或
いは大気上の抜駆により酸化されてFe+3  イオン
となる。この酸化はメッキ浴の循環あるいは加熱によっ
て著しく促進される。
メッキ浴中のFe+2イオンがFe+3イオンに酸化さ
れてFe+2イオンa度が低(なると、すなわちFe+
3イオンの濃度が高(なると電解効率が低下すると共に
、被覆層中のFe含有量のばらつきが太き(なる。また
被覆層の性能不良、例えばメッキ鋼板を加工する際に生
ずるパウダリング(メッキ層が加工によって粉状にはく
離する現象)が発生し易くなる等の原因となる。さらに
は、またFe+3が増加しすぎると、メッキ浴中にFe
+3を含冶する複塩で構成される沈澱を生じ、メッキ浴
と共に循環されもメッキ製品に対し押し疵を生ぜしめる
原因となる。したがって、安定した性能、製品外観およ
び組成のZn −Fe系合金メッキ鋼板を製造するには
、メッキ浴中のFe+2イオン濃度を所定の値に保持す
る必要がある。また、同時にFe+3  イオン濃度を
一定値以下に抑えることが望ましい。
そこで、この発明はZn −Fe系電気合金メッキにお
ける上記のような問題を解決するためになされたもので
あり、メッキ浴中のFe+2イオン濃度を所要の値に保
持し、Fe+3イオン濃度増加を抑えて良好な品質のメ
ッキ鋼板を高い作業能率で得ることができるZn −F
e系電気合金メッキ鋼板の製造方法を提供しようとする
ものである。
この発明ではZn −Fe系ならびにZn −Fe系合
金にNi 、 Co 、 Sn  、 MnおよびCr
の少(とも1つを含有する合金を鋼板に不溶性電極を用
いて電気メッキしてZn −Fe系電気合金メッキ鋼板
を製造する。メッキ浴は一部或いは全部が再生・補給回
路を循環され、その間にメッキ浴の再生処理および金属
イオン、特にFe+2イオンの補給がなされる。
上記再生・補給処理において、メッキ浴へのFe+2イ
オンの補給は、メッキ浴に一足量以上のFe+3イオン
を含有する場合には金属鉄の溶解によっておこなわれ、
メッキ浴中に含有されるFe+3イオン量が少ない場合
には硫酸鉄のメッキ浴への直接供給によって行われる。
Fe” イオ/の補給が金媚鉄のhmによる場合には、
Fe” ”イオンが金属鉄により還元されてFe+2イ
オンとなるので、このFe+2イオンによっても補給が
行われることになる。硫酸鉄の直接供給によって生じる
余剰のso ”  イオン交換樹脂を用いることによっ
てメンキ浴から除去される。このときの陰イオン交換樹
脂は、弱塩基型のものが望ましい。
発明者達の研究の粕果によれば、メッキ浴中のp e+
 3イオン1l11度は10”9/It 以下、好マシ
くハ5V!以下であると法が望ましい 即ち、 (1)  メッキ浴中のFe” イオン濃度が増加する
と、メッキ浴中にFe+3を主成分とし、 So、2、
電導性塩のカチオン(例えば、  NH4,Na  イ
オン等)を含有する水酸化物からなる複塩の沈澱を多量
に生成するようになる。
その結果、これらの沈澱生成物がメッキ浴中を循環され
て、メッキ装置の配管等につまり、メッキ浴の円滑な循
環を妨げ、メッキ作業においてしばしばトラブルを発生
する。
又、沈澱生成物がメッキ鋼板に付着し、メッキ鋼板とロ
ールが接触・圧下される部分で(例えば、コンダクタ−
ロールとメッキ鋼板の接触部分)沈澱生成物が圧下・押
しつぶされて、ロール面に強固に付着し、以後通板され
るメッキ鋼板表面に傷(所謂、押キズ)を発生させ、メ
ッキ鋼板の外貌を著しく劣化させる。これらのトラブル
を生ぜせしめない、すなわちFe”を主成分とする沈澱
を生ぜしめないか、或いは就中のFe+3 イオン濃度
が10 ’l/β以下、好ましくは5 Vlt以下にす
ることが必要である。
(2)  メッキ浴中にFe”イオンが含有される場合
解効率の低下をもたらす。
さらに、Fe+3がメッキ浴中に多重ζこ含有されると
、メッキ浴の溶解速度が増加し、電解後水洗されるまで
メッキ浴と接触して(・る被覆層を派しく浴解し、ひい
ては電解効率を低下せしめ、又メッキ浴と接触している
コンダクタ−ロールを溶解・腐食せしめる等の悪影響を
生ぜせしめる。
このため、メッキ浴中にはFe+3が含有されないか含
鳴されても少ない方が望ましく、種々検討の結果i<で
も10随以下、好ましくは5V2以下であれば上記の如
き悪影響が少ないことが判った。
(3)  その他 メッキ浴中にFe” イオン濃度が増加し、電解被覆層
の形成に寄与するFe” イオン濃度がばらつくと、電
解被覆層に含弔−されるFe含有量にばらつきを生じる
等の欠点も生じる。
従って、本発明はメッキ浴中に生成されるFe+8イオ
ン濃度を10 Vj2以下、好ましくは5 ’l/fl
以下の濃度に維持して、良好なメッキ外貌、安定したメ
ッキ作業性、合金組成を得るためのメッキ方法を提供す
るものである。
而して、本発明においては、電解時に陽極での酸化反応
及びメッキ浴の循環によって空気酸化等によって生成さ
れるFe+8濃度がメッキ浴中に2.5VIt以上含有
される場合には、第1図に示すように、その溶解速度が
大なる現象を利用して、金属鉄(鉄チップ、鉄粉)を溶
解してFe+II  イオンを補給すると同時にメッキ
浴中のF e”をpe +2に還元せしめることによっ
て、  Fe+8m度のメッキ浴中への増加を防止する
と共に、電解処理によって減少するFe” イオンが補
給される。
一方、メッキ浴中のFe+8  イオン濃度が2.5g
/2以下のメッキ浴の溶解速度が小なる場合には、Fe
 +2 イオンの補給を硫酸鉄をメッキ浴に溶解するこ
とによって行なわしめる。
即ち、金属鉄はメッキ浴によって、第1図に示すように
殆んど溶解されないので、電解によって減少するFe”
 イオンはメッキ浴に対する溶解度及び溶解速度の大な
る#LH鉄によって補給される。
而して、この場合電解処理によってFe” イオンが減
少し、メッキ浴中に過剰の804 イオンが増加するの
で、この余剰のSOイオンはイオン交換樹脂によって除
去される。この原イオン交換樹脂は弱塩基型が、イオン
交換反応における金属イオンの沈澱生成を防ぎかつ作業
性が良い墨から望ましい。
すなわち、メッキ浴中にフリーの804 が増加するこ
とによって声が低下し、前記した様に電解被覆層の性能
の劣化、電解効率の低下或いはメッキ機器の溶解、特に
コンダクタ−ロールの溶解を著しく促進する等の問題を
生じる。
そのために、メッキ浴の団は、種々検討の結果、1.0
以上、好ましくは1.5以上が好ましい。
従って、メッキ浴中に含有されるフリーのS04イオン
濃度は5 VIA以下、好ま、シ(は1.5Vβ以下で
あることが好ましく、電解処理によってFe+2イオン
が減少しS04  が余剰にメッキ浴中に増加してくる
とイオン交換樹脂によって除去される。
上記のように、この発明ではメッキ浴は再生・補給処理
回路に循環されて浴中にFe+2 イオンが補給される
と共に浴中の余剰のFe  およびS04イオンが除去
される。したがって、メッキ作業が長時間連続して行わ
れても、常にメッキ浴のFe”イオン濃度を所要の値に
保持し、メッキに有害なFe”イオンおよびSO″′4
2イオンの濃度を許容値以下に抑えることができる。こ
れにより、メッキ鋼板表面には所要のFeを含有し、メ
ッキ外観が良好で、被覆層が加工によってパウダリング
を生じることのない良好な品質のFe −Zn系合金メ
ッキが形成される。また、電解効率の低下を防ぐことが
できる。
以下、この発明をさらに詳細に説明する。
第2図はこの発明の方法を実施する装置の一例を示すも
ので、メッキ浴再生・補給処理装置の回路図である。
メッキタンク1中のメッキ浴Mの一部&ま配管aより一
旦ストレージタンク2に貯留される。
メッキ浴M中のFe+8イオン濃度が高過ぎる場合、例
えば5 ’//1!、を超える場合には、メッキ浴&ま
ストレージタンク2より配置・bを経て溶解・還元タン
ク3に送られる。溶解・還元タンク3に&ま金属鉄(鉄
チップ、鉄粉)が充填されて(・る。Fe”・イオンを
含むメッキ浴はこの金属鉄と反応して金属鉄をFe”イ
オンとして浴中に溶解する。こσ)とき、Fe+3イオ
ンはFe+2イオンに還元される。
還元されたメッキ浴は配管Cを経てスラッジ除去タンク
4に送られる。ここで、メッキ浴中のスラッジは沈降ま
たは遠心分離によって浴液かも分離される。分離された
スラッジはスラッジタンク5に排出される。メッキ浴は
更に配管dを介してミクロフィルター6に送られ、ここ
で微細なスラッジが除去される。このようにして再生さ
れたメッキ浴はミクロフィルター6より配管eを経てス
トレージタンク2に戻される。
尚、この操作時において、他の金属イオン、Zn。
Ni+、 Co+等は切出装置1oがら酸化亜鉛、炭酸
亜鉛、炭酸ニッケル、硫酸コバルト等が所定量づつ攪拌
タンク9に切り出され、上水と共に攪拌タンク7に送ら
れ、配管り又は攪拌タンク9から図示されていない配管
を経てストレージタンク11を経てストレーシタ/り2
に供給され、金属イオン濃度を一定に保つように補給さ
れる。
つぎに、メッキタンク1中のメッキ浴MのFe 十Bイ
オン濃度が低い場合について説明する。
メッキ浴は前記ストレージタンク2がら配管fを経て攪
拌タンク7に送られる。攪拌タンク7には切出装置8か
ら硫酸鉄が所要量づつ切り出される。また、別の攪拌夕
/り9には切出装置1oがら酸化亜鉛、炭酸亜鉛、亜鉛
粉末、硫酸亜鉛、硫酸ニッケル、炭酸ニッケルなどが金
属イオン添加剤として切り出される。攪拌タンク9にお
いて上水と共に攪拌された金属イオン添加剤は配管gを
経て前記攪拌タンク7に送られ、ここで硫酸鉄が加えら
れたメッキ浴と攪拌、混合される。そして、このように
してFe十” イオンおよび他の金属イオンが補給され
たメッキ浴は配管りおよびスラッジ除去タンク11を経
てストレージタンク2に7戻される。
硫酸鉄によりFe” イオンが補給されたメッキ浴は電
解処理によりF e”イオンが消4.tされるとSO4
イオンか増加する。SO4イオンが増加する♂前述のよ
うにメッキ層の品質および電解効率の低下を招(。した
がって、余剰のso、−2イオンを隙(必要がある。
ストレーシタ/り2のメッキ浴は配管lを経て陰イオン
交換塔12に送られる。ここで、メッキ浴中の804 
 イオンは陰イオン交換樹脂止のイオン交換反応によっ
て除去される。so;’−イオンを除去されたメッキ浴
は配管jを経てストレージタンク2に戻される。なお、
陰イオン交換塔12は、一定量のメッキ浴を処理したの
ち、タンク13.14および15からそれぞれ上水、 
NaOH(例えば4%)およびH2SO4(例えば5%
)が注入され、隘イオン交換樹脂は再生処理される。再
生処理1侍に生じた廃液は配管k)f:経て廃液タンク
16に排出される。
以上のようにして再生処理されたメッキ浴はストレージ
タンク2よりメッキタンク1に配管βを経て戻される。
また、溶解還元タンク3および隘イオン交換塔12で処
理された余分のメッキ浴はメッキ浴サブタンク17に一
旦貯留されたのち、適当な時期にストレージタンク2に
・戻される。
メッキ浴Mの再生・補給処理の時期は、メッキ浴M中の
金属イオン(zn+、Fe+2.Fe+3或いはその他
のNI+2.co+2等の添加金属イオン)及びS04
  イオンの濃度を測定し、その結果に基づいて行なわ
れる。而して、これらの金属イオンや5o−2イオンの
測定方法については、本発明においては特に規定するも
のではない。
例えば、上記の金属イオンの測定法としては、溶液螢光
X線法による金属濃度の連続測定法等が採用される、そ
して、本発明において特に重要なFe  イオン濃度は
螢光X線法では不可能であり、メッキ浴の酸化還元電位
の連続測定と上記のFe[jの測定さの併用により実施
される。
又、SOτ2イオン濃度の測定については、クロマトグ
ラフ法による連続測定法或いは浴液の−を連続測定する
ことにより代用される。
勿論、上記各金属イオンやS04  イオンの@度測定
は、予じめ測定時間を決めており間けつ的に化学分析法
により行なってもよい。
2 而して、上記の如(、金属イオン或いはS04イオン等
がu度測定されると、その結果にしたかって前記に説明
した方法及び装置によって各々の金属イオ・ンの補給及
びメッキ浴の再生処理がなされる。
この場合、金属イオンの補給、或いはメッキ浴の再生処
理は、濃度測定回路と前記再生・補給回路上の間に制御
回路を設けて自動的に行なってもよく、又手動で各バル
ブ操作を行なって再生・補給処理を行なってもよい。
本発明において使用されるメッキ浴の例を挙けると次の
通りである。
なお、この発明は上記第2図による説明の方法に限られ
るものではない。例えば、Fe+2  イオンの補給は
金属鉄による補給および硫酸鉄による補給を同時に行う
ようにしてもよい。また、S04イオンを除去する際、
メッキ浴はスラッジ除去タンク4およびミクロフィルタ
ー6を通してスラッジを除去したのち、陰イオン交換塔
12に供給することが望ましい。こうすることによって
、スラッジによる陰イオン交換樹脂の能力低下を防止す
る有するZn −Fe或いはこれにNi、Co 、 M
n 、 Sn+Crの少な(とも1種類以上が含有され
、メッキ作業中に酸化されFe+3が必然的に生成され
、又Fe”イオンの補給が困難な不溶性電極を使用する
合金メッキ法に対して、本発明の方法は極めて有効であ
る。即ち、メッキ作業性、電解効率及び被覆層の性能に
悪影響を及ぼすFe+3イオンがメッキ浴に多量に生成
された場合には、その溶解速度を利用して金属鉄の溶解
及び金属鉄によるFe+3の還元によってFe+2イオ
ンを供給し−1金属鉄の溶解が困難なFe+3が存在し
ない状態では硫酸鉄によるFe+2イオンを供給すると
共に、過剰の硫酸根を同時に除去することを、各々単独
又は同時に行なわしめてFe+2イオンの供給と、悪影
響を及ぼすFe+3、so″;2イオンの除去を円滑に
行なわしめ、連続安定して良好なメッキ作業を可能なら
しむる優れた方法である。
実施例 のメッキ浴を用い、電流密M 100 A/drn2で
メッキ量20g/m2、メッキ組成Zn −40% F
e −1,5lNi系合金からなる合金メッキ鋼板の連
続・製造実験を行なった。
上記メッキ浴を建浴後、電解量に対応して減少する金属
イオンの補給を各々Z10 、 FeSO4・7HzO
NiCO3・N1(OH)zを第2図の攪拌タンク7及
び8から連続的に補給しつつメッキ槽lで電解処理を行
なうと共に、メッキ浴ストレージタンク2からメッキ浴
Mの一部を配管iを経て陰イオン交換塔12て余剰の4
04 イオンを除去してストレージタンクに戻してメッ
キ浴へのイオン供給とメッキ浴の再生処理を行なった。
この間 電解時間約21時間(電解量;メッキ浴II!
、当り、8 X 10’  クーロン)の電解処理を行
なったが、pHの変動はS04を連続的に除去すること
によって1.6〜2.0の間に維持され、各々Zn、 
 Fe、 Ni  の金属濃度がほぼ一定に保たれ、電
解効率80〜85チの範囲て良Qfなメッキ外藪、安定
した合金組成及び性能の良好な合金メッキ鋼板か得られ
た。
しかし、この間陽極(Pb −3%Sn合金)での酸化
及びメッキ浴の循環による空気酸化によって、除々にF
e”イオンが増力1]L、上記8 X 104 クーロ
ン/メッキ浴12当りの電解で7に′2に達し、さらに
電解を続行し電解量がメッキ浴12当り12X104ク
ーロンに達した時点ではFe”  イオン濃度が145
7/I1.に達した。
この間、メッキ外鋺が黒ずんでくると共に電解効率が7
0%迄低トし、メッキ組成中のFe濃度も33 t16
迄低下した。電解” (1z×104クーロン/メッキ
浴IL当り)の時点での合金メッキ鋼板は加工曲げ試験
によってメッキ層の一部が剥離スルパウダリング現象を
生じ、又メッキ浴中にも一部沈酸生成物が生じるに到っ
た。そこで、メッキ浴の一部を配管すを経て鉄片を充填
した溶解・還元タンク3及び沈降分離槽4を循環させ、
配管eを経てストレージタンク2に戻す方法によって、
鉄片の溶解及びFe+3の鉄片による還元、沈降分離槽
4での沈澱除去を開始した。
その結果、約5時間(電解量;メッキ浴11当り20,
000クーロン)でx49/lのFe+3は鉄片の溶解
及び鉄片による還元によって1.89/lに減少し、 
Fe  となって失なわれていたFe2+をほぼ回復し
た。又、この時間中、メッキによって失なわれるFe 
 を上根るFe  としての鉄の溶解があり、最、終的
には初期のFe2+濃度609/lより2.59/lの
Fe”+が増加した(即ち、この間メッキをしなかった
とすると、メッキ浴中のFe2+は20.3 fill
増加した事になる)。この間、上記操作を行ない始めた
約2時間後(電解量:メッキ浴11当り s、oooク
ーロン) ぐらいからFe+3 イオン濃度が4.61
ill以下に減少しはじめると共に、電解効率が(資)
%以上に復しはじめ、外観も向上し、また被覆層の密着
性が向上、パウダリング現象が著しく減少した。
約5時間、上記処理を行なってFe+3イオン濃度が減
少し、鉄片の溶解が著しく緩慢になり電解によるFe+
イオン濃度の減少に対応して、その供給が充分でなくな
ったので、又当初の様にFeSO4・7H20による補
給を開始し、余剰のso4”−”イオンはイオン交換樹
脂で除去する操作に切り換えた。
尚、上記の鉄片によるFe  の補給操作及びその後の
FeSO4・7H20によるFe  の補給操作の間、
その他のZn、Nl  の補給は各々Z’n01NiC
03・N1(OH)zによる補給を行ない、各々電解に
よって減少するZn、N、  イオンにバランスさせて
補給を行なった。
このように、メッキ浴を再生・補給回路を循環させて、
金属イオンの補給と同時に、メッキ作業性、電解効率、
被覆層の性能に悪影響を及ばずFe+3イオン、 5o
4−2イオンを除去することが可能であるので、本発明
の方法をメッキ浴の状態によって各々順次繰り返す事に
よって、連続長時間のメッキ作業に対して、常に安定し
たメッキ作業性、良好な電解効率、良好な被覆層の性能
の合金メッキ鋼板が安定した合金組成で得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は3価の鉄イオンが存在するメッキ浴中に鉄片を
浸漬したときの鉄イオン濃度の変化を示すグラフ、第2
図はこの発明の方法を実施するメッキ浴再生・補給処理
装置の一例を示すもので、装置の回路図である。 1・−メッキタンク、2・・ストレージタンク、3・・
溶解・還元タンク、4.11・・スラッジ除去タンク、
6・・ミクロフィルター、7;9・・攪拌タンク、8,
10・・切出装置、12・・陰イオン交換塔、M・・メ
ッキ浴、3−1・・配管。 特許出願人 代理人 弁理士矢葺知之 (ほか1名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 Zn −Fe系ならびにZn −Fe系合金にNi 、
     co 。 Sn 、 MnおよびCrの少くとも1つを含有する合
    金を鋼板に不溶性電極を用いて電気メンキする方法lこ
    おいて、金属鉄を充填せしめたFe+2  イオン生成
    槽と陰イオン交換樹脂を充填せしめた陰イオン交換榊で
    構成された再生・補給処理回路にメッキ浴の一部を循環
    させ、再生・補給処理回路中で、Fe+3イオンを含む
    メッキ浴による金属鉄の俗解とFe  イオンの還元お
    よび硫酸鉄のメッキ浴への直接供給の少くとも1つによ
    りメッキ浴中にFe+2 イオンを供給し、前記信酸鉄
    の直接供給によって生じた余剰のso;2  イオンを
    イオン交換tこまってメッキ浴から除去することを*m
    とするZn−Fe系電気合金メッキ鋼板の製造方法。
JP20703881A 1981-12-23 1981-12-23 Zn−Fe系電気合金メツキ鋼板の製造方法 Pending JPS58110691A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60149794A (ja) * 1984-01-14 1985-08-07 Nippon Kokan Kk <Nkk> 鉄・亜鉛合金電気メツキ鋼板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60149794A (ja) * 1984-01-14 1985-08-07 Nippon Kokan Kk <Nkk> 鉄・亜鉛合金電気メツキ鋼板の製造方法

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