JPS58110652A - 耐摩耗性アルミニウム複合材料およびその製造方法 - Google Patents

耐摩耗性アルミニウム複合材料およびその製造方法

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JPS58110652A
JPS58110652A JP20902381A JP20902381A JPS58110652A JP S58110652 A JPS58110652 A JP S58110652A JP 20902381 A JP20902381 A JP 20902381A JP 20902381 A JP20902381 A JP 20902381A JP S58110652 A JPS58110652 A JP S58110652A
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casting
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Shunsuke Suzuki
俊輔 鈴木
Harumichi Hino
治道 樋野
Yosuke Miyashita
宮下 洋介
Takeshi Miyata
武 宮田
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Nissan Motor Co Ltd
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    • C22C32/00Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ
    • C22C32/001Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ with only oxides
    • C22C32/0015Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ with only oxides with only single oxides as main non-metallic constituents
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐摩耗性アルミニウム複合材料およびその製
造方法に関するものでめる。
耐摩耗性にすぐれた材料は、特に摺動面における耐摩耗
性を向上させる用途、例えばエンジンのシリンダ(シリ
ンダライナを使用する場合もめる。)や軸受などに使用
てれる。
この種の耐4粍性材料としては、硬いSt結晶を晶出さ
、せた尚5t−At合金(例えばA390合金)、摺動
面に溶射や線爆などの表面処理法によって硬質物質全被
榎したダイカスト用At合金(例えばADO10合金、
AL)C12合金)、鋳鉄(例えばFe12)などがあ
る。
しかしながら、高5t−At合金では、鋳造成形の際の
湯流れ性に蛾があるため、製品形状によっては湯回り不
良や割れなどの鋳造欠陥を生じやすいという問題点ヲ有
し、表面に硬質物質を被覆したものでは熱膨張係数差等
によって被覆層に剥離を生じたり仕上げ加工が困難であ
ったりするなどの問題点を有し、鋳鉄では重量が大であ
り、特に軽量化が要求される動力用(自動車用等)エン
ジンの素材としては好ましくなく、加えてht合金シリ
ンダブロックに鋳鉄製シリンダライナを固定する構造で
は熱膨張係数差によって接合境界が不連続となることが
あり、摺動面の冷却が不十分となってピストンとの間で
焼付を生じゃすいなどの問題点を有していた。
本発明は、上述し九ような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、摺動面における耐焼付性や耐摩耗性に優れ
、摺動損失が小さく、シかも軽量である材料を得ること
を目的としている。
本発明による耐摩耗性アルミニウム複合材料は、4〜1
2重量−のSt ?含み、その他必要に応じて適宜の合
金成分を含む鋳造用B合金中に、前記鋳造用At合金に
対し0.5〜10重゛量チのAA、0.粒子を混合分散
してなることを特徴とするものである。
を念、本発明による耐摩耗性アルミニウム複合材料を製
造するに際しては、4〜12重量%のsi  20およ
びその他必要に応じて適宜の合金取分を含みかつ固液共
存温度範囲にある鋳造用A1合金中に、前記鋳造用A7
合金に対し0.5〜10重量%のAt203粒子を添加
混合する工程Aと、工程Aにより得られた複合合金をい
ったん凝固させた後、ろるいは複合合金溶湯た後引続い
て、前記鋳造用fi1A1合金点以上の温度に再加熱溶
融させる工程Bと、工程Bにより得られた複合合金溶湯
を所定の形状に鋳造成形する工程Cと、工程Cにより得
られた鋳造成形体に対し安定化焼鈍やT6.T7処理等
の熱処理を施す工程りと、その他仕上げ加工工程などを
含む工程によって製造することを特徴としている。
本発明の耐摩耗性アルミニウム複合材料は、アルミニウ
ム合金の基本成分が、4〜12重量%のSlヲ含むもの
である。これは、Si含有量が4重量%よりも少ないと
、鋳造成形の際に曳好な鋳造性を得ることができないた
めであり、12重量%を超えると亜共晶組成とすること
ができないためである。すなわち、Sl含有量、が12
重量−を超えろ過共晶組成であると、固液共存温度範囲
に保持した場合に、Slが融液中に初晶として出現し、
融液の比重(およそ2.7 f / ctyr” )よ
りもSlの比重(2,4f / eat” )が小さい
ために浮上分離をきたし、母材成分の均一性が保てなく
なるためである。さらに、Slの浮上分離は、その後の
At、O,粒子の添加混合に際して均一混合の障害とな
る。従って、M合金中の81含有量は、4〜12重量%
とすることが必要である。そのはか、上記鋳造用k1合
金中には、必要に応じて他の強化元素や結晶粒安定化元
素、例えばCu 、 Mg 、 Zn 、 Fe 、 
Mn 、 Ni 。
Sn 、 Sb等を通常の範囲内もしくは適宜増減して
含ませても棗い。すなわち、本発明において使用される
At合金素材は鋳造用A4合金であれば良く、具体的に
は、JIS H5202に規定するA4合金鋳物(AC
系)や、JIS H5302に規定するkA合金ダイカ
スト(ADC系)などを使用することができる。
また、鋳造用A1合金中に添加するAj、0.粒子の添
加量は、上記鋳造用紅合金に対し0.5〜10重量%の
範囲とすることが必要である。これは、添加量が0.5
重量%よりも少ないと、得られ九材料の耐焼付性ならび
に耐摩耗性が劣るためであり、10重tq/bを超える
と、耐摩耗性が低下することに加えて材料自体が脆くな
り、仕上げ加工も困難となるためである。
さらに1添j川するA/、203粒子の大きさについて
は、その平均粒径が0.01 pmよりも小さいと、硬
さの低い1− u203となり、0.01μm以上で硬
さの高い安定したα−At、03となるため、平均粒径
i 0.01μm以上、さらにより望ましくは0.08
 pm以上とすることが好ましい。しかし、平均粒径が
10μmを超えるあたりから耐摩耗性が劣化しはじめ、
15prnヲ超えると耐摩耗性がかなり低下するため、
平均粒径を10μm以下とすることが好ましい。これは
、平均粒径が大きすぎると、AI、、Os粒子が母材A
A金合金ら脱落し、研磨剤的な作用をもつことによる。
次に、本発明による耐摩耗性アルミニウム複合材料を製
造する一実施態様について説明する。
第1図は複合材料の製造に使用する装置の縦断面説明図
であって、1は装置の壁部、2は上蓋、3は断熱材、4
は熱板、5は熱板4に設けた発熱体、6Fiるつぼ、7
は保合部7aと共にるっぽ6を支える支持板、8は支持
板7に固定した支軸であり、この支軸8は図示しない回
転装置および昇降装置によって図示矢印方向く回転可能
かつ昇降可能な構成となっている。ま念、9は上蓋2に
取付けたホッパ、10は装置内部を不活性ガス(N。
Ar等)に置換する九めの不活性ガス導入口、11はる
つぼ6内で溶解されたAt合金、12はlt合金11を
混合するための攪拌板、16は攪拌板12を回転させる
ための撹拌棒でアク、この撹拌棒16は図示しない回転
装置および昇降装置によって図示矢印方向に回転可能か
つ昇降可能な構成となっている。
このような装置によって本発明によるアルミニウム複合
材料を製造するに際しては、まず、最初の工11Aとし
て、攪拌板12および撹拌棒16を図示仮想線位置に引
上げた状態KL、るつぼ6内に所定成分の鋳造用At合
金を装入した後、不活性ガス導入口10より不活性ガス
を導入して装置内の雰囲気を不活性とし、発熱体5に通
電することによって溶解する。そして、この鋳造用At
合金をあらかじめ熱分析により求めた同液共存温度すな
わち液体と固体とが共存する温度に保持する。
この際、鋳造用At合金をその融点以上の温度に加熱し
て完全溶解させ、完全溶解状純で攪拌板12および撹拌
棒13を降下させてAt合金溶湯中に沈め、その後温度
を降下させて副液共存温度に保持するようになすことが
より望ましい。これは、固液共存状態にあるAt合金中
に攪拌板12を沈めるよりも、完全溶解したμ合金中に
攪拌板121に沈める方が、抵抗が少なく日清に行いう
るためである。そして、攪拌板12を沈め九状轢で攪拌
を続けると同時に1支軸8を前記攪拌板12の回転方向
と反対方向に回転させることによってるつぼ6を同じく
反対方向に回転させ、固液共存状態にあるAt合金に対
して効果的な剪断攪拌を加える。このような固液共存状
態における攪拌では尼合金は糊状を呈しており、この状
態でホッパ9からAt、O,粒子15を添加することK
よって、固液共存状態のAt合金中VcAtsO1粒子
を均一に分散させる。なお、固液共存状態における固相
分率は、5〜65チの範囲とすることが望ましい。これ
は、固相分率が5%よりも少ないと粘性が低すぎてM、
01粒子の均一分散が良好に行われず、固相分率が65
−よりも大きいと粘性が高すぎて攪拌が困確となり、A
A、O,粒子の混合分散ができなくなるととくよる。
なお、Aj、Os粒子のA4合金母材との間の濡れ性を
改善するために、めっき等の表面処理を行うことも場合
によっては望ましい。
次いで、工程Bにおいては、前記工程Aにより得られた
Aj、O,分散複合合金を当該鋳造用A4合金の融点以
上の温度に再加熱溶融させる。この再加熱溶融は、前記
AA、03粒子の添加混合後直ちに行ってもよく、うる
い社いったん固化させたのちに行ってもよい。従って、
第1図に示す装置内で発熱体5の加熱により再溶融して
もよく、あるいは装置よりるつぼ6を取出して別の場所
、たとえば鋳造装置の近辺で再溶融してもよい。また、
鋳造用At合金の融点以上の温度に加熱溶融する場合の
過熱温度は、融点+100℃前後とすることが一般的に
望ましいが、次に行う鋳造条件によって適宜選定するこ
とが好ましいことにいうまでもない。
このような工程BにおけるAA、0.分散複合合金の再
加熱溶融において重要なことは、工程Aにおいて混合分
散させたkt、01粒子が工程Bにおいて完全再溶融し
念後も均一分散性′t−曳好に維持しているところにあ
る。因みに、本発明者らは他にいくつかのセラミックス
粒子を前記工程Aと同様にして均一混合分散させ、その
後工程Bと同様に再加熱完全溶融したところ、粒子同士
の凝集や沈殿あるいは浮上現象が認められ、ht、o3
粒子のみが完全再溶解後もその均一分散性を保持してい
た。
このことは、α−At、0.の埋―比重が3.9f/削
3であり、溶融At合金の比重が2.7 f / ct
m”であることを考え合わせると、均一1分散の維持は
表面張力などの他の因子にもよるものであり、単に比重
のみで考慮すべきことではないと推察された。
次に、工程Cにおいては、上記工@BKよって得られた
複合合金法fIIt−所定の形状に鋳造成形する。第2
図は鋳造装置の一例を示すダイカスト成形機の要部縦断
面図である。図において、21は移動金型、22は固定
金型、26は両金型21゜22によって形成された鋳造
空間であり、この鋳造空間23はシリンダライナの形状
に対応し九円筒状をなし、型抜きの光めの若干の抜き勾
配を有している。また、24は前記鋳造空間23に連通
した湯道、25は固定金型22に設けた射出スリーブ、
26は射出スリーブ25内に合金溶湯を入れるための注
湯口、27は射出スリーブ25内の合金溶湯を湯道24
を経て鋳造空間22s内に圧入充填する九めのプランジ
ャ、28は鋳造成形体取出し用のエジェクトビンである
そこで、工@Cにおいては、前記工程BKより得られた
複合合金溶湯を注湯口26よシ射出スリーブ25内に所
要量供給したのち、プランジャ27を第2図右方向に射
出前進させ、複合合金溶湯を湯道24から鋳造空間23
内に圧入充填する。
この後、移動金型21を後退させるととくより型開キシ
、エジェクトビン28を作動させて円筒状鋳造成形体を
取出す。
なお、本実施態様においては、鋳造成形にダイカスト成
形機を使用した場合を示しているが、必らずしもこのよ
うな成形法に限定されない。しかし、数多くの実験によ
ると、鋳造用M合金中にht、o、粒子を添加混合して
いるため、完全溶融状態であって、も粘性が増大してお
り、単純な重力鋳造では満足な成形体が得られない場合
があった。
したがって、加圧充填を行う上記ダイカスト法や遠心鋳
造法、あるいは吸引鋳造法などによって成形することが
より望ましい。
次に、工程りにおいては、上記工aCにより得られた鋳
造成形体を熱処理する。すなわち、鋳造成形体をそのi
まにしておくと経年寸法変化をきたすことがあるため、
これを防止する意味においても安定化焼鈍を行う必要が
ある。特に製品がシリンダライナである場合には、機械
加工による厳密な寸法精度で仕上げられたシリンダライ
ナが、内燃機関という苛酷な熱環境のもとて変形を生じ
、ピストンとの摺動間隙が許容範囲を超えるおそれがあ
るため、これを防ぐ目的においても安定化焼鈍を行うこ
とが必要である。一方、鋳造成形体の機械的性質の面か
らいって、例えば上記シリンダライナのそれぞれの要求
強度に応じて熱処理を施すことが必要であり、この熱処
理としては、T5゜T6.T7処理等がある。
このようにして工程りにおいて熱処理を行った後、必要
に応じて工程Eにおいて仕上げ加工を施す。例えば、第
2図に示し九ダイカスト成形機では、鋳造空間26に抜
勾配が形成されているため、熱処理後の鋳造成形体に対
し旋盤加工あるいはホーニング加工等によって内外周面
の仕上げ加工を行う。これによって、第3図に示すよう
な円筒状部材(シリンダライナ)30を得る。なお、鋳
造用At合金中K At!Os粒子を多量に添加すると
、仕上げ加工中に黴細な割れや加工工具の劣化を来たす
ことがある。そこでht、o、粒子の混合割合を変えた
ライナ成形体を多数製作して仕上げ加工を行ったところ
、仕上げ加工において上記した不具合を伴うことなく安
定して加工できるAj20.粒子の混合量は一般的に1
1〜15重t%以下であった。
実施例 1 鋳造用k1合金(ADC12、81;110g重量%)
をそのl液共存温度である575℃に加熱保持しつつ攪
拌し、糊状を呈する鋳造用合金中に、平均粒径o、os
 pm o Az、o3粒子をθ〜20重Ikチの範囲
内でそれぞれ変えて添加混合して多数O複合合金を製造
し、それらの半数についてはいつ九ん凝固させた後当該
鋳造用At合金の融点(586℃)以上の温度である6
86℃に再加熱溶融し、残シの半数についてはAA、O
,の添加混合後直ちに686℃に再加熱溶融し、次いで
第2図に示したダイカスト成形機により円筒状部材管鋳
造成形した。このときの成形条件を第1表に示す。
表1表 次いで、得られた各々の円筒状部材に対して、240℃
×3時間炉冷の安定化焼鈍管行った後、それぞれ5X5
X10mmの摩耗試験片を切出して第4図に示す摩耗試
験機によって耐摩耗性を調べた。第4図に示す試験機社
、シリンダライチやピストンリング材の評価にしばしば
用いられるビン−ディスク型の試験機であって、31は
回転軸、62けプレー)、33はピンホルダ、64は試
験片、35は押圧pラド、66は球面座36at−介し
て押圧ロッド65と連結したディスクホルダ、57は相
手材、38は潤滑油、供給孔であシ、試験片64を4本
組としてピンホル・ダ66に固定すると共に1試験片3
4に押圧ロッド35を介して相手材!+7を押し付ける
ことによって面圧を加え、試験片64の摩耗量や焼付荷
重を調べるのに使用されるものでりる。本実施例におけ
る摩耗試験条件を第2表に示す。
この摩耗試験結果を第5図に示す。第5図に示すように
、AA、0.無添加材は、すべり速313 ml s・
ぐの条件において、初動時最終面圧に至る時点で焼付き
を生じた。また、すべり速[8m / seeでは大き
な摩耗量を示した。しかし、kL20B粒子を添加した
試験片ではいずれのすべり速度においても0.5重量−
から著しい耐摩耗性を示し、10〜12重量−までは安
定してすぐれた耐摩耗性を示し念。しかしながら、それ
以上添加したものではかえって耐摩耗性が劣化し、16
重量%添加したものでは無添加のものと同じくらいの摩
耗量となり、20重量−添加したものでは約150 p
mの摩耗量となつ次。従って、安定して^好な耐摩耗性
が得られるム’son tel子の添加範囲は0.5〜
10重量−であることが#[gされ喪。因みKS岸耗試
験片として鋳鉄(Fe12)を選んで上記と同一条件に
より摩耗試験を行ったところ、すべり速度3 m / 
seeでは摩耗量8 μm eすべり速#l 8 ml
 secでは摩耗量15戸であり、本実施例によるアル
ミニウム複合材料では鋳鉄と同程度の耐摩耗性1得るこ
とができ、しかも鋳鉄に比較して著しい軽量化が実現で
きることが明らかとなった。なお、再加熱溶融前にいっ
たん凝固させた材料と、At、O。
粒子の添加混合後直ちに再加熱溶融した材料との間に、
耐摩耗性の大きな相違位見られなかつ九。
実施例 2 鋳造用kA合金(AC8B 、 Si:9.455重量
%tその固液共存温度である560℃に加熱保持しつつ
攪拌し、糊状を呈する合金中に、平均粒径の異なるAA
、O,粒子をそれぞれ5重量%ずつ添加混合することに
より多数の複合合金を製造し、それらの半数については
いったん凝固させ念。そして、平均粒径0.1μmのA
t、O,粒子t−5重量−添加した複合合金について組
織を調べ念ところ、第6図(&)に示す結果であった。
第6図(IL)において、白色の部分が初晶ffAt、
灰色の部分が共晶反応で晶出し九si 、黒色の点々が
M、0.であり、AA、O,粒子が均一に分散している
ことが確認された。
次に、いったん凝固させた後の複合合金と、AA、0.
粒子を添加混合した直後の複合合金と金いずれも当該鋳
造用A4合金の融点(585℃)以上の温度である68
5℃に再加熱溶融し、次いで第2図に示すダイカスト成
形機により前記第1表に示したと同じ条件で鋳造成形し
た。
次いで、得られた各々の円筒状部材に対して、T6熱処
理に相当するものとして、520℃×2時間の溶体化処
理後180℃×4時間の焼戻しを行った後、それぞれ5
X5X10mの摩耗試験片を切出して前記と同じ第4図
および第2表に示す条件で摩耗試験を行つ食。その結果
を第7図に示す。第7図に示すように、平均粒径が0.
01μmg@までのものでは摩耗量が小さくすぐれた結
果を得ることができたが、0.01 pmよりも小さく
なるとkt80.は一般K y −AL、O,となり、
理論比重が2.28となって前記工程Aにおいて均一分
散が得難くなり、凝集しやすいために、摩耗試験の結果
、すべり速度3 g / @・Cおよび8惰/s@eの
いずれの場合にも初動時に焼付現象があられれた。し九
がって、ムL、03粒子の平均粒径は、0.01μm以
上、より望ましくは0.0811fi以上とするのが良
いことが明らかとなった。しかし、平均粒径、が10μ
mを超えると摩耗量が大きく増加し、平均粒径が2OF
FFIになるとすべり速度3W%/s@eで摩耗量15
0−58m/secで摩耗量120 pmとなり、摩耗
が著しく進むことが確鑓された。
さらに、第6図(&)の場合と同様に平均粒径0.1戸
のAA、O,粒子を5重量−添加した複合合金の成形お
よび熱処理後の組織t−調べたところ、第6図(b)に
示す結果であった。第6図(b)において、白色の部分
が初晶αAtの微細なデンドライト組織、灰色の部分が
共晶反応で晶出したSt、黒色の点々かAA、O,であ
り、再溶解およびダイカスト成形による急冷を受けてm
織が微細化していると共に、At、O,粒子が均一に分
散していることが確認された。このように、固液共存状
態にあるk1合金中にAA、01粒子を添加混合し、当
該At合金の融点以上の温度に再溶解したのち鋳造成形
し友場合においてもAL、03粒子の分散状態にほとん
ど変化はなく、マトリックス組織のみがその熱履歴のた
めに変化していることが明らかであつ念。なお、kA、
03粒子を添加混合した後いったん凝固させ、その後再
加熱溶融し九場合と、添加混合後直ちに再加熱溶融した
場合とでは、耐摩耗性、耐焼付性および組織に大差は見
られなかった。
実施例 3 鋳造用At合金(’λC4C、Sl ニア、10重量I
s)をその固液共存温度である590℃に加熱保持しつ
つ攪拌し、糊状を呈する合金中に1平均粒径5戸のAA
、O,粒子を5重量−添加混合して複合合金を製造し、
その後再加熱溶融したのち第2図および第1表に示す条
件で鋳造成形し、次いでT6処理を行つ友のち仕上げ加
工してシリンダライナを作成し、第4図および第2表に
示す条件で摩耗試験を行つ念。なお、この試験ではすべ
り速度5yn / s・Cを追加した。また、比較材と
して、高5t−AA合金であるA390合金(St:1
8重量−)および鋳鉄(Fe12)についても同じ条件
で摩耗試験を行った。これらの結果を第8図に示す。第
8図に示すように1本実施例により得られた複合材料の
耐摩耗性は鋳鉄よりも優れた値を示しており、重量の軽
減と合わせて満足のいく結果が得られた。
実施例 4 鋳造用At合金でらるADC12、ADC10。
AC8B 、AC4C、AC2人をそれぞれの固液共存
温度である575℃、575℃、s60℃t590℃、
600℃に各々加熱保持しつつ攪拌し、この合金中に各
々平均粒径5 pmのAt、o、粒子を5重量%添加混
合し、その後再加熱溶融したのち前記と同じ条件でダイ
カスト成形し、次いで熱処理を施した後仕上加工を行っ
てシリンダライナを作成し九。そして、各々のシリンダ
ライナから摩耗試験片を切り出し、第2表に示す条件に
おいて、すべり速Ic全8m/8eCと一定にし、接I
!!面圧を次第に増加させて軸トルクが急激に変化する
ときの接触面圧すhわち焼付荷重を求め次。また、比較
材として、高5t−At合金であるA390合金。
普通鋳鉄FC25,鋳造用At合金AC8BのAt、O
s未添加材についても同じ条件で焼付荷重を求めた。
第  3  表 第3表に示すように、本発明材では耐焼付性に関しては
むしろ鋳鉄(Fe12)よりもすぐれておC1411に
自動車用エンジンのシリンダライナ素材として軽量化の
観点からも非常に適したものであることが明らかとなっ
た。
実施例 5 鋳造用A2合金(ADC12、81;11.8重量%)
をその固液共存温度である575℃に加熱保持しつつ攪
拌し、この合金中に平均粒径Q、2pmのAt、0.粒
子t−5重蓋チ添加混合したのち680℃の温度に再加
熱溶融して第2図に示すダイカスト成形機により円筒状
部材に成形し、次いで熱処理を施した後仕上げ加工して
、内径80■、外径86簡、高さ136.5−のシリン
ダライナを作成した。次いで、このシリンダライナ全自
動車用工/ジンO7リンダブロックに組込んで台上耐久
試験を行った。また、ピストンリングは鋳鉄(Fe12
)裏で表面にクロムメッキを施したものを使用した。
この耐久試験条件は、時速1100Kに相当する速度で
5時間行った。その後エンジンを分解してシリンダライ
ナ表面の摩耗量とピストンリングの摩耗量とを各々測定
したところ、シリンダライナは平均8Pの摩耗量であり
、ピストンリングは平均5μmの摩耗量であって、いず
れも少ない量であり、実車においても十分供しうろこと
が確認された。
以上説明してきたように、本発明のアルミニウム複合材
料では、4〜12重量−のSlヲ含む鋳造用At合金中
に、前記鋳造用A4合金に対して0.5〜10重量−の
At20.粒子を混合分散したから、表面での耐摩耗性
や耐焼付性にすぐれ、摺動損失が小さく、シかも軽量で
あるというすぐれ九特徴を有し、とくに動力用エンジン
の耐久性向上ならびに軽量化に著しく貢献するというす
ぐれた効果を有し、本発明による上記アルミニウム複合
材料の製造方法によって、At、03粒子が均一に分散
し、耐摩耗性ならびに耐焼付性にすぐれた軽量材料を容
易に得ることが可能であるなどの非常にすぐれた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は固液共存温度域に加熱した鋳造用A1合金中に
AA、0.粒子を添加混合させる装置の一構造例を示す
断面説明図、82図はAt、03粒子を混合分散させた
複合合金溶湯を鋳造成形するのに使用されるダイカスト
成形機の断面説明図、第3図は製造した円筒状部材(シ
リンダライナ)の斜面説明図、第4図は耐摩耗性および
耐焼付性の評価に使用した摩耗試験機の断面説明図、第
5図はAt、o、添加量と摩耗量との関係を調べた結果
の一例會示すグラフ、第6図(a)は鋳造用A1合金中
にAt20.粒子を添加混合して凝固させた後の組織を
示す顕微鏡写真、第6図(b)はAt203粒子金添加
混合したのち再加熱溶融、ダイカスト成形および熱処理
を行った後の組織を示す顕微鏡写真、第7図はAt、0
.粒子の平均粒径と摩耗量との関係を調べた結果の一例
を示すグラフ、第8図は本発明材と比較材の耐摩耗性を
摩耗試験機のすべり速度を変えて調べた結果の一例を示
すグラフである。 手続補正書(自発) 昭和57年1月25日 特許庁長盲 島田春樹殿 l ・11件の表示 昭和s6年 特 許願第209021号3 補正をする
者 事件との関係 特許出願人 、7゛I 電   神奈川県横浜市神奈用区宝町2番地
tにZ(□1. (399)日産自動車株式会社代表者
  石  原     俊 4、代理人 6 補正により増加する発明の数 7 補正の対象 1、明細書第1頁第6行〜第2頁第2行を次の通り補正
する。 [2、特許請求の範囲 (1)4〜12重tチのSiを含む鋳造用At合金中に
、前記鋳造用k1合金に対し0.5〜10重を饅のAt
203粒子を混合分数してなること全特徴とする耐摩耗
性アルミニウム複合材料。 (2)4〜12重4iチのSt e含みかつ固液共存温
度範囲にある鋳造用At合金中に、前記鋳造用At合金
に対し0.5〜lO重tチのAt208粒子を添加混合
する工程Aと、工程Aにより得られた複合合金を前記鋳
造用At合金の融点以上の温度に再加熱溶融させる工程
Bと、工4fflBにより得られた複合合金溶湯を鋳造
成形する工程Cと、工程CKより得られた鋳造成形体を
熱処理する工程りを含むこと′f%徴とする耐摩耗性ア
ルミニウム複合材料の劇遣方法。]

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)4〜12重itsのSiを含む鋳造用At合金中
    に、前記鋳造用11合金に対し0.5〜10重量%の”
    203粒子を混合分散してなることを特徴とする耐摩重
    性アルミニウム複合材料。
  2. (2)4〜12重量−の81を含みかつ固液共存温度範
    囲にある鋳造用At合金中に、前記鋳造用AA合金に対
    し0.5〜10重量%のAA、O,粒子を添加混合す゛
    る工程と、工程Aにより得られた複合合金を前記鋳造用
    11合金の融点以上の温度に再加熱溶融させる工程Bと
    、工程Bにより得られた複合合金溶湯を鋳造成形する工
    程Cと、工程Cにより得られた鋳造成形体を熱処理する
    工程りを含むことを特・徴とする耐摩耗性アルミニウム
    複合材料の製造方法。
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