JPS5811047Y2 - 導波管用フイルタ - Google Patents

導波管用フイルタ

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JPS5811047Y2
JPS5811047Y2 JP1978014654U JP1465478U JPS5811047Y2 JP S5811047 Y2 JPS5811047 Y2 JP S5811047Y2 JP 1978014654 U JP1978014654 U JP 1978014654U JP 1465478 U JP1465478 U JP 1465478U JP S5811047 Y2 JPS5811047 Y2 JP S5811047Y2
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JP
Japan
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filter
case
waveguide
inner case
dielectric resonator
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JP1978014654U
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庸治 伊藤
敏夫 西川
容平 石川
禎啓 田村
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株式会社村田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は導波管用フィルタに関し、特に誘電体共振器
を用いて構成した導波管用マイクロ波フィルタに関する
第1図はこの考案の背景となる導波管用フィルタを示す
図解的断面図である。
このフィルタは、導波管にケースが連結されて導波管内
空間とフィルタケース内空間とが連通したものである。
すなわち、フィルタケース1はその両端にフランジ1a
および1bを有し、導波管2および導波管3にそれぞれ
公知の連結手段で連結されている。
そして、前記フィルタケース1の内空間寸法は、フィル
タの使用周波数範囲において遮断域にあるように選ばれ
ている。
このフィルタケース1内には複数個の誘電体共振器4,
4.・・・・・・が相互結合可能なように配列されてい
る。
この誘電体共振器4はそれぞれフィルタケース1に、図
示しないが、絶縁物を介して固定されるものとする。
したがって、一方の導波管2から伝送された信号がフィ
ルタケース1内の誘電体共振器4,4.・・・・・・に
よって所望の周波数信号のみが抽出されて他方の導波管
3に伝送される。
このように従来の導波管タイプのマイクロ波フィルタは
、ケース1が一体物からなっている。
ところが、このケース1は、導波管2および3に取付け
るためのフランジ1aや1bをその両端に有し、また、
必要なフィルタ特性を得るために内空間寸法を定める段
部1Cおよび1d等を有することになり、構造が複雑に
なるとともに、使用する特性に応じて個別に設計、製作
をしなければならない。
そのために、このような導波管フィルタの設計ないし使
用において、多大な時間および経費を必要とするという
欠点があった。
そこで、本考案者らは以下にのべるような考案(以下、
先行考案とよぶ)をおこない、出願している。
(実願昭52−89602号)すなわち、先行考案を要
約すれば、導波管回路に挿入する誘電体マイクロ波フィ
ルタにおいて、外側ケースと、外側ケースに嵌入固定さ
れた筒状の内側ケースとを備え、この内側ケース内に少
なくとも1つの誘電体共振器を配設した導波管用フィル
タである。
つぎに、先行考案の一実施例についてのべる。
第2図は先行考案の一実施例を示す図解的斜視図である
構成において、この導波管用フィルタは、フィルタケー
ス1とフィルタ10とを含む。
フィルタケース1は第1図のものと同様に両端にフラン
ジ1aおよび1bを有しかつその内部に空洞1eを有す
る。
そして、前記フィルタ10は前記フィルタケース1の空
洞1e内に嵌入固定される。
ここで、前記フィルタケース1の空洞1eの高さhおよ
び幅Wおよび長さlはそれぞれフィルタ10の高さh、
幅W、長さlにはLよ゛等しく決められているものとす
る。
このフィルタ10は、フィルタ本体100と、その両側
端に配設される誘電体スペーサ200aおよび200b
とを一体物として構威されている。
そして、前記フィルタ本体100の幅W′は前記空洞1
eの幅Wよりもさらに小さく決められていて、前記誘電
体スペーサ200 aおよび200bがその差(w−w
’)を分担して補充する。
したがって、この誘電体スペーサ200aおよび200
bはともに、フィルタ本体100の前記フィルタケー
ス1内への位置決めおよび固定を容易にするために作用
することがわかる。
そのため、このフィルタ本体100のフィルタケース1
への取付けが容易に行われるならば、誘電体スペーサ2
00 a 、200 bは必要のないものである。
このように、この実施例によれば、フィルタケース1の
空洞1eを一定なものとし、その使用する周波数ないし
特性に応じてフィルタ本体100のみを取換えてやれば
よく、互換性ないし標準性をもつことができる。
そのために、このような導波管用フィルタが比較的安価
かつ容易に製造できしかもその組立が簡単なものとなる
以下には、第3図ないし第4図を参照してこのフィルタ
本体100の構成について説明する。
第3図は先行考案の一実施例を示す図解図である。
構成において、このフィルタ本体100は上蓋101お
よび下蓋102ならびに側蓋108,109を有する。
この上蓋101と下蓋102とは、ねじ103aおよび
103 b 、105 aおよヒ105bニよって、接
触面107に良好な電気的接触を保持するように締付は
一体的に組立てられる。
この2つの上蓋101および下蓋102には、それぞれ
、このフィルタ本体100をフィルタケース1(第2図
)に取付けるための透’JL 104 aないし104
dが穿設される。
さらに、上蓋101と下蓋102との一方の接触面10
7には、後述の誘電体共振器を取付けるための有底また
は貫通ねし穴106,106.・・・・・・が設けられ
る。
したがって、後に詳細に説明するが、この上蓋101と
下蓋102とによって内側ケースを構威し、その内部に
はさらに誘電体共振器を組込んでいる。
そして、この一体化された上蓋101および下蓋102
の両側端には、たとえば絶縁体からなる密封用の側蓋1
08および109がそれぞれねじ108 a 、108
bおよび109a、109bによって一体的に取付け
られる。
なお、コノねじ108 a 、108 b 、109
a 、109 bはそれぞれ側蓋108,109を気密
的に上蓋101および下蓋102からなる内側ケースに
固定するもので゛ある。
ここで、第4図を参照して一方の上蓋101についてそ
の構造をより詳細に説明する。
なお下蓋102についてもこの上蓋101と同様である
ためにその詳細な説明は省略する。
この上蓋101は、たとえばアルミニウム等の金属導体
からなり、図示のように前述の透孔ないしビス穴が穿設
されている。
さらにこの上蓋101は、その内方に、特に第4図す、
第4図Cに明瞭に示されるように、中空部110を有す
る。
この上蓋101の中空部110は、図示しないが、下蓋
102のそれと協働して後述の誘電体共振器を配列する
ための中空部として作用する。
第5図は先行考案の一実施例の誘電体共振器の配列状態
を示す図解図である。
構成において、この実施例では、4個の誘電体共振器を
相互に結合させてバンドパスフィルタを構成するように
している。
誘電体共振器111jll、・・・・・・は、それぞれ
、絶縁支持台112,112.・・・・・二によって、
入力開口114および出力開口115のほは゛中央に位
置決めされる。
そして、ねじ113,113.・・・・・・をこれら誘
電体共振器111および絶縁支持台112に貫通させね
ヒ穴106に螺入させることによって固定している。
このねじ113は、絶縁支持台112と同様に、絶縁物
からなり、この誘電体共振器111を内側ケースとして
の上蓋101および下蓋102から絶縁的に固定するた
めのものである。
その後、この上蓋101および下蓋102の両側端に側
蓋108および109が取付けられる。
なお、この側蓋108および109は突出した形状とさ
れているが、これは誘電体共振器111の収納スペース
に余裕があれば必ずしも突出していなくてもいい。
このようにして上蓋101および下蓋102の一体物と
しての内側ケース内に誘電体共振器111が収納され、
第2図および第3図に示すようなフィルタ本体100を
構成する。
このフィルタ本体100は、第2図のように、誘電体ス
ペーサ200a、200bがその側端に接着されてフィ
ルタ10を構成することになる。
そして、このフィルタ10はフィルタケース1の空洞1
eに挿入され固定される。
−L述の実施例から明らかなように、先行考案の導波管
用フィルタは筒状の外側ケースと、この外側ケースに嵌
入、固定される内側ケースと、この内側ケース内に収納
される誘電体共振器とを有するものである。
そのために、ケースを共通部分と非共通部分とに分割し
て製造でき、しかもそれぞれが製造しやすい構造である
ため、製造が容易でがつ製造時間も短縮でき安価な導波
管用フィルタが得られる。
さらに、特性の若干違った種々のフィルタを用いたい場
合でも、外側ケースおよび内側ケースあるいは誘電体共
振器等の全部または一部を共通部分として使用できるの
でフィルタの標準化が可能となる。
このように、先行考案は従来に比べすぐれた効果を有す
るが、以下のような欠点がある。
つまり、誘電体共振器を内側ケースにとりつけるための
わじ穴が、2分割されたケースの接触面に設けられてい
るため、電界の一番強い所にケースの接触面があり、さ
らに、その部分に異物であるねじか゛存在することによ
り、S、W、R,不良をおこしやすかった。
それゆえに、この考案の主たる目的は、周波数を変えて
用いる場合であっても部品を共通的に使用することがで
きて、しかも製造を容易にして安価な導波管用フィルタ
を提供することである。
この考案の他の目的は、S、W、R,不良がおきにくい
構造の導波管フィルタを提供することである。
この考案を要約すると、導波管回路に挿入する誘電体マ
イクロ波フィルタであって、外側ケースと、外側ケース
に嵌入固定された内側ケースとを備え、この内側ケース
は部分ケースの組合せからなり、この内側ケース内に少
なくとも1つの誘電体共振器を配設した導波管用フィル
タにおいて、部分ケース同士の接合面を作業性よくかつ
電界の強い場所を避けて設けた導波管用フィルタである
この考案の上述の目的およびその他の目的と特徴は図面
を参照して行なう以下の実施例の詳細な説明から一層明
らかとなろう。
第6図以降において第1図〜第5図と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
この考案の一実施例の特徴は、第6図の平面図、底面図
、第7図す、Cおよび第8図すにあられれている。
すなわち、第8図すのように、従来は上蓋101と下蓋
102とが、接触面107に対し左右対称であったのを
、図において中空部110の上側接触面107′は従来
より下蓋102′寄りに、また中空部110の下側接触
面107”は従来より上蓋101′寄りに設けたことで
ある。
もちろん中空部110の上側接触面107′を上蓋10
1′寄りに、また中空部110の下側接触面107”を
下蓋102′寄りに設けてもよい。
このように電界の強い場所をさけて、いわば段違いに接
触面107’、 107”を設けると、電界が最強であ
る場所以外に接触面があり、また、この接触面に異物で
あるわしが存在しないことからS 、W、 R、不良が
おきにくくなる。
つまり、より設計、製造が容易になり製品のコストダウ
ンに寄与するものである。
なお、接触面を上述のように段違いにすると、誘電体共
振器の側面側と非固定面側に開口があるようにケースを
分割したようになるから、誘電体共振器をケースに固定
する作業が容易になる。
つまり、誘電体共振器を接着剤やねしによってケースに
とりつけるとき誘電体共振器の非固定面(絶縁支持台が
接していない面)と側面に対向する部分にケースがない
と工具等が使いやすくなるのである。
なお、上述の実施例においては内側ケースを収納するた
めの外側ケースを特別に設けたが、先行考案と同様にこ
れは導波管回路を構成する導波管の一部を外側ケースと
して流用しその内部にたとえば第2図で示すようなフィ
ルタ10を挿入固定することによっても、同様の効果が
得られることはもちろんである。
なお、内側ケースすなわちフィルタ本体100′を挿入
すべき導波管ないしフィルタケースの空洞部分とこのフ
ィルタ本体100′の寸法差によるすきまは当然のこと
ながら使用周波数域において遮断状態を呈することが条
件となることはもちろんである。
以上のように、この考案によれば、誘電体共振器が配置
された内側ケースを少なくとも2個に分割可能に構成し
、その内寸法を使用周波数域において遮断状態を呈しか
つその外周を外側ケースの内周よりも小さくするように
形成して、これを外側ケース内に挿入し、外側ケースと
内側ケースとの間に誘電体スペーサを充填するようにし
たので、周波数を変えて用いる場合であっても内側ケー
スと誘電体スペーサの大きさを変えるだけで外側ケース
を共通的に使用することができる。
しかも、内側ケースを少なくとも2個に分割可能に構成
したことによって、誘電体共振器の配置も容易にするこ
とができ、製造工程を極めて簡単かつ容易にすることか
できる。
また、電界の強い場所をさけて分割ケースの接触面を設
け、かつ接触面に沿う方向に異物であるねじが存在しな
いことから、S 、W。
R1不良がおきにくくなるし、さらに誘電体共振器の側
面側と非固定面側に開口があるように分割内側ケースの
接触面を段違いにしたので、誘電体共振器をケースに固
定する作業がより簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の背景となる導波管用フィルタの一例
を示す断面図解図である。 第2図はこの考案の先行考案の一実施例を示す斜視図で
ある。 第3図はこの考案の先行考案のフィルタ本体100の詳
細な図解図である。 第4図はこの考案の先行考案上蓋101の詳細な図解図
である。 第5図はこの考案の先行考案の一実施例の誘電体共振器
の配列状態を示す図解図である。 第6図はこの考案の一実施例フィルタ本体100′の詳
細な図解図である。 第7図は同上蓋101′の詳細な図解図である。第8図
は同、誘電体共振器の配列状態を示す図解図である。 図において、1はフィルタケース、10はフィルタ、1
00′はフィルタ本体、200 a 、200 bは誘
電体スペーサ、101′は上蓋、102′は下蓋、10
7’、 107”は接触面、108,109は側蓋、1
10は中空部、111は誘電体共振器、112は絶縁支
持台、113はねじ、114は入力開口、115は出力
開口を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 導波管回路に接続するための導波管用フィルタであって
    、 筒状導波管からなる外側ケース、 少なくとも2個に分割可能に構成され、かつ人力開口お
    よび出力開口を有しその内寸法が使用周波数域において
    遮断状態を呈し、その外周と前記外側ケースの内周との
    間にすきまを有するように形成されて、前記外側ケース
    内に挿入される内側ケース、 前記内側ケース内にその軸方向が内側ケースの分割接触
    面に沿うよう設けられる少なくとも1個の誘電体共振器
    、および 前記すきまに充填される誘電体スペーサを備え、前記外
    側ケースと前記内側ケースとを嵌入固定するようにした
    、導波管用フィルタにおいて、誘電体共振器の固定部分
    を避けて前記内側ケースの分割をおこない、しかも誘電
    体共振器の非固定面側および側面側に開口が存在するよ
    う誘電体共振器を固定した方の分割内側ケース形状を定
    めたことを特徴とする導波管用フィルタ。
JP1978014654U 1978-02-07 1978-02-07 導波管用フイルタ Expired JPS5811047Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915098A (ja) * 1972-05-22 1974-02-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5539609Y2 (ja) * 1973-12-28 1980-09-17
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JPS4915098A (ja) * 1972-05-22 1974-02-09

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