JPS5811033Y2 - 点火プラグ - Google Patents
点火プラグInfo
- Publication number
- JPS5811033Y2 JPS5811033Y2 JP12226279U JP12226279U JPS5811033Y2 JP S5811033 Y2 JPS5811033 Y2 JP S5811033Y2 JP 12226279 U JP12226279 U JP 12226279U JP 12226279 U JP12226279 U JP 12226279U JP S5811033 Y2 JPS5811033 Y2 JP S5811033Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- spark plug
- discharge space
- insulators
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Spark Plugs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は火花点火式内燃機関に用いられる点火プラグの
改良に関する。
改良に関する。
混合気の着火性能を向上させるためプラズマ点火する方
式の点火プラグが種々提案されているが、ここで先に本
出願人により実開昭55−51826号公報にて提案さ
れた構造例を示すと、第1図のようになる。
式の点火プラグが種々提案されているが、ここで先に本
出願人により実開昭55−51826号公報にて提案さ
れた構造例を示すと、第1図のようになる。
中心電極1と側方電極2との間のスパース空隙の周囲を
、セラミックス等の電気絶縁体3で囲んで小さな容積の
放電空間4を形威し、放電時にこの空間4に発生するプ
ラズマ状ガスを噴出孔5から噴出させ、混合気を着火燃
焼させるのである。
、セラミックス等の電気絶縁体3で囲んで小さな容積の
放電空間4を形威し、放電時にこの空間4に発生するプ
ラズマ状ガスを噴出孔5から噴出させ、混合気を着火燃
焼させるのである。
その際、放電空間4におけるプラズマ状ガスの生成率を
高めるために、プラズマ栓体8及び電気絶縁体3を貫通
して外部からガスを放電空間4に導入する連通孔6を設
けている。
高めるために、プラズマ栓体8及び電気絶縁体3を貫通
して外部からガスを放電空間4に導入する連通孔6を設
けている。
導入するガスとしては、例えば機関に供給する混合気の
一部であり、吸気管の途中よりチェックバルブ7を介し
て機関吸入行程で同時に放電空間4に導入する。
一部であり、吸気管の途中よりチェックバルブ7を介し
て機関吸入行程で同時に放電空間4に導入する。
ところがこの場合、連通孔6はその直径が通常l〜2φ
と非常に細いことから、セラミックス等の絶縁体3にこ
のような細孔を明けることは技術的にきわめて困難であ
り、とくに導入ガスに旋回運動を与えて掃気性等を改善
するために連通孔6を曲がった形状に加工するのはさら
に困難であって、生産性がかなり低下するのは避けられ
なかった。
と非常に細いことから、セラミックス等の絶縁体3にこ
のような細孔を明けることは技術的にきわめて困難であ
り、とくに導入ガスに旋回運動を与えて掃気性等を改善
するために連通孔6を曲がった形状に加工するのはさら
に困難であって、生産性がかなり低下するのは避けられ
なかった。
本考案はこのような問題を解決するために、中心電極と
側方電極との絶縁体をそれぞれ別体で形成し、これらの
嵌合面に予め開講をつくっておき、両者を接着したとき
にそれらの間に連通孔が形成されるようにした点火プラ
グを提供するものである。
側方電極との絶縁体をそれぞれ別体で形成し、これらの
嵌合面に予め開講をつくっておき、両者を接着したとき
にそれらの間に連通孔が形成されるようにした点火プラ
グを提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第2図、第3図に示すのは、本考案の第1実施例であっ
て、図中11は中心電極、12は側方電極、13は側方
電極12と接するプラグ栓体を示す。
て、図中11は中心電極、12は側方電極、13は側方
電極12と接するプラグ栓体を示す。
中心電極11は円柱状の絶縁体15でその周囲を被われ
、同時にその外側を同心円状の円筒の絶縁体16で囲ま
れている。
、同時にその外側を同心円状の円筒の絶縁体16で囲ま
れている。
外側の絶縁体16は側方電極12と接するまで延長され
、その間に放電空間17を形成している。
、その間に放電空間17を形成している。
外側の絶縁体16とプラグ栓体13の内周との間を密封
するためにシールリング18が介装される。
するためにシールリング18が介装される。
そして、この実施例では、内側の絶縁体15の外周に縦
方向に延びる開溝19が形成され、2つの絶縁体15と
16を嵌合して相互に密着させた際に、前記放電空間1
7を外部と連通ずる連通孔を構成するようになっている
。
方向に延びる開溝19が形成され、2つの絶縁体15と
16を嵌合して相互に密着させた際に、前記放電空間1
7を外部と連通ずる連通孔を構成するようになっている
。
なお、これら絶縁体15と16は、内側の絶縁体15に
外側の筒状絶縁体16を嵌合接着した上で、プラグ栓体
13に挿し込んで固定するとよい。
外側の筒状絶縁体16を嵌合接着した上で、プラグ栓体
13に挿し込んで固定するとよい。
プラグ栓体13には開講(連通孔)19の端面に接続す
るように通孔20が、例えばドリル加工でプラグ軸心と
直交して明けられ、さらにこの通孔20と連通するよう
にプラグ栓体13の軸方向上部から通孔21が形成され
る。
るように通孔20が、例えばドリル加工でプラグ軸心と
直交して明けられ、さらにこの通孔20と連通するよう
にプラグ栓体13の軸方向上部から通孔21が形成され
る。
ただし通孔20の端部は盲栓22で閉塞し、上方の通孔
21から混合気等を導入するようにする。
21から混合気等を導入するようにする。
なお、24は導入ガスの逆流(燃焼圧力でプラズマ状ガ
スが外部へと流出すること)を防止するチェックバルブ
の取付ねし孔を示す。
スが外部へと流出すること)を防止するチェックバルブ
の取付ねし孔を示す。
この点火プラグにおいて、中心電極11と側方電極12
との間で放電が行われると、放電空間17で発生したプ
ラズマ状ガスが噴出孔25から図示しない燃焼室へと噴
出し、混合気を着火燃焼させる。
との間で放電が行われると、放電空間17で発生したプ
ラズマ状ガスが噴出孔25から図示しない燃焼室へと噴
出し、混合気を着火燃焼させる。
そして、排気行程から吸気行程へ移行して燃焼室の圧力
が低下すると、図示しないチェックバルブが開いて混合
気の一部を連通孔19を介して放電空間17に導入する
。
が低下すると、図示しないチェックバルブが開いて混合
気の一部を連通孔19を介して放電空間17に導入する
。
放電空間17には燃焼ガスの一部が残留しているが、こ
の新たなガスの導入により燃焼室側へと押し出され、次
の放電時のプラズマ状ガスの生成効率を高水準に保つ。
の新たなガスの導入により燃焼室側へと押し出され、次
の放電時のプラズマ状ガスの生成効率を高水準に保つ。
このようにして放電空間17の掃気とともに新気の充填
作用をなす連通孔19は、本考案によれば、セラミック
ス等の絶縁体15に予め焼結前に成型加工した開講と、
この溝部分を残して密着させる絶縁体16とで簡単に形
成することができ、従来のように孔加工に多大な労力を
要することがなくなる。
作用をなす連通孔19は、本考案によれば、セラミック
ス等の絶縁体15に予め焼結前に成型加工した開講と、
この溝部分を残して密着させる絶縁体16とで簡単に形
成することができ、従来のように孔加工に多大な労力を
要することがなくなる。
次に第4図、第5図の実施例を説明すると、これは連通
孔19Aの放電空間17への接続部を、内周面に沿わせ
るように形成して、導入ガスに旋回運動を附与する構造
としたものである。
孔19Aの放電空間17への接続部を、内周面に沿わせ
るように形成して、導入ガスに旋回運動を附与する構造
としたものである。
これにより、放電空間17における残留ガスの掃気と導
入ガスの充填効率を高め、さらに放電空間内壁に対する
ディポジットの堆積を防ぐことができる。
入ガスの充填効率を高め、さらに放電空間内壁に対する
ディポジットの堆積を防ぐことができる。
第6図、第7図の実施例は、螺旋状の連通孔19Bを絶
縁体15の周面に形成し、導入ガスの旋回運動をさらに
強力にして、上記の効果を一層高めるようにしたもので
ある。
縁体15の周面に形成し、導入ガスの旋回運動をさらに
強力にして、上記の効果を一層高めるようにしたもので
ある。
なお、この螺旋状の連通孔19Bの形成はセラミックス
絶縁体15の焼結前に成型加工することにより、容易に
つくることができる。
絶縁体15の焼結前に成型加工することにより、容易に
つくることができる。
第8図、第9図の実施例は、絶縁体15Aと16Aとの
嵌合面を円錐状にして、両者の嵌め合い精度を高めると
ともに、連通孔19Cの形成を容易化し、かつ通路形状
を自由に選べるようにしたものである。
嵌合面を円錐状にして、両者の嵌め合い精度を高めると
ともに、連通孔19Cの形成を容易化し、かつ通路形状
を自由に選べるようにしたものである。
円錐状の嵌合面をもつので、絶縁体15.16が焼結に
より寸法誤差を生じても、相互の嵌め合いをガタッキな
しにきっちりと行うことができる。
より寸法誤差を生じても、相互の嵌め合いをガタッキな
しにきっちりと行うことができる。
以上説明したように本考案によれば、導入ガスの連通孔
を、予め焼結前に溝加工を施しである絶縁体の嵌め合い
構造により形成したので、ドリル加工などによって細孔
(直径1〜2φ)を明けるのに比べて、加工が著しく容
易となり5、しかも曲折した連通孔も簡単に形成できる
など、その生産性を著しく改善して生産コストダウンが
はかれる。
を、予め焼結前に溝加工を施しである絶縁体の嵌め合い
構造により形成したので、ドリル加工などによって細孔
(直径1〜2φ)を明けるのに比べて、加工が著しく容
易となり5、しかも曲折した連通孔も簡単に形成できる
など、その生産性を著しく改善して生産コストダウンが
はかれる。
第1図は従来装置の断面図、第2図は本考案の第1実施
例を示す断面図、第3図はそのI−I線断面図、第4図
は第2実施例の断面図、第5図はそのII −II線断
面図、第6図は第3実施例の断面図、第7図はそのII
I−III線断面図、第8図は第4実施例の断面図、第
9図はそのIV−IV線断面図である。 11・・・・・・中心電極、12・・・・・・側方電極
、13・・・・・・プラグ栓体、15・・・・・・円柱
状絶縁体、16・・・・・・円筒状絶縁体、17・・・
・・・放電空間、18・・・・・・シールリング、19
・・・・・・開溝(連通孔)。
例を示す断面図、第3図はそのI−I線断面図、第4図
は第2実施例の断面図、第5図はそのII −II線断
面図、第6図は第3実施例の断面図、第7図はそのII
I−III線断面図、第8図は第4実施例の断面図、第
9図はそのIV−IV線断面図である。 11・・・・・・中心電極、12・・・・・・側方電極
、13・・・・・・プラグ栓体、15・・・・・・円柱
状絶縁体、16・・・・・・円筒状絶縁体、17・・・
・・・放電空間、18・・・・・・シールリング、19
・・・・・・開溝(連通孔)。
Claims (2)
- 1.正負電極間のスパーク空隙の周囲を電気絶縁体で包
囲して放電空間を形威し、スパース放電に伴い発生する
プラズマ状ガスを噴出孔を介して噴出させるようにした
点火プラグにおいて、前記絶縁体を一方の電極を覆う絶
縁体と、この絶縁体の外側から嵌め込まれる他方の電極
を覆う絶縁体とで形成し、かつこれらの嵌合面に予め形
成した開講により放電空間をプラグ外部と連通させるよ
うにしたことを特徴とする点火プラグ。 - 2.2つの絶縁体の嵌合面が円錐状に形成しであること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の点火
プラグ。 3、絶縁体に形成した開講の放電空間への接続部が、該
空間の内周に沿うように形成しであることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の点火プラグ。 4、絶縁体の一方または両方に形成した開講が螺旋状に
形成しであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載の点火プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12226279U JPS5811033Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 点火プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12226279U JPS5811033Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 点火プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5638988U JPS5638988U (ja) | 1981-04-11 |
JPS5811033Y2 true JPS5811033Y2 (ja) | 1983-03-01 |
Family
ID=29354351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12226279U Expired JPS5811033Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 点火プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5811033Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016136149A1 (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 日本特殊陶業株式会社 | プラズマジェットプラグ |
JP6153965B2 (ja) * | 2015-04-02 | 2017-06-28 | 日本特殊陶業株式会社 | プラズマジェットプラグ |
JP6419109B2 (ja) | 2016-06-08 | 2018-11-07 | 日本特殊陶業株式会社 | プラズマジェットプラグ |
JP6548610B2 (ja) * | 2016-06-21 | 2019-07-24 | 日本特殊陶業株式会社 | プラズマジェットプラグ |
-
1979
- 1979-09-04 JP JP12226279U patent/JPS5811033Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5638988U (ja) | 1981-04-11 |
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