JPS5810930B2 - 難着雪電線用リングおよびその製造方法 - Google Patents
難着雪電線用リングおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPS5810930B2 JPS5810930B2 JP52138526A JP13852677A JPS5810930B2 JP S5810930 B2 JPS5810930 B2 JP S5810930B2 JP 52138526 A JP52138526 A JP 52138526A JP 13852677 A JP13852677 A JP 13852677A JP S5810930 B2 JPS5810930 B2 JP S5810930B2
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- Japan
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- ring
- conductive
- snow
- plastic
- rubber
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は難着雪電線に使用する難着雪電線用リングに関
するものである。
するものである。
架空送電線に過大な着雪が生じないようにした難着雪電
線として、架空送電線の表面長手方向に一定間隔毎にリ
ングを取付けたものがある。
線として、架空送電線の表面長手方向に一定間隔毎にリ
ングを取付けたものがある。
この難着雪電線に使用するリングは、従来ゴムまたはプ
ラスチックで作られている。
ラスチックで作られている。
しかしリングをゴム・プラスチック等の絶縁体でつくる
と、該リングを架空送電線に固着した際リング固着部の
コロナ開始電圧が低下することが明らかになった。
と、該リングを架空送電線に固着した際リング固着部の
コロナ開始電圧が低下することが明らかになった。
その原因はリングが絶縁体でつくられていること、およ
び第1図に示す如く、電線10表面とリング20との間
に小間隙30が生じ、この小間隙30が絶縁ケーブルに
おけるボイドと同様な作用をなし、この小間隙30に電
界が集中するためコロナが発生し易くなる。
び第1図に示す如く、電線10表面とリング20との間
に小間隙30が生じ、この小間隙30が絶縁ケーブルに
おけるボイドと同様な作用をなし、この小間隙30に電
界が集中するためコロナが発生し易くなる。
一方、リングを導電性を有する金属製にすれは、リング
20の電位は電線10の電位と同じになるので、その間
の小間隙30には電界は集中せず、この部分からコロナ
の発生はなくなる。
20の電位は電線10の電位と同じになるので、その間
の小間隙30には電界は集中せず、この部分からコロナ
の発生はなくなる。
しかしながら、リングを金属で製造した場合にはゴムや
プラスチックスのリングに比し、耐食性に劣るばかりか
重く取扱い難くなると共にその製造が面倒で経済性に劣
る欠点が生ずる。
プラスチックスのリングに比し、耐食性に劣るばかりか
重く取扱い難くなると共にその製造が面倒で経済性に劣
る欠点が生ずる。
本願発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、上記ゴ
ムやプラスチックス製リングの具有する利点を具備させ
つつ導電性の金属製リングと同様にリング固着部のコロ
ナ開始電圧を向上させることができる難着雪電線用ゴム
・プラスチックリングおよびその製造方法を提供するも
のである。
ムやプラスチックス製リングの具有する利点を具備させ
つつ導電性の金属製リングと同様にリング固着部のコロ
ナ開始電圧を向上させることができる難着雪電線用ゴム
・プラスチックリングおよびその製造方法を提供するも
のである。
以下、本発明の一実施例を第2図および第3図を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第2図は本発明に係る難着雪電線用プラスチックリング
の一実施例を示すもので、1は開口型のリングで、開口
部の一端には突起2か、また他端には前記突起2が嵌合
する凹部3が設けられている。
の一実施例を示すもので、1は開口型のリングで、開口
部の一端には突起2か、また他端には前記突起2が嵌合
する凹部3が設けられている。
このリング1の構造は従来と同じであるが、本発明に係
るリング1は少なくとも表面に導電層4が設けである。
るリング1は少なくとも表面に導電層4が設けである。
このようにリング1の表面を導電性にすることにより、
リング取付部のコロナ開始電圧を向上させることができ
る。
リング取付部のコロナ開始電圧を向上させることができ
る。
実験によるとリングが絶縁体のものより、表面最大電位
傾度が2〜3KV/cm程度高くなった。
傾度が2〜3KV/cm程度高くなった。
また、本発明リングと金属製リングとを同一形状、即ち
両者ともその形状を端部面取りを施こさずエツジ状に残
した形状にした場合と、両者とも前記エツジ部を丸く面
取りを施した形状にした場合とで両者比較したところ、
両者略同様程度のコロナ特性を呈した。
両者ともその形状を端部面取りを施こさずエツジ状に残
した形状にした場合と、両者とも前記エツジ部を丸く面
取りを施した形状にした場合とで両者比較したところ、
両者略同様程度のコロナ特性を呈した。
次に上記の如く少なくとも表面に導電層を有するプラス
チックリングの製造方法の一実施例について説明する。
チックリングの製造方法の一実施例について説明する。
まずリングの材質と同じプラスチック材を溶媒に溶解し
、該プラスチック材を溶解した溶媒にカーボン、銀、銅
、鉄、アルミ等の導電材を混入して導電性溶液を作り、
該導電性溶液をリングに付着させる。
、該プラスチック材を溶解した溶媒にカーボン、銀、銅
、鉄、アルミ等の導電材を混入して導電性溶液を作り、
該導電性溶液をリングに付着させる。
リングに付着された溶液は、リングの表面を溶かして一
体となり、リング表面に導電層を形成する。
体となり、リング表面に導電層を形成する。
具体的例を示すと、プラスチックとしてポリカーボネイ
トを使用し、該ポリカーボネイトを溶媒メチレンクロラ
イドに溶解し、そこに導電材であるアセチレンカーボン
を混入して導電性溶液を作り、該導電性溶液をポリカー
ボネイトで製作したリングに付着させた。
トを使用し、該ポリカーボネイトを溶媒メチレンクロラ
イドに溶解し、そこに導電材であるアセチレンカーボン
を混入して導電性溶液を作り、該導電性溶液をポリカー
ボネイトで製作したリングに付着させた。
その結果リング表面に良好な導電層が形成された。
第3図はアセチレンカーボンとポリカーボネイトの比を
変化させたときのリング表面の抵抗を測定したものであ
る。
変化させたときのリング表面の抵抗を測定したものであ
る。
カーボンとプラスチックの比が2.0以上になると抵抗
値は下がり導電性は良好になるがリングに一様に付着し
にくくなった。
値は下がり導電性は良好になるがリングに一様に付着し
にくくなった。
またカーボンとプラスチックの比が0.3以下であると
抵抗が大きく耐コロナ特性に好ましくない。
抵抗が大きく耐コロナ特性に好ましくない。
したがってカーボンとプラスチックの比は0.3〜2.
0の範囲が好ましい。
0の範囲が好ましい。
上記の如くリングと同材質のゴム・プラスチック材料を
溶解した溶媒に導電材を混入して作った導電性溶液をリ
ングに付着させると導電層のはがれ等がなく、しかもプ
ラスチック強度が低下しないリングが得られるという利
点がある。
溶解した溶媒に導電材を混入して作った導電性溶液をリ
ングに付着させると導電層のはがれ等がなく、しかもプ
ラスチック強度が低下しないリングが得られるという利
点がある。
なお上記実施例においてはプラスチックリングについて
説明したが、ゴムリングにも同様に適用できる。
説明したが、ゴムリングにも同様に適用できる。
例えばブチルゴムまたはエチレンプロピレンゴムでリン
グを作った場合は、該リングと同じ材料をベンゼンまた
はトルエン等の溶媒に溶解しそこにアセチレンカーボン
等の導電材を混入して導電性溶液をつくり、該導電性溶
液をリングに付着させればよい。
グを作った場合は、該リングと同じ材料をベンゼンまた
はトルエン等の溶媒に溶解しそこにアセチレンカーボン
等の導電材を混入して導電性溶液をつくり、該導電性溶
液をリングに付着させればよい。
またリングは表面だけを導電性にするのではなく、全体
を導電性にしてもよいことは勿論である。
を導電性にしてもよいことは勿論である。
プラスチックリングであれば導電性プラスチックで製作
すればよく、またゴムリングであれば導電性ゴムで製作
すればよい。
すればよく、またゴムリングであれば導電性ゴムで製作
すればよい。
さらにゴム・プラスチックリングのリング構造は開口型
のものに限られるものではなく、例えばテープを重ね巻
きして形成してもよく、その構造は特に限定されない。
のものに限られるものではなく、例えばテープを重ね巻
きして形成してもよく、その構造は特に限定されない。
以上説明したように本発明に係る難着雪電線用リングは
、少なくとも表面を導電性としたため導電性を有する金
属製リングと同様にリング固着部のコロナ開始電圧を向
上させることができる。
、少なくとも表面を導電性としたため導電性を有する金
属製リングと同様にリング固着部のコロナ開始電圧を向
上させることができる。
更に、本発明リングは全体としてゴムまたはプラスチッ
クからなるので耐食性に優れるばかりか軽量で取扱い易
く、安価に製造し得る。
クからなるので耐食性に優れるばかりか軽量で取扱い易
く、安価に製造し得る。
また本発明方法によれば導電層のはがれがなくしかも強
度が低下しないリングが得られるという利点がある。
度が低下しないリングが得られるという利点がある。
第1図は従来のリング固着部の断面図、第2図は本発明
に係るリングの一部切開正面図、第3図はカーボンとプ
ラスチックの比に対するリング表面抵抗の測定グラフで
ある。 1はリング、4は導電層。
に係るリングの一部切開正面図、第3図はカーボンとプ
ラスチックの比に対するリング表面抵抗の測定グラフで
ある。 1はリング、4は導電層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 架空送電線の表面長手方向に一定間隔毎に固着され
る、ゴムまたはプラスチックからなる難着雪電線用リン
グにおいて、前記リングの少なくとも表面を導電性にし
たことを特徴とする難着雪電線用リング。 2 リングと同材質のゴムまたはプラスチック材料を溶
解した溶媒に導電材を混入して導電性溶液を作り、該導
電性溶液をリングに付着させることを特徴とする難着雪
電線用リングの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52138526A JPS5810930B2 (ja) | 1977-11-18 | 1977-11-18 | 難着雪電線用リングおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52138526A JPS5810930B2 (ja) | 1977-11-18 | 1977-11-18 | 難着雪電線用リングおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5471380A JPS5471380A (en) | 1979-06-07 |
JPS5810930B2 true JPS5810930B2 (ja) | 1983-02-28 |
Family
ID=15224202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52138526A Expired JPS5810930B2 (ja) | 1977-11-18 | 1977-11-18 | 難着雪電線用リングおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810930B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57151928U (ja) * | 1981-03-18 | 1982-09-24 | ||
DE3317445A1 (de) * | 1983-05-13 | 1984-11-15 | Fa. A. Raymond, 7850 Lörrach | Schutzring fuer ueberlandleitungen |
JP5041434B2 (ja) * | 2001-08-20 | 2012-10-03 | 古河電気工業株式会社 | 架空電線用難着雪テープ及び難着雪電線 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5429503Y2 (ja) * | 1973-01-25 | 1979-09-19 |
-
1977
- 1977-11-18 JP JP52138526A patent/JPS5810930B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5471380A (en) | 1979-06-07 |
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